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さて、橘がギャレンに復活したのはいいけど、相変わらずレンゲルのベルトは睦月の手に。今回はそんな睦月に以前の自分の姿が重なって見えた橘が、睦月を戦士に育て上げようとし始めます。
アンデッドの陣営にも新しい動きが。上級アンデッドが姿を現し、なんとコタローを狙っている！？一体何故・・・？広瀬パソのアンデッドサーチャーのみが突然機能しなくなったのは、果たして偶然か？
冒頭は、前回の引きではなく、睦月と望美。そう、こっからちょっと展開が変わるということかな？
相変わらず様子のおかしい睦月を心配する望美。そこに、諭すようにベルトを返せと迫る剣崎が現われます。
しかし睦月は逃げ出し、剣崎はそれを追おうとしますが、話が見えない望美に詰め寄られて僅かに出足が遅れます。
睦月が逃げた方向を追ってやってきた剣崎は、アンデッドに襲われます。ブレイドに変身してこれを退けた剣崎は、これが睦月の仕業であることを察して軽くショックを受けてしまいます。
そう、邪悪な意思は、睦月を徐々に蝕んでいるのです。少なくともここではそんな印象。
一方、レンゲルの「腑抜け」発言を異様に気にするプライドの高い男・始のもとには、何故かコタローが朝食を差し入れ。勿論、遥香さんのお願い。さすがの遥香さんも、前回天音ちゃんに手を出そうとした始を警戒しているようです（表現に問題あり）。
ここでコタロー、我慢しきれず始に問いかけます。何故ここにやってきたのか、と。答えに窮する始の姿に、コタローは少し苛立ちを募らせ、強く追求し始めます。しかし・・・
「始さんを責める人は、私の敵よ！」
コタローの魔の手から始を守るべく、強行突入してきたのは勿論われらが天音ちゃん。始の傍に寄り添ってそう叫ぶと、途端に泣き出しちゃいます。事情はどうあれ、女の子に泣かれては男の子としては退散するしかありませんねえ。
再び睦月。逃げおおせたことですっかりウキウキモード全開。しかしそこに次なる刺客が登場。
「ちゃーん！」
「大五郎！」
（謎のギャレンの銃撃で中断）
ベルトを返すよう迫る橘に、睦月は知らぬ存ぜぬ。しかし、荷物からベルトが転がりだして嘘が露見。あとは開き直るやら逆ギレするやらで若さゆえの見苦しさ満開。
「じゃあ力ずくで取ったらいいじゃないですか。
そんなにこのベルトが欲しいなら」
変身する睦月に、橘も応じます。
戦いはレンゲルが優位に進めたのですが、レンゲルは突然頭を抱えてフラフラリ。隙を逃さずギャレンがこれを突き飛ばして勝負あり。
元の姿に戻った睦月に橘、「ベルトの邪悪な意思が君をもてあそんでいる」と揺さぶりを掛けますが、
「嫌だ！俺は強く、強くなりたいんだ！」
睦月はベルトを手に遁走。そんな睦月を見た橘、ポツリと呟きます。
「強くなりたい、か」
さて冒頭で解放されたアンデッドは、その後、川のせせらぎが聞こえるエコライフ万歳風味な場所で人間狩りライフを満喫。んーマンダーム。
妙な表現はともかく、また一人そこに獲物が近づいてきます。なんか、奇声を上げてる上に見た目もアレで、明らかにおっぺけぺーです。カモネギ感覚で獲物に躍りかかったアンデッドでしたが・・・
「無駄よ。君クラスじゃあ私は倒せない。
誰を相手にしてんのかわかってんのか？」
なんと獲物に逆に吹っ飛ばされちゃいました。そう、このふざけた男こそ、仮面ライダーを狙う上級アンデッド。ちょっと嫌。
カーテンを閉め切った部屋でベルトに問いかけるヲタッキー睦月の携帯が鳴ります。相変わらず、気分が沈む着メロですねえ。
相手は、睦月を心配している望美。「何があったか聞きたいけど、聞かない」と言う望美は、友達だから、と付け足して何気に大ダメージを狙っていました（笑）。
そんな望美に睦月は、電話を切る前にこう答えます。
「友達だよ。
俺、望美のこと、大切に思ってるから。」
んー、望美と睦月の温度差は微妙なほんわかムードで微妙にイイカンジー。
お陰で睦月はハッピーモード復活。暗い部屋を演出していたカーテンを勢いよく開け、陽光を取り込もうとする睦月でしたが、外で自分を見張っている橘を見つけて一気にトーンダウン。
睦月を見張っている橘の元に剣崎が合流。すると橘は、睦月のことを自分に任せてくれないか、と言い出します。ここまでクモさんが固執する以上、睦月を鍛えてそれを押さえつけさせた方が良いという理由ですが、剣崎はあまりいい顔をしません。
でも、確かに今ベルトを強引に奪っても、ベルトはまた睦月の元に返るでしょう。何故かクモさん、睦月がお気にみたいですから。
橘は、睦月に感じた「心の闇」から睦月を解放したい、と剣崎を説得。この辺、どうも以前の自分をどこか投影している印象です。
剣崎にもこの「心の闇」という響きに思い当たる節があるので、橘に睦月を一任することに。よって睦月は特訓決定。早速崖の上から岩を投げつけられるのです（そんな特訓とちゃう）。
CM明けはコタローから。
帰ろうとするコタローを遥香さんが呼び止めます。コタローが始の何かを知っていることは、遥香さんも天音ちゃんもなんとなくわかっているのですが、「でもそれを聞く勇気がないの」です。
それは、天音ちゃんがやたらとコタローから始を守るような態度を取るとこからも伝わってきます。
そんな気持ちがわかっただけで十分とばかりに、コタローは帰宅の途に。ちょっとカッコイイ。
一方の始、突然部屋を飛び出してドタドタと上に。遥香さんは、コタローを探しているのかとナイス勘違い。
実は、あの「奇声を発する男」が近くまで来ていたのですが、既に姿はありません。意外と始のアンデッドサーチャーは受信感度が悪いようです。
ともかく。
そこに、ランドセル背負った天音ちゃんが元気に帰宅し、学校で描いてきた『始の絵』を嬉しそうに始に見せます。その時、ふと見せた優しい笑顔の始に、天音ちゃんも遥香さんも嬉しそう。なんかほんわかでイイカンジー。
帰宅途中でコタローは、車の故障で困ってる美女と遭遇、助ける振りしてちゃっかりナンパ。男は誰でも女好き。そんなことが脳裏によぎった辺りで、その様子を離れて車の中から覗いていたあの『奇声を発する男』が的確なツッコミ。
「あららー、そーゆー展開かー。
けどあの子も男ねー、美しいものには弱いか」
・・・おねぇ語入ってますねぇ（笑）。
その気配を感じた始は、現場に急行しますが、既に誰もいませんでした。ですが、残っていた気配から始は、アンデッドの狙いがコタローであることを知ります。って、仮面ライダー狙ってるんじゃないのか？
・・・。
あ、だからか。納得。
車の修理を済ませたコタローは、そのまま美女を自宅へ連れ込んじゃいます。その様子を影からこそこそ覗いているのは、勿論ニヤついてる剣崎と広瀬。娯楽に飢えてますねえ。
しかし、コタローが彼女をアンデッドサーチャーがインストールされているパソ前に座らせているのを見ては放っておけません。詰め寄る広瀬ですが、コタローは「今書いてる『仮面ライダー』に関する原稿見せるだけ」とまるで聞きません。
ここで漸く美女の名が『吉永みゆき』と判明。
コタローは二人をみゆきに紹介しますが、「この家の居候」と言われてちょっと剣崎がつっかかりかけます。広瀬に「だって家賃払ってないし」とツッコミ入れられ、剣崎も納得。
ところで。
コタローって収入あるの？（笑）
ひと段落したコタローは、みゆきと一緒にどこかへ。デートかしらん。
ここ最近元気がなかったコタローが、みゆきのお陰ですっかり元気になったことに、剣崎はちょっと安堵感を覚えた様子。
そこに橘から、アンデッド反応の問い合わせ。携帯端末だとやはり具体的な場所を特定するのに時間がかかるようです。広瀬が早速調べようとしますが、サーチャーが動作しません。一体どうしたことでしょう？
その内、橘の端末が先に検索完了。場所を聞いて剣崎も出撃。広瀬はそのまま、異常の原因究明にあたりますが・・・。
橘の様子を見ていた睦月が「一緒に行かせてください！」と橘に迫ります。でも橘はこれを制止。
「ダメだ。君は・・・いや、レンゲルは危険すぎる。」
でも、だからって睦月が言うことを聞くとは思えませんが。
現場に向かう剣崎の前に、何故か始が。
始は、コタローが上級アンデッドに狙われていることを剣崎に教えます。思い当たることが一つある剣崎。そう、みゆきです。慌ててコタローの元へ向かおうとする剣崎は、始に視線を向けます。それだけで始は、剣崎の問いかけに答えます。
「お前に俺の戦いの邪魔されたくないだけだ」
この、傍目にはただの照れ隠しにしか聞こえない台詞が、奥様方の心をくすぐるのです。百獣召喚。
一方、やはり橘についていく睦月。自分がレンゲルとして解放したアンデッドが人々を襲っていることに、睦月なりに責任を感じているようです。でも、言ってるのが睦月だと、尤もらしい理由を後付してるような印象です。
橘は「君は決して手を出すな。俺の戦い方を見ているだけだ！」と睦月に対して先輩面。果たして、睦月は言うこと聞くでしょうか？
こちら、警官隊と戦闘中のアンデッド。まあ、銃弾の効かない相手にまともな抵抗も出来ずに警官隊は全滅するんですが。
そこに先に到着したのは、始の方。タイミングを見計らっていたのは間違いありません（笑）。ともあれ始はカリスに変身して戦い始めます。
コタローを探し出した剣崎。行き先はわかってたようですね。肝心のコタローは、『可愛い彼女』を連れてデレデレ状態でほんわかにゃー♪てな具合。
剣崎がその様子を窺っていると、突然何者かの襲撃。
「やぼなことしないでよ。今デート中なんだからさあ。」
そう、奇声を発する男の登場です。勿論ここで放つはミラクルボイス。うーやー「ポー！」。嘘です。
衝撃波を食らったものの、ダメージはさほどない様子の剣崎。
「お前か、コタローを狙ってるアンデッドは。」
いきなり核心を突かれた男は、しかしそれも楽しい様子。
「ほほお、大当たりー。『ポー！』」
・・・ポーじゃねぇよなぁ。そういえば、アランは今頃どうしているんだろう？（何の話だ）
ともかく。
その叫び声とともに男は正体を現します。カプリコーン、山羊さんです。背中にウールマークがないので贋作。すぐに散ると見ました（どんな理由だ）。
襲い掛かる山羊男に、剣崎も変身して対抗。二人の戦闘力は五分、或いは剣崎のほうが上のような印象です。いきなり大丈夫か山羊男。
一方のカリスとムカデですが・・・因縁というのは深いようですね。冒頭で剣崎が取り逃がしたのは運命なのでしょう。スートが結ぶ赤い糸、と。
そこに橘と睦月が遅れて到着、その目の前でカリスはスピニングダンスでムカデを始末・封印。
振り向いたそこに、以前自分を橋から蹴落とした男の姿を見たカリスは、また戦意高揚。
「ギャレン・・・！」
復讐の風が熱いようです。
とか思ってたらまたブレイドと山羊男に。押され気味の山羊男、このまま終わるはずがないですが、果たして・・・？
魅せてもらいたいものですね、連邦軍のモ（以下削除）
上級アンデッドが久々の登場、かと思ったら、なんでしょうかあの、いかにも「俺ってば雑魚キャラだから２〜３週で終わり」と言うキャラクターは。あのテンションで何週も出てこられると嫌ですし、早ければ次週ポックリ？
ただ、どうもあの「みゆき」ってのも上級アンデッドっぽいんですが。でなければ精神支配ですが、あんなキャラに支配されちゃマズいよなあ・・・だからみゆきはアンデッド確定。男なら、妹と恋人に同時に欲しい名前ですねえ。
因みに清松みゆきは男です。・・・誰だっけ？
どんなに天音ちゃんに邪険にされようとも、二人を心配して色々とかいがいしくやってるらしいコタロー。今回は、単純に「コタロー＜始」というわけではないのがわかっただけでも収穫でしょうね。二人とも、なんだかんだいってコタローに連絡入れたりしてますから、割と信頼されてるんでしょうね。多分。きっと。おそらく。なんとなく。柴田秀勝。
で、そんな健気なコタローに東映が与えた餌ご褒美が「みゆき」。お陰で有頂天なコタローが、調子に乗って自宅に連れ込んでアンデッドサーチャーを動作不正にしちゃう。実際にやったのはまず間違いなくみゆきなんですが、割と僅かな時間にそんな小細工ができる辺り、なかなか曲者。
そのみゆきに絡んで登場しているのが、奇声を発する男・山羊男。今時、こんなキャラクター性では面白味が薄いという次元のベタさ加減ですが、今後の巻き返しがあるのか気になります。早ければ次週ポックリ予定（笑）。
橘と睦月はどうやら先輩後輩関係になりそうですが、今時の仮面ライダーでそんな関係が簡単に成立するわけがありません。むしろ成立しないのが面白いのです。
この二人はどうでしょう？どうやら次回冒頭、ギャレンとカリスの戦いになるんですが、そこに絡んでくるかどうか・・・絡んでくれば、先輩後輩として当面は進行するんでしょうが・・・。
相変わらず、剣崎の影が薄いですねえ。今は「橘と睦月」シリーズですから当然かもしれません。でも、次回はコタローが人質に取られての展開なので、剣崎メインで進む筈。主人公の貫目見せたらんかい。
といった辺りで簡単に終わり。
カードとしてはまだ新種は登場していません。コンボとしては、カリスが繰り出す技が「スピニング・ダンス」というらしいのが判明しました。ヒアリング能力が低い上、56kモデムの私が公式サイトを覗こう筈がないので、正解かどうかは不明。情報求む。求めても帰ってこないのがウチですが。
伊坂以来の上級アンデッドが登場なのですが、そのふざけた態度からは、伊坂から受けた『上級』ぶりが感じられませんねえ（笑）。ま、上級と一口に言ってもピンキリってことで。
力の強さも、なんかブレイドと五分かそれ以下って感じ。ま、本気になってないようにも見えるし、実力はまだ不明としておきましょう。でも、次回予告とか見てると、実力通りみたい。
次回は上級アンデッドがコタローを人質にブレイドを追い詰めるというお話。しかも２対１で。しかもどちらも上級アンデット風。すると、もう一体の正体は・・・？
なんてベタなお話はどうでもいいとして、睦月は一体どうなっていくんでしょうか？今のままではレンゲルとしてはやっていけませんが・・・すると、昭和の仮面ライダーのお家芸『特訓』ですか？じゃあじゃあ、崖下の睦月めがけて岩ブン投げたり、ボーリングで鉄球を叩きつけても合法なんですね？は？素体にやったら殺人？チッ。
とかいう理由でクサクサした辺りでまた次回〜。