龍騎第33話『鏡のマジック』
(2002/9/15)

鏡から出るところをめぐみに見られた真司は、何とかその場は誤魔化すが、めぐみは容赦なく追求する。苦悩する真司。

令子は、謎の行方不明事件と高見士郎の関係を調べ始める。だが、どうしても常識では考えられない人為的な何かが働いている、という結論にしか至らない。令子は、清明院大学の調査に着手しようとする・・・

強盗未遂事件が起こる。犯人は、金庫を暴きながら何も奪わずに去っていった。まるで、金庫を破ったところで姿を消したかのように。取材に駆けつけた真司は、そこにモンスターの気配を感じ、変身しようとする。だがそこに、執拗に真司をつけ回すめぐみが。うまくまいて変身した真司だったが、既にモンスターは姿を消すところだった。

めぐみは、真司が鏡から出てきたことを、マジックの一種だと勘違いし、そう決め付けたのだ。真司は、ほっと胸をなで下ろす。

移動中、真司はあのモンスターの気配を感じ、変身して戦う。モンスター・ブロバジェルの電撃に翻弄される龍騎だが、これを何とか退けることに成功する。

その一方で、他のライダー達の周囲は一気に緊張が高まっていた。
優衣が倒れたことにより、神崎士郎がライダー達をけしかけ始める。北岡には、その身体を蝕む病魔の事に触れ、蓮には、恋人・恵里の容体を急変させて。彼等に残された時間は急速に無くなった・・・

清明院大学・401号室。誰も居ない筈の室内、鏡の中に、一人のライダーの姿が映し出されていた。


■ ピックアップ
■ 優衣、突然の急変!士郎、動く!

優衣が突然倒れて、士郎がライダー達を焚き付けに行く。今回はそういうお話。真司君は今回、全く別次元の世界に行ってたから、次回焚き付けられる予定。

さて、士郎も焦った優衣ちゃんの急変だけど、なんと驚いたことに、粒子化の兆候が見られる。ライダー達がミラーワールドで時間切れを判断する、あの兆候だ。とすると優衣ちゃん・・・ミラーワールドの住人?もしくは、実はああ見えてモンスター?(死)
でも、ババアにはそれが見えてない様だ。またしても謎。

そこで士郎は、優衣を助ける為にライダー達の戦いを急がせようとする。北岡には直接会いに行ってるけど、はわざわざ恵里の容体を悪化させに行ってる。
浅倉は・・・焚き付けるまでもない(笑)
となれば、あとは真司君をどう焚き付けるか、だな。
ところで、北岡の下を去る時の士郎が、妙に愉快に見えるのはおそらく気のせい。

なんにせよ、士郎は相変わらずシスコン全開でよかったよかった(何が)

■ 北岡と浅倉

因縁の二人・北岡浅倉。今回はギャグなしだったけど、やはりラスト付近の、超どアップでカードデッキをフレームインさせるカットが秀逸。特に浅倉は今回全く台詞なしなのに、このカットだけで浅倉らしさを如実に表現している。さすがに浅倉の何たるかをわかっている。

北岡のスタンスは、やはり漁夫の利。他のライダー達が潰しあうのを傍観して、美味しいところを取ろうという魂胆。実に北岡らしい。しかし、それには持久戦に耐え得る生命力が必要。士郎はそこをついてくる。
「医者に言われた期限はどれくらいだ?半年か、三ヶ月か、あるいは・・・
北岡の様子を見ると、どうやら『あるいは』のパターンっぽい。

そんな北岡の元に近づいてくる浅倉。最初は吾郎ちゃんが外にいたので、追い払われる形になっちゃったけど・・・その気になれば吾郎ちゃんなんかベノやんで『ぱくっ』とさせたらいいんだから逃げなくても良いのに・・・。
今回の浅倉は、上述してるけどやはりラスト付近のどアップのカット。あと金髪化(笑)

■ 蓮と恵里

を戦いの野に引きずり戻す為、士郎は恵里を利用する。ところで、士郎は何か特殊な能力で恵里の容体を変えたのだろうか、それともペースメーカーとか点滴を外すなどの程度なんだろうか。後者だと妙に安っぽいのでちょっと嫌なんだが(笑)

いずれにせよ恵里は、もってあと数日の命。蓮の出した答えは勿論、戦いに勝ち残ることだ。その為にもまず・・・

これ以外では、真司君に相談を受けた時の蓮の対応が、いかにも蓮だったな。
めぐちゃんに見られちゃったよ〜蓮ど〜しよ〜
的な展開だけど、蓮の態度は相変わらず冷たい。
本当のことを言った方がいいか、蓮の意見を求めても「決まってる。俺を巻き込むな。」と蓮節好調な滑り出し。更にそれを受けて、蓮が見られた時も協力しただろ、と真司君が言うけど、蓮は全く動じず、それは借金を500円負けることでチャラだ、とピシャリ(笑)
負けすぎたな
とは蓮の追い討ち。蓮節絶好調。


■ その他
■ めぐちゃん

ほら見ろ、めぐちゃんなんてこの程度の位置づけだよ。
しかし・・・露出を押さえている割に、魅せ方を工夫してるよな。さすが千里ちゃん、ってカンジ。特にピッチリ張り付いたパンツにくっきり浮かぶヒップライン。脚も実にスマートかつスリム。いやあ、わかってるじゃねーか東映!
勿論、めぐちゃんにこれ以上の存在意義があろう筈が無い。だからマジックのシーンはゲンナリだった。全然わかってねーじゃん東映!(どっちやねん)

その、見てくれが全ての浅丘めぐみがここまで絡むと、ちょっと邪魔くさい。見た目オンリーのキャラだという身の程をわきまえて欲しいね。めぐちゃんの存在意義は、
【全くサービスしない令子の替りにサービスする】
ことなんだからさ。今回みたいな邪魔はもうしないで欲しい。
これから秋→冬となるから、それまでには消えていなくなると思うけど、どう消えるか楽しみだ。

■ 真司君の弁明

メルマガ見てたから、「ぼくたちピク(削除)」ネタを期待してたんだけどなあ(笑)
そうなれば、この「ぼくたち」には他のライダーも入るわけだ。つまり、浅倉も例外じゃないってこと。・・・強そうな上に偉そうで嫌だな、このカガミン(笑)。こいつは「あなただけに ついていく」なんて、天地が逆転しても有り得ない。・・・嫌なカガミンだなあ(笑)

悩んだ真司君は、めぐちゃんに本当のことを伝えようと決めるんだけど・・・
俺、仮面ライダーと申します。
これが妙にウケた。

で、結局めぐちゃんの盛大な勘違い(作品上、こういうのも『そそっかしい』と言うべきらしい)のお陰でバレず終い。というかお前、今までビルが乱立する大都会の中でバンバン変身してたじゃねーか。今更何を気にしてんだよ。

■ 次のライダー

良く考えりゃ、神崎士郎も残りのライダー急いで準備しなきゃいけないんだよな。そういう意味ではこいつが一番怠慢なんじゃねーだろーか(笑)
13人の叩き合いってルール決めたの、士郎だろ?つくづくわかんねー奴だ。

それはともかく、なんか妙にカッコイイ奴が出てきたぞ。カードデッキの紋章は・・・ドラ猫?(笑)
いや、なんというか・・・虎も猫科の動物だけど・・・一瞬、ドラ猫型モンスターを期待してしまった・・・
ADVENT
うにゃ〜〜〜〜〜あ(ごろごろ)
・・・かっ、可愛い。是非希望(無理)


■ アクションパート

今回は、めぐちゃんの種明かしでぶっ潰されたお陰で【龍騎VSブロバジェル】の一本だけ。しかしその内容は実に龍騎らしくて吉。こういう、わかりやすくて笑えてカッコイイのがいいんだよ。

久々にライドシューターから降り立つ龍騎、手には既にドラグセイバー。省略美。だがここでブロバジェルが魅せる。繰り出したドラグセイバーを片手で受け止めて電撃ビリビリビリ。ここでの龍騎の動きとアフレコがサイッコーで、個人的に「折れたー!」に匹敵する愉快さを誇る。

戦いはブロバジェル優勢で進み、龍騎危うし!そこで起死回生の『ADVENT』、ドラグレッダーがブロバジェルを盛大にぶっ飛ばし、一気に形勢逆転!すかさず『FINAL VENT』を繰り出すが、ブロバジェルも体勢を立て直して、何やら手に電撃を帯びさせたまま龍騎のキックに突っ込んでいく。でも当然、見事なまでに吹っ飛んじゃうんだけどね(笑)
この吹っ飛び方も、どこか妙に愉快なんだよなー。

この一連の戦い、なんか昔懐かしい雰囲気があった。電撃受けて倒れた龍騎に、今にもブロバジェルが「どうだ、俺様の電撃はシビれるだろう?」とか言ってベースを『ドジャーン』って弾きそうな雰囲気があって、妙ににやけてしまった。
こういう、能力が明確に分かったり、ちょっとした意志表示が見えるモンスターって、記憶に残るんだよなー。ボーダー系なんか特にそうだし。クモなんか敵方唯一の異形だし。
せめてこれからは、こういう路線で行って欲しいな。


■ 今回のOREジャーナル

まだエアコン直ってないらしいぞ。ついでに扇風機も壊れたらしい。どうやれば壊れるのか聞きたいものだ。そんな職場では、君の『アマリリス』『ホワイトミルキー』も危険だぞ、奈々子ちゃん

真司君が一人でブツブツ言ってるところに、耳ざとい奈々子ちゃんが「変身?」と迫るシーンもおかしかった。奈々子ちゃんと言えば、何故か淡々とめぐちゃんマジックに付き合うのも妙におかしい。というか基本的に『おかしい』(笑)
めぐちゃんマジックはただひたすら長い。衣装もロクなのじゃないし、完全に失敗。こんなんに割く時間があれば、浅倉を描け浅倉を。この作品、誰で持ってるか知らんのか?全く素人はこれだから(貴様が素人だバカモン)

あ、令子もいたっけ。髪切ってサッパリ。
何というか、最初から最後まで『』をあまりカンジさせないキャラで押し通すつもりっぽいな。それなら徹頭徹尾、押し通してもらいたい。サービス悪いのは他の媒体で勘弁してやるから(どんな媒体だエロジジイ)

■ 今回の花鶏

ホントに収入なさそうだな、花鶏って(笑)。
いつになったらアマゾンに・・・
ってちょっと待て。ババアの資金源って、花鶏だけなのか?よくヒマラヤに行ってたな、こいつ・・・何年分の備蓄だったんだ?

この日、真司君がお風呂当番ということだったけど、上記のような理由もあって、ババアらしい指示が飛ぶ。
「今日からお風呂のお湯は『浅〜〜く』でいいからね。
 お湯の温度も『低〜〜く』ていいからね。」
ガス料金をケチるババアだが、バカに出来ないから身につまされる(笑)
なんにせよ、「勘」が無くても『ババア節』は健在だ。ババアはこれくらいで良いんじゃない?


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回はいよいよ龍騎サバイブ登場!炎の中に立つ龍騎とナイト。いよいよ対決か?
そして王蛇ゾルダもいよいよ死闘?いきなり急展開だが、このまま『次々回で最終回』なんてことになりゃしないだろうな、と心配。それくらいの急展開を見せる中、もう一つ心配なのは、あの炎の中のサバイブ二人が次回のラストにならないかと・・・前例が多すぎて・・・おろおろ。
次回、「ライダーバトル終結宣言!?」に(既に嘘)(ついでにネタぎれ)
というか、なんてサブタイトルだ次回は。

【 龍騎第34話『友情のバトル』 】

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