龍騎第8話『4人目ゾルダ』
(2002/3/24)

またしても新種を発見したという連絡を受け取材に向かう真司と令子。だが令子は、この新種発生に近場の工場が関係しているのではないか、と睨む。その工場を経営する会社に取材を申し込むと、現われたのは北岡秀一だった。

話にならない、と席を立つ令子。後を追う真司を北岡は呼び止める。真司は北岡と話をすることで、この男自身に興味を持ち始める。

また真司は、花鶏に住み込みすることになった。だがそんな真司に対抗した蓮も、成り行き上、花鶏に住み込むことになった。おまけに同室。

北岡を取材した真司はモンスターの気配を感じ、変身して戦う。どうにかこれを撃破したのも束の間、今度はゾルダに砲撃を受ける龍騎。


■ 確認

前回ラストのダイジェストゥオ。冒頭アッサリ。

■ OREジャーナルの死活問題

OP、CM明けはOREジャーナル。金色のザリガニの記事を徹夜で仕上げた真司君でしたが、その文章は「ジャーナリストの書く文章じゃない(令子姉さん)。こいつは一体、どういうジャーナリストを目指してるんだ・・・。

それはさておき、徹夜とくれば夜食なども当然必要なんですが、その残骸が非難の的に。更に、
ちなみに、
 真司君がここに住み着いてから電気代ガス代がなんと!
 (かしゃかしゃ、ちーん♪)
 それぞれ25%アップします。(奈々子ちゃん)
(ぽくっ)←令子姉さんが真司君を小突く音(笑)
うーん軽妙。こういうライトコメディは単純に面白いな。

さて、そこにまた大森ジジイからメールが。お礼のメールかと思えば、髪の毛の生えたカエルを捕まえたとか。飛びつく真司君でしたが、大久保兄ィ令子姉さんは困り顔。どうも何か裏がありそう、って風情。

■ 吾郎ちゃんメイド

場面変わってこちらは北岡弁護士事務所。前回吾郎ちゃんがラーメンしばいてた部屋なんですが、よく見れば(よく見なくてもわかるけど)絵画や何やら色々あり、キングファイルは「なんたら六法」とかの、いかにも弁護士風の小道具でした。本棚くらい買えよ。

で、吾郎ちゃん調理の朝食に舌鼓の秀一、って図式ですが、味にうるさそうな秀一が誉めるところを見ると、吾郎ちゃんって相当な腕の持ち主なんだろう。用心棒だけでなくシェフでもあり・・・おっと電話が。フム、受付もするか。多分、掃除洗濯とかもやってるんだろうな。
でも・・・あの声で電話に出られたら切りたくなるな(笑)。

電話は仕事の依頼。「それは構いませんが、高いですよ私は。」なんてシレッとぬかすあたりが秀一のキャラだな。うん、吾郎ちゃん込みで気に入った。

■ 大森のジジイ宅

さて、髪の毛の生えたカエルを取材に来た真司君令子姉さん。そのカエルとご対面。ぶっ、ぶわははは!
あー真司君、キミって本当に純粋バカだな。愛すべき奴だよキミは。

ところでここでの大森のジジイの絡み、前回と微妙に違うけど殆ど同じ。あの軽妙な散歩シーンも健在。このジジイ、いいよなー。
今回違ったのは、令子姉さんがあの煙突に着目した点。いや・・・っつーかそれ以前にさ、大森ジジイを疑うんじゃねーかな?そう思ったから前回あんな気のない態度だったんじゃないのか?わからん奴だ。

■ アイアンショ(削除)

何をだ。<削除
何々・・・霧の中からババンバン?何の歌だ。

与太はさておき、場面は女性化粧室。登場した女は小癪にも膝が隠れる丈のスカート。その小癪さゆえ、さっさとアイアンに切り刻まれて死亡。当然だろう(何がだ)

■ らぶこめ前夜祭

場面は《花鶏》。会社に寝泊まりしてるって話をババアにする真司君。するとババアがウチに住めという、御都合主義的かつ安直な展開。でもちゃっかり家賃は取る。さすがババア。
この決定に優衣ちゃんは反発しますが、ババアは既に真司君に店を手伝ってもらう算段までしており、
あたしの勘に、間違いはない
と喜悦満面。しかしそこに
ちょーっと待ったー!
とやってきたのは意外と古い奴だなこいつも。

よした方が良い。危ないですよこいつは」とババアに注進たれるでしたが、当のババアは「あんたの方がよっぽど危ない」と一蹴。そりゃそうだ(笑)。ともかく、これで晴れて真司君は《花鶏》居候決定。

そうと決まれば荷造りです。社に戻ろうとする真司君でしたが、が話し掛けてきます。
どういうつもりだ、何を考えている。
しかし、真司君にとっては自分の居住地が確保したかった以上の意図はありません(笑)。しかし蓮は、真司が優衣に限りなく近いところで生活することで、仮面ライダーとして自分より有利な情報を得るのではないかと気が気じゃないらしいんです。
俺は勝たねばならないんだ。
 お前にだけじゃない。
 たとえどんなライダーが現われても、俺は勝つ。
去っていこうとする蓮に真司君、
「お前が考えてんのは自分のことだけじゃないか!
 俺は!
 俺は人を守る為に戦いたいんだ!

と叫ぶ・・・っと。

■ OREジャーナル活性化

社に戻った真司君・・・はおいといて、令子姉さんはどうやら、カワヅ製薬(正式名不明)の工場廃水が突然変異生物の発生原因ではないかと睨んだ様です。勿論あの生物以外に、工場周辺で原因不明の病気が発生しているという事実も推理に影響してます。
そこまで話が進んだところで大久保兄ィが、荷物整理してる真司君を捕まえて、令子姉さんの取材に随行させます。相手は勿論カワヅ製薬

いや・・・っつーかそれ以前にジジイ調べろよ。地域住民の話とか、ちゃんと聞いたんか?

■ トガワシティホテル

で、その面会の場所が見出しの場所。漢字変換しないのは公式に出てないから。
しかし、製薬会社のビル事務所ならともかく、ホテルとは・・・都合があるにしても妙な話だ。

そこに現われた製薬会社側の人間は、なんと北岡秀一。意外な再会に、怒気を含んでいる真司君と、全く冷静な秀一が面白い対比。
意外と言えば令子姉さんも、真司君が秀一と知り合いというのが意外らしいです。なんせ、北岡秀一といえば「黒を白に変える凄腕弁護士」として有名らしいですから。10秒(←?)

ここでの令子姉さんと秀一とのやりとりは・・・特に秀一については、優秀な弁護士とは言い難い(笑)。後の展開を見ると、どうやら真司君と話をしたかったのか?とも取れるんですけどね。或いは本当に女好きというセンもあり(笑)。
で、令子姉さん怒って帰っちゃいます。
それを追う真司君を、秀一が呼び止めます。前回、真司をごたごたに巻き込んだのを気にはしてたみたいです。しかし、「話もあるし」って、何をだ?

■ 秀一の日常

CM明けはいきなりマッサージを受けている真司君秀一。いや別にヤバいものじゃないんですが(どんなだ)・・・真司君を老練なおっさんが、秀一を若い女性が受け持っているのがいいよな。うん、そーだよな秀一。そーじゃないとな!わっははは(何がだ馬鹿野郎)

秀一の話とは、カワヅ製薬から手を引け、という説得工作。なるほどね。しかし、それなら令子姉さんへのアプローチを変えた方が良かったのでは。・・・すると、あれは本気だったのか(笑)。
秀一は、「クライアント(依頼主)が何をやっていようと関係ない。金にさえなればな」とサラッと言ってのける。そこから真司君の興味がそそられることになる。北岡秀一という、一人の人間に。

カッコ良いし金になるから弁護士になった、と公言してはばからない秀一。社会正義の為に、なんて気持ちはサラサラない。
俺はな、人間の欲望って奴を愛してるんだ。
 人として生まれたからには、全ての欲望を満たしたい。忍耐だの我慢だの、そんな物をありがたがる人間は沢山居るけど、そういう奴に限って、欲望を満たす才能も力もないんだよ。
とは秀一の言葉。
なんか、飛躍した論理を小難しく言ってるだけな気もするな。

でも少なくとも秀一は、真司君のことを気に入ったみたいだな。いやめでたい(何が)

■ 俺は流れのフリーター

また無責任な見出しを・・・。

ともあれ、場所は《花鶏》に戻り、真司君が荷物持って合流するシーン。
優衣ちゃんはやっぱり反対みたい。まあ、ババア付きとはいえ、絶妙な歳頃(というには些か年齢がかさんでいるが)の男女が一つ屋根。うーん、でも毎晩足繁く通う方がシチュエーションとしては好きだなー(何の話だ)

さて、ここで真司最初の客として登場するのが(笑)。真司の靴が汚れているだとかトレイの持ち方がなってないとか客に対する口の利き方がなってないとか・・・お前は小姑か(笑)。
厨房にまわった真司君は皿洗いにいそしみますが、蓮を意識したのか、ついコップを落として割ってしまう。続けて皿まで落として割り、ババアに「あんた、もしかして、ぶぶ、不器用!?」とマイナス評価。
そこにしゃしゃりでてきた蓮が見事に洗い物をさばき、更に見事なウェイターの立ち振る舞いを披露(※服は自前だったりしてな←笑)。なるほど、蓮は意外と数々のバイトをこなしてきたのだな。

それを見てババア、この三人が仲良くやっていける、と例ので予想。その結果、真司君相室で住み込むことに(笑)。なんでやねん。
この相室での二人のやり取りが笑えてしまうな。
嫌なら出て行け(蓮)
なんか秀逸。

■ 再びOREジャーナル

さて、真司君も無事引っ越したところでOREジャーナル令子姉さんの方は水質分析の結果がでたと言うのですが、どうも結果は「問題なし」。アテが外れたな。

ところで真司君は、「取材を兼ねた社会勉強」ってことで北岡秀一の元へ。
なんだそりゃ(大久保兄ィ)

その秀一と真司君が会ってる様子が流れるんですが、秀一ってこの部分だけ見ると結構気さくで良い奴っぽく見えるんだよな。
でも、真司君・・・折角取ったメモを全部消してる。要点がまとめられなかったのか、それだけこの秀一がつかみ所の無い奴だからか。多分両方ともで、主な理由は前者(笑)。

■ 新種の正体

いや、正体も何もアンタ・・・

大森のジジイの犯行(?)現場を押さえた令子姉さん、というシーン。今度は羽の生えたイモリを製造中。
悪気はなかった、人を喜ばせたかっただけ、というジジイの証言で事件はあっけなく幕切れ。
製薬会社工場付近の河川水質には問題無し、原因不明の病気も新型インフルエンザ。今回ばかりは令子姉さんから廻り・・・とも言い難いよな。じゃあなんで製薬会社は、悪名高い北岡弁護士を雇ったりしたのか。まだ引っ張るかな?

■ 「お前に何がわかる!」

さてその北岡秀一真司君とプールサイドでのほほん人生まっしぐら。
その前をナイス脚の女性が、ケン○影歩きで素通りし、二人してそれを目で追うシーン・・・は無かった。これはもう、製作者側の怠慢としか言い様がない。プールに浸かって胸の谷間程度しか見せないような女をいくら見せても、貴様らの怠慢は揺るぎがないわーッ!(どがしゃん)
【例によって血の暴走】

いや些か取り乱した(いつもだ)
ここで真司君は秀一の言う「欲望」について言及します。確かに欲というのは際限なく次々生まれるもの。全ての欲を満たすのは不可能。でもそれに対して秀一はこう言います。
出来るさ、永遠の命があればな
そう聞いてつい笑ってしまう真司。秀一は更に言葉を継ぐが、「たった一つだけ方法がある。俺はその為に・・・」と口篭もってしまう。結局それ以上の言及はなく、真司君は「何か違うんじゃないか?そんなの虚しいだけなんじゃ・・・」とポツリと漏らす。
秀一はそれに強く反応する。
「お前に、何がわかるんだ。
 お前に一体俺の何がわかるんだ!
 もういい、帰れ!
 お前も所詮、ただの退屈で凡庸な人間の一人ってわけだ・・・
おおっ、なんかありそうな台詞吐くじゃないか。ちょっと寂しそうな横顔がグーよグー。ふむふむ、真司君はそうではない、と思ったからここまで付き合ってたわけだ。

そう言われてすごすご退散する真司君ですが、去り際に、
でも俺、嫌いじゃないですよ、北岡さんのこと
と一言かけていきます。
僅かに顔を上げたような秀一の背中、何を感じたのだろうか・・・。うーん、たぎるシチュエーションですねぇ。

■ スライサー

場面はモンスター暗躍。場所は大森ジジイ宅。金色のザリガニと毛生えカエルが見つめる中、ジジイはアイアンにスライスされる。映像の勝利。・・・っつーかやっぱジジイ狙われてたんか?

アイアンの気配を感じた真司君が駆けつけたのは、その始末がついた後。立ち去ろうとするアイアンを見つけて龍騎に変身してミラーワールドへ。
来い!ラーイドシューター♪(指パッチン)←しません

■ バトルパート

今回のアクションシーンはすげー短いんだけど、そこそこ良かった。

高所にいるアイアンに飛び掛かろうとする龍騎がパンチ一発で落とされる・・・このシチュエーション、なんか何度も見た気がするな。
さて、アイアンと対峙した龍騎、ここの格闘パートは結構「真司らしい戦いぶり」で好感が持てる。動きがビシッと決まりきらないんだよね。
中でも頭突きは良かったな。「痛ってぇ〜っ!」と痛がってるのはホントわかりやすい。「龍騎でも頭突きはつらいんだな」ってのが学習できた模様(誰が)
そして「その場RXキック」をアイアンに決めて間合いを広げて「Strike Vent」。昇龍突破がアイアンに炸裂しますが、例のビヨヨンで致命を免れます。

フラフラながらも立ち上がるアイアンを見てうんざりする龍騎もいい。黙々と「Final Vent」なんてやってほしくないよな。で、結局そのライダーキックでアイアン昇天。膝に手を当て肩で息する龍騎が親近感湧く。上手い。さすが。大統領(誰が)
しかし、謎の爆発が龍騎を襲う!これなん、ゾルダギガランチャーが炸裂した結果。さあ、どうなる龍騎!
といったところでゾルダのアップで幕。なんだよ、またこんな引きかよ。


■ その他雑感
■ 一つ屋根の下

ああ・・・優衣ちゃんが寝泊まりしている家に若い男が二人も住み込むとは・・・。
しかしババア付きだし(笑)、一人じゃないからお互い牽制して手は出せまい。うわははは策士よのぅババア!
・・・それにしてもこのババアつかみどころねーな。でも、言葉が通じなくても外国で現地人とすぐ仲良くなるタイプの人間だろうな。以後、親愛の情をこめてババアと呼ばせてもらおう(こもってへん)

■ 新種騒動

カワヅ製薬がどうしてわざわざ北岡秀一を雇用したのか、って問題は解決してない。単に秀一と真司を引き合わせたかっただけ、と言えばそれまでだけど・・・。
そもそも、何らやましいことが無いのであれば、弁護士を雇う必要すらない。企業として他の何かがあるとしか思えないが、次回以降にも出番あるのか?

あとは、大森のジジイ。あれが本音だったかどうだかすら怪しい。あのジジイ、本当は何か知ってたんじゃねーか?・・・ねーな多分。
それにつけても、線香を手に散歩とは珍妙なジジイだ。

■ 北岡秀一

気取った台詞回しが特徴的な奴ではあるが、令子姉さんに対する態度は、女好きと見られてもおかしくないな。いや、あれは真司を残す芝居だったと考えるのが妥当か。いずれにせよ奇妙な奴だ。
で、この秀一、なんか真司を気に入ったみたいだったんだけど、「お前に何が分かる」ってシーンでちょっと暗転。それでも真司の「嫌いじゃないですよ」って台詞が、少し心に響いたのは確かっぽい。次回どう展開するのか見物。

っつーか吾郎ちゃんの出番あれでおわりか。・・・奈々子みたいな「おまけ」的扱いかも。いや、おまけならおまけでえーから今後も出せ。

■ 龍騎キャンペーン

CD発売を記念して、番組出演権とかドラグレッダーとかが抽選で当たるらしい。
出演権・・・モンスターに狙われて、龍騎に助けられる程度が精一杯な気がする。
ドラグレッダーは・・・子供がぶんぶん振り回して暴れるのが想像できて不憫だ。いやドラグレッダーが(笑)。
ところで、出演権って俺が当たったら俺が出ていいのか?それ以前に大人は当てねえし、っつーか自粛しろっての。泣くぞガキが。

■ サブタイトル

肝心のゾルダが活躍せんのに「4人目ゾルダ」か。まあ、四人目の仮面ライダー・ゾルダの正体である北岡秀一を描いている、と言う点では間違ってないが・・・それにしてもな。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回はゾルダ龍騎の戦いに。っつーても龍騎は相変わらず話し合おうってんだろ。でもなんだかんだで話はまた別の方向にいくんだからすぐ終わるんだろうな。
でも、なんで奈々子ちゃん誘拐事件が発生して真司君が出てくるんだ。
いや、まあ・・・
取り敢えず次回は久々にナイトの活躍・・・ってそうでもなさそう。っつーかあのモンスター何やねん。それ以前に秀一が一画面内で息合わせて変身してるぞ。その前に吾郎ちゃんはどーした(削除)
次回「逆転裁(削除)・・・安易なタイトルが続くな俺も。いや元からだけどさ。
っつーか次回はマトモそうなサブタイトルじゃん。やりゃできるじゃん。

【 龍騎第9話『真司が逮捕?!』 】

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