龍騎第1話『誕生秘話』
(2002/2/3)

謎の行方不明事件・・・半年前から発生し始めたこの事件に、OREジャーナル記者・桃井令子は注目していた。

同じくOREジャーナル見習い記者・城戸真司が令子につけられるが、真司は令子の足を引っ張ってばかりいた。そんな時、近場の行方不明事件現場に向かった真司はおかしな体験をする。全てはそこで手にしたカードケースの仕業なのだが・・・。

そんな真司の身に異変が起こる。正体不明の何者かの存在を関知できるようになった真司は、令子に襲い掛かろうとする怪物の存在に気づく。だが怪物は自分以外の誰にも見えない!令子を助けようとしたその時、手にしていたカードケースが光を放ち、真司はカガミの世界に引きずり込まれた。

何もかも左右反転している世界に放り出された真司は、自分が妙な格好をしているのにも気づく。そして、怪物が自分に襲い掛かるのも。必死で逃げる真司を、何者かが救う。自分と同じような姿をした謎の戦士・・・彼を見よう見まねして自分も戦おうとする真司だったが、邪魔にしかならなかった。謎の戦士は怪物を倒し悠然と去ろうとする。その時、空から赤い龍の怪物が二人に襲い掛かってきた!


■ 冒頭

第一話ということもあってなかなかの導入部。

早速ディスパイダー(直球勝負で好感度UP)というモンスター(まんま過ぎで好感度UP)に襲われる女性・飯田恵(23)。仕事から帰って自宅の鏡の前に座ると、首に白い糸の束が絡み付いている。何かと手繰ると鏡の中にディスパイダー。驚いて振り向くが、怪物は実は鏡の中から出てきていた。そしてを鏡に引っ張り込む・・・。
おお、なかなか猟奇な雰囲気がなくもない。

その気配を感じた1組の男女が登場。男が真っ先に駆け出し、ガラス戸の前で立ち止まる。女は後から追いつき、その影を見る。コウモリの影を落とす男が振り向き・・・
いくぞロビン!(ぽかっ)

ありがちネタ

■ オープニング

というシーンからOPに雪崩式フランケンシュタイナー(無理)
映像の中で、どうやら『仮面ライダー』になりそうな候補者が城戸真司秋山蓮の他に5人。うち一人はどうも神崎優衣。っつーか、なんだねあのバカ笑いしてる馬鹿女は。

ま、なんにせよ、映像も凝ってるし、曲もアップテンポでダンサブル。うん、結構いいかも。

■ OREジャーナル

さてOP、CM明けはごく普通の出勤風景。携帯にメルマガでも配信してるっぽいのは「OREジャーナル」。「N」がつかなくて良かったな(?)
登場するのは、独特なノリを持つ編集長・大久保大介と、ザマス眼鏡の島田奈々子。編集部はマック一色。あんたらにも天の声が(以下削除)

他に、メインライターっぽいのが桃井令子。気の強そうなところとショートが好感触ながらパンツルックが許せん(煩悩)。令子は今回の「行方不明事件」を追跡取材している模様。
最後の一人は、編集長・大久保の後輩に当たる城戸真司。見習い記者・・・という立場らしいけど、手伝いに向かわせると聞いて露骨に嫌がる令子を見ると、余程ヘッポコ君なのだろう。

さてその真司は、自分と関係ない接触事故に首を突っ込んでました。あたかも当事者であるかのように。大久保曰く「祭りの取材に行っていつのまにか御輿を担ぐタイプ」というのは見事な表現。
・・・。
ところで編集長、やっぱりBOSSにリストラされて今の会社を・・・?
何故か背後に布袋寅泰

■ 警察官とジャーナリスト

やれやれ、道に迷ってくれたお陰で助かった。ありがとう×レンジャー
与太はさておき。
令子の向かった現場にシーン変わります。

現場検証中の警視庁の面々。何の痕跡も見つからないのはどうやら今に始まったことじゃない様子。そこに轟く真司の大声「令子さ〜ん!大事件ですか!?場所どこです!?
それを聞いて、近所の人を取材していた令子が渋面。それを聞きとがめた捜査官が令子を見つけ、食いついてきます。警察とジャーナリストが犬猿の仲なのは、既に現代人の常識(コラコラ)
が、「いつまでも警察につきまとうほど暇じゃない」と捨て台詞はいて令子はさっさと退散。

取材を一時断念せざるを得なくなった令子は、真司にお小言。どうやら真司は令子にとってトラブルメーカー以外の何者でもない模様。とほほな主人公だなおい。

■ すれ違うだけ

その現場を離れて見つめている1組の男女。どうやらあの怪物の気配がわかるようですが・・・。
まだあの部屋に居るな。
うん。 でも いまはまずい。 でなおそう。
と退散するところに、令子と真司が・・・すれ違います

はい、真司と蓮の出会い・・・と呼べるかこれ(笑)。去年似た様なシーン見たぞ(笑)。

■ 編集会議

さてシーンはOREジャーナル編集部に戻り、謎の行方不明事件に関する令子の報告が行なわれてます。ここでも真司が浮いた存在になってますが・・・こいつ大丈夫かなぁ(笑)。

事件の取材に向かう令子に、「行方不明者リストを眺めてなさい」という、事実上「なにもするな」告知をされる真司。しかし、リストの中に近くのアパートがあるのを見つけた真司は、誰が見ても不自然な「外出理由」で編集部を後に。

■ コーポみすず

真司が向かったのはその203号室。・・・そういえば、今回の行方不明者・飯田恵(23)の住所も最後が「203」だったな(関係ない)
部屋の鏡や硝子には、そこを塞ごうとしたかのように新聞紙が張り付けられていた。訝る真司は、その部屋でカードケースの様なものを見つける。中にはカードが入っているが・・・一見して「オモチャ」だ(笑)。

ここで後のパートナーとなる赤龍と出会うわけですが、今は真司に対して攻撃を仕掛けています。「偶然」手にしていたカード「SEAL」の効果で凌ぐ真司ですが、二撃目は耐え切れず吹っ飛ばされます。外に出ていた為、窓ガラスが崩壊。あそこまで盛大に破壊すると結構怪我しないものらしい(します)

この赤龍こそご存知ドラグレッダー目からビーム放ったり、頭に龍騎乗せて戦ったり、串田アキラあたりが歌い上げるかも。
ご主人様」に呼ばれて現れるっぽいし(やめれ)

因みにこの部屋の住人は「榊原耕一(28)」。行方をくらませたと思われる推定時刻は2001/12/2(日) 15時頃。管理人は東田直夫(52)。
だからどーした(死)。

■ 蜘蛛の糸

その頃、今回の被害者の部屋を物色する令子でしたが、めぼしいものはみつけられませんでした。その時携帯がなり、真司に呼び出されます。
呼び出した真司の前には、おかんむりの管理人さん(笑)。おまーなあ、弁償くらいでセンパイ呼ぶなよ

さて呼び出される方の令子ですが、車内鏡の中の世界では、その首に蜘蛛の糸が・・・でも令子は気づいていません。発車する令子の車を、黙って見つめる1組の男女・・・。って、見てるだけかコラ

■ 奇怪な感覚

管理人に丁寧に謝罪した後、真司を睨み付ける令子は怒気を隠そうとしてません(笑)。
真司は言い訳をしようと「赤龍」のことを話そうとしますが、とても信じてもらえないだろうと尻すぼみに。で、挙げ句には令子に「帰っていいわよ」と冷たく言われる始末。とほほ、こんなんでええんか主人公(笑)。

立ち去っていく令子を見つめながら、カードケースを取り出した真司は、奇妙な感覚に襲われます。端から見たら頭痛ですが(笑)、カーブミラーに映る令子の首になにかが巻きついているのが見えるように・・・。
しかしやはり「気のせい」としてその場を立ち去りかけるんですが、思い起こせば起こすほど「やっぱりおかしい」。そして、令子を追いかけます。

■ あなた・・・なの?

車に乗り込んだ令子ですが、エンジンがかかりません。実は既に蜘蛛の糸でがんじがらめなんですが、現実世界ではそれを見ることが出来ません。・・・エンジンはかかってもおかしくない気もするが(笑)。

それを見つめている1組の男女・・・このフレーズ飽きた。がポケットから、真司が手にしているようなカードケースを取り出しますが、その時、令子に近づく真司の姿が目に入ります。

またしても真司に妙な感覚が。「何か居るのがわかる」という通り、ワックスでピッカピカに磨かれた車のボディに怪物の姿が見える真司。その様子を見ていた優衣は驚きます。「まさか・・・。」蓮は冷静に「かもな。」と反応。

令子の元へ行こうとする真司の前に優衣が立ちふさがります。
「あなた・・・かめんらいだー、なの?
おわーっ(笑)
大丈夫かこの娘もあらゆる意味で(死)。
しかし、事情が飲み込めないし何の事か分からない真司は、怪物の脅威を令子に知らせようと構わず駆け出しますが、途中でカードケースの強烈な光により、近くの車に吸い込まれてしまいます。さあ、めくるめく魔空空間に・・・(お前「マクー」しか知らんのか)

■ 鏡の国の真司

ベタすぎ>見出し

さて、謎の空間に放り込まれた真司、そのまま車を突っ切った形で飛び出します。しかもその空間の中でコスプレさせられて(笑)。
嘘だろ〜!?」と驚く真司は、更に周囲の看板の文字などが左右反転していることに動転。そう、ここはミラーワールド。御手洗博士も大喜びだ(喜ぶか馬鹿者)
更に追い討ちに蜘蛛怪物ディスパイダーが真司に襲いかかります!そのお陰で、現実世界で令子の車は解放され、何事も無かったかのように走り出します。

■ 変身!

無様に逃げる真司の姿を現実世界で見ている優衣は近くのガラス戸の前で、カードケースをかざしポーズを取る!
変身!
そしてナイトの姿に!待ってましたとばかりに「果てしなき希望」が流れ始めます。
いや、なかなかカッコイイじゃないの。
しかし・・・。
あのビルの中から蓮の変身ポーズ見てた人がいたら、どう思うかは別問題だな(笑)。

さて変身した蓮はガラス戸に特攻、鏡の世界へ突入します。で、移動用マシン「ライドシューター」に乗っていくんですが・・・さすがにこのマシンはちょっと・・・(笑)。二輪だけどバイクじゃねーよな。

■ 「折れた!」

今回最強の見出しのシーン(笑)を含む、最高の見せ場です。

真司ですが、吹っ飛ばされて看板激突。この不況で看板も発泡スチロールとは恐れ入る。これはもしや「なんとかしろ政府」というメッセージか?気骨の士が東映にも居たか。(基本的に大間違い)

逃げても先回りされ、真司絶体絶命のピンチ!そこに颯爽と登場したのは蓮・ナイトの駆るライドシューター、と使い魔・ダークウィング。颯爽と降り立つナイト・・・しかしまぁ、無駄の多いマシンだなライドシューターって(笑)。

「驚いたな。まだモンスターと契約していないのか。
明らかに真司を小馬鹿にした口調ですが、当の真司には何のことだかハテサテサッパリ
そのナイトが、ベルトのバックル部分に装着されたカードケースからカードを取り出して使うのを見よう見まねして、剣を手にする真司。単純に感心した様子の真司が可愛いな(笑)。
「なんだかわからないけど、俺も・・・だぁ〜っ!
って突っ込んでいくが・・・。
蜘蛛怪物に一太刀!(ばきんっ)
折れたッ!
そこを蜘蛛怪物に一撃!(ばきっ)
うわ〜〜〜〜〜っ
吹っ飛ばされた先にはナイトが・・・しかし、
ふんっ(ばきっ)
飛んできた真司を剣で弾き飛ばして事無きを得るナイト。って、真司踏んだり蹴ったりだな(笑)。挙げ句の果てには
邪魔をするな!
って一喝されて、主人公の立場も無し(笑)。

さてそろそろナイトもフィニッシュモード。
ダークウィング」を使い、蜘蛛怪物の主武器を破壊、立て続けに「ファイナル・ヴェント」により突撃、ダークウィングがマントに変わり、ナイト跳躍、空中でマントが姿を変え、ドリル状になって急速降下!いくぞ必殺!
ドリル・ハリケェェェン!
盛大に違うな。
或いはピチピチスーツの吸血鬼かも(違う)。もしかして本当にロビンが?(出ません)

ともかく、ナイトの必殺技でディスパイダーは爆発四散。意外とあっけない。

■ 長崎僕んち

青森は「耳たぶ祭り」。(C)速水奨

与太はともかく。
炎の中、立ち上がるナイト。これがまたカッコイイ。真司に一瞥くれて立ち去ろうとしますが、真司はナイトにあれこれ矢継ぎ早に聞きます。でも、
はしゃぐな!
とまた一喝。
うーん、ナイトと真司をうまく対比して見せてるな。さすがプロ。

で、突っかかってくる真司を突然突き飛ばすナイト。そこに飛んでくる爆炎!ナイトはもう真司ではなく、その爆炎を吐いた奴に注目していたのです。「来たか!」って・・・予想してたのか?>蓮
そいつは・・・「長く」「とぐろを巻く」。
・・・。
見出しはそれ。
つまりは真司が見た赤い龍。ガオドラゴンとも言う(最終回に出たらシャレにならん←出ぇへんわい)。なれば龍★お(削除)

ドラグレッダーは二人に爆炎砲火!必死に走って逃げるナイトと真司ですが、遂には二人とも爆炎に捉えられてしまいます。おおっと、なかなかナイスな引きだ〜。さあ、一体全体どうなる!?というところで次回に続く!


■ 作風の所感

いや始まったなぁ龍騎・・・いやまだ「龍騎」は出てませんが。何といっても、アギトが終了してから経った一週間しか経ってないのが驚き。

どうやら「クウガ・アギト」から「前後編・冒頭回想・EDカット」を継承した作風の模様。但し、OPの歌詞から番組タイトルが削除された上、「主題歌」が「OP曲」に変わった。OPは文句なくカッコイイけど、他の作品にも全く問題なく流用できそうな曲なのが不満(笑)。まあ、やったものは仕方ない。
また、私個人は歌手・松本梨香をあまり知らない。レコード会社が云々言うのも分からない。ただ、この曲ならMIO姉さんにオファー出したら良さそうだ、というのが感想。いやこれでもカッコイイけどさ。

気を取り直して(直さんといかんのか)
まずライダー達の印象。まだ龍騎は赤くないけど、CMの時の「目が赤く光った龍騎」はなかなかカッコ良かったな。意外。で、ナイトの方は・・・OPのマントひらひらで撃沈。目が宇宙刑事的でも問題なし。
・・・でも、マントは変身時に「バサァッ!」って感じで纏ったりしてくれたら良かったなぁ。

また、スーツアクターはアギトから継承されてるのな。改めてスーツアクターの凄さが実感できちゃいました。「龍騎」と「アギト」、同じなんだよね・・・びっくりだよ。凄いよアンタ達。

次に小道具やCG。
CGは特に気合いが入ってたね。ディスパイダーなんかかなり動きが良かった。うん、このクォリティが維持できれば無敵かも。
「ライドシューター」は無意味に凝りすぎ。急いでいる時に不便(笑)。
肝心のカードは、接近戦では使えなさそう。ピンチを切り抜ける為にカードを・・・って演出が今のところ出来そうにない。「ダークウィング」での攻撃もわざわざカード使ってたし。「呼び出した」時みたいには出来ないのかね?

後はキャラクターについて。
真司はなんか、つつきやすそうな軽薄さが逆に面白味がある。こいつがどう戦っていくのか考えるだけで楽しくなる。そういう意味では既に完成されてる蓮は、「単純にカッコイイ」以外の面白味が今のところ無い。ちょっと心配。
令子は「ジャーナリスト」という以外の特徴が見えない。優衣は未だ不明。
OREジャーナルの大久保編集長と奈々子は個性的で、見ているだけで楽しい。
他、警視庁の面々は準レギュラーでもなさそうでちょっと勿体無い気もする。

最後に。
どこの馬鹿が「杉山 彩乃」っての連れてきたんだ。「みのりっち」を軽く凌駕してるぞこいつ。


■■■ 次 回 ■■■

さて、次回がいよいよ真の「龍騎」誕生秘話!っつーか、「巨大クモ逆襲」ってマジタイトルか?センスねーな俺も大概だけど。
赤い龍との「契約」を薦めるミス悪徳商法。印相とかに興味ある方はJAROまで。・・・っつーか優衣って何者なんだろうな?仕掛け人にかなり近い位置に居そうだけど。
そして、赤い姿に変わる真司を、誰が「龍騎」と名づけたのか!?本人に4万メセタ(メセタって何だよ)
復活するディスパイダー、空を舞うドラグレッダー、それにつられて俺も舞う!うなれ、俺の・・・!(お前誰)
そして、「龍騎か。今の内に潰しておいた方が良さそうだ・・・
そう、これは仮面ライダーを名乗る者達の戦いの物語である!
次回「赤き龍の伝承」、乞うご期待!その者 赤き衣を(青だ馬鹿)

【 龍騎第2話『巨大クモ逆襲』 】

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