冒頭は龍騎のライダーキックと、蓮が「恵里」の事を思い出しつつあるシーン。
さてその蓮は、清明院大学へ向かおうとします。丁度そこへ真司君が戻ってきます。
「お前、大学生だったのか?」と意外そうな真司君。違うけど(笑)。
しかし、蓮の記憶は完全に戻ったわけじゃない。
・・・ところで、あそこはやっぱり駐車スペースじゃないと思うけど。なんかの出入口っぽかったぞ?いやまあ、いーけどね別に。
違う。
場面は、相変わらずフラフラしてる江島教授。
カーブミラーからテラバイターが狙っていると気づいた教授は、「封印のカード」をかざします。で、それによってわたわたとうろたえるテラバイターがなんか妙に愛敬があって、クスッとなった次第。
さて令子姉さんをはじめとするOREジャーナルの面々は、相変わらずオマケからまだ脱却できません。次回次第、かな?
令子姉さんは電車を降りて駅員に「隣の車両から人が居なくなった」ことに関する話を聞くんですが・・・すごい他人事風な会話。いや、事実「他人の事」だけど・・・
で、その原因を「常識」から考えようとする令子姉さんと大久保兄ィと奈々子ちゃん。でも、常識で考えては到底説明がつきそうにない。困ったねぇ。
そして令子姉さんは、「常識では説明のつかない何か」という結論を導き出そうとします。
取り敢えず、今回の話の進行の邪魔なので、一括しました。
しかし・・・
「ブラックホールの出現!
宇宙人による、誘拐!」
って、お楽しみだな奈々子ちゃん(笑)。
道を急ぐ蓮、あとを追う真司君という図式。そこに突然スカイラインとシルビアが乱入!
「おっ、また蓮の因縁関係か?」
と、いささかしつこい演出と思いながらも楽しく見てたけど・・・ただのイカレたアッパラパーじゃん。つまんねーの。
・・・っつーか、ザコキャラで妙に「バカ」とか「クズ」とか出てくるなこの作品。
っつーのはまーどーでもいーとして。
このシーンは、真司君が「この機会に性格変えろよな」って蓮にいうのを引っ張り出す為だけのもの。
真司君はその場を自分に任せろ、と蓮を逃しますが、どうやらこのテのクズには「大久保大介」って名前が効くって効能を当てにしてたんですね。でも全然効かないんでやんの。っつーか蓮を見逃すなよお前ら・・・マジで弁償をアテにしてたのか?笑える。
その蓮、真司君のその台詞で、また記憶の一部がフィードバック。なんか知りませんが、なんで朝からのろけ話を聞かされなきゃいかんのだ。猛烈にこそばゆいぞ。
「よかったね。こういう珍しいのがいて」
よせ馬鹿野郎ッ。
恵里を大学まで迎えにいく蓮。ケンカしたことがバレて「おっ、このまま痴話喧嘩か?」と期待してたら、蓮がそっけなくかわして終わり。チッ。
で、浜辺のシーンに。
前回は「お願い。待ってるから」だけでしたが、今回はそこに至る経緯がほぼ描かれています。なるほど、恵里は、あぶない教授やシスコン先輩のいる研究室に居るのが苦痛になってきたってわけだ。
・・・微妙に違う気がする。
その「恐い」研究室に、蓮が無理矢理押し入る事で、なんとか早く引き上げる口実にしようという恵里ですが・・・どっちかというと、誕生日は蓮と一緒に1分でも長く居たい、ってのが本音のようだ(湧いとるんか脳)。
回想は、「待ってるから」で終わる。
で、どうやらなんだかんだ言っといて迎えにいったんだから可愛いよな、蓮も。しかし、その研究室では何かが行なわれていた。さて、その肝心の事が思い出せない。
蓮はバイクを駆る。一路、清明院大学へ。
その清明院大学には、優衣ちゃんが訪ねていってるのは皆さんご存知の通り。
しかし、江島研究室は既に無くなったという話。「昨年の事故」が原因らしく、関係者も大学を辞めたりしてもういないらしい。で、肝心のその事故については、残念ながら新参者の図書館司書では分からない。
優衣ちゃん、仕方がないので資料をコピー。スモークオンザウォーターをバックにメカダルマを(以下略)
ダルマはさておき。
そこに声をかけてくるナンパ男。いや違った、江島研究室の人間。名前は・・・
「中村主水と・・・」
(すぱんっ)←ハリセン
婿殿もさておき。
名前は「仲村」。また本編で名前が出てこない・・・。
その仲村、どうやら優衣ちゃんが神崎士郎の妹だと察し、途端に態度にトゲが。「まさかまた何かしようってつもりか」とか言い出すなど、士郎を恨んでるっぽいのがはっきりしている。で、憤懣やるかたないという風情で立ち去っていく仲村を優衣ちゃんが止めます。
ここで仲村がキーワードをひも解いてくれてます。お役目ご苦労。
それによると、どうやら神崎士郎の実験により、研究室は壊滅したっぽい。しかもその実験は「妹の優衣の為」だと他人に知れるほど士郎が公言してた模様。こーのシスコン兄貴め。
そんな経緯があったから仲村は、士郎を憎み、そして優衣にその恨みつらみを吐き出したわけです。冷静に考えれば、何も知らない優衣にあたるのは筋違いだけど、それだけ士郎に対して、やり場のない怒りを抱いていたんだろう。
CM明けは、またお前かの江島教授。橋の上をフラフラしてるところに後ろから来た自転車にどやされ、わたわたして遂に「封印のカード」を川に落としてしまう。
「あれがないと、食われてしまう・・・!助けてくれっ、神崎君っ!」
と慌てて駆けていく。その先は、おそらく・・・。
っつーか、命に関わるんなら必死になって取りにいけよ。ま、それだけ「カードを落とした」という事実が、強い恐怖観念になったんだろうけどね。
さて、優衣は仲村の言っていた「401号室」、江島研究室に向かう。同じ頃、蓮もこちらに向かっていた。
その401号室、厳重に「立入禁止」の封印みたいなのが施されているんだけど、マスターロックである錠は開いたまま。不思議に思いつつも中に入る優衣ちゃん。
そこに蓮が到着。これがどうもね・・・どうやらその日、蓮は今回と同じように突然部屋に入り込んだように思える。そして、それをトリガーにして悲劇が起こった・・・そんな印象を受けた。
そして恵里は、どうやらダークウイングにより、実験の犠牲となってしまった、と。でもその後士郎が、「俺を殺すか、それとも戦い続ける道か、好きな方を選べ」って蓮にデッキを差し出すまでの間が欠落してて分からない。くそ、まだひっぱるか。
優衣ちゃん、突然バタンと開いたドアに振り向けば、そこには蓮の姿が。どうしてここに?と聞く優衣ちゃんに、
「そうか・・・そうだったな」
と胸元のペア・リングに手をやる蓮。どうやら、記憶は全て繋がったようです。
そこに真司君も合流。うわ顔が、顔が(笑)。
優衣ちゃんも居る事に疑問が残る真司君でしたが、蓮の記憶が戻った事を知り、嬉しいんだかどうだかちょっと微妙な表情で、
「へー、よかったじゃん。
俺も、もうこれで代理は終わりだな。」
とのたまいます。
でも蓮はちょっと沈んだ表情。優衣ちゃんも気になったようです。
「封印のカード」を無くした江島教授、その後どうしたかといえば、勿論清明院大学。
「神崎君、助けてくれ」
と情けない声を上げます。ところで、士郎は実際のところ、どこにいるんだろうね?
などと思ってたら近くの鏡にテラバイターが!って、何を気取って登場してんだこの馬鹿野郎は。
その気配を感じた真司君と蓮、飛び出していきますが、テラバイターの右パンチが江島教授に炸裂した後でした。しかし、真司君が羽交い締めにして蓮が殴り付けて「ヒィ〜」と逃げ出すテラバイターって・・・何?(笑)
二人はそれを追うべく、変身してミラーワールドへ。
闘いの方は、二対一であるハンデをものともしないテラバイターが圧倒していました。龍騎とナイトによる前後に分かれての攻撃も、見事な立ち回りで見事回避してみせるなど、まるっきり話にならない強さ。っつーか、龍騎とナイトが弱いだけってこと?
しかし、テラバイターにやられた二人が、それぞれ離れた場所に飛ばされたことで、形勢は一気に逆転。
フリーになったナイトは「NASTY VENT」でテラバイターの体勢を大きく崩させ、その隙に龍騎は「ADVENT」によりドラグレッダー召喚、火炎放射を食らわせる。テラバイターは立ち上がるのも困難なダメージを受け、そこにトドメとばかりにはなんと、両者同時の「FINAL VENT」!うっわひでー。
哀れテラバイターはなす術無しに爆死しちゃいましたとさ。
モンスターを倒したあとはお食事タイム。しかし今回は両者同時に倒したし、それに元々「モンスターを倒したライダーの契約モンスターが御食事権を有する」なんて不文律があるわけじゃないから、どうなるかワクワクしてた。
先に出たのはドラグレッダー。しかし、いざ「わいのやー♪」の直前にその目の前をウイングランサーが飛び抜け、ドラグレッダーびっくり。
その隙を突いてダークウイングが「いただきザンス」とかっさらい。
「なにすんねんボケカスー」と吼えるドラグレッダーに、飼主である龍騎もナイトを睨む。
しかし、責めるような龍騎の視線をものともせず、黙って夕日を見つめるナイト。つられて龍騎もご相伴。んでこの件はうやむやに。
・・・というか、なんで突然夕焼けに?
モンスターに一発くらった教授に優衣ちゃんが駆け寄ります。しかし、たかがパンチ一発とはいえ、破壊力絶大のモンスターですから、ただで済む筈がありません。
うわ言のように繰り言、そして、
「神崎優衣!あんたさえいなければ・・・!」
(がくっ)
予定通り死亡。これで詳細を知るのは士郎ただ一人・・・。ナイスお約束的展開。
教授の断末魔の言葉に呆然とする優衣ちゃん。次回の挙動が心配。
《花鶏》に戻ってきた三人ですが、蓮はそこから用事とか言ってどこかへ。「また敵作んなよ!」という真司君の台詞に、睨むような視線を送った後、バイクを駆る蓮。
蓮の行き先はとある病院のとある病室。そこに横たわっているのは、小川恵里。なんだ、死んだわけじゃないのか。
しかし、どうやら「死んではいない」ってだけの状態。
その時、室内の鏡にダークウイングが現れ、奇声を上げる。それを見た蓮は、鏡を殴りつける!
そう、恵里がこうなったのも、このダークウイングのせい。でも蓮は、ダークウイングの力を使って戦っていく道を選んだ。
うーん・・・なかなかお約束的シチュエーションでぞくぞくくるね。
今回は、そんな恵里の前で誓いを新たにする蓮、ってところで幕。
蓮の記憶の旅はこれで終了。なかなかいい展開を見せてて結構満足。
アクションシーンはそこそこだったけど、ナイトの「FINAL VENT」飛翔斬発動のプロセスが結構よかった。いいんじゃない?なんか前より流れが自然な気がする。
何かを背負って戦っている、ってカンジの蓮でしたが、今回その大綱は描かれました。けど、肝心の「神崎士郎との会話」部分が完全に欠落してて、なんであの二択で蓮がライダーになるのを選んだのかサッパリ不明。
優衣ちゃんは・・・なんか今回、演技的に悪い面ばっかり目立ってた気がする(笑)。でもまあ、必死さが伝わってきてからいいけど。あの娘、顎骨の形が悪いんじゃないか?
真司君はやっぱりいい奴ではあるけど、バカなのは変わりなし。いいぞぅ。
それにしても、「大久保大介」の名前があのテの連中に効く、ってのはどういうことなんだろうな?
OREジャーナルの面々は、このままではホントにオマケだ・・・。ただ一人で気を吐いてる奈々子ちゃんにしてあのザマだから、今後が心配。いっそ切り捨て?
切り捨てといえば、今回はクソババアが出なかったので大満足。「勘」「勘」うるせーんだよ、パンダか貴様は?
さて!
次回は取り敢えず新展開。復活の吾郎ちゃん、そしてゾルダ!折角「もう二度と会う事はない」ってキメたのに可哀相な秀一。でも、真司君の様子がちょっとヘンですね?どうやら、ゾルダの正体は知らされてないようです。・・・ま、蓮も教える義理は全然ないんだけど(笑)。
その蓮は、また妙な奴、言うなれば真司君マークIIとでも言うべき男と遭遇。そいつが実は・・・。
次回!新ライダー参戦!その名も・・・って何やねんこのサブタイトル!主役はゾルダなんか?そーなんか!?