龍騎第2話『巨大クモ逆襲』
(2002/2/10)

何とか現実の世界に戻った真司だったが、消耗激しく倒れてしまう。再び気がついた時は、「花鶏」に担ぎ込まれていた。そこで「モンスター」や「仮面ライダー」のことを知らされる。
しかし、これ以上関わらない様に言われ、そのまま立ち去っていく真司。

OREジャーナルに戻った真司は、再び発生した行方不明事件の取材に行く令子を止めようとする。だが真司の言葉は令子を激昂させるだけだった。そのまま取材に行く令子。一時呆然とする真司だが、大久保の言葉により後を追うように飛び出していく。

現場に到着した真司は、既に変身して戦っている蓮を見つめている優衣を見つけ、「仮面ライダー」になると切り出す。優衣は躊躇いながらもカードデッキを渡す。そして、真司は赤い龍「ドラグレッダー」と契約し、戦地に向かう。

復活したディスパイダーに苦戦するナイトを、助ける形で登場した真司。その力でディスパイダーを撃破するが、今度は助けたナイトに切りかかられる!一体何故・・・!?


■ 冒頭

笑撃の「あなた、かめんらいだー、なの?」で始まるとは難儀な番組だが、ここでは前回の戦いのダイジェストとドラグレッダー大暴れが復習されます。りぴ〜つ・あ〜ふたみ〜♪(するかボケ)

OP映像の最初の数カット、やっぱり毎回入れ替えるのか。無駄に凝ってるなあ。ま、やっちゃったものは仕方ない。

■ 大脱走

さて、ドラグレッダーに襲われる二人の「外殻」が微妙に霧散し始めます。言ってみれば「ミラーワールドで活動するにはあの外殻が必要だが、一定時間以上は持たず、それを超えると死んでしまう。」と、どっかの超電子ダイナマン(繋げ方無茶苦茶)みたいな風情。
なんにしても危険なので、ガラス戸に逃げ込むナイト。それを見て自分も突っ込む真司ですが、また見事にお約束な「衝突」(笑)。うーん、いいなぁこういうのも。

来た道を戻れ!
とのナイトのアドバイスを受けますが、真司は混乱したまま。だって、ここに来たの自分の意志じゃないし(笑)。しかし、「車に引きずり込まれた上吐き出された」ことを思い出したお陰で間一髪で現実世界に。
戻ってきた真司の元に、優衣が駆けつけます。しかし真司は気絶。ありがち。

このシーンの蓮と優衣の表情や態度の違いが、キャラクターが出てて良い。

■ 花鶏と書いて「あとり」

どうせなら「ダンシング鶏」なんて奇抜な名前の方が・・・(何の店だ)

ここは気絶した真司が担ぎ込まれた場所。因みに二階。気がついて階下に降りると(別の部屋への扉は施錠済)、蓮と優衣の姿が。笑顔で迎える優衣に対し、値踏みするようなが対比できるシーンです。

優衣は真司に、あのカードケースをどこで手に入れたか、神崎士郎を知っているか、ということを聞きます。カード入手元は教えますが、真司は神崎士郎を知りません。ちょっと落胆する優衣。あら、結構見れるじゃん。
今度は真司君が、カードケースは一体何なのか問います。優衣によるとこれは「カードデッキ」と呼称されるもので、所有者は「ミラーワールド」や「モンスター」を見たり感じたりすることが出来る優れもの。今ならこのカードデッキが1万円とお得(ボッタクリやん)
・・・。
今なら特典として、携帯用ドラグレッダーがついてます。(嘘つくな)

与太はともかく。
話があまりに突飛で信じられないという真司に対し、がまたもツッコミ三昧。その声で、蓮があの戦士・仮面ライダーナイトだと知る真司君。
しかし蓮は真司が無関係そうだと言ってデッキを取り上げ、追い出そうとします。うーん、なかなかヒールっぽくていいぞ蓮。しかしそれを優衣が止めます。そのあまりの剣幕に、蓮も真司を解放して外に。

優衣は、真司があの赤い龍に狙われてることを教えます。そして、襲われたら封印のカードで封じるように言い、「SEAL」のカードを手渡します。そこまでで話を打ち切り、このことを喋らない様に口止めして真司をやんわり帰します。

帰路、真司はその喫茶店の名前、そして、その家宅の表札を確認します。「神崎」・・・「神崎士郎」の姓です。なにかを感じつつそのまま帰る真司。そしてその跡をつける蓮・・・。

■ 復活のディスパイダー!

場面はグローバルプラザ。そこで、まるで「まっくろくろすけ」が集まるようにディスパイダーが復活します。何の意味があるのか怪人体上半身がくっついて(笑)。

さて復活後の被害者第一号は、服を持って試着室に向かう子持ちのお母さん。「待ってるのよ?」「はーい」の流れが傍目に微笑ましい光景。しかし、母親は試着室の鏡に一瞬の内に吸い込まれてしまいます。うわ早。

・・・いや、怪人体上半身いらねーじゃんアンタ(笑)

■ OREジャーナル編集部

さて翌日のOREジャーナル朝の風景。真司君はあの後、会社に戻らず、連絡もせず。でも、連絡がつかなかった理由を「携帯の電源が切れてて」なんて・・・

で、壊した窓ガラスは目出度く真司君の給料から差っぴき。ま、仕方が無い。
今日もマックの前に座る真司君ですが、姿が映るディスプレイに尻込み(笑)。お前、よくここまで出勤してこれたな。そんな真司君に奈々子が何気に非情の宣告。おまけに結局大久保兄ィの写真は合成で服着せようとしてるし、なんなんだこいつは(笑)。

ここにディスパイダーの暗躍が入ります

お昼は全員てんやもん。大久保兄ィはラーメン。奈々子はうどん。令子姉さんと真司君は丼ものですが、何丼だろうな?(知るか)
で、折角戻ってきた令子姉さんでしたが、行方不明事件発生の連絡を受け、そのまま取材に向かおうとします。それを真司君が止めます。
真司君にしてみれば、令子がモンスターに襲われない様に、という想いからです。でも、「他にいくらでもスクープ、ものにできんじゃないですか。」っていう言葉が令子の逆鱗に触れてしまいます。
「データを拝ませていたの、無駄だったみたいね
と吐き捨てるように言い、真司君に自分がどうしてこの事件を取材しているのかを伝えます。そして、
子供の遊びじゃないのよ!
 危険が嫌ならさっさとこの仕事辞めてしまえ、このバカ!
とおかんむり。啖呵が心地よい。

憤然と令子が出ていった後、大久保兄ィが真司君に一言かけます。
「あいつ内心な、お前のその何にでも突っ込んでくとこだけは認めてたんだよ。
と真司君の背中をポンと叩く辺り、兄ィがボスな理由がわかった気がします。それを受けて真司君、令子を追って取材に向かいます。そんな真司君を温かく見守っているような兄ィの表情や態度がいい。ついでに奈々子も味わい深い(笑)

・・・待て。
令子姉さん、あの連絡、誰から受けたんだ

■ 追跡者

さて、バイクで現場に向かう真司君でしたが、何者かが跡をつけているのに気づきます。いや、かなり早い段階で気づいていたでしょう。あのマシンですし(笑)。
なんなんだ、アンタ。
ヘルメットを取った追跡者・は、悪びれた様子どころか、相変わらずどこか真司を見下したような態度で「お前に用はない。お前に憑いてる龍に興味がある。」と告げます。うーん、なかなかヒールな雰囲気だよ。
そこに優衣が携帯に連絡、釘をさしたりしますが蓮は余裕ですっとぼけ。しかし、モンスターが現われたと聞いて顔色を変えます。そして、「龍に食われてもいいが、封印だけはするなよ。」と忠告(笑)して駆けていきます。
なんなんだ、アイツ・・・

うーん、蓮は結構ツボをつくヒールだな。いい展開。

■ 流れる涙

グローバルプラザに蓮が駆けつけた時には一人のギルスが・・・いやゲフゲフォ!(吐血)

ととと、ともかく襲われた人はミラーワールドには引きずり込まれませんでしたが、息を引き取ってしまいます。それを見て蓮はガラスの前で「変身!
変身・・・。
傍目には、変身というより、装着というのが妥当な気が(笑)。
ともかく、駆けつけた優衣が見守る中、鏡の世界へ・・・
鏡・・・。
あの小さいところに、くぐっていくのでしょうか。なんか想像すると可愛い(笑)。

さて一方の真司
どちらかというと、モンスターの気配を追っているらしく、試着室の現場は偶然通りかかった風情。しかしそこで見た、床にへたり込んで泣きじゃくる少女の涙に、真司は自分のやるべき事を見出します。王道
涙・・・。
いや、あの距離では確認は出来まい(無粋を言うな)

・・・しかし何だ。私の記憶が確かなら、およそ2年と数日前某雄介(やめれ)

■ 契約書にサインを

そーゆーんじゃねーってば。<見出し

さて真司は優衣のもとへ。ナイトの戦う様子を見る様が、テレビで特撮番組見てるみたいで微笑ましい。
そこで真司君は、自分も仮面ライダーとして戦う意思を優衣に告げます。
「俺も、あいつみたいに戦えるのかな。」
「・・・え?」
もう一度仮面ライダーになれば・・・
その意思を優衣は撤回させようとします。何故なら、
「駄目。
 モンスターと契約したら、もう後戻りできない。
 ずっと戦い続けていくしかない・・・」
からです。
・・・蓮はいいのか蓮は(笑)

その時、ドラグレッダーの気配。
真司は「SEAL」のカードを取り出し、優衣の目の前で、なんと破り捨てます!やっ、破れるのか!?しかもまるで紙みたいな音させて・・・トレカみたいだ(まんまやん)
カードは消失、優衣は驚きの余り声を荒げます。それは、もう真司には、仮面ライダーになってモンスターと契約するしか助かる道が無いという暗示。そして真司の、後に引かない意思の現われ。
「俺さ、もともと何でも首を突っ込まないと気が済まないんだ。
その笑顔にちょっとときめいてしまったと思われる優衣(違う)は、カードデッキから「契約」のカード(CONTRACT)を取り出し、「あの龍と契約して」と告げます。
そして、真司がカードを掲げたところに絶妙に飛び出してくるドラグレッダー。カードに吸い込まれるように突撃。眩い光が広がり、画面は暗転。契約交渉の席に。おそらく後で「契約記者会見」が(開かれません)

暗闇の中の真司。その真司の周りを値踏みするかのように舞うドラグレッダー。やがてドラグレッダーは真司と同化し、真司は仮面ライダーに変身する!
・・・。っつーか、ドラグレッダー喋るかと思ったよ(笑)。

強烈な光がおさまると、優衣の目の前から真司は姿を消していた。だが、鏡の世界には、その赤い仮面ライダーの姿をした真司が!うーん、カッコイイ、さすが主人公。

■ 騎士の転落人生

さて、真司が契約する間、ナイトディスパイダーと戦っていたんですが、なんだか全然弱っちい。前回見せた強さがない。
バトルシーンでは、落下するナイトを助けるダークウイングというシーンがなかなか。なんだ、ちゃんと自立行動してるじゃない・・・。

それでもディスパイダーに追われまくって逃げる一方のナイト。ビル壁面をカシカシッと滑らかかつスピーディに移動するディスパイダーと、ダークウイングで空を飛ぶナイトの映像が絶妙。さすがプロ。
しかし、ナイトはディスパイダーの糸に簀巻きにされて落下。これがかなり笑える。いや笑っとる場合ちゃうけど。
そのまま地上に倒れ込むナイトの前にディスパイダーが降り立ち、ナイトを狙って針を発射!うわー、蜘蛛に怪人体上半身がついただけでこんなに逆転するものなのかー?文字どおり「転落」だー!OPの「マントぶわわってやるナイト返せー!(落ち着け)

■ ヒーローは受け継がれる

そこにやってきたのは勿論真司!スローモーションの中なのに機敏な動きでディスパイダーの針を見事に叩き落とします!その背中を写すカメラが「ファイティング・テーマ」とともに前移動。くー!シビれますわアンタ!

ドラグレッダーを引き連れたその姿を見てナイトは、真司が「契約」したことを知ります。その真司、早速「SWORD VENT」・・・あら、前回とデザインがまるっきり違う・・・なるほど、これが「契約」の効果って奴か。
そして空から射出される剣を手に構える!
(んっ、ダダッ)
龍の 影を纏う〜♪
っか〜っ!
たまら〜〜〜んっ!

前回と全然印象が違う!早くフルで聴きたいぞこの歌!
しかし気合入ってるな〜。アクションでこういう「魅せ方」してくれるの、凄く嬉しい。

そこからディスパイダーの繰り出す針を剣で薙ぎ、蹴り落し、そしてディスパイダーに乗っかり怪人体部分に一撃二撃!たまらず腕で払うディスパイダー。再び地上に降りた真司は「FINAL VENT」。ドラグレッダーが周りを舞う中、力を溜めるその姿がたまらなくカッコイイ!
そして飛翔俺のジャンプは垂直35m!そしてくるりんと「きりもみ」!おおお、赤い仮面緑のボディが俺の目の前で宙を舞う!(舞ってません)
そしてそのままキックを繰り出す!しかしディスパイダーも腐ってもモンスター、反撃を試みようとしますが、実は既に真司が針の射出口を潰してたり(笑)。焦るディスパイダーに、ドラグレッダーの爆炎の力で信じられない加速力と破壊力を得た真司のキックを受けて敢え無く爆死。
炎の中、ふらふらではあるものの立ち上がる真司が印象的。

■ 不意打ちとは卑怯な

さて事が終わったところで、爆炎の中から球体が飛び出します。それをドラグレッダーがぱっくん。何事かと訝る真司に、ナイトが註釈を入れてやります。いや、というかあんたどうやって簀巻きから逃れた?(笑)
それによると、モンスターはモンスターを捕食することで「より強く」なるらしい。だから、蓮は真司を追っていたわけですか。
しかし、そこで「がっちり握手」しないのがヒールであるナイトの面白味。

「龍騎か・・・
 今の内に潰しておいた方が良さそうだな。
その言葉の意味を捉えかねている真司にパンチ一発食らわすナイト!それを現実世界から見て叫ぶ優衣!・・・結構衆人環視だから、どう思われるか想像すると大変だ(笑)。
その内、真司こと龍騎は体勢を崩して倒れ、そこに容赦なくナイトの剣が振り下ろされる!といったところで今回は幕!またまた、気になる展開。うーん、繋ぎがうまい(笑)。

・・・っつーか、何で「龍騎」なのよ(笑)


■ 今回の注目点

今回はもう、既に最高潮に高まってしまった「龍騎」のアクション全てですね。特に「FINAL VENT」はただひたすらにカッコイイ。理屈を並べる必要ないね。
でも・・・やっぱりカードをセットするシーンがあの展開に水を差してるよな。いくらなんでもあの間、ディスパイダーが待っているってのはおかしいよ。

真司が仮面ライダーになる顛末が描かれた今回は、色んな人が真司をその運命に巻き込む役を担っていました。その中でも奈々子なんか「追い込み型」で面白い。直接的には関わっていない奈々子だけど、この娘の「のべ〜ん」とした口調はいいわ。

そういえば、やっぱりちょっと不安は残るけど、まあ見られないほどひどくはないことが今回わかった杉山彩乃。これからか・・・ひとつ長ーい目で見ていこう(テメー前回といってること違うじゃねーか)
ただ、前例がたくさんいるのが不安だが・・・。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
モンスターは倒したものの、「仲間」だと思っていたナイトに襲われてしまう龍騎。これは一体どういう事なのか!?というか、これどうやって収集するんだ。時間切れか?
それよか、お前「仮面ライダー忍者」ちゃうんか(センス最低)。>ナイト
ま、まあ戦いは無事回避されるみたいだけど、それより「お前が龍騎か。ライダーを、倒せ」って、あんた一体なんだよ。「倒せ」ってどういうことだ?神崎士郎さんよぉ。というか次回の舞台は学校だ!「学校の怪談」・・・最低。
次回「炎の中の渡り鳥」に乞うご期待!「神崎士郎という男を殺したのは・・・(勝手に殺すな)

【 龍騎第3話『学校の怪談』 】

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