龍騎第25話『合体する王蛇』
(2002/7/21)

「優衣を、探せ!契約モンスターがお前達を襲わない内にな。」
優衣が姿を消した・・・真司と蓮は、優衣を探しに神崎邸へ。そこで見つけた、幼い日の優衣が描いた一枚の絵をヒントに、二人は大洗海岸へ向かう。

「弟が生きているなら、俺は変われるかもしれない」
浅倉のそんな言葉に、令子は浅倉の弟・暁の元へ向かう。浅倉も人間なのだ、そんな希望を見出して。
だが令子は知らない。浅倉の瞳に怪しい光が宿っていたことを。

北岡は事務所で、無地になった契約カードを見つめていた。ふと、視界がぼやけ、北岡はそのまま倒れてしまう。駆け寄る吾郎。

真司と蓮は、大洗海岸で優衣を見つける。一人たたずむ優衣は、自分が何をすべきか悩んでいた。
と突然、真司と蓮を襲うオメガゼール。まだライダーの力は失われたままの二人は、逃げ隠れるしか出来ない。意図せず、二人は優衣から離れてしまう。
その時、士郎が優衣の前に姿を現す。兄を問い詰める優衣だが、士郎は「俺を信じろ」とだけ言い残し、姿を消す。

令子の説得になかなか承諾しない浅倉の弟・暁だったが、兄が自分を助けた、ということで心を動かす。同時に、真司も浅倉の改心に僅かな望みを持つ。
だがそれは、最悪の形で裏切られた。
浅倉は、弟をベノスネーカーに襲わせ、殺してしまったのだ。
あまりのことにわななく真司を尻目に、蓮が浅倉に戦いを挑む。ミラーワールドに向かう二人を、真司も追う。

王蛇とナイトの戦いが始まる。龍騎はオメガゼールに邪魔され、その戦いに干渉できない。そこにゾルダが姿を現し、王蛇と戦い始める。
オメガゼールを倒し、二人に合流した龍騎。3対1という圧倒的不利の状況に追いつめられた王蛇だが、その時襲い掛かってきたエビルダイバーと契約してしまい、更に『UNITE VENT』で契約モンスターを合体させる。
ジェノサイダーの誕生だ。
ジェノサイダーは驚異的な破壊力をもつ攻撃を、容赦なく三人に見舞う。堪らず吹き飛ぶ三人のライダー!その運命は!?


■ ピックアップ
■ 浅倉の一人勝ち

おお、浅倉はこうでなきゃな!って感じのナイス卑劣。ブラベスト!
しかし、浅倉が令子を巧みに操るとは、予想しなかったな。あれは、令子が何を望んでいるかを理解していなければ出来ないよ。フフフ龍騎塾にもちったぁ知性の光が見えてきたぜ(byヒゲ学帽)

暁を連れた蓮タクシーが到着。待ちきれずに道路で仁王立ち、ってのも浅倉らしい。
そして、兄に助けてくれたことを感謝する暁だったが・・・
俺がお前を助けただ?馬鹿かお前は。
ぐはっ!来た!来たぞ浅倉待ってたホイ(いつの時代だ)

火事は、浅倉が弟を(そして多分両親をも)消そうとして自ら起こしたものだった。くぅ、ナイス人非人!良い子も悪い子も普通の子も真似するなよ!次のお便り(ないわボケ)
そこまでして消そうとした弟が実は生きていると聞いた浅倉は、弟を連れてこさせる為に一芝居をうつ。令子の『安っぽいヒューマニズム』を刺激したのだ。そしてそれは見事に図に当たったわけだ。おお、浅倉グッデスト卑劣漢!(何が)

よく生きてたな、暁。今度こそ消えろ・・・
言うが早いか、暁をベノスネーカーがまる呑み!うわ早い!おまけに何の躊躇もない!これが浅倉威!イカスー!
睨む真司君に「だったらどうした。やるか?」とニヤリ!これでもうイチコロリ!

こりゃもう、浅倉威オンステージだ。
・・・しかしまあ、令子を責めるより、浅倉の巧妙な心理作戦をこそ責めるべきだろう。いいぞぅ浅倉!このままゴーだ!(責めてへんやん)

■ 王蛇・ユナイトベント

ちょっと飛んで、王蛇を追いつめるナイト・ゾルダ、そして龍騎のシーン。そこに突如エビルダイバーマジーン(中略)!とばかりに飛び出し王蛇の『CONTRACT』カードにパイルダー(中略)!してしまう。略は気にするな。例によって与太だ与太。

そして今回の目玉は、そこから取り出した王蛇のカード『UNITE VENT』。今回のタイトル『合体する王蛇』は看板に偽りあり。王蛇は合体しない。JAROもの。
その代わり、契約モンスターが合体する。ある意味JARO回避もの。しかし・・・ちょっと見たところ、エビルダイバーが合体した様子がなかった気がするんだけど・・・どうなんだ?
因みに公式にはこの三体合体形態、ジェノサイダーという呼称。王蛇が合体するとジェノサイデストという比較最上級(嘘につき削除)

まあともかく、単純計算で通常の3倍の攻撃力。今回はみんな、洒落じゃすまないかも?

■ 北岡と吾郎の関係

随分無難なところに落ち着かせた、という印象はあるけど、北岡ちょっと株上げ。
自分の死期がそう遠くないと悟り、吾郎に自分の人生を歩む様に伝える北岡。でも吾郎はそれを聞かず、北岡の元に居させて欲しいと懇願する。
「・・・吾郎ちゃん、今日は懐石料理が食べたいな。
「・・・はい。
これだよ。
このやりとりが北岡・吾郎らしさ。ちょっと素直じゃない北岡が可愛い。いいよな、この場面。

で、二人の関係。
吾郎は、ちょっとした傷害事件に巻き込まれ、北岡はそれを弁護した。だがそのお陰で北岡は、検査入院が遅れた。もっと早く入院していれば・・・
吾郎はそこまでして自分を弁護してくれた北岡に、大恩があるというわけだ。

だが吾郎は、北岡の元に居るのは恩があるからだけではない、と言う。
この辺りの描写が、ある人種間でスゲーもちきりになったと思うけど、吾郎にそこまで思われている北岡には、それだけ人間としての魅力があるのだろうな。羨ましい限りだ。

■ 優衣ちゃんを探せ!レベル0

ちょーっと居なくだっただけでオロオロかよ士郎。こいつもしや、優衣ちゃんが寝てる時も、着替えの時も、トイレも、お風呂も・・・(笑)
キーッ!俺と替わ(削除)

冗談はさておき・・・士郎だったら冗談で済まなさそうな気もするが(死ねド阿呆)
今回のドタバタは、優衣の姿を見失った士郎が原因。しかし、その気になれば大洗海岸にまで姿を現すことが出来る分際で、ライダー達の戦いを中止させてまで、優衣探しに奔走させようとは、余程慌てたんだな。それだけ優衣が大事ということか。はたまた・・・。

しかし・・・
常に妹の行動を監視している兄・・・いくら可愛いからって、限度があるぞ。ああ羨ま(削除)
とととともかく!
優衣ちゃんは無事に見つかって騒動は終結。同時に士郎の出番も終わり。

今回、大洗海岸を懐かしむ士郎の姿などからは、確かに妹を思う兄の姿が見受けられる。でもそれが、どこまで真意なのか・・・士郎はまだ謎に満ちている。

■ 裏切られた真司

今回はちょっと蚊帳の外。だけど要所は押さえてる。優衣ちゃんに自分の決意を語ったり、浅倉が変わるとヌカ喜びして奈落に突き落とされて打ち震えたり、モンスター倒すし、けどモンスターに吹っ飛ばされるし。出番がない割にしっかりポイント押さえる主人公だ。

特に今回は、気絶した令子を抱きかかえてのシーンか。
兄が弟を殺すことの『衝撃』、浅倉を信じたことへの『悔恨』。
信じられない・・・お前の様な人間が居るなんて・・・!
それは浅倉に対する『憎悪』に繋がるが、真司は結局まだ踏み切れない様だ。戦う以外にないのか、他にこの戦いを終わらせる方法はないのか?
真司の苦悶は、これからも続くだろう。

■ 蓮の啖呵

また随分地味だったな今回は・・・
なんたって、印象に残ってるのは浅倉へのこの啖呵だけだ。
こいつは人間じゃない。モンスターだ!
でも、それだけにインパクトが強い。
うむー、さすがプロだ。やるじゃないか井(削除)

しかし、蓮も真司と同様、浅倉が変わることを、どこかで期待していたのだろうか?

あとは、神崎邸の2階の部屋を見た瞬間と、あの車だな。車は誰のなんだ?もしかして、(削除)


■ アクションパート

今回のアクションは、ラストに集約されている。
【龍騎VSオメガゼール】
【王蛇VSナイト・ゾルダ】
【ユナイトベント】
あら、結局3つだ。ハーイー♪(これまた前代未聞←何が)

どうやら、前回のギガゼールはゾルダに鉄砲で撃ってさ、煮てさ、焼いてさ、食ってさ、あヨイヨイヨイヨイ(ベンジャミン伊藤召喚中)
与太はともかく。
オメガゼールは、神崎邸と大洗海岸で真司と蓮を襲うが、大洗海岸の時はまるで、士郎と優衣を二人きりにする演出のようにも見える。
で、暫く間が開いて龍騎に飛び掛かって吊り橋の上で【FINAL VENT】決められて爆死。展開が早すぎ。

次は、王蛇VSナイト。サバイブ無しだとやっぱり余裕がない。それだけ王蛇が強いのか。
で、助っ人というわけじゃないけど、何故かゾルダが参戦。
さすがの王蛇も2対1ではしんどい。近づけばナイト、離れればゾルダでは、そりゃ手に負えんわいな。

そこに龍騎が合流して、いよいよというところで都合よくエビルダイバーが王蛇に襲い掛かる。だが王蛇はそれと契約してしまう。これで王蛇は3体のモンスターと契約したわけだ。単純に3倍のパワー・・・3倍・・・そうか、それで最後に赤か(違いすぎ)
そして、モンスター達は【UNITE VENT】で融合合体し、ジェノサイダーとなり、龍騎達に強烈な毒攻撃を見舞う。うわ洒落にならねー。

ところで今回のアクションパート、全体的に随分色がくすんでいた気がするんだが・・・テレビの問題だろうか?


■ 今回の花鶏

お、久しぶりに登場の沙奈子ババア。例の口癖が出なかったのがちと許せん。
ああ、なんだかんだ言っといて、このババアの口癖がどこで炸裂するか楽しみにしているなんて。とほほナリ。

今回は、優衣ちゃんの行きそうな場所を教えろと迫る真司君と蓮に、神崎邸の場所を教える役で終わり。そういえば、他は手塚しか知らなかったんだっけ。

■ 今回のOREジャーナル

無関係なところで一服の清涼剤。あなたのOREジャーナルのお時間です(誰の?)

今回は、令子・真司ヘッドハンティング疑惑(by奈々子ちゃん)を笑い飛ばせない大ちゃんの愉快さ。また奈々子ちゃんの淡々とした表情が、大ちゃんを焦燥させているね。
しかし・・・真司はともかく、令子はなんでこんなとこに居るんだろうね?OREジャーナル創設秘話なんてものを、どこかで語って欲しいね。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
なんだかよくわからんけど、浅倉の話は一旦中止?みたいな次回は真司君原点回帰。それを促したのは、なんと北岡!うーん、ライダーの共闘、いいね!見よ、これが真・ダブルライダーキック(生身)だ!
・・・は?違う?ヘンだな。
あれ?ギガキャノンとマグナギガ、一緒に出てるぞ?あれって、マグナギガの脚部なんじゃなかったっけ?あれ?・・・ま、いっか♪その方が面白そうだし。
というより、様態が急変した恵里(?)はどうなるのか?もしものことがあったら、蓮は?優衣は?
次回!『赤い龍騎と緑のゾルダ♪そして紺色ナイトカレー(ベッタベタ)

【 龍騎第26話『ゾルダの攻撃』 】

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