仮面ライダー剣(ブレイド) 第11話『各々の居場所』

(2004/4/4)

伊坂に狙われたブレイドの運命は?
橘は本当に伊坂の言いなりになったのか?
小夜子は橘復活のプロセスを見破ることができるのか?
相川と仁はどうなっていくのか?
コタローの一日の『ミルク姫』消費量は?
ハテナばかりですが、こんなもんですこの番組。では続き。(最後のは何や)


■橘、有頂天

上級アンデッドであるピーコックの力を思い知らされるブレイドの元に、ギャレンが駆けつけます。駆けつけたそのままの勢いでブレイドを跳ね飛ばしましたが(笑)。
伊坂は変身を解いて左団扇。孔雀らしいと思わせるシーンです。孔雀の胸に目玉はないけど。

伊坂を相手にしていた為、既にヘロヘロのブレイド相手にギャレン容赦なし。
迷いが見えない。強くなってる。
 これが俺の、俺の力なんだ!

ヘロヘロな上に本気で戦えないブレイド相手によく言うよ(笑)。調子に乗ってBULLET+FIREのコンボ技もお披露目。BULLETの癖に一発とはこれいかに(笑)。

■「所詮は人間か」

この戦いの様子に伊坂は満足そう。伊坂は「人間が作り出したライダーシステムの排除」を目的としているらしいのですが、橘はちっとも気づいた素振りも見せませんし、伊坂の目的を探ることもしなくなってます。駄目だこりゃ。

両者の戦いは、コタローと広瀬の叫びが一時的に止めたりしましたが、「俺は変わったんだー!」とギャレンは全く聞きません。
そのままブレイドを一方的に殴り付けるギャレンに堪りかねた広瀬の叫び声が、漸くギャレンの動きを止めます。そこにコタローがブレイドを庇うように割って入り、ギャレンの攻撃を封じます。
フン、所詮は人間。まだまだか。
鼻で嘲笑う伊坂は気弾を目くらましに使い、ギャレンと共にトンズラ。

■相川と仁と黒い車に乗る男とアンデッド

ストリートミュージシャンである仁に付き合わされる相川。「一体俺は、なにをやっているんだ」と栗原家を懐かしみますが、今更戻れないとかぶりを振ります。

仁の人気のほどは可もなく不可もなし。ただ、二人の女の子のハートはガッチリ掴んだ模様。こういうことをされると、やっぱ嬉しいよね。お金だけ投げ込まれるより。
相川も仁の「デュオ組まない?」という冗談に笑顔を見せるようになって、なんかイイカンジの二人ですが、その様子を離れて窺う黒い車の後部座席に座る男。またかいアンタ(笑)。
視線に気付いた相川ですが、車は走り去っていきます。どうやらアンデッドではないようですが・・・。

なんて言ってたらアンデッド反応をキャッチ。相川が凄い形相で駆け出します。

■噂の戦士

高速移動で人を襲い、その首筋にかみつくのはジャガーアンデッド。ブチ柄がその証拠。でも顔はサル。というかハヌ○ーン。或いはデスクィーン島の憎め先生。
ジャガーは、駆けつけた相川にいきなり躍り掛かり、相川もカリスに変身して対抗します。そこに仁がやってきて腰を抜かしますが、次第に落ち着いた仁は、これが噂に聞く「仮面ライダー」だと思い至ります。

ジャガーとカリスの戦いは、カリス優勢。というかジャガーいいとこなし。
カリスがTORNADEでの飛び道具攻撃に切り替えると、ジャガーは持ち前の俊足を生かして韋駄天逃走。さすがのカリスもスピードでは勝てず、追跡を断念。

カリスが変身を解いたところに仁が合流。仁は、化け物と仮面ライダーはどうなったのかと相川に尋ねますが、相川は無言のまま。そう、仁はまだ相川の正体を見ていません。オマケにカリスを仮面ライダーと思い込んでしまいます。無理もないけど。

■追及する女/所有権を叫ぶ男

場面は小夜子に。専門家にあの植物の調査を依頼したらしい小夜子ですが、なかなか回答が得られない模様。小夜子は、あの植物が橘を変えた、少なくとも一因は担っていると踏んでいます。
「どこに居るの、橘君・・・」

まさか羊水漬けとは思うまい。前回より薄汚れた印象で、ヤな感じ。そーなんス。
ここで、小夜子の推理が正しそうなことが明かされます。更に鎮静効果もある優れもの。一体どんな植物なんだか。
いずれにせよ、奴はもう俺の物だ。
ぶうっ!
伊坂、アンタまたそんな不用意な・・・ほら見ろ、ちょっと年季の入ったお姉様方が身を乗り出したじゃないか。橘を脱がした上にこの発言、全く困った奴です。

■再会/プライドをくすぐる男

ボード第二跡地に姿を現した剣崎。橘を探してここにやってきたようですが、勿論ここはもぬけの殻。
・・・でもないようです。
ふと現われた人影を追ってみると、それはなんと小夜子ではありませんか。

そんな二人を余所に、さっきまで羊水漬けだったのにもう身奇麗になったが伊坂と面談中。
橘はすっかり『力』の虜に。あの植物は、人間の欲望を強めてでも居るのでしょうかね。
そんな橘に伊坂は、「今のお前ならブレイドだって倒せる」とわざとらしく言い放ちます。それを聞いた瞬間、橘の目つきがギラリと変化。
俺がブレイドを・・・俺が剣崎よりも・・・!
伊坂って、橘みたいな奴のプライドを刺激するのがうまそうですねえ。


■新体制発足

コタロー宅に招かれた小夜子。あの植物が一万年前に絶滅した筈の種と判明し、橘から詳しい話を聞こうとあの場所にいたと語ります。
コタローの方は相変わらず牛乳三昧。小夜子と橘の関係に言及して広瀬につっつかれ、古典的口チャックを披露。

ともかく、橘が変わったのはこの植物、ひいては伊坂のせいと分かった剣崎は、俄然燃えています。小夜子の協力も取り付け、これからは4人体制ですか。橘は当面除外しておきます。

■仁と父親との確執

画面は相川を捉えます。どこかから仁宅に戻ってくると、2体のアンデッドの気配を感知。片方はジャガーですが、もう一方は初めてみる種。見た目はクモ(スパイダー)です。
ここで驚いたことに、ジャガーは戦わずにトンズラぶっこきます。更にそんなジャガーをスパイダーが鼻で笑います。どこが鼻だか知りませんが。

そんなことはどうでもよく、メインのに。
外に止めてある黒い車を見た相川は、何故かここに居る宮○郎の腕を「あいつの手の者か」と勘違いで捻り上げます。そこに仁が姿を現しそれを制止。この宮史○、仁の父で辣腕音楽プロデューサー・ユウ一之瀬の手の者でした。
というか○史郎と全然ちゃう。

さて仁の父・ユウは、仁に自分の仕事を手伝えと勧誘に来たのです。仁には音楽の才能がない、と酷いことも言いますが。
無論、仁はそんな父親に対して反目しているわけです。
ユウの方も、父親として息子を二人も失いたくない、なんて言い分がある様ですが、仁にはそんな言葉も詭弁にしか聞こえず、追い払ってしまいます。でも・・・
なんでわかってくれないんだ・・・
ホントは父親に理解して欲しいんですね。

■小夜子を襲うジャガー

帰路についた小夜子はニンマリ。「剣崎君、か」と一瞬乗り換えを思わせる発言でしたが、「橘君、あなたにもちゃんと良い仲間が居るじゃない」程度のことでした。ちょっと残念。
そこにクモから逃げてきたジャガーの姿が・・・おいおい、ええんかそんなんで。

小夜子が帰った後、コタローが煩悩丸出し状態です。女医はともかく、美人・・・コタロー、目ェ大丈夫か?(背後に謎のクワガタ男)
いや・・・えーっと・・・
おおっとアンデッド反応だ!近いぞ、北東9km!って十分遠いわ。

でも、ジャガーが襲いかかった相手は通りがかった不運なカップル。時間稼ぎに殺されるとは不憫な。小夜子は、その現場に偶然差し掛かった形です。おいおい、ええんかそんなんで。

勿論、ヒロインの窮地に駆けつけるのはヒーローの勤め。剣崎、小夜子に襲いかかろうとするジャガーを跳ね飛ばし、小夜子を安全な場所へ移動させ、ジャガーと対峙。
飛び上がって遅い来るジャガーにも、「ターンバックル」のアレは有効です。便利ですねえ。

■待ちかねカテゴリーA

さてアンデッド出現は伊坂の方でもキャッチ済。しかし伊坂センサーの方が高性能。別の場所で暗躍しているスパイダーの気配をがっちりキャッチし、橘にそっちに向かうように言い渡します。
何故なら、そいつは『カテゴリーA』だからです。
これを使え。
と橘に投げ渡した一枚のカードは果たして・・・?

■君が男だったらこの船に乗れ

画面はガラリ変わってテレビを見てる天音ちゃん。偶然、ユウ一之瀬が出ている番組で路上ライブ特集をやっていて、そこに小さく映っていた相川を天音ちゃんが発見しちゃいます。凄い注意力ですね。恋する乙女の力って場無限大。これがイデの力か。
というわけで、思い立ったが基地ジョージ、天音ちゃんは置き手紙を残して相川を探す旅に。その文面はこう。
俺より 強い(以下削除)

その相川は、仁の手伝いをすることに。なんでも、オンボロ船を使った船上ライブで、ぐるりを囲んだ船からの喝采を浴びるのが夢だそうで、改装作業中らしいです。
ここで仁は、以前相川が呟いた「何もかもをぶち壊したくなる」という言葉を自分なりに解釈。仁も、誰かが作った世界なんかぶち壊して、自分達だけの世界を作りたい、と打ち明けます。
一緒に海に出よう。
 兄貴となら、どこまでも行けそうな気がする。

そういう仁に相川も笑顔を向けます。んー、すっかり馴染んだ雰囲気ですねえ。相川はホントに何をやってるんでしょう?

■アンデッドとの激闘

ジャガーと戦うブレイドは、その機動力に翻弄されっぱなし。しかし、やがて動きを見切り一撃を食らわせるとこれが結構効いたようで、ブレイドはライトニング・ブラストでトドメをキメて封印。

その頃、広瀬はもう一体のアンデッドを発見。既にギャレンが戦いを始めていました。ここで広瀬、このアンデッドの反応パターンに何かを感じたようですが・・・。
ともかく、報せを受けたブレイドは休む間も無く急行。明子姉さん状態の小夜子は放ったらかし。

そのギャレンですが、折角強くなったばかりなのに、相手が悪いのか押され気味。これがカテゴリーAアンデッドの力量?
今回はその圧倒的な強さではなく、何と相川達で引き。なぜならば、船を改装中の相川達を海の中から謎のアンデッドが覗いていたからです。ヘんな引き(笑)。


■全般・追記

書いてて思ったことなんですが、今回は場面がコロコロ切り替わって書きにくい。数秒程度のシーン切替から元に戻るとやけに進展してたりして、なんだか疲れます。
そういうわけで、今回は純然たるシーンの流れでは決してありません。

それにしても今回は・・・伊坂といい仁といい、ホントに狙ったような台詞ばかりで(笑)。いや、そう捉える人種はそうそう多くはいないとは思いますが、過去の実績から、存在はしているんです。いやマジで。何がだか言いませんが。
どうして平成の仮面ライダーは女性陣に気を配らずに男性陣を使って妙なツボを刺激し続けるんでしょうね?それが人気の一因でもあるから、と言ってしまえばそれまでですが(笑)。

一之瀬優の登場にはちょっと驚きました。いや俳優さんに。なんか久しぶりに見たような気がします。今回はどんなキャラクターに描かれるのか楽しみ。ゲストですけどね。
また、ゲスト出演の宮史郎さんにもビックリです。どうせならノブ&フッキーの方が完全にギャグパートになるから良かったのになあ。盛大に間違ってますが。
それにしても・・・一回こっきりのゲストキャラにしておくのは惜しいですね、この人。私だけか。

ここのところ、コタローが妙にでしゃばっているような気がします。やけに牛乳の登場頻度が上がりましたし。マジで全国牛乳普及協会のスポンサードを狙っているのか?
というか、『ミルク姫』なんてネーミングを子供番組で使うのは問題では?そんなことを考える私の方が問題なのは気のせいです。ええ気のせいですとも。
広瀬も軽く出ていましたが、まさか彼女にコーヒーを出すような気配りができるとは思ってもいませんでした。目がはれ(以下飽きてきたので略)

■アンデッドとカード

3人それぞれにアンデッドが割り当てられるような感じでしょうか。
ブレイドにはジャガーが、ギャレンにはスパイダーが、そしてカリスには・・・何あれ。
えーっと・・・シェル。何それ(笑)。多分、貝。力也か。

そして、登場した回に倒されて封印されたのはジャガー。カテゴリー9・MACH。高速移動のカウントダウン。またパクリかコラ。


■■■ 次 回 ■■■

次回はやっぱり、何かを掴んだらしい小夜子に魔の手が迫ります。相川の方は海坊主との戦いですが、あの場所では変身するわけにも行かないか・・・?どうする相川!
で、スパイダーは結局もう暫くフリーみたい。ギャレンとブレイドが共闘するということはなさそうですが、伊坂もあっさり橘を「人柱」なんて言ってますから、復帰もそう遠くはないかな?

【 仮面ライダー剣(ブレイド) 第12話『カテゴリーA』 】

トップ > 仮面ライダー剣(ブレイド)エピソード一覧