龍騎第13話『その男ゾルダ』
(2002/4/28)
■ 馴れ合いの食卓

花鶏》の夜の食卓。ゴハンに味噌汁、餃子に何か数品が並んだ食卓で、ワインの取り合わせが絶品というかなんというか(笑)。いや、別に構わないとは思うけど、なんか日本らしくて。

ここで問題になるのが、やっぱり。こういう「一家団欒」(一家じゃないけど)という雰囲気を「馴れ合いの家族ゴッコ」と感じる蓮は、食卓を後にしてバイクでトンズラ。
乾杯には参加しないわ、真司君ご自慢の餃子は拒否するわ・・・ガキみたい。特に餃子の方(笑)。真司君も裏返された皿にチョコンとのっけてやればいいのに。それを「じとーっ」って睨み付ける蓮に「なんだよ」って返す真司君、ってのも見たかった(笑)。

今回のババアの「」は全然許容範囲。こういう使い方だと気にもならない。
そして、優衣ちゃんがどっちと所帯を持つのか気になるお年頃(笑)。いや、実際どうなんだ優衣ちゃん。

■ オマケはオマケ

毎度オマケのOREジャーナル。段々「兄ィ」と呼ぶのが馬鹿らしくなってきたな。
なもんで新呼称「大ちゃん」。口癖は「なんじゃらほい」。好物は「カレー」で(以下削除)

時代錯誤はともかく。
一連の行方不明事件を、新しい視点で調査し始めたんですが、奈々子ちゃんが探し当てたサイトは「心霊現象」系。大ちゃんも奈々子ちゃんも苦手らしく、オーバーアクションっぷりが笑える。

冷静な令子姉さんは、そのサイトで「エレベーターに乗った筈の人が消えてしまった」というものに興味を惹かれます。そこで、真司君を連れて調査に。
っつーか大ちゃん奈々子ちゃん、お前ら落ち着け(笑)

■ 宿命の出会い

さて場面はを追います。っつーか《花鶏》も手伝わんとプー(推定)の分際で何しとんねん貴様。

とあるカフェテラス(?)。は、その近くで女性客を相手にしていた赤いジャケットのコイン占い師に、注意を向けます。

その男の名は、手塚海之・・・ってまた名前出てないな。もーいーけどさ。
手塚は蓮の隣のテーブルにつき、勝手に蓮の事を占い出す。こういう、「人に干渉してくる手合い」が蓮は嫌いらしく、食ってかかるんだけど、それは手塚の思う壺。
「占いで、重要な人物に出会うと出た。」(手塚)
それで?(蓮)
お前だと思うんだが。」(手塚)
言われた蓮は、手塚がポケットから覗かせているカードデッキに目をやり、少し驚く。
俺の占いは当たる。(手塚)
・・・
この手塚・・・抑揚の無い口調がミステリアスでいい。

しかしあの占いのシーン、結構風があったっぽいけど、画面に映らなかった下の部分には、紙看板を押さえてるスタッフでもいるんだろうか(笑)。
くそぅ、おかげで脚With黒のハイソックスが堪能できなかったではないかッ(何を見とんねん貴様)

■ 宿命の再会

一方こちらは真司君サイド。今回は蓮とは別進行ですが、「宿命的」なのは同じ。

行方不明を起こすエレベーター」を調査に来た令子姉さん真司君。問題のエレベーターは、ノンストップ型二台。それぞれに乗り込んだ事で、ある人物達と出会います

まずは真司君。
上ではなく下へ降りるエレベーターに乗り込んだ真司君。その地下から乗り込んできたのは、なんと吾郎ちゃん。気まずそうな表情の吾郎ちゃんがイイカンジ。
最上階までの無言の間を嫌った真司君、つい口笛を吹いてしまい、吾郎ちゃんに睨まれます。「何かまずかったかな?」とビビる真司君に、吾郎ちゃんの台詞。
うまいっすね、口笛。
うわ(笑)。
アンタ、睨みとドスきかせながら言うなよそんなこと(笑)。

吾郎ちゃんが出たとなれば、令子姉さんが遭遇したのは、勿論北岡秀一。閉じるドアを押し開けて参上。
あ〜!
と驚きと怒りのこもった令子姉さんの叫び。「おっ♪」って秀一の反応も絶妙。
ここでも北岡節は絶好調。
「ここが俺のお気に入りの店だって調べてきた、ってのは、己惚れかな?
なんて・・・まーったくこの男と来たら(笑)。
しかし、絶好調なのは秀一だけではなかった。
「己惚れ?そういうの寝言って言うんじゃない。
うわーい!久々に「令子姉さん」って感じだぜー。オマケ脱却も近いか?
で。
姉さんによると、どうも秀一は「人に聞かれたくない事」を話す時にここを利用するとか。すると、今日は一体?

■ ゾルダの正体

真司君吾郎ちゃんのエレベーター。口笛の練習してる吾郎ちゃんが可愛いよな。下手なの、気にはしてたんだ(笑)。
でも、うまく吹けないからって「チッ」と舌打ちして真司君睨み付けちゃ駄目だよ(笑)。真司君も「ビクッ」ってなってるじゃん。

そこに今回も影の薄い優衣ちゃんから真司君に電話が。何事かと思えば、蓮がゾルダと戦いに行ったんじゃないかと心配してのことでした。
でも、真司君はゾルダの正体を、やっぱり知らなかった。優衣ちゃんは、蓮が教えていると思ってたらしいけど、蓮が他人に、それもよりによって真司君に情報を流すわけがないだろうが(笑)。

教えようとする優衣ちゃんですが、「あの弁護士の」で都合よく圏外に突入。よくある話。
真司君ちょっと考え、驚いて振り向きます。そう、吾郎ちゃんと初めて出会った時のあのインパクト、忘れる筈もありません。そして吾郎ちゃんはまだ口笛特訓中(笑)。はいCM。

■ 真司君の直談判

秀一令子姉さんを食事に誘いますが、当然断られます。断られた秀一の態度や台詞がナイス。
そこに吾郎ちゃん到着しますが、真司君が引きずり戻して下へ。「あいつは・・・」と訝る秀一。

場面は地下駐車場に。吾郎ちゃんを見上げるアングルの真司君がいいね(笑)。

吾郎ちゃんをゾルダだと思い込んだ真司君は、ここで思ってた事をズケズケと言う。それを陰で「やれやれ」という面持ちで聞いている秀一がナイス。
「大体ね、あんたいつも卑怯なんだよ」
って真司君の言葉に、ずっと黙ってた吾郎ちゃんがさすがに反応。
「卑怯?さっきから、何の話なのか・・・
と構えを取る吾郎ちゃんでしたが、そこで秀一が登場。
あっ!悪徳弁護士!」「人聞きが悪いな
のやり取りはナイス(笑)。
そして真司君は、最後まで誤解したまま去っていきます。

真司君が去った後、秀一の嘲るような台詞が続きます。
人を守るだってさ。ッハ!意味わかってんのかねぇ?
 ・・・あーゆーのが一番つまらない人間だよ。

北岡節絶好調!イカスー!(死語)
・・・というか、吾郎ちゃんはゾルダの事は知ってるのか。

■ 手塚と蓮

二人は何故かどこぞのスタジアムに。色々と都合もあるらしい。(誰のだよ)

手塚は、ライダー同士の戦いを止めようとしているらしいです。真司君もそう言ってますが、手塚の場合は、自分の死の運命を変えてやろうという意図からのもので、真司君とは少し違う。
そんな手塚に対して言ったの台詞。
そんな奴を一人知っている。一人でたくさんだ。
・・・
それって、真司君のことは認めてるって事?

そして早くもこの二人はバトルに突入。手塚も「話しても無駄だな」って感じたんだろうな、多分。
そう、ここで新ライダー・ライアの初お目見え。肩アーマーがジャマそう。

■ デッドリマー

さて今回のモンスターは・・・メガネザル?よくわからん。うーん、ただでさえ無所属・無個性なのに、こーなると手のつけ用も無いな。

暗躍するデッドリマーは、顔の造詣のせいか、どうも食を楽しんでる様に見受けられる。というか、ここまで露骨なのも居なかったような・・・。
その気配を察した真司君が、早速エレベーターに戻って変身。ガニマタでミラーワールドに赴くその様が龍騎らしい(笑)。しかし、真司君が駆け戻るのを秀一も見ていて、もう一方のエレベーターに入って変身。こっちは途中まで吾郎ちゃん同道。珍しい。

デッドリマーが遭遇したのは龍騎。しかし、これを持ち前の素早さと銃器で翻弄する。銃を使うとは驚き。
しかし龍騎も黙ってはいない。
姿を隠して、不用意に近づいたデッドリマーと肉弾戦。格闘なら勝ち目も十分。しかしそこにゾルダの銃撃!高みにいるゾルダとマグナギガの姿を認めたデッドリマーは、恐慌に陥りスタコラサッサとトンズラ。ありゃ、逃げちゃった・・・。

■ ナイトVSライア

一方こちらはライアナイトの戦い。っつーか、どこをどう見てもナイトの弱さが際立ってて、なんか面白くない。

ライアのメイン武器は、鞭「エビルウィップ」。契約モンスターが「エビルダイバー」という名前のエイ型モンスターだからだろう。でも、だからといって「ライア=悪(Evil)」とはなるまい。手塚にジレンマは有りそうだけど(笑)。

武器を奪われたライアはしかし、「COPY VENT」でなんとウイングランサーのコピー武器を手に!うわ汚ねー技。
でも、同じ武器なら能力差がはっきり出る。
つまり、ナイトこと蓮は、少なくともライアより弱いってこと。あーあ。

ナイトのダメージが大きくなったところで、ライアの「FINAL VENT」。エビルダイバー空を飛び、いまだッダイバー・ゴー!(死)
・・・別作品でも同じネタかコラ。
で、どうするのかと思えば、エイに乗ってそのまま体当たり。ライアが乗る事にどんな意味が(笑)。

でもライアは手加減をした。いわば「しんぱいごむよう、みねうちでござる」。でも、全部ひらがなだから峰打ちにならない。(何の話だ)
一方、手心を加えられたナイトは、「甘いな」とフラフラしながら「FINAL VENT」。「無茶だ!」とのライアの言葉も聞かず。
でも、ダークウイング来ないな・・・シカト?(笑)

■ 龍騎VSゾルダ

デッドリマーが逃げた以上、龍騎に戦う理由はない。しかしゾルダはそうはいかない。だって龍騎を殺しに来たんだもん。

ゾルダの銃撃を「GUARD VENT」で防御する龍騎だが、ゾルダは「SHOOT VENT」で肩部ギガキャノン二門で砲撃。体色が赤ならガ(ベタすぎて削除)
凄まじい砲撃に吹っ飛ぶ龍騎。トドメとばかりに「SHOOT VENTギガランチャーWith台座(ギガアーマー?)バージョンで狙いをつけるゾルダ。龍騎は躊躇いながらも「STRIKE VENT」を使い、昇龍突破を放つ!慌ててゾルダは発砲するが、目の前でそれは大爆発を起こし、ゾルダを巻き込む。

爆発の跡には、ゾルダの姿はどこにも無かった。ドラグクローを見つめ、
そんな・・・!
と茫然自失の龍騎。
謀らずも、人を殺してしまった真司・・・そう、自分の力は人を殺してしまいかねないほどのものである事を、今更ながら実感したわけだが、さあ、どうする真司!
といったとこで引き。


■ まとめ雑感

相変わらずの存在感・北岡秀一にはほとほと脱帽。
特に、真司君の浮ついた正義感に嫌悪感を示す有り様がもー絶品。ますます嫌われたなコイツ(笑)。
でも、ゾルダはどーもやられたように思えない。これで死んだってんなら、終わりかな。

新ライダー・ライアこと手塚海之、初登場。
占い師ってのは、なんか胡散臭さを感じるね。抑揚ないし。ミステリアスだ。
ところで。
あの抑揚の無い口調は、演技だよね?いや、別に素でもいいけど。

真司君、遂にライダーを殺す!
・・・って、あれで死んでたら詐欺じゃん。誰も信じてねーっつーの。
しかし、「STRIKE VENT」のあの溜めの演出はよかった!真司君だからこその溜めだよな。いいぞ真司君、このままゴーだ。

の抱えている「矛盾」っていうのは、表向きは突っ張ってるけどホントは一家団欒を満喫したいってことか?(笑)
いや、冗談はさておき。
蓮って、真司君と関わる度に弱くなっていく気がするな(笑)。今回特にヘロヘロだし。ダークウイング来ないし(笑)。あーあ、転落人生だなあ。

吾郎ちゃん・・・やっぱり口笛、気にしてたんだ(笑)。だからいつも練習してたんだね。
ところで。
なんか、まだ「吾郎ちゃん=マグナギガ」って話が出るけど、それはなんか嫌だな。

ババアOREジャーナルの面々は、元々ただの彩り。
しかし・・・
令子姉さんって、製作発表にも出てるのに、ええんか、あんな扱いで。グラビア飾るヒマあったら脚のサービスせんかボケ(そっちか俗物め)


■■■ 次 回 ■■■

さて!
ゾルダを殺してしまった龍騎。思い悩んだ真司君はライダーを止めると言い出す。でも思い直して今度はライダー同士の戦いを止めてみせると豪語。詰まる所、次回は真司君の「没落と復活」。
そして、ライアナイトの戦いは、どうやら物別れで終わる模様。では、手塚はこれからどう絡んでくるのか。
っつーかそれ以前に秀一はどうなった!?いや待てよ?まだゾルダを吾郎ちゃんと思ってるんだから・・・これはどうなるんだ?
次回、「契約違反!ドラグレッダー大暴れ」に(まんまやん)

【 龍騎第14話『復活の日』 】

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