サバイブ化したナイトと龍騎の戦いは壮絶なものではあったが、決着をつけるには至らなかった。傷ついた身体に鞭打ち、蓮は他のライダー達の元をさ迷い歩く。

北岡と浅倉の戦いは意外な結末を迎えた。逃走した上、逃げ道が無くなった北岡は、浅倉に命乞いをする。苛立ちを覚える浅倉だが、これは北岡の策略だった。北岡は予め機動隊を待機させ、わざと逃げ道も鏡もない場所に浅倉を誘導したのだ。なす術もなく連行される浅倉。

真司は決心する。蓮の為にも、こんな戦いは終わりにしてやらなければ・・・全ての元凶がある筈の清明院大学401号室に向かった真司は、そこでは三人の男が何かの研究を行なっていた。資料の見出しに、真司は取り乱す。
「なんでアンタ達がミラーワールドを知ってんだよ！」
三人に追い出される真司。その時、モンスターの気配が・・・

蓮の前に神崎士郎が現われた。蓮は、士郎に戦いを挑む。士郎が13番目のライダー・オーディンであるという理由で・・・だが戦いは終始オーディンが圧倒し、サバイブの能力すらまるで刃が立たない。

謎のモンスターを二体相手に苦戦する龍騎。そこに新たなライダー・タイガの姿が。これで１対１の体制が整い、両者ともにモンスターを撃破する。真司は後を追い、香川がライダーであることを突き詰める。そこで香川達が意外なことを話す。
「私たちは知っているんですよ。ミラーワールドを閉じる方法を。」
これを聞いた真司は協力を申し出るが、無下に断られる。

オーディンにトドメを刺されそうになるナイト。だが最後の瞬間、オーディンをウィングランサーで貫き逆転する。その瞬間、蓮の叫びが轟く。これで連は、「後戻りできない」立場に置かれてしまった。

401号室。３人の手には同じカードデッキが握られている。一体彼等は、何をしようとしているのか？

戦いの結末が意外な方向に落ち着いたが、北岡らしさ浅倉らしさは寸分も削がれていない。実に見事としか言いようがない。特に浅倉は、今回の出番がこの冒頭シーンしかないにも関わらず、印象を深く深く根差した。さすが浅倉。

戦いの帰結は、間合いが近すぎると言ってゾルダが逃走。王蛇の回転キックは、初めて自立して動いたマグナギガによって叩き落とされる（笑）。しかし、さすがのマグナギガも『FINAL VENT』のキックの勢いを受けきれずに倒れてしまう。
逃げるゾルダを見つめて王蛇。
「ヲイヲイ！お楽しみはこれからだろうが！」
・・・ソレ系の引きにピッタリ。勿論ソレとはエ（以下検閲削除）

行き止まりで立ち往生の北岡に迫る浅倉。
「鬼ごっこ〜が、趣味なのか？」
くほっ！
すンばらしー！冒頭の僅かな出番だけなのに、浅倉イズム炸裂しまくり。お客さん得したねぇ（いつもだ馬鹿野郎）
さてその北岡、なんと土下座してまで命乞い。見苦しさ大爆発。
「頼む！俺はまだ生きたいんだ！」
これは嘘じゃないと思うが、北岡をよく知ってる我等には既に何か企んでるのがバレバレ（笑）
浅倉はそんな見苦しい北岡へ捨て台詞。
「闘わないなら・・・消えろ！」
きゃーかーっこいー！（死）

ところがそこに機動隊が。北岡が予め呼んでいたのだ。
逃げ場も鏡もない・・・浅倉は意外と素直に捕まる。カードデッキも取り上げられ、浅倉ここまでか！？
そこで諦めるようなタマじゃあるまい。すると今週のサザエさん次回予告は史上初のタマか？或いは多摩川（時事ネタの為削除）

蓮と真司君が闘いあう・・・あまりのことに涙が止まらない優衣ちゃん。
意外なほど落ち着いている真司君、蓮が戦いを止めないだろうと淡々と語れば語るほど、優衣ちゃんが泣いちゃう。やーい女泣かせー（意味が違う上に小学生か貴様）

それにしても、真司君は急に蓮のことを理解したような印象を受ける。これでは、『二人の間に何かがあった』と言ってもさして問題はなかろう（どんな問題だ）

優衣ちゃんこと杉山彩乃、このシーンは『迫真』とまで言い切ることは出来ないが、優衣の感情や想いとか、伝わってくるものがあったのは良い。尤も、あれだけ泣くシーンなら、大概の役者は見てる方に何かを伝えると思うが（笑）

やっと根本的解決法を模索し始めた真司君。なんとも血の巡りも金の巡りも頭の中身も悪い奴だ。
しかし、戦いそのものを無くすといっても、どうすれば・・・？

目的を見つけた真司君の行動は早い。
翌早朝から、清明院大学に不法侵入（笑）。開いてない校門をよじ登り公舎内を駆け巡り、バターン！と401号室の扉を開ける。取り敢えず、不法侵入と呼ぶ以外に無いな（笑）
しかしそこには何故か人が・・・。

ここに居るのは、ここが江島研究室であった頃から居た仲村と、前回登場した香川英行。そしてネオス（こら）もとい、東條悟という青年と、癖の悪そうな連中ばかり（笑）

さてこの連中、『ミラーワールドとは』なんて見出しの資料を手にしている。わけがわからなくなる真司君を追い出す三人。追い出された真司君は尚も食い下がろうとするが、そこでモンスターの気配。
校外に出て、窓に向かって変身！それを冷たく見ている三人の視線には、全く気付いてない。

戦いの後、真司君は三人に詰め寄る。そこで、香川が持ってるカードデッキを見て驚く。あのライダー・タイガは香川なのか・・・。
香川らは、「自分達は神崎士郎に狙われている。今回のモンスターはその刺客だ」と真司に伝える。何故神崎士郎に狙われるのか。
それは、ミラーワールドを閉じる方法を知っているから。
まさに渡りに船の真司君、彼らに協力すると言うが、仮面ライダーである真司君を彼らはまだ信用していない。真司君も仕方なくその場は引き上げる。

恵里の為に闘う蓮だが、真司君とは痛み分け、北岡留守で浅倉逮捕。どうにもならんな（笑）
特に浅倉は、行けば必ず戦ってくれると期待していただけに。それなら、浅倉を助け出そう！蓮はそう思ったに違いない。

なんて思ってたら、思いがけず神崎士郎が蓮の前に。士郎をオーディンと睨んでいた蓮は、士郎に『戦え！』と迫る。神崎士郎の話なんか全く聞かない。士郎が可哀相に思えた瞬間（笑）
この時の蓮の迫力、かつてないほどのものがあった。『自暴自棄になった人』、というのが良く出ているように思える。半年以上の付き合いだから、見てるこっちが慣れたのかも（死）

さてオーディンの戦いでは、ズバリ一言釘を刺されて余計に激昂する蓮が愉快。
戦いは、オーディンに全く歯が立たず、トドメを刺されそうになるナイト。しかしいざトドメという時に、オーディンの腹にウィングランサーが突き刺さり大逆転。
これで蓮は、仮にも人を殺したことになるわけだ。少なくとも、蓮はそう思っている。そこで蓮の叫び声があがるわけだ。ところがどっこい、この戦いでは誰も死んでないから驚き。というより、既に死んでいるというべきなのか？

いずれにせよ、今回消滅したオーディンは、言ってみればシリーズで唯一やられたイッパツマンというところで（わけがわからんわ）、結果的には蓮を『後戻りの出来ない戦い』の舞台に足を踏み込ませたわけだが・・・士郎の狙いは最初からそこにあったのか？

タイガはあらゆる意味で卑怯なライダーだ。

タイガの意匠は勿論トラ。契約モンスター・デストワイルダーがホワイトタイガーをモチーフにしているからだが・・・虎？虎か、あれ（笑）
タイガ自身は、頭部の微妙なネコ耳とネコヒゲが微妙にキュートで、『FINAL VENT』では更にネコ手袋を装備するという、ある意味最強なライダー（どんな意味でだ）
残念ながら本体は野郎なので殺意500%増。よゆポン（やめれ）
これで何が卑怯かはご理解いただけたろう（わかるかボケ）

デビュー戦は、まあ危なげなく飾ったが、それだけにインパクトがない。
３人揃って初めてその真の能力が発動するとかいうタイプのライダーなんだろうか。そうすると「ジェ（すっこめガンオタ的削除）

帰社時間となったところで、奈々子ちゃんとめぐちゃん脱兎。良く分からないシーンだが、どうやら遊びに繰り出すようだ。それにしても、仲が良いやら悪いやらサッパリわからんな、この二人は。

ビルを出ようとすると、そこには花束を手にした北岡の姿が。ここでめぐちゃん、自分に花を渡しに来たものと勘違い。おめでたいな。
奈々子ちゃんも勘違いが伝染したか、「大人の女はどう？」とわけのわからんことを言い出し北岡に迫る。『龍騎』女性陣の中で、最も「大人の女性」から遠い奴が何を言うのか（笑）

北岡はホントは令子を誘いに来たんだが、その令子は『浅倉威逮捕』を取材するべく飛び出していったのだ。
意気消沈の北岡を、めぐちゃん奈々子ちゃんが強引に引っ張りまわしたのだろう。吾郎ちゃん含めて楽しそうな三人に対し、ノリの悪い北岡が印象的。まあ、あのメンツじゃ無理もないが（笑）
というか、何気に吾郎ちゃん楽しそうだな（笑）

とか色々書いたが、この一連のシーン、まるごと駄目。そりゃめぐちゃんは相変わらず『キュッとアップパンツ』装備かと思わせるほどのアレなパンツルックで良いのだが（どこ見とんねん）
今回の奈々子ちゃんめぐちゃんは駄目だ。わけがわからん。

思ってもいなかった『第三勢力の出現』。いいね！燃えるよこういうの。残り話数も15かそこらだし、描ききれる範疇だろう。インペラーや他のライダーがちゃんと出るのか心配にはなるが。

こういう第三勢力には、裏切り者が付き物。首領である香川は除くとして（笑）・・・仲村以外に選択肢がない気がする。
気のせいかも知れないが、龍騎変身を見つめる三人のカットで、東條の表情が亡き芝浦淳と一瞬重なったんだよな。曲者の予感。
というのも、こいつらの言う『ミラーワールドを閉じる方法』って、次回予告を見る限り（笑）、優衣ちゃん絡み。そうなると仲村は手を出せないんじゃないか。となると、首領が香川となれば実行犯が東條だ。どんな理由があるにせよ、人一人殺せる奴は悪党と相場は決まっている。
ま、事実は見てのお楽しみ。制作サイドの手腕に期待しよう。

オーディンの登場が妙にツボだった。
あのままG4バリに飛び降りて頭からめり込んでくれると良かったんだがなあ。
足ピクピクのオーディンにナイトが垂直にウィングランサーをさくっと一突きして「ギャー！」とか・・・
龍騎の世界じゃないな（笑）

正体は相変わらず不明。胴を貫かれて消滅するのでは、まず人間ではなさそうだが・・・？

今回は４本てんこ盛り。でも最初の１本はあっという間に終わる（笑）

戦いそのものは前回流れている為、今回は『王蛇ローリングキック』『マグナギガ・払い落し』『今だ！（脱兎）』『お楽しみは（略）！』が見られるくらい。
この中で選ぶとなれば、マグナギガが自立行動をとって王蛇を叩き落とし、なおかつ倒れるシーンが良いな。

覚悟を決めた蓮・ナイトには、いくらサバイブ化しても真司・龍騎に勝ち目は薄いか。
ナイトは『SHOOT VENT』で龍騎を撃つ。吹っ飛ぶ龍騎。堪らずカードを引き抜きベントインするが、何故か吐き出される。もう一度装填すると『TRICK VENT』が発動。
このカード『STRANGE VENT』の効果は、よくわからない。相手の持つアドベントカードから「これは！」というのをコピーするのか？

それはともかく、ナイトも『TRICK VENT』で対抗。３VS３の鬱陶しい戦いが始まる。入り乱れる龍騎とナイト。なんだか見づらい画だ・・・。
戦いは、制限時間内に決着つかず痛み分け。

いきなりビルの梁を枝木に見立てて立つオーディン。今にも『ぐるっぽ』と羽繕いしそうだったのに、ナイトが狩りに来て邪魔をする（違う）

「トドメを刺せないお前が、私に勝つというのか？」
挑発するオーディンだが、ナイトは動じない。というか既に激昂状態。
だが、空間を自在に移動する能力を持つ上、ナイトサバイブ最強の技『疾風斬』を、ただの剣であるゴルドセイバーで破るオーディンが相手である。ナイト、トドメどころか今にもトドメ刺されそう（笑）

だがここで大逆転。
いざトドメとにじり寄るオーディンに、ナイトのウィングランサーが炸裂！オーディンの脇に抱え込まれ（違う）もとい、胴体を貫き、オーディン消滅。
「それでいい。そのまま戦いを続けろ。」
最後の最後まで偉そうなオーディンだったな（笑）

しかしあれだ。
この戦い、どんなにやられても最後まで諦めない、うむ、まさにヒーローだ。
なんて思ってたら、結局人殺しになっちゃった蓮の絶叫で闘いは幕。どこまでもヒーローになれぬ奴よ。

最初は龍騎VSモンスター２体の図式。
ベントインしようとする龍騎を２体が交互に邪魔するが、どうにか『SWORD VENT』で剣を手にした龍騎。それでも２対１の図式では龍騎の不利は否めない。
それを物陰から見つめているのがタイガ。イッツ・ワンダフォー・ワン（古）
一方をタイガが受け持つ形になり、これで１対１が２組。

タイガは襲いかかってくるモンスターを前に、落ち着き払って『ADVENT』。デストワイルダーがモンスターに襲いかかる。そのまま『FINAL VENT』。肉球ハンドを装着し、掌をふにっとな♪するとデストワイルダーがもだえるという逸品（嘘）
ともかくそれを合図にデストワイルダーがモンスター引き摺り、タイガの足元に。タイガがそれを腕一本で掴み上げると、何故かモンスター爆発。確かに片腕でモンスターをリフトアップとは尋常ではないが・・・どうして爆発？理解に苦しむ。

それはともかく。
いま一方の龍騎はサバイブ化して、『SHOOT VENT』をベントイン。狙いをつけて、モンスターが逃げるところを一撃。背を向ける敵を撃つことに躊躇いはない。龍騎もどんどん汚れていくなあ（相手がモンスターだからだっつの）
それにしても、あの口径でゾルダのギガランチャー並みの破壊力があるって事か。こりゃ凄い。

しかしまあ、全体的にあまり『愉快！痛快！爽快！』というアクションはなかったな・・・特にタイガはデビューなのに全然動かないし。誰の為に１話使ってると思ってんだ。もちっと働け。サーカスに払い戻すぞコラ（ベンジャミン伊東コス中）

令子がチンタラやってました。大ちゃんも出てました。奈々子ちゃんとめぐちゃんはなんだかよくわかりません。
それと・・・令子、一体どこの誰から連絡貰ってるんだ・・・

今日は休みだよ。いやババアの出番がないという意味で。

さて！
第三勢力の登場に揺れる神崎士郎。襲われる優衣。戦いを続ける蓮。意識を取り戻す恵里。蓮を探す真司。そして、一枚のアドベントカードをくわえる浅倉・・・。
蓮と浅倉、戦いを望む者同士が再び一つになる。あっ奥さん！何も「一つに」だけで反応しなくても（せぇへん）
ともかく、浅倉の脱走が一番の見所。さあ、誰が助けに来る！？やはり予告のゲラちーか！？それとも逆にゲラちーが「よっしゃー！」と護送車に激突、「やったぜぇ、オヤジー！」で涙を流すゲラちー横目に浅倉頓死か！？（笑）
おお、そう思うとすげー楽しみだ！
次回『史上最凶の大脱出！』は、技術指導にマギー司郎を迎えてお送りします（脱出マジックって管轄外じゃん）