クウガ EPISODE:12【恩師】
(2000/4/16)

絶体絶命の場面をどうにか振り切り、かつて様々な怪人達を屠った必殺キックを見舞うクウガ。しかし、犀怪人は立ち上がってきた。なおもクウガに迫ろうとする時、別の怪人が犀怪人の邪魔をしに割って入る。怪人達は組み合ったまま崖下の川に落下する。

変身が解けた雄介一条が合流する。雄介は戦いの顛末と、必殺キックが通じなかった事を話す。キックでも、違うキックじゃないと駄目だと考える雄介。

バス停で待つ神崎を雄介の約束の相手と見て取った桜子は、神崎に話し掛ける。バスの中で、約束を忘れていた事、雄介に来て欲しい事を桜子に語る神崎。桜子も雄介について語る。

雄介は必殺キックを編み出す為に一条と別行動をとる。今日、雄介は大事な約束がある事を知っていて心配する一条だが、雄介がそれを承知の上で行動しているとわかり、何も言わずに送り出す

目的の小学校にやってきた神崎と桜子。だが、既に廃校となり取り壊し作業を待っている校舎が二人を迎える。神崎は意気消沈し、帰ろうとする。しかしそれを桜子が制する。「この門、乗り越えてみませんか

雄介は必殺キックを自らが持つ107番目の技を応用して編み出そうとしていた。空中回転、これを応用して敵に飛び込み、回転の遠心力を利用してキックを放とうというのだが…。

教室で神崎と桜子は語り合っていた。神崎は、教育についてわからなくなったと悩んでおり、今日、雄介が来てくれれば、自分のやってきた事も少しは意味があったと思える、と話す。桜子は、雄介が2000番目の技で今頑張っている、きっと来ると話す。
2000の技、それを聞いた神崎は急に昔の事を思い出す。雄介の約束、それは2000年までに2000の技を身につける事。そして、雄介が感動したという神崎の言葉…。
全てを思い出した神崎は涙を流す。当時、その言葉に感動を受けた雄介の様に。

一方一条は、東京の本部からの連絡で犀怪人がアイドリング中のトラックを狙っていた事が判明し、封鎖区画で自らトラックに乗り込み犀怪人をおびきだそうとする。
雄介に連絡している最中に、犀怪人は一条のトラックに襲い掛かってきた。
急ぐ雄介。一条はトラックを走らせながら抵抗を続けているところだ。

トライチェイサーで犀怪人をふっとばし、クウガに変身する雄介。トライチェイサーを駆使して犀怪人を追いつめていく。
間合い、頃合い、場所全てが揃った時、犀怪人はクウガに向かって突進してくる。クウガも犀怪人に向かっていく。
犀怪人に向かって跳躍するクウガ。空中一回転と同時に放たれたキックは、犀怪人の角を根元から折り、クウガの印を押された犀怪人は苦悶の内に爆散する。

夜中になって、小学校から出てきた神崎と桜子の前に、雄介がやってきた。神崎を見つけた雄介は駆け寄り、神崎と対面する。二人の対面に、もはや言葉は必要なかった。


■ 今回の見所
■ ライダーキック誕生!

とはいえ、クウガはまだ仮面ライダーと名乗ってないので「ライダー」キックではないのですが、遂にお目見えですよ先生がた(誰よ)
また、その関係で雄介の初「特訓」シーンもあります。いやもう満足かも(何でや)

■ 五代雄介ファンクラブ誕生の瞬間(笑)

何を今更(笑)
番組放送前から既に結成されておるわい馬鹿ものめ。

■ 桜子の名言「この門、乗り越えてみませんか」

神崎だけに話している様でない台詞ですね。そんなに簡単に諦めちゃいけない、自分から負けるな、そういう裂帛の意気を感じずにはいられない言霊ですが、妙にさらっと流されましたね(笑)

■ 雄介が感動したという神崎の言葉

由来の真偽はどうあれ、「お前もこれにふさわしい男になれ」という言葉には何をおいても熱くさせる言霊が宿っていると感じられます。

■ 神崎と雄介の対面

既に昔の事を思い出していた神崎と、ずっと忘れなかった雄介の間には、あれだけで十分だったのでしょう。いや、後で話とかはしたんでしょうけどね(笑)
あのサムズアップには、百の言葉に勝る意味が二人の間にはあるわけです。よく言うでしょう、百聞は一見に如かずって。

■ トライチェイサーを駆使して犀怪人と対峙するクウガ

いいカンジですねぇ。程よいしつこさと小気味よさがあります。初見参の時のひたすらなしつこさが無いのが一番いいです。緊迫のシーンというカンジがにじみでてますね。


■ 今回のイチャモン
■ あ〜あ

死んじゃった、犀怪人。今日でおわかれ〜。るるるー
いつか蝙蝠怪人とも会えなくなっちゃうんだろうなぁ…。
って、何のイチャモンやこれ(笑)

■ 五代雄介ファンクラブ

って…だから今更1号を名乗るなっちゅーの(邪)
って、これもイチャモンちゃうなぁ(笑)


■ はて?
みのりっち

って休日には必ずポレポレに顔出すのかな?

五代雄介

2000の技をいちいち番号と結び付けて覚えているのかッ!凄い奴だ!(笑)
ところで。あのキックは2001番目の技になるのか?(知るか)


■ 感想とか

現在、作中に登場している怪人達の中でもその魅惑の肉体美(ゴホンゴホン!)いや失敬、圧倒的な破壊力を持つと登場当初から思われていた犀怪人が、遂にここでお亡くなりあそばしました。
造型もなかなかのものだっただけに、ちょっと残念です。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
はい、合掌(チーン)

それはともかく。
何といっても今回はライダーキックの初お目見えでしょう。って、まだライダーじゃないから違うんだけど(しつこい)。それに伴うお約束『特訓』や、ライダーの醍醐味『バイクアクション』もふんだんに(特訓はあまりふんだんじゃないけど)盛り込まれており、非常に見ごたえのある作品になっていると思いますがどうでしょう?

雄介が何かにつけて使う、サムズアップ(ひょっとしたらこれが1番目の技だったりして(笑))の由来なんかも作中に語られたり、おやっさんの姪っ子(こういうキャラも定番ですね)のキャラの仕上がり具合もなかなか(笑)
脇を固める人物も粒が揃ってきたようで、今後の絡み具合が気になります。特に椿センセの出番が楽しみですねぇ(何でやねん)

【 クウガ EPISODE:13【不審】 】

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