クウガ EPISODE:41【抑制】
(2000/11/26)

44号を探すクウガの意識に、奇妙なイメージが飛び込み集中が乱れる。その僅かな間隙に、海の中から放たれたジャーザの銛がクウガを襲う!銛は左肩を貫き、クウガは倒れてしまう・・・。そこに一条が到着する。

後から合流した杉田は、ジャーザの残したメッセージを伝える。「5時間で567人、このままなら楽勝だ」・・・今回243人、残りは324人。絶対に阻止しなければ!

場所は変わってポレポレ。何があったのかと問うおやっさんに、奈々は口を閉ざしたまま。そこに雄介から電話が入るが、奈々は店を飛び出してしまう。

空港。次のターゲットも飛行機と思っていた松倉達だったが、ネット上に犯行予告と思われるものがあると笹山。それによると、次は324人を殺す、ターゲットは「海に浮かぶ太陽」・・・。

公園。奈々を追ってきた雄介は、何があったか話すように語り掛ける。奈々はオーディション最終選考での出来事を語る。雄介は、そんな奈々を優しく諭す。丁度そこに一条から連絡が入る。仕方なくその場を離れる雄介だったが、奈々はどこかへと行ってしまった後だった。

一条の連絡で、海上のサンフラワー号へと急行するクウガ。既に沖に出ていたが、空を飛翔するゴウラムに捕まって移動する。
甲板上で44号を待つクウガをまたも海中から銛が襲うが、クウガはこれを回避。上がってきたジャーザと対峙する。青いクウガの根で立ち向かうが決定打が出せない。ジャーザが武器を大剣に変換したのをキッカケに紫のクウガに変身し、剣同士で対峙する。それでも押され気味なクウガはとっさにもう一本の棒を剣に変換、ジャーザに斬りつける。クウガはそのままジャーザに剣を突き刺し、海中へ、そして沖へと移動する。
沖合いの爆発を確認した一条は、巡視艇の側に雄介が上がってきたのを見て安堵する。

ポレポレに戻ってきた雄介は、吹っ切れた奈々のサムズアップに迎えられることになった。


■ チェック
■ 雄介

まーたしても雄介デーイ♪って、主人公だから当たり前なんだけどなぁ(笑)。
一番の見せ所といえばやはり、奈々とのシーンでしょう。
奈々を諭そうとする雄介に、「きれいごとばかり、そんな事じゃ気が晴れない」と息巻く奈々。そんな彼女に対しての台詞がこれ。
そうだよ。でも、だからこそ現実にしたいじゃない。ホントはきれいごとがいいんだもん。これ(暴力)でしかやりとりできないなんて、哀しすぎるから。
世の中、きれいごとばかりでは生きていけない。でもみんな、そのきれいごとが一番いいと分かっている。それに、人間同士だから話し合えば必ず解り合える。
そう、人間同士なら・・・。雄介は本当にグロンギ族と闘うことを割り切って考えているのでしょうか?未確認生命体は許せない、だから倒す、雄介の心は果たしてそれだけなのでしょうか?ジャーザを待つ甲板で拳をぎゅっと握り締めた後、雄介は何を思ったのでしょう?
この辺り、どう展開するのか興味津々です。

■ ジャーザ姉様

おすまし姉様、昇天の巻。かなり手強い相手という印象は十分伝わったように思います。他の面々に比べてかなり横着なゲゲルをやらかしてますが、そこはそれ、姉様の性格を現しているんじゃないでしょうか。
すました顔してババンバン♪老人子供を狙い撃ち〜♪ついでに挑発ババババ〜ン♪バンバンババババ(以下削除)
・・・全然あってないやん(死)
まーともかく、とっととくたばりましたんでとっとと終わり。

■ 桜子と榎田

そういえば、途中だったんだよね(笑)。
って、今回の出番これだけかい。

■ 出番殆どなし

対策本部の面々、一条を含めて殆ど出番無し。惨澹たるありさまですなぁ(笑)。

■ 何気に最期

ヌ・ザジオ・レ、一言もないままポックリ(笑)。哀れ。


■ 感想とか

上では端折りましたが、道具屋(笑)ヌ・ザジオ・レがどうやらダグバに殺害されたようです。一体何を仕上げていたのでしょうか?満足そうな笑みを浮かべてたし・・・。そしてそれを強奪して去るダグバ・・・。ダグバは一体グロンギにとって何なのでしょうか?

オーディションの最終選考の課題:好きな人を目の前で未確認に殺される演技
個人の経験や感情がどうあれ、役者というものは自分を捨てて演技するもの。しかし、そう簡単に割り切れるものではありません。それでも練習しようとする奈々でしたが、殺された先生のことを思い出して何もできない。
そんな奈々に、一緒に最終選考に残っていた一人が「先生が未確認に殺されたの、役に立ちそうだね」と声をかける。
この娘が、奈々を励ますつもりであったとしても、とても血の通った人間が言う言葉ではありません。それとも何かい?役者っつーのはこんな人間でも人様から金を取れる職業なんかい?
要するにこれは単に奈々の哀しいエピソードを引き出す為の非情の演出だってことですが、それにしたってなぁ・・・。
(註:どちらかというと、雄介のあの台詞を引き出す為に廻りまわってきた演出)
ま、どうやら話で決着がついたみたいだし、奈々ちゃん元気になったし、よかったってこったな。

ドンピシャ登場のゴウラム。意志の疎通は十二分の主従ですね。でも最近、ゴウラム君のおしゃべりがないので寂しいな(笑)。

今回のアクションは凄いシーンが立て続けでしたね。
冒頭、左肩を銛で貫かれるペガサス。
ドラゴンと闘うジャーザ。この、一撃を食らった後のジャーザも素晴らしい。そしてそこからタイタンへの瞬間変身。いやぁ、CGが入る余地のないアクションだと流麗ですねぇ(こらこら)。
そして最大の見せ場はダブルタイタンソード!片方は通常のもので、もう片方はライジング仕様という、まことに細やかな配慮が素晴らしい。でも、ちょっと扱いにくそうでしたね・・・。


■■■ 次 回 ■■■

さて次回!全身に自信を漲らせる男・バベル参上!変身ベルトもあらわな雄介がバベルに吹き飛ばされる!ビートゴウラムで突進するクウガ、一体どういう展開なんだ!未確認生命体とは一体何者なのか?今、謎の解明が始まる!
・・・どんどんなげやりになっている気がするなぁ、ここ(苦笑)。

【 クウガ EPISODE:42【戦場】 】

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