龍騎第20話『裏切りの蓮』
(2002/6/16)
■ 今回の冒頭はなんか凄いぞ

王蛇のベノクラッシュにより爆死するガイ!それを非難する龍騎を守るドラグレッダーと、王蛇のベノスネーカーとの戦いが!おお、近頃にない見事にハートをふんづかまえる冒頭だ。セコイCGなんか気にならない(してるじゃねーか)

■ ナイト、王蛇に・・・

さてOP、CM明けはベノスネーカーの毒攻撃!毒素ゆえか、鋼鉄の柱が解けるほどの威力。さすがベノンを冠するだけはある。さすがのドラグレッダーもヘロヘロだ。
そんなベノスネーカーを
俺にも楽しませろ
と制止するのは勿論王蛇イカスー!

龍騎と戦う王蛇に熱視線のナイト。ん〜ジュテ〜む♪(ベタすぎ)
ライダーを倒すことを当然のように受け止める王蛇に、ナイトひとめぼれ。
ライアの視線の先にある、破壊されたガイのカードデッキも痛々しい。

■ 龍騎、王蛇に義憤

戦いながらも、王蛇の非道を責める龍騎。その台詞から、王蛇は龍騎の正体を知る。
そうか・・・お前、店にいた馬鹿か
言うが早いか、龍騎を打ち据えて蹴り落とす王蛇。
この感じだ!これだけでライダーになった価値は十分ある!
まるで快楽を貪るような、王蛇の台詞・所作。
浅倉だよなあ。いいねマジ。飛び降りるときの、甘く切ない吐息なんかもう特に特に!それを言うなら龍騎を蹴落としたときのツーケーのプリっとさ加減なんかもう輪をかけて(以下不毛の為削除←ベタの上に遅い)

そんな王蛇を、「ざけんなーッ!」とパンチ食らわせ倒す龍騎。いい加減イラついてきた王蛇、「次に死ぬのは、お前だ」と挑発するが、そこでボディが粒子化を始める。時間切れだ。悠然と龍騎を睨み付け、去っていく王蛇。
破壊されたガイのカードデッキに目を落とし、立ち尽くす龍騎。
なんでだよ・・・!

ところで忘れてたが、メタルゲラスは今日も元気にバンガオー♪

■ 蓮、浅倉と逃避行

次のシーンは一転して夜。おまけに、浅倉は警官を人質に尚も逃走中。唐突な流れでどうも釈然としない。

折角の拳銃も弾切れとなった浅倉を、警官隊は徐々に追いつめつつあった。しかしそこに、一台のパトカーが横付けしてくる。
乗れ!
浅倉にそう呼びかける男は、なんと!訝る浅倉だったが、蓮のパトカーに乗り込む。またこの乗り込み方が合理的でいながらイカス。

真司君手塚は、それぞれ別に浅倉を追っていて、その現場に出くわした。真司君はショックを受け、手塚は蓮の行為に何かを感じる。
時に。
危険区域と化している現場に、一般人があんなに近づけるのは問題だぞ警視庁。

■ 浅倉、愉快に笑う

さて助けられた浅倉は、が見せたカードデッキでその正体を知る。ライダー同士は敵だと思っていた浅倉は、蓮に興味をそそられるが、「ま、何でも良い。あのイラつく警察から逃げるのが先だ」と、それ以上は問わない。
これだよ!浅倉って奴の面白さは。

追っ手を撒く為、蓮は発煙筒を投げつける。万一のことを恐れた追跡隊は、それによって大きく溝をあけられてしまう。それを見て喜色満面の浅倉が愉快。

さてその追跡劇に令ちゃんが遭遇。偶然かどうか不明だが、浅倉威を追跡する警察を追跡しはじめる。

■ 手塚、大いに語る

場面は、現場に残された手塚真司君に。
蓮の行動が理解できない真司君。それを手塚はこう説明する。
「俺が秋山なら、無理にでも浅倉と同じ側の人間になろうとする。
 外れかけた仮面を付け直すには、それしかない。

浅倉と同じ側の人間・・・つまり、ライダーを倒す側の人間だ。手塚は、真司君によって蓮の運命が変わったと、期待していたらしいが・・・運命は真司君ごときじゃ変えられない事を思い知らされたわけだ。
・・・或いは、自分がヘッポコ予言者だってことが・・・
(ばくっ)←人食いエイ参上

与太はともかく。
ライダー達は、神崎士郎の空約束に賭ける他無い奴を、神崎士郎が選んでいる。手塚はそう告げる。「乗せられているだけじゃないか」という真司君に、手塚は釘を刺す。
お前はさっき、浅倉を倒そうと思ったんじゃないか?それが神崎士郎の手だ!
 浅倉威を仮面ライダー王蛇に選んだのも、偶然ではない。

つまり、戦おうとしないイレギュラーなライダーに、戦いを強制する為に、浅倉を選んだ・・・そういうことか。

■ 北岡、神崎士郎の表敬訪問を受ける

場面はガラリと変わって、ディナータイムの北岡秀一法律事務所。言い付け通りに美味しいディナーを用意して待っていた吾郎ちゃんと、その料理に舌鼓を打つ北岡
でも、残念ながら吾郎ちゃんは今回も顔見せだけ。

一人チェスに興じる北岡。その前に現われたのは、神崎士郎
神崎士郎は、ライダーの死ぬペースが遅い、と北岡を焚き付ける。だが北岡は、それを浅倉がやるだろう、と軽くかわす。その為に神崎士郎は、浅倉をライダーに仕立てたのだ、と。
神崎士郎は暫く無言でいたが、静かにこう言い放ち、姿を消す。
「永遠の命、だったな。お前が手に入れたいのは。
 遅すぎたという事が無い様にしろ。
  時間が無いのは、お前だ。

いいね!神崎士郎!
そして北岡、いい展開だよ。今後がますます楽しみ。

■ 優衣、決意を新たにする

花鶏》では、優衣ちゃんが悩んでいた。兄である神崎士郎の言葉に、それが間違っていると思いながら、その全てが自分の為に行なわれている事に、戸惑いはいや増すばかり。

そこに手塚真司君が戻ってくる。の姿はない。
あいつは・・・ちょっと・・・
真司君の言動が、ただならぬ状況を優衣ちゃんに伝える。
ここで手塚は、優衣ちゃんと神崎士郎が一緒に写っている写真を見て、優衣ちゃんが神崎士郎の妹だと漸く知る。・・・同姓の恋人かも知れんが(笑)。あと、ああ見えて神崎士郎は実はパパだとか(死)。
手塚には、もっと柔軟な発想を持って欲しいものだ(柔軟?)

■ メタルゲラス、仇討ちに興じる

ところで、あれだけのライダーがいながら誰も相手してくれなかったメタルゲラスは・・・待てよ?あの現場に、メタルゲラスが現われた事実はないな・・・。もしかしたら、全然違う場所か、離れた位置にいたのかも。

さて、ただのモンスターに成り下がったかと思えば、どうもコイツ、浅倉襲っているつもりらしい。でも近眼(笑)らしく、とばっちりで一人の若者が犠牲に。冥福冥福。ちーん♪(軽)

それにしてもメタルゲラス、そこまで芝浦に忠義を・・・?
いや、芝浦って、裏でペットを可愛がったりしてそうなタイプに見えなくもないし。子供と子犬がはしゃぎまわる、ほのぼのしい風景を、ガイメタルゲラスに置き換えても全然違和感なさそう。ちょっと物々しいが。

■ 手塚、優衣を占う

仲村に貰った資料を漁っている優衣ちゃんを、ババアが襲撃。なんでも、手塚が優衣ちゃんの事を占ってくれるとのこと。
タダよ。タダ。」ってのがババアらしくて、大変ムカつく。

その手塚、紙に「神崎優衣」と書いた上で50円玉ダウジング。その側でババアがうるさいことうるさいこと(笑)。さすがに手塚もこれは制止。
で、占いの結果だが、手塚には「」が見えた。・・・つまり、スカな(笑)。そんな手塚に、ピカッとくるようにと、ヒマラヤ産のコーヒーを煎れようというババア。気さくは気さくなんだがな・・・
ちょーっとウェイトしてて
って、不覚にも笑っちまった。

だが、手塚はそれどころじゃない。何を占ったのか知らないが、「無」とはあまりいい卦ではない。未来であれば、それは「」を、優衣自身であればそれは・・・。
だが、「無」は「全ての可能性」でもある。・・・結局、手塚はヘッポコだったのか。
(ばくっ)←やっぱり人食いエイ

その時優衣ちゃんは二階で、資料の中にあったネガフィルムをかざしていた。
あは♪撮れてるぅ♪
などというテロップは入っていない(何の話だ)。

■ 真司、浅倉を追う

さて物語上では、真司君が勤務しているという以上の役割が無いOREジャーナル
浅倉について、何の新情報も入っていない真司君の記事はボツに。
そんな時、一人気を吐く令ちゃんから、警察が浅倉の出身地に網を張るという情報が!浅倉の出身地は、神奈川県三浦海岸・・・海岸って、あんた(笑)。
ともかく、令ちゃんにそう告げると、真司君も現場に赴く。

残された大ちゃん奈々子ちゃんが今回おいしい。
真司君がちゃんと仕事してる・・・(奈)
あぁ?い〜ぃ事じゃないか(大)
さみしい(奈)
・・・なんで?(大)
奈々子ちゃんの「さみしい」が妙に可愛い。俺のねんごろにしてぇ(声:若本規夫)

■ 真司、蓮に愕然

さてその浅倉、警察だけでなく、メタルゲラスにまで狙われてしまった。でも今回、メタルゲラスはもう出てこないんだけどな。
ともかく、当面の問題である警察の検問を突破する浅倉。当然パトカーに追われることになるが、その浅倉の車に近づいてくるバイク・・・またしても!だが、意味ありげな仕種を見せただけで先に走り去って行く。しかし・・・。

浅倉の逃走は続くかに思われたが、車ごと崖下に転落、爆発炎上という、意外な結末を迎えた。浅倉が逃げ出した形跡はなく、警察も浅倉が死亡したと断定した模様。

メタルゲラスの気配を追って、その現場にやってきた真司君は、その炎上シーンに遭遇する。そして、そこに蓮がいるのをも見つける。蓮に近づく真司君は、そのバイクのサイドミラーに、王蛇の姿があるのを認めて愕然とする。
またしても蓮が、浅倉を助けたのだ。
お前・・・どうして・・・!
詰め寄る真司君だったが返事はない。間髪いれず、スネークキューブ(死)がうねうねと真司君に突進してくる。かろうじて避けた真司君は、自分のバイクのサイドミラーで変身、王蛇との戦いに。
お、「果てなき希望」はお払い箱じゃなかったんだ。アンタ達サイコーだよ。もしくは、おそろしく評判が悪かったからかな?うぇっへへへ(邪)

■ 浅倉、ゾクゾクする

いつにも増して気合いの入ってるライドシューター、降り立つ龍騎もハイテンションのまま、王蛇と対峙する。
お前、蓮を脅してるのか!
お気楽極楽だな君は(笑)。
そう言いつつ、いつにも増して気合いの入った「SWORD VENT」は、見ていてこっちも気合いが入る。
王蛇も同様に「SWORD VENT」。
戦いはイイ・・・ゾクゾクする
すわ!
たまらん!

王蛇はイイ・・・ゾクゾクする
そして、二人の戦いが繰り広げられる!剣戟だけなのがちょっと物足りない気もするが、十分見ごたえがある。

■ 優衣、現像する

果てなき希望」の終了と共に、場面は優衣ちゃんに。例のネガを現像してもらったらしい。どうやら家のようだが・・・少年と少女――おそらく兄妹――が戯れている・・・そして突然割れるガラス・・・
だが、優衣ちゃんはまだ記憶を辿れない。もしかしたら、優衣ちゃん自身にも、思わぬ秘密が?

■ ナイト、裏切る!

裏切るって・・・あんたが勝手に信じたんだろうが>真司君

さて、邪魔くさい奴は放っておいて、王蛇VS龍騎だ。
バタバタキック通常版を龍騎に見舞う王蛇。崖の端に追いつめるも、龍騎の「STRIKE VENT」昇龍突破が王蛇に炸裂、かろうじて避けようとした王蛇だが、崖下に突き落とされてしまう。
もう終わりだ!おとなしく刑務所へ戻れよ!
真司君らしい台詞が炸裂!戻れといって戻るわけねーだろ(笑)。

だがそこに、ダークウイングがソニックブレイカーを放ちながら参上!その攻撃に、堪らず転げ落ちる龍騎。そこに近づく一つの影・・・。
ナイトはウイングランサーを手に、龍騎を襲う!ナイトに手を出せず、防戦一方の龍騎。しかしナイトは憑かれたようにこう言う。
戦え・・・・・・戦え!
おうっ、ナイトのフェイスバイザーどアップで引き!なんか、また続くぞ。凄い連作かも。


■ おまけ雑感

・・・なんか今回は、誰を焦点にしても浅かった気がするな(笑)。次回待ち?

さて、困ったのはやはり。浅倉の、躊躇いなくライダーを殺すその姿勢に、憧憬でも抱いたか?というか、蓮は「戦わなければならない」のに「戦えない」人間。そしてそんな自分を嫌悪している。
浅倉を助けた意図は不明だが、それだけ蓮は追いつめられている。では、一体誰に?

そんな蓮を奇行に走らせた浅倉。いやもう、「やっぱりね」ってキャラで大安心。というか、あの甘く切ない吐息はどういう了見だ!?ィヤォ―――ゥ!(狂)
それはそれとして。
意外と龍騎と互角気味。ちょっとガッカリ。

真司君は真司君で、蓮の事で衝撃を受けっぱなし。
でも、手塚が言うように、真司君も着実に「ライダーを倒す」道を進みつつある。たとえ芝浦や浅倉であっても、人殺しを容認するわけにはいかない。そういう意味で、ライダー同士の殺し合いというコンセプトはマズイよな(苦笑)。
さて・・・真司君は、理想の為にその手を汚す事ができるのか?それとも・・・

手塚は今回、なーんもせんかったな(笑)。
真司君に偉そうな講釈たれたり、優衣ちゃんを占っては当惑するし・・・でも次回は出番ありそう。それも、なんか意味深な。
ところで手塚、お前が神崎士郎に選ばれた理由は、一体なんだ?

芝浦の忘れ形見であるサイ・メタルゲラス。なんだか芝浦の仇討ちに走ってるね。ドラグレッダーも龍騎を守ったし、モンスターとライダーの契約って、結構フレンドリーなものなのね。
・・・じゃあ、ボルキャンサーって・・・?(笑)
・・・・・・えーっと・・・(笑)


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回は優衣ちゃんの秘密に迫る!あーんなことや、こーんなこと、更には、「こっ子供番組でそんなこと!?」なんてアレなものまで(←すんげーベタ)
いやまあ、サービス悪い優衣ちゃんなんか放っておいて。ついでにサービス最悪な令ちゃんなんかゴミ捨て場に捨て去って。
気になるのは手塚の台詞、「サイトウユウイチ」・・・何者?浅倉との繋がりは?その前に、なんでそんなことを手塚が?
そして、やっと相手にしてもらえるメタルゲラスの前に、王蛇のかざしたカードは一体・・・?
次回、「西牟田警部の事件簿27・サイトウユウイチ殺害事件」に(無茶苦茶意味無し)

【 龍騎第21話『優衣の過去』 】

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