クウガ EPISODE:11【約束】
(2000/4/9)

冒頭、とある小学校で自分の教師生活に疑問を投げかける一人の教師が描かれるという、クウガと何の関係があるのかと思わせる展開から始まる。

それはさておき。
雄介はポレポレの朝の仕込みをほぼ終えていた。珍しい事らしく、訝るおやっさん。明日、店を手伝えない分までやっているという雄介。明日は雄介にとって大事な人と会う約束をしているという。
さて一方、冒頭に登場した教師。神崎というその教師は、自宅で何かの整理をしている。どうやら前の小学校に勤務していた時のものらしい。ふと、ある卒業記念のサイン帳を手に取り眺めていると、ある一人の生徒のページが目に留まる。「先生の言葉に大カンドー」と書かれ、「約束は必ず守ります」そして、明日の日付と「教室で」…。生徒の名は、五代雄介

城南大学でクウガの4つの色に関する古代文字を解読して御満悦桜子に電話が入る。長野で発掘調査隊に加わっているジャンであった。以前、夏目美加が持ってきた物と同じようなものが大量に出土しているという。また、その美加も今回の発掘調査隊に参加しているという。考古学者の血は脈々と受け継がれているというところか(笑)

本庁では、対策本部を本格的に再編成する事となった。一条も当然の如く名を連ねている。その事で長野県警での部下・亀山が電話をかけてくるが、折りよく22号が栃木で暴れているとの報が。亀山との連絡を絶ち現場へと向かう一条。

その日は雄介と神崎先生の約束の日(話を見進めると、どうも雄介の一方的な約束っぽいが)。約束の場所へ急行していた雄介に、一条から22号出現の報が。急遽その現場に向かう雄介。途中、桜子に自分の代わりに約束の場所へ行って欲しいと明後日方面なお願いをする。一方的に連絡を絶たれた為、断るに断りきれなかった桜子は、仕方なくその場所へ向かう事に。

一方、22号こと犀怪人の独断専行により、人どおりのある場所で一部の怪人達バラのタトゥの女が顔を合わせる。
次は俺だ、と逸るピラニア怪人をバラのタトゥの女は制する。憤懣やるかたないピラニア怪人はそのまま不機嫌に去る。
相変わらず蝙蝠怪人の位置づけが愉快な構図である。
さて、では問題の犀怪人はというと…。
栃木県警の包囲を受けていたが、あっという間にこれを壊滅し、再び移動していた。

約束の場へと向かう神崎先生。そして桜子。不思議な縁で、同じ電車に乗車していた。しかし小学校まで向かうバスはすっかりその本数が激減していて、次の便まで時間がある。神崎は近くの茶店で田舎ぜんざいを食す事にした。
そこでその茶店の老婆に、自分が教師である事、生徒との約束を守る為にここにきた事を話す。そして、その生徒がこなければ、教師を辞めるという事も。

さて件の雄介は無事犀怪人と衝突し、クウガに変身して戦うが、その圧倒的な破壊力の前に絶体絶命のピンチ
雄介は約束を果たす事が出来るのか?


■ 今回の見所
■ 怪人達が都内某所で密会(密会かぁ?)するシーン

往来のある場所なので、リント、つまり人間の言葉で会話をしている。役者諸氏にとってはほっと胸をなで下ろした瞬間ではないでしょうか(笑)
それでも蝙蝠怪人はグロンギ語を使ってバラのタトゥの女にたしなめられる。相変わらず絶品なキャラですねぇ(笑)。今回、日光防御策に新たなアイテム、野球帽蝙蝠傘を手に入れていた蝙蝠怪人。今後が楽しみというものです。
それにしても…あれだけ様々ないでたちの集まりだと嫌でも目立ってしまうと思うんですが(笑)
まぁ、姿そのものは破綻してないのでまだ大丈夫かも。

■ 22号こと犀怪人の暴れん棒将軍ぶり

いやもう、凄い暴れっぷりですねぇ。肉弾戦をもっぱらとする戦士という印象そのままで好感が持てます。どうやらまだ死んでしまったりしないみたいなので、今後もまた楽しみです。

■ クウガと犀怪人の戦闘シーン

というか雄介との戦闘シーンですか。アクションが見事です22号。って、そりゃまぁそうか(笑)


■ 今回のイチャモン
■ おやっさん

「恋のクウガ」「クウガよしこ」って、お前がいったんじゃねぇか馬鹿野郎(笑)

■ 亀山

なんかこいつも「一条ラブ」っぽい(笑)。
それはそれとして…間繋ぎ程度の登場にしか見えなかったのがちょっと残念というか…。

■ 最初の方の運ちゃん

そう、犀怪人が変身したらトラックから降りてきたあのカレですよ。…まぁ、それだけ錯乱していたという事でしょうか。

■ 茶店で自ら語る神崎

聞かれもしないのにベラベラ身の上話を始めるのは、視聴者へ説明したいからか?
で、セリフ的に『教師をやめなきゃならない』じゃなく、『教師をやめるつもり』なんじゃないかと。…ま、その辺は聞き手であるおばちゃんに『やめるつもり』とかいったって仕方が無いとはいえるんですが…なら最初から喋らなきゃいいじゃん、って事になるしなぁ(笑)
反応を見る限り、別に聞いてもらう為に喋ってたわけじゃなさそうだし…変な奴だ


■ 感想とか

遂に見るからに武闘派の犀怪人とクウガとの戦いですが…出ましたねぇ、息もつかせぬ殺陣。…殺陣っていうのかなぁ(笑)
今回のアクションシーンは、変身前にトドメをさしますね。また、前回に引き続き一条に密かな想いを寄せるキャラとして亀山が登場(こらこら)しましたが、どうもやっぱりそっち方面にも転がるんでしょうか(どっち方面だ)

しかしこの一条という男、彼女がいる事を徹底して否定していますが…杉田には何も面識も無いのに彼女がいる扱いされ(しかも否定されているのにしつこくそう扱っている)榎田には久しぶりに会ったその瞬間に看破されて…。本当にいるんじゃないかなぁ。はっ。も、もしかして彼女ではなく…雄(以下削除)

えらい想像をしてしまった…(死)
物語本来の進行とは別の意味で、これらの人間関係も気になります。では次回!

【 クウガ EPISODE:12【恩師】 】

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