シザースと龍騎との闘いは決着がつかなかった。その間、骨董屋を調べていた蓮は、「カンザキユイ」と記されたメモを見つける。優衣が危ない!
僅かな差で優衣はシザース・須藤に連れ去れれていた。それに追いつき、戦い始めようとする須藤と蓮だったが、真司がそこに割って入り水入り。
「人を守る為にライダーになったけど、お前だけは許せない」
そういう真司を、しかし蓮は退かせ、シザースとの一対一の闘いに臨み、熾烈な戦いの末にこれを倒す。
一つの戦いが終わった時、しかし既に全く違う闘いが行われていたことは、真司も蓮も気づくことはなかった。
冒頭は勿論、シザースと龍騎の闘い。真司の脳裏によぎる、神崎士郎の例の台詞。そして、蓮の「戦って生き残ることしか考えてない」という台詞が去来。立ち上がって、はいOP。
OP→CMと引っ張った闘いは、やはりタイムアップで水入り。
龍騎の「STRIKE VENT」に対し、シザース「GUARD VENT」。さすがのシザースも吹っ飛ぶ。そこでシザースの装甲が粒子化、タイムアップを告げ、シザース脱兎。
龍騎・真司は、「こんな闘い、何の意味があんだ?」と呟き、同じく脱兎。
骨董屋の主人・加賀友之の死体を見つけた蓮は、シザースの正体を探るべく店内を捜索するうち、「カンザキユイ」と書かれたメモを発見。慌てて優衣の元へ。
しかし、シザースって結構マヌケな奴だな。
そのシザースの愛車はオートマ車。多分マークII。殊更どうでも良い(笑)
「カンザキ、ユイか・・・」
行き先は当然・・・
ところでシザースといえば、真司はどうしたのか。実は何事も無かったかのように骨董屋の前を走ってたり(笑)。
いや、あの後シザースを探したとは思うけど、シザースも真司に対する興味を失ったみたいだし、なんかトホホな奴だな真司は。
骨董屋の前には何故かパトカーと野次馬達が。なんと、加賀友之の死体が見つかったという。真司にしてみれば、「どういうことだよ?」って話。
骨董屋といえば令子姉さんも関係者。
こちらには、須藤刑事ではない刑事二名がやってきて、妙なことを言い出します。令子姉さんが須藤刑事に依頼した被害届はまるで知らない様子。姉さんも困惑顔。
すると、須藤刑事・・・職務怠慢?(知ってて言うな)
しかし・・・
須藤もそうだけど、どうしてドラマの刑事ってのはコート脱がないかな。院内って、コート来たままだと暑いぞ。別に良いんだけど。
須藤刑事が訪ねてきます。「いらっしゃい」って、優衣ちゃん・・・あそこ営業中だったんだ・・・。
いや、っつーか、須藤がなんでここに?骨董屋で令子を襲った奴を探してるんじゃないのか?(白々しすぎ)
・・・
ともかく須藤は、神崎士郎の車が見つかった、として、優衣に確認の為同行を願い出ます。優衣ちゃんも兄に関する事だからってんでホイホイ応じちゃうんだなこれが。
ふと目にした、兄との写真。去来する兄の言葉。
「俺は、いつでも、お前を守る為だけに生きている。」
その声にかぶさるように、疾走する蓮の姿。この部分に関しては、士郎の想いを引き継いでいるような映像だな。案外、蓮は・・・
別にベガ様がコンボイ走らせてたわけじゃありません。(誰だベガ様って)
因みに私は清水宏次朗でもありません。(誰だそれ)
須藤、優衣を車に乗せ、優衣が蓮(多分)に連絡しようとしたところを某薬でグンナイベイベー♪っつーか落ち早過ぎ。
蓮が花鶏にやってきた時には既にもぬけの殻。大急ぎで捜索に出る蓮。
・・・いや、といったって、どこを?(笑)
なんてカンジでバイク走らせてた蓮の前に、コートの裾がドアからはみ出したまま走行中の車が・・・隣に寄せてみればやはり優衣が!曇ったバイザーが蓮の必死さを窺わせてる気もする。
当然、逃げる須藤に追う蓮という図式に。途中、真司君も対向車線からそれを発見して追跡(した筈)。
途中、三和機工の車両に邪魔立てされる蓮だったが、律義にウィンカー出す須藤の誘導で難なし(笑)。
そこは埠頭の倉庫らしく、須藤が入り組んだ路地に入ると、蓮も須藤を見失った様子。しかし、ニヤリとする須藤の前に蓮が!慌ててハンドルを切った為、前輪脱輪して行動不能。FF車ですね。
須藤の、観念というか開き直った表情がグッド。
いや・・・っつーかアンタ。
ホイールどこで飛ばしたのよ。>須藤
須藤に詰め寄る蓮。ここでの須藤の態度・台詞・表情、どれをとってもグッドっす。
優衣をさらったのは、ライダー同士の闘いを有利に導く為だった、と須藤。
「正面きって戦うのは苦手か。」(蓮)
「別に。
なるべく手間を省こうと思っていただけですよ。」(須藤)
いいね!
こういう雰囲気になるのか。嫌いでないよ。
一触即発!ってところに轟くマヌケなバイク音。気の抜けた蓮の「城戸」ってのが味わい深い。
「二人相手では不利すぎる。やめましょう。」と須藤、マークIIに蹴り入れてどこかに去っていきます。・・・ってどこへだ。
須藤が去った後、蓮は真司に詰め寄ります。真司の迂闊な行動が、この状況を招いたと。蓮についてはともかく(笑)、優衣についてはさすがに真司も一言もなし。
「それでも(ライダーと)戦いたくなかったら、
死ぬのはお前の勝手だ。
だが俺と優衣を巻き込むな。」
そう言い残して、優衣をお姫様抱っこして真司を後に残して去る蓮。
・・・
あの・・・気を失ってる優衣ちゃんを、バイクでどうやって連れ帰るおつもりでしょうか(笑)。
CM明けは大森中央病院。令子姉さんが須藤を呼び出し、それに応じた須藤。令子姉さん、須藤にブラフをかけます。
話を聞くにつけ、顔つきが変わっていく須藤が実に良い。そして須藤が立ち上がったその時、病室に二人の刑事が。須藤に詰め寄る刑事だったが、いとも簡単に須藤は脱走。追いかける刑事、安堵の溜め息の令子姉さん。
「それにしても城戸君、何やってんのよ」
病院から飛び出す須藤と刑事。そこにやってくる真司君は、その後を追った、と思います。
そして、須藤は行き止まり(?)に追いつめられますが、不敵に笑む。横には全面ガラス張りの建造物が・・・訝る刑事は哀れボルキャンサーに捕まってしまいましたとさ。あららん、返り討ち。
その後、到着した真司君が須藤と対峙します。そのまま闘いか?と思ったらもう少し後。
ところで、なんかガラス面に緑色のものが映ってたんだけど・・・何かの旗っぽい。予告がアレだったし、ちょっと勘ぐりすぎた。
場面は花鶏。どうやってバイクで・・・。
蓮は優衣をソファに寝かせて介抱。そこで、優衣が涙を流しているのを見てしまう。そう、優衣は、歩くのが面倒だったから狸寝入りしていたんです。なんて奴だ(コラコラ)。
優衣は、須藤がライダーであると推測。そして、蓮がその須藤と闘うのではないかと危惧します。当の蓮は軽く否定して去っていきますが、誰がどう見たって嘘なのがバレバレ。困った男だ。こういう点、不器用っぽい。
ところで蓮、ヘルメットはちゃんと顎まで締めなさい。
さて、場面は再び真司君と須藤。真司君の追求に、須藤は飄然。
須藤と加賀は、なにか裏で悪事を働いていたらしいんですが、そこは明確にされていません。須藤も「あまり誉められないこと」としか言ってませんし、それで十分な気もします。
そして、調子に乗って須藤に不利な条件を提示してきた加賀を始末し、壁に塗り込めていた時に神崎士郎と遭遇した、と。「お前に相応しい生き方を与えよう。闘え。」とは神崎士郎の台詞。
また、行方不明事件も、どこまでが彼の仕業か不明。ただ、須藤の意図は、そうすることで加賀の死もその行方不明事件に紛れてしまうだろう、という自己中心的発想。また、モンスターのパワーアップも目的。なんだ、人を食ってもアップするのか。
・・・いや、腹が空いたら力も出んな。妙に納得。
真司は、自分は人を守る為にライダーになった、これからもそうだ、と語りますが、須藤は「素晴らしい」と小馬鹿にした態度で一言。
「けど、あんただけは、許せないと思う。
戦わなきゃいけないと思う!」
そういって真司はデッキを取り出しますが、そこに登場した蓮が「お前には無理だ」と割って入ります。出を狙うなよ(笑)。
さて、蓮はそんな真司の意気込みを否定するかのようなことを言います。
「そいつが許せないから戦うんじゃない。
仮面ライダーだから戦う、理由はそれだけで良い。」
妙に納得。
須藤も「あなたは話が早い。いいでしょう。」と返答。しかし、「いいでしょう」って・・・こいつは何だ一体(笑)。
そして、カードデッキを勢いよく取り出し、近場のガラス窓に向かって仲良くダッシュ→並んで変身→ミラーワールドへ。おそらくツーリング状態(笑)
・・・なんつーか、妙な雰囲気(笑)。でも須藤の変身ポーズは意外とよかったな。
まずはバイザー同士での対決。どう見てもシザースの方が戦巧者。あっという間に首締め極められるナイトは、「NASTY VENT」でダークウイング超音波攻撃(?)。苦しむシザースだが、そこを狙わないのがナイトの騎士たる所以か。
さて今度は「SWORD VENT」でナイトが優勢、かと思えばシザースも「STRIKE VENT」で逆襲、やはりシザースの方が動きが良いらしく、ナイトは首根っこをピンチャーで挟まれ絶体絶命!
そこでナイト、バイザーでシザースのベントホルダーに一撃!体勢を崩したシザースの前で「FINAL VENT」!シザースもそれを受けて立つ!おお、シザースの「FINAL VENT」か!
・・・と期待してたら、ボルキャンサーがシザースをトス上げしての回転アタックとは・・・(笑)。でもナイトの飛翔斬に打ち勝つのか・・・何がどう強いのか全くわからんな(笑)
立ち上がるシザース、倒れたままのナイト。
「私の勝ちのようですね」
とか言ってる側からシザースのデッキが崩壊!なるほど、ナイトの狙いはこの一点だった・・・のかどうかは不明だがとにかく闘いはナイトの勝ち。
シザースが苦しみ始め、背後にボルキャンサーが・・・。シザースの変身が解け始め、ボルキャンサーはシザース・須藤を襲い、そして・・・。
蓮すら目を背ける光景。蓮はホラー全然駄目とかいうオチもあるか。
今度はボルキャンサーを倒すべく戦うナイトでしたが、ボルキャンサーの一撃でウイングランサーを弾き飛ばされるほど疲弊しているナイトに、勝ち目などありゃしません。さあ、ボルキャンサーの止めの一撃が今正にナイトに・・・。
そこに割って入ってきたのは勿論龍騎!
・・・っつーか、なんだねその格好は。も、もしやこれが竜巻防御!?うっわマジ?わけがわかりません。おまけに剣も持参。どういうスタイルだ。
で、時間もないのでいきなり「FINAL VENT」でライダーキック!ボルキャンサー盛大に爆死!うわ早。
そして例の如くふよふよ浮く力の球を食べに行くドラグレッダーを、龍騎は必死に制止。意外なことにこれが有効。その隙を突いてダークウイングが横取り(笑)。いや、これは真司君、ドラグレッダーに睨まれたぞ(笑)。
「何を躊躇っている。力は力だ。
これが戦いなんだ!
カードデッキは全部で13。倒すべきライダーはあと11人。・・・お前を入れてな!
俺は必ず生き残る!」
と蓮。
・・・あら?
っつーか、謎のライダーは?
その夜、花鶏に向かう蓮と真司。「優衣には黙ってろ。同じ思いをさせたくないだろ。」と蓮が口止め。
で、店に入ったら入ったで、「城戸も一緒だ。一緒に飯でもどうかと思ってな。」とか言い出す・・・蓮って一体何がしたいんだろうな(笑)。
取り敢えず、優衣ちゃんは額面通りに受け取ったように見えるけど、絶対感づいてるよな。
だってサブタイトルがそうなってるんだもん。
花鶏でディナーが始まろうというその時、別の場所では謎の戦士がシマウマ系モンスターと戦っていた、ってとこ。アドベントカードくるくるで世界が切り替わるなんて演出も良い。
しかし・・・なんだろうあのバイザー・・・いや頭部の方のね。「ピピピピピピピ」でナイト2000だしチェーンむき出しでグルグルだし。でも「ムン!」とかいうとこはかなりイイぞ!渋い声だ。期待していいかも?
・・・というか、東映はまだ勘違いしている。
暗闇から、足音と共に現われる謎の戦士、というシチュエーションは、まあいいだろう。問題は、口笛も吹かなけりゃBGMオンもないってこと。これが一番大事だというのに、東映は一体いつまで特撮をコケにすれば気が済むんだ(お前が一番コケにしとるぞ馬鹿者)
って、サブタイトルで謳われてる場面、1分ないぞ・・・しかも引き。なんだよこれ。
なんというか、この須藤役の木村っての、結構いい具合にキャラを仕上てきたな。うん、いいカンジ。これから育つ、かもしれない人材リストに名を連ねておこう。今後は本業メインで頑張るってんなら、もう出てくるなっていうカンジだけど(死)
あの口元の歪ませ方なんか、なんか素養を感じる。しかし・・・今まで「サワヤカ系オンリー」だあ?アンタ達、役者の素養を見る能力無さ過ぎとちゃうか?ズブの素人が言うのもなんだが。
なんだよ〜シザースって改造アファームドが最後にぶっ殺すんじゃなかったのかよ〜・・・。折角前回歌に組み込んでやったのに〜(それは貴様の勝手だ馬鹿者)。
そんなシーンがあるからこそ、「謎のライダー登場!」って意味のサブタイトルだと思ってたのに・・・今回の話、どこが「謎のライダー」だよ。お前らいい加減バカだろ。素人の私がそう言うんだから相当なバカに違いない。おまけに次回は「新種誕生」と来たもんだ。グレムリンか貴様ら。あらすじ読むと、ただの導入用プロットがサブタイトルに使われてるってカンジ。どうもこの作品のサブタイトルは、すげーいい加減につけられてるみたいだ。今更それに気づくとは情けない話ではある。
東映の公式サイト読んで脱力した。友情出演って・・・あんな内輪のことをわざわざクレジットしちゃっていいの?大体、友情出演って表現そのものが間違いじゃねーの?正式なオファーきたんだろ?金貰ってんだろ?なんで他の役者と区別しなきゃいけねーのよ。
何か勘違いしてんじゃねーの?この業界。
さて!
次回はなんだかガラの悪いにーちゃん達(俗称:ダニ)が大暴れ!ポーズを決めるヤンキー(死語)にーちゃん、ダニどもに襲われてたヘラヘラ風味のスーツ姿の男、そして何故か一緒にいて殴られる真司(笑)
そして、いよいよ登場する謎のライダー!大砲抱えてヘロヘロなありさまは見ていて微笑ましい系統(笑)。しかしそんなことでは立派なアファー(削除)
次回「エネルギー充填(以下何度も使用されてるので削除)」
・・・傾向から言えば、次回の引きはキャノン砲撃。当たっても全然嬉しくない。外れろ。