クウガ EPISODE:29【岐路】
(2000/8/20)

冒頭。とある一室。首筋にタトゥのある青年がナイフを手にしている。病を患っているのか、薬袋が机の上にある。名前は…『蝶野潤一

活躍著しい4号について語るおやっさん。「後は赤の4号に金色が入れば完璧」というおやっさんに、やはりそうかと感じる雄介は、店の仕込みを終えて椿の元へ向かう。

城南大学では桜子が解読した碑文の意味を掴みかねて悩んでいた。そんなところへジャン実加を連れてやってくる。実加はゴウラムが見たいという。
一方その科警研では、榎田松倉本部長が話をしていた。向かう先には、新しい4号用のマシンが…。

椿は雄介と一条に、「このまま進めば、確実に、戦うための生物兵器」に雄介がなってしまうと告げる。しかし雄介は、それでも大丈夫だと明るく言ってのける。

未確認生命体によると思われる犯行が起きるのは、それから間も無くであった。一条は病院で連絡を受け、雄介は走行中に連絡を聞き、現場へと急行する。
39号ガメゴ?)は特定場所から鉄球を投げて遠隔地の人間を殺害しているという。雄介と一条は39号の場所へ向かう。
一方、蝶野はコンテストへ応募する為の絵を完成させてバスで移動していたが、警察の交通規制に阻まれてしまう。

現場に到着した一条と雄介の目の前で、ビルの屋上から次の犯行を行おうとする39号を見つける。雄介はクウガとなり、39号をビルから蹴落とすが、39号はまだ死んではいない。からに変身して39号と対峙するクウガ。
その一方、蝶野は進入禁止区画を突っ切ろうとして警官たちに取り押さえられる。コンテストの受付締切時間は、間近に迫っていた。蝶野の叫びが虚しく響く…。


■ チェック
■ 蝶野潤一

やっぱり出てきてくれたね〜。あれで終わってもらっちゃ困るよね〜。
元々やっていたのかどうか不明ですが、絵を描いていますね。そしてそれをコンテストに応募しようという蝶野。
しかし…当日のギリギリで完成した上に今回の事件に巻き込まれた上に警官隊に取り押さえられてもー踏んだり蹴ったりですねこの子は。次回、彼がどういう行動を取るか非常に興味があります。

■ 松倉本部長と榎田女史

榎田さんって、色々な組み合わせで色々登場しますね。
ところで、本部長って雄介の事知ってたんだ…やっぱり第5話?ちぇっ。
でもよかったですよね本部長役の方の演技。前途有望な若者にいつまでも危険な目にあわせていてはいけない、という裂帛の心意気が、静かながらも熱く伝わってきたように思います。男だぜ、松倉の!

■ 怪人達

相変わらずドルドの怪しさ爆発加減といい、軍服マニア(名前、なんていうんだろ?)も良い味。更にゴオマっちもまた意味深なリアクション、そしてちゃっかり蝙蝠傘(笑)。うーん、いいぞう製作者!
今回のガメゴは鉄球使い。パワー系と思いきや人間体はちょっと華奢で気障な奴。結構味があるなぁ。お、バダーもまた登場。時間の関係で、顔見せだけですけどね。
それにしても、ガメゴがビルからおっこちていくのを見て部屋を後にする怪人達のシーン…なんか妙にツボをつついてしまったらしくて笑ってしまいました。ガメゴの落っこち方もなんかツボで…。困ったなぁ(笑)

■ 戦うための生物兵器

椿が以前にも言った事のある台詞ですよね。これを雄介は『大丈夫』と切り返しましたが…。
椿は、雄介を信じているといいましたが、一条はどうもそう簡単には割り切れないようですね。
雄介も不安でないわけじゃない様です。ジョー君の無言の演技から、はっきり伝わってきましたよね。そうした雄介の不安を、一条も感じていたのでしょう。

■ クウガVSガメゴ

いきなりビルから落っことされたガメゴ。おいおい(笑)
でもその後、ドラゴンフォームのクウガに攻勢をかけるガメゴ。まずまず。
が、クウガがタイタンフォームに変身した段階で今回のアクションおしまい。またかい(死)

■ 実加ちゃん

…よくわかんない(死)
どっち〜?!美しい方?実る方?!
そりゃそうと。
なんか間の悪い時にばっかり人と会うような気がするなこの子(笑)。前の一条さんといい、ジャンとの最初の対面といい、今回の忙しい榎田さんといい…。


■ 感想とか

蝶野潤一、久々の登場かと思ったら、なんかまた良くない状況にぶちあたってしまいましたね。
ま、私としては、あれから一体どう考えたか、これからどうなるのか、とても興味があった人物なのでちょっと嬉しいです。来週が早く来ないかなぁ。
さて今回は、『このままだと戦うだけの生物兵器だ』がメインキーワードです。ライジングの力を使い始めてから雄介の体組織への影響が活発になってきたようで、このまま続ければ本当に生物兵器となってしまう…。しかしそれでも雄介は明るく『大丈夫!』と言い放つ。ところが、ほんの1シーンだけ、雄介の不安も描かれていましたね。そう、初めてと言っても良いでしょう、悩める雄介。ここから先の展開が楽しみです。
怪物達も前にも増して個性が強烈になってきました。特に今回のガメゴ。故・松田優作ライクなスタイルで登場したときにゃあもうあーた、ひっくり転げました。それが変身してクウガに叩き落とされて地面に大の字ですよあーた。なんかもー絶妙にツボを刺激されてしまいました。…こういうの、滅多にないからなぁ(笑)

さて!次回予告では蝶野がタンカで担ぎ込まれるのを雄介が見ているシーンがありましたので、この後発作でも起きたかと思われます。それよりも、クウガとガメゴの対決がどう切り上げられるのか気になります。バダーが出てきて「またな、クウガ」じゃ済みませんよ(苦笑)
そして蝶野に語り掛ける椿。それを蝶野はどう感じ、どう行動するのか。今回もちょっと気になるエピソードで早くこいこい日曜日

【 クウガ EPISODE:30【運命】 】

トップ > 仮面ライダークウガ エピソード一覧