クウガ EPISODE:39【強魔】
(2000/11/12)

同時に二箇所出現した未確認生命体43号と3号。雄介は43号を先に片付けようという。その時、一条も無線で同じことを言う。
車で本庁に向かおうとする一条に椿が声をかける。しかし止める様子はなく、一条はサムズアップで応える。見送る椿もサムズアップで応える。
現場へ向かう雄介と桜井に、43号出現の報せが。しかしその現場からの通信は途中で途絶えてしまう。一先ず先に急行する雄介。

JR中央線を完全に止められ、衝突した警官隊を全滅させたザザルは、ドルドのさりげない挑発(笑)に激昂し、憤懣やる方ないままその場を去る。
そこに雄介が到着、変身してザザルと組み合う。ザザルの爪から弾け飛ぶ溶解液を避けつつ、青いクウガの根で爪を弾き、なおかつ桜井達狙撃部隊によりひるんだところにキックを放つがザザルはそれに耐える。それを見て取ったクウガは、ビートゴウラムの前部でザザルを捕らえ、杉田が準備している追い込みポイントへと向かう。

ところかわって長野桜子は遺跡の棺に納められていたミイラが、少なくとも第0号に襲われるまで生きていたという衝撃的な事実を聞かされる。

本庁地下駐車場。到着した一条にナイスタイミングで超音波発信機を渡す笹山。「頑張って下さい」の一言に背中越しにサムズアップで応える一条がカッコイイ。

追い込みポイントの地下倉庫に到着したクウガ。緑のクウガに変身し、満身創痍のザザルに三発の弾丸を撃ち込む。それを確認したクウガはゴウラムを飛ばしてその場から去り、ザザルは壮絶に爆発四散する。三枚目の防護シャッターをからくも潜り抜けたクウガ。シャッターが閉まりきったその時、爆風がシャッターを変形させるがそこで勢いは止まる。クウガはそれを見届けてから、そのままゴオマの元へと向かう。

怪人達のたむろ。ザギバスゲゲルに進むのは俺達だけだ、と意気込むバベルに、「今のクウガをあなどるな。リントはかつてのリントではない」とたしなめるバラのタトゥの女

警官隊を襲っているゴオマの前に、紫の姿で立ちはだかるクウガ。しかしパワーアップを果たしたゴオマに全く歯が立たず、逆に一撃で吹き飛ばされる。一条が超音波発信機でゴオマの神経機能を混乱させたその隙に、赤の姿で必殺のキックを放つクウガだったがゴオマに叩き落とされてしまう。一条もゴオマの一撃で吹き飛ばされ。飛びついたクウガもゴオマの前に全く歯が立たない。絶体絶命というその時、おぞましい叫び声が山間に轟いた。「ダグバ!」そう言うとゴオマは山の奥へ向かった。

その山奥に向かう一条と雄介。突然、前方に巨大な放電する光柱が現れて消えた。そこに向かうと、血塗れとなって絶命したゴオマの人間体があるだけだった。


■ チェック
■ ズ・ゴオマ・グの最期

おおっ、なんか良かったなぁ今回。「早く撃ってこい」とか自信に満ち満ちているゴオマっちがかなり良い感じです。しかもしかも、クウガなんざ敵じゃないぜって強さが凄いですねぇ。って、ライジングじゃないじゃんクウガ・・・。
そんな力みなぎリャーなゴオマっちですが、ダグバに惨殺されてしまいます。それほどにダグバは強い、と。うーん、引き立て役でしたか。南無ー。

■ 雄介

あっちへこっちへと忙しくて雄介らしさがあまり出ませんでしたが(その分が前回に出てたのかも)、ポレポレにやってきた神崎奈々にせがまれて語る雄介の小学生時代のエピソードが、雄介らしさをにじませて高得点。
しかし今回は八面六臂の活躍でしたねぇ。ゴオマっちにはこてんぱでしたけど(笑)、ドラゴンのままジャンプ→空中でマイティに変身→そのままザザルにキック!なんつー芸当まで出てきて(効きませんでしたけどね)今回、クウガは大盤振る舞いでした。ライジングはペガサスだけでしたが。

■ 一条

くぅっ!この男だけはどこまでも二枚目さんめっ(笑)
前回ひどい目に遭った分だけ今回いろいろ活躍の場を与えられていますね。やっぱこの人がいないとクウガは成り立たないってことですね。

■ ザザル姐御も最期

ゴオマっちのインパクトが強すぎたせいか、姐御の印象が薄くなっちまいました(笑)。
ドラゴンとマイティの一撃ずつを受けても弾く姐御・・・って、ゴはみんなそうか。ビートゴウラムで隔離区域に追い込まれた後がヘロヘロでなんとも様にならない姐御でしたが、最期の最期で「逃げるのか!ざけんじゃねぇ!」と(多分)叫ぶあたりが姐御調で良かったなぁ。

■ 桜井

ほんのちょっとでしたが、特殊ライフル部隊を引き連れて現れた桜井さん。ライフルを構えるその姿のまたカッコイイことといったら・・・。票が伸びるのもうなずけますねぇ。

■ おやっさん

神崎の注文・ブルーマウンテンブルーマーとは、相変わらずおやっさん(っつーかおっさんで上等)らしい。でも、その後「あいつには冒険してて欲しい」と語るおやっさんは、確かに『おやっさん』に相応しい重みを感じます。普段が普段だからアレですけどね(苦笑)。


■ 感想とか

あー。
ゴオマっちのご冥福をお祈りします。ちーん。
とうとう最期でしたねぇ。しかも、クウガではなくおそらくダグバに殺されてしまうとは。しかも死体が残っている。・・・椿さん、出番かも?
というか、長々ひっぱったザザル姐御の最期が時間の都合上かなりあっけなく感じてしまいました(笑)。ついでにビートゴウラム初披露。こいつもすっかり科警研をねぐらにしちゃいましたねぇ。

※ビートゴウラムの初披露は#35で、上記記述は誤り。(2000/11/15)
ジャーザ姉様はさすが眼鏡のインテリさん。ノートパソでゴオマっちの動向を逐次チェックでしょうか?
ザジオの台詞とガドルのとっつぁんの台詞から、どうもゴオマっちは何か重要なものを盗んでそれによってパワーアップしたと。しかし、全て揃う必要がありそうな雰囲気のあれは一体なんでしょう?そして、それをおそらく取り戻したダグバは次にはどこに・・・?
そしてやはり第0号の出現まで生きていた棺のミイラ。額に巻いてあるものにも古代文字がありますね。桜子さん出番ですよ。早く解明を〜。
やはりベルトを剥ぎ取られたのが致命だったんでしょうか。それにしても彼はなぜ生きたまま埋葬されたのでしょうか?謎はやはり・・・桜子さ〜ん(笑)。

ちと気になったのが、ビートチェイサー。雄介がアクセルふかした時、排気煙が右マフラーだけからしか出てません。やっぱり両方って駄目なのかなぁ。同じ様なことが確か1号か2号のサイクロン号でもあったとかないとか(笑)。


■■■ 次 回 ■■■

さて次回!バラっちの台詞の終わりあたりで登場した波止場にたたずむ人影は?44号の出現に銃を手にしたクウガは何を見るか?そして、奈々の言葉の真意は!?いよいよもって解明編の様相を呈してきたクウガ!次回も見逃すな!ぶっちぎるぜ!(番組が違います)

【 クウガ EPISODE:40【衝動】 】

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