龍騎第4話『学校の怪談2』
(2002/2/24)

ダークウイングが人を襲うのを蓮が見て見ぬふりをしているのではないか。
疑念を抱く真司だが、優衣は取り合わない。なら、自分の目で確かめるしかない。真司は蓮を追い、蓮は真司を煙たがる。二人が衝突するのにさして時間はかからなかった。だが、モンスターの気配を感じた二人は小学校に急行する。

小学校で生徒を襲ったモンスターは複数存在した。蓮と真司は変身してそれぞれ戦い、これを撃破する。


■ 導入部

前回のバトルシーンダイジェスト→「なにやってんだ」

真司はダークウイングがあの娘を襲おうとしたと判断したようですが、蓮は「まさか」と嘲笑。そこに、悲鳴を聞きつけてやってくる人の足音が轟き、蓮はその場を去ります。何故か真司は躊躇いを見せます。「あの娘が心配」ってだけなのはわかるけど・・・君ね、「悲鳴を上げてうずくまってる女生徒」と「得体の知れない青年」という図式がどう判断されるかわからんか(笑)。早く逃げろ早く。

立ち去る蓮に詰め寄る真司。そこにタクシーで駆けつける優衣・・・。・・・?あ、優衣もモンスターの気配を追えるんだっけ。
で、モンスターを逃がしたと言う蓮に真司が反論。しかし蓮は「あのタイプには複数で現われる奴も多い」と、真司が倒したのと別のモンスターがいたと言う。優衣はそれで納得しますが、真司は心の中でそれがだと決め付けます。
それがねえ・・・。
仮面ライダーとしては「なり立て」の男が、「モンスターの気配はひとつだけだった」だの何だのとゴチャゴチャと・・・。図に乗ってますかこの男。ってところでOP。

■ 取材取材

さてCM明けはいきなりsmart激走、小学校に。いや・・・アンタ達ね。学校の校門は駐車スペースじゃないんですが。蓮も真司もどういう神経してんだ、と思ってたら、令子姉さんもバカなのか。この作品にはバカしかおらんのか。え?

さて茶々はともかく、学校にやってきた令子姉さんは、既に来ている真司君に感心しますが、なんか全く別の件で来ていることに驚きます。令子姉さんは、中村教諭が行方不明になった件で取材に来たんです。・・・あら、そういえばなんで真司君は学校に残ってたんだろ。

そりゃまあいいとして。
真司君は令子姉さんからその事件の発生場所を聞きます。そこはまさしく、自分が蓮とダークウイングを見掛けた場所・・・。疑惑確信になったシーンですが・・・真司君、ジャーナリストになるには自分の感情を捨て去って客観的に事象を捉えられる精神力が必要です。蓮に邪険にされたシーンも判断材料に加味されてるのが、真司君らしくていいよな(笑)。君、向いてないと思うよ。

■ ロン!ロ〜ン!

うるせぇ、ヤスでもねぇ癖に気安く呼ぶな(そういう貴様はロンでもあるまい)

というか、ロン・ヤスなんていつの話だよテメー・・・。

またしても与太からでしたが、シーンは蓮を追跡する真司。例によって真司がどうやって蓮の居場所を嗅ぎ付けたかはナイショ。
ここで真司は蓮を疑っていることを包み隠さず打ち明けますが、蓮も余裕で「新聞屋ってのは暇なんだな」だの「お前はバカか」だの軽く返します。でも真司は、たとえ契約してもモンスターは人を欲しがることを知っています。何時の間に知ったのかは傍目にはわかりませんがとにかく知ったんです。
しかし蓮は真司に「もう付きまとうな!」と吐き捨てるように言い、借金の早期返済を求めて去っていきます(笑)。それについては強がってみせた真司君でしたが、大家から家賃払え電話がやってきて台無し(笑)。
この時、ヘルメットしたまま携帯に出ようとした真司君が、らしくていい。それにしても、「払えないですからね、はっきり言って。無いですからね。」ってあんた・・・(笑)。大家さん黙ってないよ。

でも、わざと名前間違った振りして蓮を止めようなんて、結構考えてるじゃん。嫌いでないよ、そういうの(どういうのや)

■ 一瞬つまる令子姉さん

令子の取材は、真司が言ってた「襲われた女生徒」に及びましたが、学校の怪談レベル以上の話には到達しません。編集部に戻った令子が見たものは、しっかり寝ている大久保兄ィ。またそれを見つめる令子姉さんの視線が冷たい冷たい(笑)。で、今回も不機嫌モードに。

そこに、アパートを追い出された(当たり前)といって真司が大荷物を持ち込んだもんですから令子姉さんまたも切れ。
「こんなに私物持ち込んで・・・大切な資料とか紛れたらどうすんの?
 会社には、必要最低限のものしか置かない!
 社会人としての常識だし、出来る人間の条件よ!
この台詞に大久保兄ィが相槌を打つんですが、その時の行動が笑える。他は良いとしても、トランクスはどういう了見だ兄ィ(笑)

そんなところにやってきたのが奈々子ちゃん。何やら水槽みたいなものを持ち込んで、「今日から給湯室がお前の家だからねー。あったかくしようねー。」とのほほんボイスで去っていく。うーん、奈々子ちゃんいいなあ(笑)。
令子姉さんも再度の「わかったわね」が微妙に動揺してるのが可愛いよな。真司君もちょっと困ってるし(笑)。

で、奈々子ちゃんは給湯室にしっかりイグアナ(?)住まわせてデジカメ。きっと「お引越し」とかタイトルつけるんだろうな。いいなあ奈々子ちゃん(笑)

■ 蓮の行方を追って

真司はバイクを走らせます。「どこ行ったんだよ、アイツ

そのは、ばっちりストーキング(笑)。傍目には、徐行し続ける車やバイクなんて怪しすぎ。

で、真司は結局「花鶏」に。
そこで真司は優衣に、蓮に対する疑惑をぶつけるんですが、逆に優衣に怒られちゃいます。「なんで真司君にそんなこと言えるの?蓮のこと何も知らないじゃない。」と。尤もなご意見です。
追撃も忘れません。
「変身しても、まだ弱いし。
ははあっ!至極御尤も!(平伏)

ついでに蓮のことも。
「蓮はね・・・
 そりゃあ性格悪くて意地悪で、ケチで、好き嫌い激しくて何考えてるかわからないけど
優衣ちゃん優衣ちゃん、もっ、もうそのくらいで・・・(笑)
でも、優衣は蓮が「何かの為に戦っている」ことがわかる、と。だから蓮のことも信じられる、と。

そして蓮はあの女生徒を張り込み。ヤベエ、マジでやばいぞこいつは(笑)。いや、私達にはその目的がわかってるけど、傍目に見たらそりゃあアンタ・・・。あの後、パトカーがやってくるのが想像できる(死)。

■ 居候

さてCM明けはOREジャーナル編集部。行方不明事件について完全に行き詰まった令子は、もう一度リストを眺めてます。「あまり根つめるなよ」とありがちな大久保兄ィのお言葉。

その編集部の片隅には、真司君の仮住居が設置されてます(笑)。それをデジカメで撮影しまくる奈々子ちゃん。なんなんだろうこの娘(笑)。

■ 蓮と真司

小学校の前で張り込んでる蓮の元に真司が合流してきます。「いい加減しつこいな!力づくで話さいと駄目か」と、さすがの蓮もキレそうな雰囲気。でも、真司君は蓮のことを理解しようとしていますね。いやいや、どうして大した心がけ。でも「目障りだ」という蓮に「お互い様でしょ」というのは頂けねーよな(笑)。

そして二人は線路側の人気の無いところで一昔前の臭いドラマ。ここで二人の考え方が多少なりとも出てきます。
真司君は蓮が言った通り「何も考えてない」ようです。ただ漠然と人を守ろうとする、その姿勢は確かに立派です。そうした事に、理由を必要としないのも勇者と呼ぶに十分です。ただ、本当に頭が悪そうなのはちょっとなあ(笑)
は確かに真司より強い。経験も豊富だ。そして、自分の背負っているものの為に誰かを殺すことに躊躇いはないという。こういう、「犠牲も厭わず」ってタイプの戦士も定番だけど、いざという時になったら躊躇うんだよな(笑)。こいつはどうかな?

しかし、ここでの二人の殴り合い(注:蓮の一方的なリンチともいう)シーンは印象的ですね。
正義の味方にでもなったつもりか!お目出度いな!
お前はライダーをやるには甘すぎる!
・・・蓮ばっかりだ(笑)。
いや、ここで一番というとやっぱり最後の締め。何か背負っているものがあるのかと問う蓮に対する真司の返答。
「借金。お前に借りた借金三万、それを返すまで死なないよ、多分。それでどう?」
それに対する蓮の返事は視聴者の大半の意見を代弁(笑)。いやまあだから、真司は本当にそういう理屈抜きで戦おうとしてるんだとは思うけどさ。やっぱり今はピエロだよ。

この他、蓮の戦う理由がなーんとなく、って感じで匂ってきます。あの指輪・・・あれは誰のもの(誰にあげようとしたもの)なのか、そして何故それを肌身はなさず持ち歩くのか。蓮の新たな人間像が描かれつつあります。いい傾向ですねえ。

■ アンティーク

場面は突然OREジャーナルに。令子姉さんは行方不明者リストの内、4人に共通した項目があることを見つけ出します。アンティーク収集。・・・令子姉さん自身もいうように、とても共通項としては弱いんですが、そこはジャーナリスト。引っかかる点は追求しようという姿勢はさすがといえます。
・・・まあ、伏線はこのくらいにして本編いくぞ本編。

■ 南新宿小学校

ショウコちゃんチサトちゃんですが、この二人、やたらと一緒にいますねえ・・・。
・・・。
いっ、いや!
断じて!そんなことが言いたいわけじゃなくッ!
ただ、「仲が良いよなあ。あのまま大きくなったらきっと・・・」(はっ)
【謎の倫理協会の刺客と交戦中】

・・・それ以前によ、階段を駆け上がるスカート姿の女の子をよ、あーゆーアングルで撮影するなよなー。ぜってーソレ系言われてるって。
は?私も言ってる?
失敬な!私はただ単にが・・・(はっ)
【謎の倫理(以下削除)】

・・・っつーか、小学生レベルの脚でも見境無しか貴様。

与太ばっかりだがそろそろ本題(誰のせいだ馬鹿野郎)
廊下に差し掛かった二人に、モンスターの魔の手が伸びる。まずはお約束に窓ガラスを盛大に破壊!倒れ込み悲鳴を上げる二人を、急行した蓮と真司が助け出す。もうちょっと遅かったら誘拐犯だの変態だのロリコンだの言われてるところだったので惜しかったなぁ(何がだ)

ここで真司は、モンスターの移動スピードが余りに速く、あっという間に感知できなくなってしまうことを知ります。蓮が教えたんですけどね(笑)。これによって、真司が蓮に抱いていた疑惑は解消されます。そう、全ての疑いは自分が創り出していたに過ぎない。その非を素直に詫びる真司と「そんなことはどうでもいい」と気にもしていない蓮がいい。

そして二人はモンスターの気配を感じ取り、鏡の前で変身ポーズ。っつーか、何も二人で息を合わせなくってもいい気もするけどなあ(笑)。でも、こうしてみると、腕を真っ直ぐ伸ばす真司と、肘をしっかり曲げる蓮って、1号2号だなあ(古臭い話するなよ)

■ バトル

ライドシューター並走から飛び出してきたかと思えば飛び蹴り・パンチ食らわすとはナイス端折り。
ここでナイトがメガゼールを相手に選びます。無作為ではなく、メガゼールこそ中村教諭を襲った奴だからです。
お前・・・!
プライドの問題だ!
うーん、渋い。

さて戦いの方はその様な図式。ナイトはメガゼールと校舎内→屋上へ。龍騎は空中を舞うギガゼールにタックルして引き摺り下ろして校内に落下→校庭へ。
しかし戦いは思う様に進みません。ナイトはかろうじて五分に見えますが、龍騎はちょっと・・・。やがてナイトが校庭に落とされた(メガゼールも吹っ飛ばされてるけど)時、その間を使って「ADVENT」を装填。それを見た龍騎もギガゼールに一撃くれて怯んでるその隙に「ADVENT」。どうやってそれがアドベントのカードとわかったのかはヒミツ。声かも知れず。
そしてダークウイングドラグレッダーの援護攻撃により(ドラグレッダーは援護どころの騒ぎじゃないけど)メガゼール・ギガゼールは体勢を大きく崩します。
そこに二人とも「FINAL VENT」。龍騎のライダーキック、ナイトの飛翔斬が見事にヒットし、戦いは決着。

戦いを終えた二人。ナイトが黙って龍騎を見つめ、龍騎がそれに気づくシーンがなかなか。そういえば、ナイトの目がこれほどはっきり見えたのって無いかな多分。

■ ありがちなラブコメ

やめれってのそーゆー見出し

戦い終わって、仲良く二人で花鶏に戻ってきた・・・わけでもない様子(笑)。でも、なにかと二人ともやることが同じタイミングなのは見てて笑ってしまうよな。微笑ましいというかなんというか。
ほら、優衣ちゃんも一体何が起こったのか、って顔してるよ(笑)

■ ミスターかに道楽

今回の幕引きは、前回あれほど登場を匂わせた「ミスターかに道楽」。おいおい、予告編で引きの映像使うなよ。アンタ達、頭悪いだろ思いっきり

令子姉さんが骨董屋を廻っているというシーンに絡んで、ある骨董屋の鏡に映った謎の男が映し出されます。そのコートのポケットからゆっくり取り出される、明らかに「カニ」を意匠としたカードケース・・・
っつーかお前ら、マジで予告に引き映像使うのやめれ。予告でもなんでもねぇじゃんってこといい加減わかれよなあ・・・。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回はいよいよカニ怪人の登場。というか、最初に出たあの真・カニ怪人って、シザースの契約モンスター?あれ二本足で立ってたぞ?カニちゃうぞ?おいおい大丈夫か頭。
んで、めぼしいところは蓮の台詞くらいか。後は・・・後は・・・。
仮面ライダーシザースって・・・怪人じゃん(笑)。ま、この作品の中では「仮面ライダー=カードデッキで変身する人間」だからいいけどさ。多分、うるさいぞ、これ。
次回「食い倒れ骨董店の怪」に・・・って最低アンタ(自滅)

【 龍騎第5話『骨董屋の怪人』 】

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