心音停止の雄介に必死の蘇生措置を繰り返す椿たち。しかし、雄介は息を吹き返す兆しを全く見せない。
そんな中、一条は現場で26号の捜索を続け、桜子は大学で碑文の解読を続け、みのりは幼稚園で兄を信じて待っていた。
だが、必死の措置もむなしく、雄介は息を吹き返す事はなかった。

雄介の死亡を確認した事を一条に電話で伝える椿。そして、雄介の妹にこの事を伝えてくれと頼む。その直後、桜子から椿に電話がかかる。椿は桜子にもこの事を伝えるが、桜子は碑文の中で気になる箇所があると切り出す。それは、クウガの再生を暗示するもの…。「生き返るというのか…」

一方、みのりに雄介の事を伝えた一条は、「今まで兄を信じて裏切られた事は一度もないんです」と語るみのりに、困惑の色を隠せない。自分は、そうであって欲しいと、どこかで諦めているのか。

メ・ギノガ・デが再び活動を再開した。場所は対策本部の想定していた新宿ではなく、板橋。既に本部に戻っていた一条は、早速現場に急行する。
現場では既にギノガ大暴れ。改良された煙幕弾で狙撃する一条・杉田・桜井だが、ギノガには全く効かなくなっていた。危機に陥る一条。いざトドメという時、ギノガの動きが止まる。「クウガ…」とひとこと漏らしたギノガは、次の瞬間白いクウガによって吹き飛ばされた。
しかし、決定打に大いに欠けるところのある白いクウガはギノガと五分。川岸で対峙したクウガとギノガ。クウガの渾身のパンチがギノガに炸裂し、大きく体勢を崩すギノガ。それを見て取ったクウガは距離をとり、必殺のキックを放つが効かない！ならばもう一度！まだ効果が薄い！もう一度！！
胸に三発もの必殺キックを受け、ギノガは爆散する。変身をといた雄介は、一条に笑顔でサムズアップをしてみせる。そして去りながらもそれに応える一条は、笑顔を浮かべていた。

まさに医者の一面のみを前面に出した椿さんでした。杜さんがとめるまで、必死に雄介の蘇生措置をとっていた椿センセの意地のようなものが垣間見られた気がします。
桜子さんに「大いなる瞳となりし時、なんぴともその眠りを妨げる事なかれ」と碑文に刻まれていると聞かされてちょっとショックだったかも知れない椿さん（笑）ですが、復活を遂げた雄介の身体検査をやらねばならないという使命感を持って、次回に望んで欲しいものです！（笑）

みのりっちの言葉を聞いたときの一条の心境というのは、どういうものだったのでしょう？
私は、ちょっと戸惑ったんじゃないかと。信じるといっても、もはやどうにもならない状態だ、と思ったんじゃないかと。その辺、肉親の信頼とやはり差があるって事を表現したかったのかも？
真意がどうあれ、最後の「兄はクウガだし」という一言は、一条に希望のひかりをもたらした様に思います。
そして復活して元気にサムズアップしてみせる雄介に「遅いぞ！五代雄介！」と一言だけ言って去り際にサムズアップしてみせる一条さん。んもう、意外とテレ屋なんだから（笑）
時に、これと似たような情景、第4話『疾走』にありますね。

雄介が帰ってこないので、閉店後の店内から外を見続けている奈々。そしてそれを心配するおやっさん。
表には出さないけど、やっぱりおやっさんも心配なんだろうなぁ。っていう背中に見えました。雄介が帰ってきても、そんな素振りを見せずに「今度はどこに行ってきたんだ？」と笑顔で話し掛けそうな、そんなおやっさんが浮かんできました。

今回、ちょっと意味深なセリフも飛び出した怪人のたむろ。
ゴオマっちはギノガの毒胞子がまだ効いているみたいですね。バラっち（命名）もゴオマっちを「無知な奴め」と罵る姿がサマになってきましたねぇ（笑）
そして今回気になったガリマのセリフ「クウガの相手はこのガリマだけの筈」。『筈』？一体どういう意味でしょう？やたら気になります。因縁がある間柄…という事でしょうか？

思いっきりパワーアップしてますね。バラっちいわく「叩かれるほど強くなる」というギノガ。前回効果大だった煙幕弾の、２倍の威力の特殊弾も全く効きませんでしたし、なげキッスだけで広範囲に効果を撒き散らすし。でも白いクウガの攻撃でも効くのね（笑）
気になるのはやはり（ライダー）キック３連発。もともと白いクウガだったが為に通常の赤いクウガの破壊力に足りていないというのはわかりますが…次回予告をみると、それだけではない様な気がします。っつーか、お前爆散したじゃねーか。どーやって復活するんだこいつ！？

あれ？まだ壊れてたの？（笑）
まぁでも、走行には支障が無かったってだけでしょうかね。
ところで、バイクメカの修理も科警研のお仕事なのね。普及型が壊れてもそうなのかなぁ…。そういえば、普及型ってまだ未配備なんでしょうか？

市原悦子さんが出てきそうな見出しですが（笑）、あの時、看護婦の目の前でどんな光景が展開されていたのでしょう？
単に、「死んだと思っていた人が動き出した」っていうだけかもしれませんけど、なんかあった様な雰囲気なので非常に気になりますよね。

戦士の復活、っつーのが今回のコンセプト。しかし…ではひとたび霊石を取り込んだ人間は死ななくなるって事ですか？それはつまり、一番最初の『棺に収まるクウガ』にどこか繋がっていくって事でしょうか？
う〜ん、謎ですねぇ。
謎といえば、今回の怪人３人衆（笑）は何故あんなところにいたんでしょう（笑）　いや、別にいたっていいですけどね、どこに(^^;

ますますもって謎のベルト。霊石の能力にはまだまだ謎が多そうです。謎といえば…榎田さん、ゴウラム君はどうなりましたでしょか（笑）　画面にチラと中心核パーツが見えましたけど…やっぱりわからないのかなぁ。

さてさて！次回は何故か復活のギノガの逆襲！ところがどっこいこっちも全開バリバリにマイティフォームで参上のクウガ！ぶっちぎるぜ！（あなた作品が違います）