龍騎第31話『少女と王蛇』
(2002/9/1)

メタルゲラスが浅倉に襲いかかる。「そうか、暫く何も食わせてなかったな・・・」そう言って浅倉の視線は一隻のフェリーに・・・

OREジャーナルに、フェリーから少女一人を除いた全員が消えた怪事件情報が舞い込む。令子は別件取材で2〜3日留守、めぐみと奈々子は使い物にならない、やむなく真司が取材に赴くことに。
そこで真司は、少女が怪物を3体見たという話を聞く。3体のモンスター・・・まさか、浅倉!?

原因調査の為、取材陣や警備員を乗せたフェリーが、同じ時間、同じ航路を辿ることになった。真司は、もし浅倉なら自分一人の手には負えないと、蓮に協力を求め、蓮もそれを受ける。
フェリーをくまなく調べてまわる真司と蓮だが、その時悲鳴が・・・ブリッジに駆けつけると、そこには航海士の姿がどこにも無かった。そして、蓮が浅倉の姿を捉える。

それを追う真司と蓮。そこに、実加が姿を現し、浅倉に近づこうとする。それを止める真司だが、何故か実加は浅倉の元へ行こうとする。その時モンスターの気配が・・・3体。だが、浅倉の契約モンスターじゃない。
変身してミラーワールドに向かう三人だが、浅倉は真司達の邪魔をする。「あれは俺の獲物だ。邪魔するな。」
しかし、王蛇のFINAL VENTベノクラッシュも、バズスティンガーの三位一体防御に弾かれる。バズスティンガー達は、その隙に海の中へと姿を消す。

戦いを終えた三人の前に、やはり実加が現われ、浅倉にしがみつく。何がどうなっているのかわからない真司と蓮。その時、連絡を受けた救助船の影が・・・それを見て取ると、浅倉は海に飛び込む。じっとそれを見詰める実加。一体、実加と浅倉の間に何が・・・?


■ ピックアップ
■ 浅倉威、満を持して登場

いやー、二話もシカトこかれてどうしているかと思えば、すっかりペットになつかれちゃってまあ(笑)
冒頭のあの、メタルゲラスに襲われたシーン。余裕こいて笑みまで浮かべる浅倉の視線の先で、まるで小屋から顔を出して餌をおねだりしてる可愛いペットみたいなモンスター三馬鹿トリオが微笑ましい。
あれ、なんだったんだろうなあ(笑)

今回の浅倉、全体的な印象としては、妙に余裕がある風情。というか、この状況を完全に楽しんでる。うーむ、浅倉をわかってる奴が作ってるってカンジだな。って製作者だっつの。
特に冒頭のアレ!
で、俺を食おうってわけか
とニヤリと笑って悠然と背を向ける浅倉。
くー!不敵!どこまでも不敵!こいつに人気が出ないわけがあるマイガーッ!
(ちょっと錯乱)

また、ベントインしようとしているナイトの邪魔をしたり、『FINAL VENT』ベノクラッシュの助走でベントイン中の龍騎ナイトを蹴散らしたり、王蛇らしさがしっかり盛り込まれている。うむ、わかっているな。ってだから製作者だっつの。

最後は、連絡を受けて駆けつけた救援隊の船の影を見て、不敵に笑み、海に飛び込んで姿を消す。けど・・・あれほどの大きさのフェリーだと、スクリューの渦に巻き込まれないかなあ。大丈夫なのか?まあ、浅倉らしいんで問題ないけど。

ただ、どうして実加が浅倉になついているのかさっぱりわからない。どうやら、あのフェリーの中の階段で出会ったっぽいんだけど、ただそれだけで実加が「あの人が助けてくれる」と言うものだろうか?何かがあるに違いない。うふ、うふふふふ、少女と浅倉・・・たぎるシチュエーションですねえ!(阿呆)

■ 謎の美少女・浜崎実加

父親は伝助。うっわ台無し。
釣りバカはシカトしてと。

フェリーでただ一人生き残って一躍時の人となった実加ちゃん。13歳ということは中1辺り?この間までランドセル背負って小学校に通ってた娘ってことか。うむ、たぎるシチュ(削除)

上の『浅倉』でも書いたけど、どうもこの二人の接点がまだ見えてこない。ま、ドラマなんかでよく使われる手法だよな。王道。ここのところ、次回で描いてくれるんだろうから待つとしよう。
しかし、どういうわけで浅倉を頼りにしようと思ったんだろう。普通、ああいうこわいおにーさんを頼りにしたくはないんじゃないかと思うけど・・・ひょっとしてこの娘も『いいかも♪』か?(作品と媒体が違う)

演じているのは鉢嶺杏奈ちゃん。この娘自身は、取りたてて『飛びぬけて可愛い』というわけじゃないんだけど、可愛いのは事実。特に走り方なんか可愛くてねー、膝裏の辺りなんかも健康的で妙に可愛い(どこ見とんねんジジイ)

■ 真司と蓮

真司君は今回、珍しく本職で登場。意欲やガッツは、どこに行っても通用するだろう。それは真司君の美点だな。使える使えないは別として。

その取材中、フェリーの事件がモンスターの仕業ではないかと勘ぐり出し、浅倉を疑い始める。普通だったら「モンスターが3体で人を襲ったのか?」と考えるんじゃなかろうか。でもまあ、浅倉がアレだし、契約モンスターも丁度3体だし、そう考えてもさほどおかしいわけじゃないか。

で、真司君は、助っ人としてに連絡を入れる。北岡じゃないのは至極当然(笑)。
そして、それでちゃんと真司君の言うことを聞いてくれる蓮。珍しいが、出かける時に花鶏のババアの言うことを全く聞かずに出ていく辺りが素晴らしくキャラだ(笑)

浅倉と出会った真司君と蓮は、その前に実加がいることに気付く。真司君はそれを止めるが、蓮は浅倉だけを見てる。この辺もキャラが出ている。
・・・それはいいんだが、今回はメインキャラじゃないので、出番少な目で終わり。後は龍騎・ナイトで暴れる予定が良いとこなし。踏んだり蹴ったり。

■ ごさくVSホワイトミルキー

めぐちゃんに与えられたノートパソの名前。って、一応会社の備品だと思ってるけど、どうなんだろうな?奈々子ちゃんが度々使ってるノートパソではあると思うけど。私物は奈々子ちゃん貸さないと思うし、パソは俺も他人に貸さない。絶対に。

めぐちゃんが、パソ使ってて動かなくなったといってパソをバンバン叩きまくる。こんな奴に何一つ貸せるものか。でも、『おばあちゃんの言うこと』に従ったってとこは可愛いな。そういうズレたとこがめぐちゃんか。
でも、奈々子ちゃんは平静ではいられない。ノートパソを奪い、「ホワイトミルキー!」となでなで。どうもこいつの命名規則はテキトーだな。

そんでもって、めぐちゃんがこいつにつけた名前は実は『ごさく』。良い!ズレた奴にしてはナイスネーミング。というか、こいつもパソに名前つけるタイプか。ちょっと考えモンだな・・・。
その名前で奈々子ちゃんとめぐちゃんがケンカ。入社早々元気で何より。いい人材に恵まれてるよ、大ちゃん。


■ その他つまみぐい
■ 看護婦と刑事

普通、ああいう場合はもう少し熟練した看護婦を起用するものだろうにな。それもこれも俺のような人間の為の配慮ってことだな。うわっははは!わかっているではないか。その分際で、衣装がぜんっぜんなっていないが。
刑事は良かったな。なんというか、どんな刑事ものでも使う「何!?」っての、どうしても杉田さんを思い出しちゃうなあ。ああ懐かしい。そういえば、龍騎の『医者』って居ないのな。早くでないかなー。うずうず。

海洋事故(事件かな)だから、海上警備隊(海上保安庁?)に属しているんじゃないかとは思うけど、別にどうでもいいっちゃいいよな。

■ 取材陣

なんというか、やたらと人数多かった。多分スタッフとか動員してるんじゃないかと思ったら、どうもそうらしい。どうせなら監督とか脚本とか使ってやれよ。笑いの種になるのに。奴だったらヤバイが。誰って、井(削除)

しかし、こいつらも度胸あるよな。1船まるごと、乗客乗員を呑み込んだ船だぞ?仕事とはいえ、よくやる。これがジャーナリストか。よく見とけ、どっかのサービス最悪な私情で記事をでっち上げて迷惑を掛け捲るニセジャーナリスト女。

■ やっぱり蓮は謎

そういえば、蓮も携帯電話持ってるんだよな・・・。
なんというか、携帯電話を持ち歩く必要性のなさそうな人間関係なのになあ(笑)。ま、恵里という恋人もいたことだし、恵里が連絡用に持たせたってことも考えられる。同じように、優衣ちゃんが、というセンもある。

しかし、大型バイクにRV車、その維持管理費・駐車代・そして携帯電話の通話料金など、花鶏のバイトだけで全部ちゃんと賄えるのか?謎だ。

■ 浅野めぐみの経歴

めぐちゃん、本当はジャーナリスト志望で、秘書になったのは試験会場を間違えたかららしい。それで秘書になるんだから、実はめぐちゃんって凄い娘ってこと?
というか、この世界のジャーナリストは馬鹿しか居ないのか?


■ アクションパート

今回は【三人ライダーVSバズスティンガー】のみ。冒頭の【龍騎VSシールドボーダー 決着】も良いんだけど、一度見たし今回の話と全く関係ないし。

現われたバズスティンガーは3体。それぞれ、ワスプ・ホーネット・ビーという追記名がある。どれがどの色かは不明。色は赤・黄色・黒(紺?)。
それを感知して、まず浅倉の変身!おおっ、久々にじっくりと変身だ!心地よい吐息蛇踊り(?)もバッチリだ!蛇行移動は残念ながらしなかったが。続けて真司君と蓮のW変身。あっさり。
ミラーワールドでの戦いだが、バズスティンガーは針を飛ばして攻撃してくる。おまけに接近戦でもナイト・龍騎を圧倒する。
こいつら、強いぞ!
との龍騎の台詞が、かなり実感のこもったものになって聞こえる。それくらいにパッと見て強いという印象を受ける。
そこでナイトが何かをベントインしようとすると、王蛇が「あれは俺の獲物だ。邪魔するな。」と切りつけてくる。くぅ〜、いいね!浅倉はこうでなくっちゃ、というのをよっく学習しているな!(学習も何も、製作者だっつの)

しかしバズスティンガーに追い込まれてしまう三人。王蛇も左腕を針で貫かれるほど、こいつらは強い。そこで、王蛇は針をゆっくり抜き、『FINAL VENT』ベノクラッシュを放つ。同じように『FINAL VENT』をベントインしようとしていたナイト・龍騎を助走時に弾き飛ばす辺りが合理的。
しかし、バズスティンガーはそれを見て一同に会し、背中合わせに高速回転、ベノクラッシュを弾き飛ばしてしまう。「何!?」と杉田さんライクの王蛇を尻目に、回転を止めたバズスティンガー達は目を回してフラフラと海にドボーン(嘘)、ホントは悠然と海にドボーン。

フーム、しかしアレだ。テレ朝はどうして毎度毎度ベノクラッシュをドゥームズディと間違えるんだろうな?天然なのだろうか?


■ 今回のOREジャーナル

めぐちゃんと奈々子ちゃん対立の図。めぐちゃんちょこっとセクシー系。いや、別に普通だけど、令子があの無様なナリだからな。ったくいつまでこの番組に出る気でいるんだか・・・。

で、奈々子ちゃんとめぐちゃんの対立に、頭を余計に痛める大久保編集長。確かに『新しい風』は吹きまくってるけどな。

■ 今回の花鶏

優衣ちゃんも出番が無かった。というか、前回前々回で見せたキャラを全て捨て去って元どおり。予想はしてたがな。

ババアの方は・・・まあ、普通だったな。可もなく不可もない。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回は今回の続編だ。実加がどうして浅倉になつくのか、そこら辺り含めて描かれるに違いない。そして、我慢しきれない『怪物三人組』が遂に・・・
「ザマス。」(シルクハットを被ったエビルダイバー)
「そーでガンス。」(古くさいジャンパーを羽織ったベノスネーカー)
「フンガー。」(ちゃっかりジャケット着こなしてるメタルゲラス)
「だーっはっはっはっはっは!」(三馬鹿)
うるさーい!(帽子と短パン姿で頬に三本髭書いてる浅倉)
因みに声は「オラ悟空」。
そういえば、令子がなんかやってるらしい。そしてそれがサブタイトル。ざけんな。貴様ごときの行動がサブタイトルを取ってええとでも思っとんのかオラコラボケ。貴様はもういらんって言ったやろが。2〜3日といわずさっさと東スポ行けド三流が。
あ、次回予告でのめぐちゃんのアレ、は絶対思わせぶりだから心配すんな。めぐちゃんのボケが繋がる程度。
というわけで次回!「浅倉ランドのプリンスだい♪」に大噴火ー!(サイテー)

【 龍騎第32話『秘密の取材』 】

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