優衣はまだミラーワールドにいる・・・真司は蓮と、優衣を探しにミラーワールドに向かう。
契約者を失った佐野は、新たな契約者を求めてさまよう。しかし、東條には「要らない」と切り捨てられ、真司には追い散らされ、北岡はライダーと組む気すらない。
困った佐野は北岡に、浅倉を紹介してもらうことに。
その晩、タイガと王蛇の戦いに遭遇した佐野。戦いはタイガの逃走で幕となり、獲物に逃げられて暴れる浅倉が残された。
そこに接触する佐野だったが、間の悪さや北岡の悪戯も手伝って、浅倉の前から腰砕けに逃げ去るほかなかった。
翌日、ゾルダとタイガの戦いに混ざる王蛇。そこにエンドオブワールドを炸裂させるゾルダ。浅倉でさえそのダメージに地に伏してしまう。
二人の元から逃げる東條は、途中で気を失う。そこに佐野が近寄っていき、東條を自分の部屋に連れて戻る。
ミラーワールドの中では、優衣と士郎が対峙していた。
前回の引きから、龍騎と優衣ちゃんが映し出されるんだが、そこに戻ってきたモンスター達。優衣ちゃんが目を閉じるのを合図に、龍騎をフクロにし始めるモンスター達。
それをほったらかして優衣ちゃんテクテク。どこへ?
というか佐野は・・・逃げたか(笑)
『冬』は『とき』と読むべし。いや時期的に『秋』じゃちょっと(何の話だ)
花鶏に戻った真司君は、女性客に「優衣ちゃん!?」と勘違いを装ったナンパを仕掛け、蓮につまみ出される。・・・微妙に違うな(微妙?)
ババアが何かを頼もうとするのをシカトして二階に上がった二人。真司君の話を聞いた蓮は、ミラーワールドに優衣ちゃんを探しに行くと言い出す。
花鶏は、すんげーやる気のない不良添乗員が連れてる観光客でいっぱい。一体何なんだ(笑)
その喧騒の中を真司君と蓮がすり抜けて外出。手伝って欲しかったババアはそれを見て怒り爆発。
「こんな店もうやめら〜ぃ!」
・・・今回は絶対、真司君と蓮に正義はないな(笑)
さて東條の方には、契約継続の確認に佐野が現れる。
「さすが頭のいい人は違うって言うか・・・何考えてるの」
と、さすがの佐野も呆れ口調。それでも契約の確認を迫る佐野に、東條はキッパリ「必要ない」と契約破棄宣言。
それでも食い下がる佐野に、東條は「自分の力で戦いに勝ち残って英雄になる」と更にキッパリ言い渡す。さすがに佐野もそれ以上は押さなかったが・・・
「どうでもいいけど、おたく、目が死んでるよ」
と告げて去る。そうそう、登場時から目が死んでるよな。良く言った。
真司君は優衣ちゃんを探してミラーワールドを東奔西走。そんな真司君の姿を見ているのに、何も応えようとしない優衣ちゃん。意識はあるみたいだけど、何を考えているのかわからない。謎だ。
東條との契約に失敗した佐野は、また駐車場のバイト。またも成金おやじの御機嫌を伺って、そんでもってバサッと撒き散らされた札を無様に拾い集める。
そんな生活に嫌気が差してきた佐野は・・・
何気に、佐野が家に戻れないっぽいことを描いている。何かドラマがありそう。
花鶏に戻ってきた真司君がそこで見たのは、飲食フリーの契約をタテに好きにやってる佐野の姿。激昂した真司君は、佐野を追い散らす。
「話を聞いてください!」
「誰が聞くか!約束やぶって優衣ちゃん狙いやがって!(ばき)」
まあ、殴られても仕方ねーわいな(笑)
「やっぱり駄目か・・・!」
そう呟いてほうほうの体で花鶏から逃げ出す佐野。なめたこと考えてんじゃねーよお前(笑)
逃げる途中、散歩中の犬が吠えるのもポイントが高い。
佐野が次にやってきたのはここ。しかし、佐野のヨイショも、それを当然と思っている北岡には全く通用しない(笑)
「確かに俺は金持ちで天才でカッコイイけど、それがなにか?」
素晴らしい。なんとも北岡らしい台詞。
北岡に「ライダー同士で組む」気がないことを知った佐野は、他のライダーを紹介して欲しいと言い出す。おまけに紹介状まで書いてくれ、と。どんな紹介するんだ、ライダー同士で(笑)
紹介状を手に去っていく佐野。それに対して北岡が呟く
「最近の若い奴は何考えてんだかね。世も末だよ」
おっさんか貴様(笑)。というか貴様が言えた立場かコラ(笑)
吾郎ちゃんも「全くです」じゃねーよ(笑)
夜のラーメン屋台。そこに近づいていく浅倉の姿。そして、ラーメン食ってるのは東條。いやーん、悟クンそんな食生活だめー(笑)
ここでも浅倉絶好調。
「探したぞ」
と、どんぶり奪ってスープを一口飲んで「ん」。浅倉って何でもこれだな(笑)
そしてそれを置いて東條を誘う。
「来い。食後の運動って奴だ」
「楽しそうかも」
割と気が合いそうな二人だな、ここだけ見ると(笑)
変身シーンが割と凝ってる。地下歩行者通路内で向かい合ってデッキを構える二人。どう変身するのかと思えば、なるほどカーブミラーか。ゆっくりデッキを突き出し変身。露光ほぼ最大での変身なので目が痛い。
CM明けはタイガと王蛇の戦い。今回も王蛇がらみがアクションの見せ場。ほら見ろ、龍騎なんかが主人公だなんて幻想を未だに抱いている奴はとっととドブに捨てちまえ(横暴)
それぞれの武器での激しい叩き合いは、王蛇のたけのこ棒がタイガの鉄の爪をぶっ飛ばして一旦ケリ。
タイガ『ADVENT』で白熊トラさん召喚するが、王蛇もゲラちー呼んでデカもの同士の叩き合い。これこれ、これだよ。龍騎とナイトじゃこんなの無理。
この両者の戦いの現場にやってきたのがインペラー。カーブミラー越しに戦いを眺めて「おお、やってる♪」となんか嬉しそう。
王蛇が『FINAL VENT』ベノクラッシュを放とうとするのを、タイガが『FREEZE VENT』で封じる。しかし、王蛇は構わず『FINAL VENT』を装填。そうか、王蛇ってば3種類のカードデッキを所有してるんだよな。ナイス卑怯(笑)
やってきたエビルダイバーにのってのハイドベノン。避けようとするタイガだったが、王蛇に一撃食らわされて転倒。
「へぇ〜、強いなあ」
と素直に感心するインペラー。
立ち上がろうとするタイガに一撃くれて「その程度か」と煽る王蛇。そのままたけのこ棒での叩きつけ3発。うを〜久しぶりに見てる方が痛くなるぞ。ぞくぞくするなあ、王蛇は(ぞくぞくかコラ)
更に踏みつけて、「英雄だろ、お前」と『お前』に独特のイントネーションがある浅倉訛りを叩き付けた挙げ句、更にタイガを蹴っ飛ばす王蛇。刃ーッ刃ッ刃、たまらぬなぁ(誰?)
タイガも黙ってはいない。王蛇に背を向けて、無様に逃げ出そうとする(笑)
その姿を見た王蛇の激昂ぶりときたら、仮面の下の浅倉の表情が、まるで見えるかのような、いやそれ以上の素敵ぶり(腐)
「何だ逃げるのか?・・・もっと俺を楽しませろぉッ!」
ああっもうかなわんなぁ浅倉には。
殊更激しい一撃をお見舞いされて、タイガ溜まらず吹っ飛ぶ。すげぇ、ただの『SWORD VENT』にこれほどの破壊力があるとは・・・さすが王蛇。いやさ浅倉。最後に欲求不満の意思表示である雄叫びも忘れない。ギルス真っ青。
ほうほうの体で逃げた東條は、尚も追ってくる浅倉の絶叫に溜まらず下水道に身を投げ出し逃走。
「今日は・・・調子が悪かった、かな・・・」引きつり笑顔の東條が痛々しい。かなり限界。
さてこちらはご立腹著しくお暴れにおなりあそばされておられる浅倉大明神様。そこに佐野があの調子で現れる。
「センパーイ!見てましたよ(がつん←躓いてこける)さっきの戦い。いやあ、お強い」
「何だお前は!?」
ぶうっ!
佐野のマヌケな登場はさておき、たった一言で浅倉の凄みが伝わってくる。ククク素晴らしい。さすが本編の主人公は格というものが違いすぎる。
渡した名刺もチラと見ただけでポイ捨てされ、更に睨まれて竦んだ佐野は、北岡からの紹介状なるものを浅倉に渡す。
浅倉が見ている間、その肩をもむ佐野は、どこで浅倉を見たのかを思い出そうとする。「テレビに出てませんでした?もしかして芸能人?」などとくだらないヨイショを続ける。口の減らない奴とはこいつのような奴だな。
しかし浅倉は全く聞いてない。紹介状とやらを佐野に見せ付け、
「なんだこれは?なめてんのか!」
とすごむ。そこには『まぬけ』とデカデカと書かれている。北岡が浅倉にマトモなものを寄越すわけがないわいな(笑)
「いい、いえ・・・これは・・・そのぉ・・・
ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
こちらもほうほうの体で逃げる佐野。なんか今回、『ほうほうの体』っての多いな(笑)
翌日の話に移行。
キャンバス内でカフカの変身を読む東條のもとに北岡がやってくる。そういえば、北岡もケリをつけたがってたんだっけ。
「無理な夢は見ない方がいい」
東條の今の状態を揶揄する北岡。ちょっとカチンとくる辺り、東條の小物さが伺える。
戦いに赴く二人。そこで東條がくすくす気味悪く笑う。令子を襲ったことで怒ってるんでしょ?と北岡を揶揄しかえすが、北岡が戦う理由はそんなことではないんだよね。北岡もそれを軽く流している。
二人は変身して戦地へ。おお、東條この回だけで二回も変身だよ・・・
真司君と蓮もミラーワールドで優衣ちゃんを探していた。割といいコンビっぽく見える。
そこに流浪のサイコローグが躍り掛かる。2回目の披露となる顔面バルカンが小気味良い。
しかし良いのはそこまで。
後は、ナイトが組み合ってる間に龍騎が『STRIKE VENT』昇竜突破を食らわし、上手く避けたナイトがすかさず『FINAL VENT』飛翔斬を食らわせて即死。あまりにあっけなさすぎる。
というか、出番無さ過ぎて影が薄い二人を無理に活躍させなくったって・・・(笑)
こちらは相変わらず間合いの違う戦士の戦い。銃撃を上手く避けて、跳躍で間をつめるタイガだが、ナイトとの戦いで近接戦闘に慣れてるゾルダに一日の長がある。
蹴り飛ばされて倒れるタイガに『SHOOT VENT』ギガランチャーで狙いをつけるゾルダ。
「終わりだ」
ここでもタイガは無様。
「よっ、よせ!」
「なんだ命乞いか?英雄なんだろ、お前」
北岡も浅倉とおんなじ事言ってら。類友ってヤツ?(笑)
そういうわけで王蛇乱入(笑)。ゾルダをふっ飛ばして、タイガにゆらりと詰め寄っていく。
「昨日の、続きだ!」
ここのありさまがあまりに浅倉すぎ。良い。もっとやれ。
もう戦うどころか逃げ腰のタイガを、王蛇はかまわずたけのこ棒でしばきまわす。気持ち良さそうなそのありさまを見ると、「ああ、今日も浅倉は元気だな」と茶柱級な安堵を覚える昨今。
そしてそんな二人の戦いに、『FINAL VENT』エンドオブワールドをぶっ放す北岡。ナイス卑怯(笑)
「二人仲良く、あの世にいきなよ」
寸前で気づいた為か、直撃は免れた二人だが・・・
戻ってきた三人。東條はほうほうの体でまたも逃走、浅倉も酷い手傷を負っている。東條の、逃げながらも気味悪いくすくす笑いを浮かべるのが良いね。
残った浅倉と北岡。浅倉は尚も戦いを続けるといって聞かない。それでこそ浅倉。
「お前、ケガしてるみたいだし」
「気にするな」
うーん、凄いね。後で倒れるほどの負傷なのに、ここまで戦いに執着する姿勢ったら素敵すぎて卒倒者続出。
結局浅倉は倒れてしまう。それを見てカードデッキをしまう北岡。
逃げた東條も途中で倒れる。そこに佐野が声をかけてくる。しかし東條の意識は遠のいていき・・・暗転。
鳥の鳴き声に目を覚ました東條は、そこが佐野の部屋だと知る。聞かれもしない身の上話をする佐野。
そんな話が途切れたところを見計らったかのように、佐野の携帯がなる。
「もしもし?・・・あっそぅ」
あまりの素っ気無さに、東條も気になる。すると、
「オヤジが死んだってさ」
とこれまた素っ気無く答える佐野。お、なんかもう少しドラマありそうだな、佐野。
優衣ちゃんを探す真司君。ライドシューター大活躍(笑)
そんな真司君をシカトしてる優衣ちゃんの前に、士郎が姿をあらわす。優衣ちゃんを守ろうとするモンスター達が大挙して押し寄せるのを、ひと睨みで退ける士郎。
「ここはお前が居るべき場所じゃない」
しかし優衣ちゃんも一歩も引きそうにないぞ。今回はそんな優衣ちゃんのアップで引き。
香川という『目標を教示する人』を失った東條が、向かう先を見失って自壊の道を辿り始める、といったところか。しかし、元々自壊していたので問題外だな(笑)
それをどうにか引っ張っていたのが香川だったんだろう。
香川を失って痛手なのは佐野も同様。
新たな契約者を求めてライダー達の元を転々と回る佐野だが、これがまた愉快痛快というか・・・とりわけ真司君が一番感情的になってたな。あの浅倉でさえ、手は出さなかったんだぞ。ちったぁ見習えボケナス。
ただこの佐野については、もう少しドラマがあるみたい。佐野のお家事情ってのが絡んできそうな雰囲気。
浅倉と北岡は、理由はともかく東條を狙うといった意味では同志、として登場している。くそ、誰が「とうじょう」なんて名前でファイナルベント承認(番組も語句も違う)しやがったんだ。変換がいちいち大変じゃねーか。
北岡はどこまでもクール。浅倉はどこまでも暴風域。
特に浅倉の暴れっぷりにはつくづく惚れ惚れする。浅倉マニヤにとってはこの上ないご褒美。ビバ浅倉!ハイル王蛇!フハハハハ!いい感じだな。
は?本物の主役?出てたよ、無関係なところ走り回って野良サイコローグ如きを二人がかりで倒して悦にいってた。全然駄目じゃん。
優衣ちゃんの方は、前回からあまり進展なし(笑)。こういう点、人物が多いと描ききれないよな。というわけで佐野と東條にはさっさと引っ込んでもらおうか。あと真司君と蓮。ついでに北岡。最後に残るのは・・・むひ、ひひひひひひ、ひ。
さて!
OREジャーナルのヘッポコぶりはますますエスカレート・・・でもないな(笑)
それよか、北岡を雇おうという、露骨に金持ちをにおわせるこの男は一体・・・?
優衣ちゃんは優衣ちゃんでミラーワールドに残るといって聞かない。士郎兄ちゃんも妹の我が侭に困り顔。
そして佐野は東條と寄りを戻して仲良く龍騎退治。良く分からん展開だ。
次回、「長いものにはマカレナ」でOhダンスダンス♪ばーい、てっさ(訳が分からん)