クウガ EPISODE:22【遊戯】
(2000/7/2)

ズ・ゴオマ・グを助けるかの様に現れた謎のライダー・・・。しかし彼は「またな、クウガ」と一言だけ投げかけて再び去っていった。気が付けば、ゴオマの姿は既になかった

一条と合流した雄介は、その謎のライダーが3号の仲間だろうと語る。一条は、その3号の不審な行動の解明を急ぐ。
杉田達は、31号(ガルメ)に撃ち込んだ銃弾に付着した体組織の分析を榎田に依頼する。
3号の移動経路から、未確認生命体のアジトと推測される場所を2つまで限定した一条と雄介は、一方を雄介、もう一方を一条が調査に向かった。

ゴウラムの調査を続けていた桜子ジャンは、一通りの情報採取を終えて一旦引き揚げることにした。丁度そこに榎田へ、自宅から息子との約束についてのTELが入る。仕事に追われる榎田は、息子に事情を説明する。それを見つめるジャンは、苦い顔のままその場を去る。

一条の駆けつけた現場では、未確認生命体達が確かにたむろしていた。その事実を確認し、一旦退こうとする一条の前に、バラのタトゥの女が立ちはだかる。銃口を向ける一条に、バラのタトゥの女は「リントも変ったな」と一言呟き背を向けて去ろうとする。それを止めようとした一条は、バラのタトゥの女によって気絶させられてしまう。

気が付いた一条は、車の中にいる自分と、隣に雄介がいることを認識する。雄介は、透明になる31号(ガルメ)を倒すには、緑のクウガ超五感力を使うしかないと語る。
その頃、科警研の榎田達は、その体組織が驚異的なスピードで変色する事と、強烈な光を浴びると5分間だけ元の状態から変化できない事を発見する。

ポレポレでは、みのりが手伝いにきていた。奈々は芝居の稽古で朝から出かけていたが、なぜか戻ってきた。芝居の先生が31号に殺害されてしまった為であった。「いい人だったのに・・・なんで殺されなきゃいけないの」と泣きじゃくる奈々に対して、おやっさんもみのりも言葉をかけることができなかった・・・。

ガルメの予告時刻が近づく中央プラザに警官隊を配備した一条達。時間きっかりにその警官隊の一人を餌食にしたガルメの口から、「これはゲームだ。獲物を狩る、それ以外に意味は無い」と聞かされ衝撃を受ける杉田・一条。
そんなところに対ガルメ用にSATから徴収したスタングレネードを持った桜井が駆け付け、姿を晒すことになったガルメ。
ガルメはその場から逃げるように駆け出すが、その前に雄介、クウガが立ちはだかる。
姿の見えている相手に対してクウガはその力で圧倒するが、体組織の能力が復活したガルメは再び透明となる。それを見て取ったクウガは超変身で緑に変身する。そこへゴウラムが到着、その足に捉まってクウガは空からガルメを探す。
超五感力によって逃走中のガルメを補足したクウガは、一条の銃を母体としたボウガンの一撃で仕留める。


■ チェック
■ 謎のライダー

あらーっ!?出番ってあれだけ?(笑)

■ バラのタトゥの女

不思議と一条さんとご縁のある(当たり前だ)お方。一条を殺しはしませんでしたね。この辺り、ガルメも前々から言っていた『ルール』と関係があるのかもしれませんね。
それはそれとして。
前回といい今回といい、だんだん妖しい魅力が増してきている気がします。うーん、正体があるとしても、このままでいて欲しいですねぇ。最後まで(邪念)

■ ジャン

何か、微妙な過去をこいつにも持たせようとしている感がありますね。「子供との約束は守らないと・・・」というのは、自分の実体験倫理観が絡んでいるのでしょうか。
いや、ジャンに子供がいるってわけじゃないと思うけど(笑)

■ メ・ガルメ・レ

遂にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。ちーん。
グロンギ族の日本語マスターとして数々の説明台詞を受け持っていただけに、残念でなりません。こうなれば、後はゴオマっちが継ぐしかあるまい!なあ皆の衆(誰)
特に今回はグロンギ族の目的を赤裸々にしたという功績が大でしょう。でも、姿が変えられなくなったというだけで警官隊の前から逃走したのはどういう事だったのでしょう?演出問題だけかな?(こらこら)

■ アジト

やはり、ガリマ・ガルメ・バラのタトゥの女以外に誰かいる・・・。
って、OPクレジット見れば名前でてるやん(死)
確か、以前にも何かで見た記憶があるなぁ・・・ひょっとして、5話か!?4話の予告か!?
ともかく、そいつがガリマに手渡したもの・・・明らかに武器、それも死神の鎌の様な異様な姿の武器ですが、これを手にしたガリマの喜び様からみても、かなり重要なものの様です。
前回、ガルメが言った「ホニャララ(聞き取れませんでした)の始まりと何か関係があるのでしょうか?

■ 榎田女史

また徹夜だよ・・・。この人、何か余程この仕事に執着する理由があるのでしょうか?息子さん、もう耐え切れないのではないかと非常に心配です。こういう時っていうのは、おばあちゃんじゃ駄目な事が多いんだよなぁ・・・。

■ ゴウラム君

ゴウラム君、久々の出番ですが・・・起動条件がいまいちわかりませんねこの子。それにしても、やはり元々『物』という印象の強い子だったから、フルCGでも違和感なかったですね、あの移動シーン。
今後、どういう扱いになるのか気になります。

■ ポレポレで

奈々たんの芝居の先生が31号に殺害されてしまった、というシーンですね。
みのりっちの台詞が殆ど無かった事・・・はいいとして(危)、未確認生命体事件が身近な問題である事を表現しているのだと思います。
おやっさんに、下手な台詞がつかなかった事が、演出として非常に高い効果があった様です。


■ 感想とか

改めて、グロンギ族日本語担当教官メ・ガルメ・レ氏のご冥福をお祈りします。ちーん(軽)
今回の話はやはり、グロンギ族の行動理念でしょう。決められたルールに従っていかにリントを殺すか・・・実に面白いゲームだと語るガルメ。そしてそんなガルメに衝撃を受けながらも怒りを新たにする杉田達。そして、ガルメに凄く好きな、いい人だった芝居の先生をそんな理由で殺害された奈々・・・。
誰であろうとおかまいなし。リントである事、それだけで十分だというガルメの態度。
しかし、そんなグロンギ達は新たなゲームとも言えそうな事を着々と準備している様子。
果たして、彼らの次の行動は?ゴオマっちの不可解な行動の真意は?『』とは一体何なのか?バラのタトゥの女の正体は?
そして、あの謎のライダーは何者なのか?
クウガのストロンガー化現象(危)もまだ解明されない不安を持ったまま、次回へ続く!

【 クウガ EPISODE:23【不安】 】

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