クウガ EPISODE:46【不屈】
(2000/12/31)

関東医大病院雄介への蘇生措置は完了していた。後は雄介が起きるのを待つだけだ。
と、心地よい眠りから覚めたかのように起き上がった雄介は、自分の中に確かに何か力の気配を感じる。椿桜子と軽く言葉を交わし、雄介はバイクを駆り、ガドルの元へ急ぐ。

セントラルアリーナ。飛び去るドルド杉田・桜井が、中にいるガドルを一条が追う形となる。内部に潜入する一条は、ガドルに一撃を食らうも放った神経断裂弾は見事命中、ガドルを昏倒させる。そしてドルドも、杉田・桜井により倒される。

一条の前に現れたバラのタトゥの女は「リントもやがて我々と等しくなる・・・」という謎の言葉を残し去ろうとする。銃を向ける一条だったが、復活したガドルに襲われる。止めを刺そうというガドルを、駆けつけた雄介がバイクで弾き飛ばす。変身した雄介は、金の力を帯びた姿となった。
雑木林において対峙するクウガとガドル。ガドルが金の力を帯びるのを見て取るやクウガは、更に力をその身に帯びる。左脛にも防具を得、体色が黒色に変化した。両者は互いに距離を置き、必殺のキックを放つ!両者が空中でぶつかり合い、両者とも地面に倒れる。
先に立ちあがったのはガドルであった。しかし、その腹部にはクウガの両足によるキックでついた印が浮かび上がった。抵抗虚しくガドルはここに爆散する。

とあるビルの屋上。
バラのタトゥの女の前に白い服の男がやってくる。
ガドルが殺されたね。・・・究極の闇を始めるよ
白い服の男は、無感情ながらどこか楽し気にそう言った。その額には、「凄まじき戦士」を現す古代文字に酷似したタトゥが刻まれていた・・・。


■ チェック
■ 親と子

メインストーリーとは別の部分で展開されているものですが、ちょっと人生劇場って感じで素通りすることはできそうにもないことの様に思われます。上では端折りましたが(苦笑)
ジャンの両親も、雄介みのりっちの父親も、冴くんのように「仕事で忙しい」ことから子供をなかなか構ってやれなかったことが伺えます。しかし、ジャンもみのりっちも、寂しいと思うことはあってもそんな親を愛しているといいます。場面転換の関係で雄介の明言はありませんが、雄介の父が一ヶ月に一通必ず書いていた手紙に、これまた必ず書いていたという文言「みんなの笑顔の為に」、これを今もって口にする雄介の姿が十二分にどう思っているか語っているでしょう。
そして冴くんも、そんな母が大好きです。思いを素直に打ち明けてくれた母親に、閉ざしていた扉を開いてくれました。結局、「番組が番組だから哀しいことにはしないだろう」とうがった見方をしていましたが、ここら一連のシーンはちょっと泣きそうになったり。
で、ジャンくん、後はどーするつもりかね(邪笑)

■ トリオ・ザ・デカ

一条・杉田・桜井のことですが(笑)。
メインは一条ですが、杉田・桜井も、あの「ガドルの膝を地につかせたドルドを銃殺したのです。いや武器のお陰ですけどねそりゃ。それいったら一条だって武器のお陰でガドルを昏倒させられたんですから同じですよ。
ともあれ、これまでの苦労が報われたって感じの杉田・桜井両名の感激もひとしおでしょうね。いやめでたい!

■ 白い服の男

極力無感動な雰囲気を表しているのか、あの台詞回しは相変わらず妙な存在感を覚えます。それでいながら、全てにおいてなにか楽しんでいるような風情があり、「戦うことを楽しむしか知らない」んじゃないかと思えます。不気味ですねぇ。
あ、そうそう。もう「御主人(以下略)」とはリンク切れました(笑)

■ ガドルVSクウガ

なんといっても「ブラックマイティ」(俺命名)の登場につきるでしょうこの対決!
雄介がバイク前輪でガドルの顔をビンタ!定番のアレですね、雄介の必殺技でしょうか(笑)。ザインとかギイガとかにぽんぽん炸裂させてましたし。
そしてクロスカウンター!互いの技量・威力はどうやらこの段階でも五分!そしていよいよお互いにパワーアップして臨んだキック合戦。ブラックマイティの左脛にプロテクターが付いたときからみんな予想してた通りのキックが放たれましたねぇ(笑)。
はいっ!誰ですかクウガのキックシーンで「(削除)ック!」と叫んだ人は!起立せい起立!
(←カウント中)(←言う前から起立してる人)

■ 雄介と一条

ガドルを倒して戻ってきた雄介を迎える一条。言葉を交わさないあたり、妙にカッコよさがあります。

■ テレビなんとかって雑誌CM

クウガの後番組、「仮面ライダーアギト」のアギトギルスG3がチラと垣間見えましたね。いや、付録のお面のヘナチョコさ加減に腹を抱えて笑ったとかそういう話がしたいわけではありませんよ、ええ決して。ぷっくくく。げはははは!ひーひー(だむだむ)←どうやらのたうちまわっている様子
ま、付録お面なんざで大した物は出せないよなぁ。くけけけけ


■ 感想とか

謹んでガドルのとっつぁんのご冥福をお祈りします。ちーん(軽)
いやもう、だって残り三話しかないもん。余計な連中はとっとと片づけなきゃね。とはいえ、前回とっととポックリいくだろうと思ってたドルド、なんとガドルの膝を地につけさせるほどの猛者とは・・・あのふざけたツラからは想像も付かないよなぁ。

そして、黒く変色していくクウガ。「おおっ?アルティメットに!?」と思ったら黒くなっただけでやんの。ふーむ、さしずめ、「グローイング・アルティメット」とでも呼びましょうかね?さもなきゃ「半端メットフォーム」とでも。
究極の力は、人の心を保ったままでは纏えないということでしょうか?なんか○ッカマンみたいだなこれじゃ(笑)。ともかく、ガドルは倒せてもダグバは到底・・・。


■■■ 次 回 ■■■

そして年明けていよいよ最終決戦へ!ダグバの圧倒的な攻撃力の前に、新たな力をもってしても全く歯が立たないクウガ!そんなクウガにダグバは言う。「どうしたの?僕を笑顔にしてくれないの?」ダグバは何故この言葉を・・・?そして、タイトル「決意」は誰の、どんな決意か!っつーわけで残り三話、活目してあい対すべし!

【 クウガ EPISODE:47【決意】 】

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