クウガ EPISODE:40【衝動】
(2000/11/19)

雄介のいるポレポレの朝。「行きたくなったら、いつでも行って良いぞ冒険」というおやっさんに、「今はこっちの冒険」と、エプロンに縫い付けたクウガの文字を指す雄介。

対策本部第0号による未確認生命体大量殺戮は警察内対策本部でも物議をかもしていた。究極の闇をもたらすもの、次はお前達人間だとでもいうのか・・・とは杉田談。第0号の目的は一体何か?
今後の対応方針が決定したところに雄介からの無線がのほほん気に飛び込む。雄介の言葉は、対策本部の面々の心を和ませるのに一役買っている・・・。

場所は変わって新東京国際空港ゲゲルを前に楽しそうなジャーザ。謎のコメントをインターネットで発信し、ゲゲルに向かうジャーザ。

またまた場所が変わって城南大学桜子の元に一条と雄介が到着する。ここでは、クウガを指す文字がグロンギのものである事、そして、聖なる泉人の心から湧き出る優しさと解釈でき、それが枯れる時とはつまり、憎しみに身を任せたとき・・・。
そして、雄介は42号を倒すときにその力の片鱗を垣間見たという。一様に驚く一条と桜子だが、「大丈夫!」とサムズアップする雄介。原因が分かった以上、もう二度とそうなることはない、という雄介に、安堵感を覚える二人。榎田が到着したのはそんな時だった。

ポレポレでは、オーディションに行った筈の奈々が帰ってきた。落ちたわけでも受かったわけでもない。最後まで受けずに戻ったという奈々に、コーヒーを差し出すおやっさん。奈々は「誰かを殺してやりたいと思ったことある?」と語り掛ける。

再び城南大学。榎田の資料によれば、クウガやグロンギ族のもつ物質変換能力は同一のもの。一旦原子レベルまで分解し再構成するという脅威のメカニズム。しかしこれは、グロンギ族の中にもクウガ同様、複数の形態をもつ存在があり得ることを意味していた。そしてそれはおそらく・・・といったところで杉田から連絡が入る。

44号は飛行機に乗り込み、離陸後に飛行機の乗客243名を全員殺害、高々度から東京湾にダイビングし逃走したという。
いち早く44号の上陸地点を割り出し、一条から銃を受け取り先回りに成功する雄介は変身(赤)して待つ。そのクウガに白い服の男の視線が・・・。この波止場のどこかにいるらしきこの人物は一体・・・?


■ チェック
■ 雄介

確かにこういった雄介らしさというのは久しぶりな様な気がしなくもない。しかし、やはり雄介には城南大学の校舎が登ってくれと語り掛けているんだろう(笑)。
ここで初めて、自分が『凄まじき戦士』になりかけたことを語る。話の内容から、警察署で組み合っている段階で既に危険な状態だった模様。しかしそれをどうにか抑えたことになる。しかし、既に玩具も販売されちゃったから、二度とならないってわけには行かないよなぁ(笑)←うがった見方。

■ ジャーザ姉様

姉様ってカンジなんだけど・・・個人的にこのテのタイプは嫌いですわ。お高くとまってんじゃないわよ、ってカンジ。来週、とっととぶっとんじまってくださって結構です。よーけ喋ったし未練はあるまい。サービス悪いし(何の?)
で、彼女は水中タイプみたいですが、この姉様の移動みてると、昔流行った『ガンダム』のズゴッグを思い出しちゃいました(古)。知らねーだろうなぁ今の世代(笑)。

■ 城南大学

なんとなんと、榎田女史城南大学の卒業生だったとは。こうなると椿センセも怪しくなりますね(ないない)。
で、その雑談の中、驚くべき先生(教授?)の存在が。
一般教養・本郷先生
眉毛が太く、熱い語り、そして雄介のモノマネ「ん、おはよう」・・・一人しかおらんやんそんなん(笑)
想像するだに素晴らしい!でも、この作品の中の本郷先生っていうのは、あの本郷とは違いますね多分。何故なら、彼がこんな状態を放置する筈がありませんから。そして、クウガを見ても仮面ライダーと誰も言わないから。
これは製作者サイドの我々に対するささやかな配慮と思いましょう。

■ CDプレゼント

雄介と一条、というか、オダギリ君と葛山さんです。プレゼントのブツはこの放送の前日(11/18)発売の二人のCD
「ODAGIRI JOE "t"」「Bricks 『Carry On』」でっす!小田切譲って、オダギリ君の本名?
各50名ずつという大盤振る舞い・・・かどうかは別として、この、劇中では決してみられないであろう一条さんの笑い方、必見もの。って、笑ってるのは「一条ではない」葛山さんか(笑)

■ おやっさん

クウガまさお・・・作曲家?古賀政男さんじゃんか(笑)。あぶねーあぶねー、わかんなかったぞ一瞬。まったくこのおっさんだきゃホンマに毎度毎度・・・。いっこく堂はそのままだから大丈夫だけど(笑)。
しかし、すっとぼけた中にも雄介の心境の変化を敏感に察知していたり、ここにきて妙に『おやっさん』っぽさを出してきてますね。何気にいいセンいってる気がします。

■ 白

今回、番組終了時の三文字画面(相変わらずなんて書いてるんだか不明)。今までの全ての色ではない、白→グレー、そして波のテクスチャー。波のテクスチャーはアルティメットの存在を匂わせた回でのみ使用されていますが、その時の背景色は・・・これがクウガだとしたら今回の白は一体・・・?って、モロバレですか(笑)


■ 感想とか

インターネットの世界を使ってどこかの掲示板に犯行予告を出すジャーザ姉様。その内容を見てみましょう。
10月8日11時、空を渡る虹の中で二百四十三が消える。
そして16時、海に浮かぶ太陽の上で三百二十四が消える。

えらいまた細かいとこまで指定してはりますな。まるで、やってこいと言っているかのような・・・。

グロンギとクウガの謎を解明する会。メンバーは桜子・雄介・一条・榎田。・・・ジャンはどこでなにをやってるんでしょう(笑)。

あ、望未ちゃん髪切ってる〜。ふ〜ん、これもかわいいなぁ。

なんか、最後のシーンに思いっきり思わせぶりな白い服の男。妙に華奢な雰囲気を持つこの人物は一体何者でしょう?


■■■ 次 回 ■■■

さて次回!44号の犯行予告を発見した一条達はすぐさま行動を開始する!そんな中、奈々の激情の理由は?そして「これでしかやりとりできないなんて哀しすぎるから」という雄介の言葉は一体何を意味するかジャーザはとっととポックリいってくれるのか?つーかとっととあっちの世界に旅立て姉様。待て次週!

【 クウガ EPISODE:41【抑制】 】

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