土曜の朝、休日を利用してポレポレにみのりがやってくる。雄介は丁度よかったと、みのりに店の手伝いを頼んで城南大学へと向かう。
一方、未確認生命体対策本部では、怪人達がアジトと呼べるものを持ち、転々と移動しているという事と、飛蝗怪人が嫌った工場排煙をヒントにした新兵器及び専用防護服の実戦投入が決定。アジトの割り出しには唯一訓練を終えた警察犬・ミカド号を捜査に加えて別働隊として編成することとなった。
城南大学に到着した雄介は桜子から、クウガにはまだ別の色への変身能力がある事を知らされる。能力は、剣を使う戦士、であるらしい。また、ジャンは九朗ヶ岳遺跡の調査へ向かっていた。

一方、怪人達は新たな同胞を迎え入れていた。グショ濡れのスニーカーの足音を放つ烏賊怪人は、悔しがる蝙蝠怪人・犀怪人を尻目に早速行動を開始する。

烏賊怪人による爆殺現場へ向かった一条は、休日の筈の榎田と合流する。榎田は現場と遺体に付着していた妙な色の灰が気になるという。

雄介の代わりにポレポレで手伝っているみのりに、おやっさんが未確認生命体関連記事のスクラップブックを見せる。「やっぱ、４号だよねぇ」と嬉しそうに言うおやっさんに、みのりは不安を募らせる。
そんなところへ雄介が戻ってきた。みのりにクウガの新しい能力の話を始める雄介だが、「戦うの、もう慣れた？」というみのりの突然の問い掛けに口がとまる雄介。丁度そこへ一条からの電話をおやっさんが取り次ぐ。一条は「２１号が現れた」という。雄介は再び飛び出そうとするが、みのりの「今日お誕生日だよ、お兄ちゃん！」という言葉で振り返る。「そっか！」と他人事の様に言う雄介は、結局そのまま一条に教えられた現場へと向かう。

一方、怪人達のアジトを突き止めるべく邁進していたミカド号は遂にその場所を発見。一条たちは急襲部隊を編成し、そちらに向かう。

みのりは保育園に向かう。園児達に「４号はいい奴だよね」と聞かれ、「いい人でいて欲しいよね」と自分の想いを込めて答える。
一方、雄介はクウガに変身し、烏賊怪人と対峙する。
４号と２１号が戦っているとの速報がテレビで流れ、一層不安を募らせるみのり。
戦いの行方は…？

馬鹿馬鹿しいながらも、二人の日常を如実に表現したこのシーンは、なんか結構好きです(^^)

まだ、単なる仕事好きなのかどうだかよくわかりませんが、彼女にもヒーローとしての素質がある事が表現されている…のかも。
ただ、あの年齢の子供にはちょっと悲しいかな…。

蝙蝠怪人。すっかりキャラクターも板についてきたようですねぇ(^^)。
また、犀怪人の相変わらずの迫力はすばらしいの一言ですね。
今回登場した烏賊怪人も雰囲気を出しています。
怪人達の言葉はわかりませんが、意味合いはかなりはっきり伝わるようになってきましたね。

ここ最近登場する怪人は、どうやらモチーフになっている動物をイメージした衣装を人間時に着用している様子。しかし…じゃあ他の連中はどうなるんだろう？

いや、別にどう命名しようが自由だけど（笑）、ついつい『帝、帝！あまりお戯れが過ぎますと…』『構わぬ！』なんていう、わけのわからん会話を想像してしまい（何でやねん）

いや、現在は高性能なカメラが揃ってるから、絶対安全圏からでもあれくらいのショットは撮れるか…。でもね、それなら既に雄介がクウガに変身する現場を望遠レンズ越しに目撃した記者がいたっていい気がするぞ？

今回、キッパリと『ルールはルールだ』とセリフを言った事、そしてそれに反応した犀怪人によって、怪人達（いい加減、グロンギ族と呼ぶのがよさそうだな）が日本語を理解している事が浮き彫りになりました。徐々にグロンギ語も影を潜めて行くのでしょうか。怪人役の俳優さん方はホッと一安心でしょうか？はたまた、折角おぼえたグロンギ語のコツが発揮できなくなるのが残念でしょうか？（笑）
ともあれ、みのりは戦う雄介に一抹の不安が隠せません。依然、同じような境遇の桜子を『お兄ちゃんを信じてるから』と励ましたのはどこのどなただったかと思うと首を捻りたくもなりますが、それでもやはり不安はつのっていったという事でしょう。
ただ、もうちょっと演技がこなれて欲しい気もします。みのりはどんな気持ちで兄を信じているのか、何故不安なのか、自分はどういう気持ちで園児達を見守っているのか、何故この仕事をしているのか…。この言葉にはどんな気持ちが隠されているのか…ちょっと待て、その道のプロに対してズブの素人である私が一体何をぬかしているんだ（笑）
今回は烏賊怪人に組み付いたクウガのシーンで打ち止め。まさに２話完結ものを連ねています。次回が楽しみです。