龍騎第45話『20歳の誕生日』
(2002/12/15)

優衣に異変が起きた。真司と蓮の目の前で、粒子化を始める優衣・・・なんとかそれはおさまったものの、いつまた始まるとも知れない。
更に優衣は、ミラーワールドと自分に関係があるのかも、と、記憶を辿り始める。
「20回目の誕生日で消える」・・・
そんな時、シアゴーストが出現し、二人は戦いに向かう。

同じ頃、同じくシアゴーストと戦っていたゾルダに、浅倉に突き放された東條・タイガが現われる。佐野を倒したのが自分ではなかった事に同様した東條は、北岡を倒す事で再び英雄への一歩を踏み出そうとする。

真司と蓮が戦いから戻ると、優衣はまた粒子化の恐怖に襲われて道路に倒れ込んでいた。そこにトラックが駆け込むが、突如現われたオーディンがそれを払いのける。
姿を現した神崎士郎は、優衣の粒子化を止め、また姿を消す。


■ 追跡
■ 冒頭

インペラーの最期(佐野の最期ではない)。後、神崎士郎
ところによって『優衣ちゃん泣かせ』でにわか雨。うぬれ、幼女虐待犯め(腐っとんのか脳)

■ 花鶏

真司君が新聞記事の「佐野満行方不明」という記事にショックを受けて落ち込んでるのを見て、「またか」といった態度の。高得点。

東條の奴・・・浅倉の方がまだわかりやすいっつんだよ
真司君・・・浅倉は東條よりわかりやすいかも知れんが、それ故に最強なんだよムッフーィ
その東條を探していた蓮だが、成果は上がらず。自宅まで突き止めたとは、さすが天下無双のストーカー・・・(はた)おまわりさーん?この人、前に小学生も狙(以下ブラストベントで音信不通)

いやまあ、ストーカーはともかく。
相変わらず戦いに抵抗を抱き、悩む真司君に蓮が冷たい一言。
「お前は・・・禿げるぞ
若い頃、長髪にしてるとそうらしいな(笑)
いや・・・というか本当は何を言いたかったんだ?なんか意味深。

蓮が上に上がるのと入れ替わりに、ババア優衣ちゃんクリスマスグッズを買って戻る。
1つ荷物を忘れたらしく、優衣ちゃんが取りに戻る。そこで真司君、優衣ちゃんの手が粒子化しかけたのを見るのだが、気のせいで済ませる。も少し気にしろ。

■ 浅倉を助ける東條

場面は、警察に追われる浅倉に。そんな浅倉の前に、東條が車でのりつける。
乗れば?
なんか余裕の態度。佐野を倒した自信か?

車中、どういうつもりだ、と問う浅倉に、「ライダー同士の用って、一つじゃない?」と東條は、戦いにきたと主張。
しかし浅倉は、意外にも乗り気ではない。前回、いいところで逃げ出された為か。
そこで東條、不敵な口調で「インペラーを倒したから、前より強くなってるんじゃないかな」と自信を窺わせる。

浅倉はそこまで聞くと、行く先を東條に任せて「まあいい。やっと少し眠れる」とシートを倒して寝入ってしまう。ここでの笑みが、割と良い具合。東條をせせら笑っている風にも見える。

■ OREジャーナルの壊滅

家賃税金諸々、そして怪物スクープ大失敗が原因で、OREジャーナルは『差し押さえ』。ということで大久保が花鶏にやってくる。ちょっと待て。家賃とか税金ってお前・・・(笑)

そんな大久保だが、言うことはカッコイイ。
俺とパソコンが1台ありゃ、
 いつだってどこだってそこがOREジャーナルだ

くー!イカスー!

しかし、店の隅に荷物を広げ始める大久保を、ババアが黙ってみてる筈が無い。その視線に気付いておろおろする真司君が良い。
大久保も割と天然なのか、ババアの機嫌を逆撫でする様なことを言う。むー、この後輩にしてこの先輩あり、か(笑)

■ 潜入取材の二人

さて、OREジャーナルの他の面々が気になるところ。
奈々子ちゃんめぐちゃんは、令子の指示で北岡の事務所に『秘書』として押しかけていた。どこが秘書か(笑)

帰らせようという吾郎ちゃんに、北岡は「トラブルは御免だ」と、はや諦めモード。
「あれ、珍しいクリスマスの飾り物だと、思えばさ
「はあ・・・」
言われてみれば、室内で双眼鏡を構えて北岡を監視するめぐちゃんや、同じくデジカメ構える奈々子ちゃん、というのは・・・無理があるぞ(笑)
ったく、どうしてこうOREジャーナルの連中は揃いも揃ってギャグメーカーばっかり(1名除く)なんだか・・・

■ 優衣の異変

花鶏。優衣ちゃんからに連絡が入る。
顔色を変えて出て行く蓮と、ただならぬ気配を感じて追う真司君。ああ、哀れ大久保ババアと二人っきり(笑)

その頃優衣ちゃんは、自分の体が粒子化を始めるのに恐怖していた。そこに駄目押しに、カーブミラーに幼い日の優衣ちゃんが・・・
「消えちゃうよ。20回目のお誕生日が来たら、消えちゃうよ?
叫び声をあげてうずくまる優衣ちゃん。

そこに真司君と蓮が駆けつけるが、優衣ちゃんの粒子化はますます激しくなるばかり。
止まれ止まれ、止まれー!
必死にそれを止めようとする真司君。真司君らしい『必死さ』が好感度アップ。その必死さが通じたのか、優衣ちゃんの粒子化は止まる。
ここで蓮が、はたとある事に思い至る。「まさか・・・!

画面は神崎士郎→別の場所で暗躍するシアゴースト2匹と遷移。なんとも不気味な連中。

■ 佐野殺しの真犯人

高架下の東條の車。浅倉は寝たまんまで、東條がやきもきするシーン。
「ねえ、戦いたいんだけど」
眠い
「それじゃここまで連れてきた意味が無いよ」
知るか
くわっ、たまんねー(笑)
相変わらず浅倉ってばツボをつきまくるなあ。東條も、この台詞回しは妙に可愛い。なんか子供っぽいし。

構わず寝続ける浅倉に業を煮やした東條は、外に出てそこらに捨てられていた鉄の棒らしきものを手に。
そのまま撲殺か?というところで、浅倉が衝撃的な一言を浴びせかける。
「おい、インペラーをやったのは俺だぜ
この言葉に動揺した東條、更にその最期を見てないことも指摘されて混乱の極みに。
「そんな、そんな筈ない!
 彼は、僕が倒さなきゃいけなかった人なんだから!
 僕が、英雄になる為に!」
この台詞、東條の考え方が出ているっぽいが、あんま深く考えると頭が痛くなるからパス(ちったぁ頭使えテメェ)

諦めろ。
そんな東條に浅倉の冷たい一言。更にこんなことまで。
「この車は置いてけ。気に入った
ぶはははは!気に入りましたかミスター!極上のベッドってとこですなあ。フハハハハ!良い寝心地だ!(またか)

■ 優衣の記憶

CM明けは、どこぞのスタジアム。そこで優衣ちゃんを落ち着かせる真司君
しかし優衣ちゃんは恐怖に震えている。
「あたし、もうすぐ消える・・・20歳の誕生日に・・・」
どうやら優衣ちゃん、色んな事を繋げて真相に近づきつつある様子。

自分とミラーワールドとの間には、何らかの関係がある、と優衣ちゃん。
幼い頃、家の中に閉じこもって兄と一緒に絵を描いてばかりいた記憶。
「絵を・・・それなら別に・・・
そうフォローする真司君だが、優衣ちゃんは衝撃的な事を口走る。
モンスターの絵だよ
そう、ミラーワールドのモンスターは、優衣ちゃんが描いていた絵と関係があるのかもしれない・・・佳境だねえ。

■ シアゴーストVSサバイブ

そこでモンスターの気配。優衣ちゃんをそこに残して現場に急行する二人は、子供達に襲いかかろうとしたシアゴーストを跳ね飛ばし、戦いに臨む。その時、は自分の考えを真司君に語る。
全ては優衣の為」と明言している神崎士郎、そして優衣の異変・・・士郎の目的が「優衣を消さない」ならば、話は繋がる・・・と。

ミラーワールドでシアゴーストと戦い始めるナイト。3対1と不利な状況だが、龍騎が参戦して幾分緩和。そこで龍騎、いきなり『SURVIVE』。
無駄な力を使うな!
いいだろ別に!
お、こういうやりとりも妙に久しぶり。

龍騎サバイブが『SHOOT VENT』で2体を、ナイトが『FINAL VENT』で残り1体を屠り、戦いは終結。
今回の飛翔斬、なんかえぐるような雰囲気で良かったなあ。

■ 吾郎ちゃん奮戦

さて同じ頃、北岡もモンスターの気配を感じて出撃。
「また、戦いですか」
モンスター相手だから心配ないって
心配そうな吾郎ちゃんに、あくまで余裕を見せる北岡。しかし、モンスターがいる以上、ライダーがそこに現われる可能性は高い。吾郎ちゃんもそれはわかってるんだよな。

「ああ、それより飾りもんが動いてるから、戻しといて
飾りもん・・・見れば、こちらをこそこそ窺う二人の姿が(笑)
車で出かける北岡を追跡しようとする二人の前に、吾郎ちゃんが立ちはだかり・・・
仕事ッス。仕事ッス。仕事ッス!
何を言われても一点強行主張。イカスぜ吾郎ちゃん三連殺(?)

■ 再発

放ったらかしにされた優衣ちゃんを、またしても粒子化の恐怖が襲う。お、脚のラインがいい(どこ見とるか)
逃げるように走り出す優衣。逃げるったって、自分の体は離れない・・・ま、逃げずにはおられんか。

■ 呆れる北岡、悩める東條を揶揄する

秋風でも吹くのか(どこの国の話だ)

さてゾルダの方だが、こちらはナイト達とは別の団体らしい。団体・・・そう、シアゴースト団体パック。格安日帰り旅行(どんなだ)
それにしても、『SHOOT VENTギガランチャーでどっかんどっかん狙い撃ちするゾルダってすげぇな。あんな重火器でそんなことされたら誰も勝てねぇよ(笑)
最後は勿論、『FINAL VENTエンド・オブ・ワールドで締め。有意義な利用方だ。

そこにタイガが襲い掛かる!しかし、どうも少し様子が変。いつも変だけど(死)
やっぱりトドメ刺さないと、倒した事にならないのかな・・・
北岡に問い掛けながら、勝手に話を進めていく東條。そして行きつく先はやっぱり「英雄になる為」。

しかし北岡は冷たく一言。
「なんかさ、お前とか浅倉見てると、この戦いに勝ち残った奴は最強かもしれないけど、最悪って気がするよ
戦いに勝ち残った奴が『最強』なのは問題なし。でも、『最悪』なのは、自分の欲望の為に戦ってるアンタも大して変わらない気もするぞ(笑)
「あんな奴と一緒にして欲しくないかも
浅倉と同一視された事に遺憾の意を表明する東條。お、浅倉を最低な人間とは思ってるのか。割と常識的な見解だな。誰でもそう思うのはヒミツだが(死)

■ 容赦の無い兄

スタジアムに戻った真司君は、優衣ちゃんの姿がいないので探しに向かう。意外と早く見つかるんだが、そこで優衣ちゃんは倒れ込んでしまう。
折り悪くそこにトラックが!運転手は、倒れている優衣ちゃんに気付くのが致命的に遅れた!
危ない!
というところで阿修羅閃空よろしくオーディン登場。トラックを腕で払いのけて優衣ちゃん事無きを得る。運転手の腕がだらんと垂れ下がったが、士郎的にはオーライ。非道

そこで神崎士郎が登場。
「優衣、心配するな。お前は絶対に消えない。
 その為だけに俺は存在してきた

ここら辺の口調は、優しい兄を感じさせなくも無いが・・・手段がちょっとな。
で、優衣ちゃんの手を握ると、その粒子化が止まる。何故なのかは不明。前から優衣ちゃんはこうなんだよな・・・何なんだ一体。

お兄ちゃん・・・?
意識を取り戻す優衣ちゃん。しかし、士郎の姿はもうどこにも無い。ついでにその間、蓮と真司君の割り込む余地も無い(笑)

■ 今回の幕は不気味

そこで終われば後味も良いが、今回の幕はシアゴーストの大群。
その行軍模様は、朝から気分が悪くなるほどに、かつてない不気味さを漂わせている。一体全体、何が起きようとしているのか。
物語が加速度的に終結に向かいつつあることがハッキリ伝わる幕引きで、次週も期待できるぞ。


■ 総括

優衣ちゃんが消えそうになり、物語は一気に緊張の度合いを高めた。
香川一派が登場して以来、おざなりにされていた『ライダー同士の戦い』の真の意味の解明編、とでもいうか。
となれば、一連の『英雄騒動』の幕引きももうすぐだろう。年内決着、或いは本当に次回か。さらば東條悟、羊を数えることなく眠りにつけ(誰が数えとるか)

本編の主人公である筈の真司君は、相変わらず悩み続けている。勿論、彼のスタンス「無血開城」路線は立派だが、真司君の場合は『ただの綺麗事』なんだよな。何度も悩んでそれなりの答えを出してきた割に、こいつの決意ってばイマイチ軽い。
そういう点では、主張が一貫しているの方がマシなんだが・・・またこいつは主張するだけなんだよな(笑)

北岡も、「弱さ」を自ら語るようになってからは、随分としおれた感じがする。尤も、東條との戦いでは十分な「強さ」を見せ付けているんだが・・・それはみてくれの強さだしなあ・・・
という点で見ると、浅倉ほど言行一致し、ズバぬけて強い奴はいないんだよな。ほら見ろ、浅倉を語れずして龍騎を語るなかれ。浅倉がいなければこの作品は半年で終わりだったんだ(嘘)。当然、劇場化の話も、次期ライダーだってオジャンだったんだ(殊更嘘)
フハハハハ!浅倉こそ至宝だな。人間国宝ってやつか?(どんな国宝だ)

そういえば東條だが、佐野を倒した自信が、あんな目に遭わせられた浅倉との再戦を後押ししたかと思えば、浅倉の揺さ振りに簡単にその自信が瓦解したり。
東條悟の精神不安定の度合いは想像を絶している。勿論、人格もだが。
それにしても・・・思い返すと東條ってば全て『不意打ち』だな。それが英雄のやる事なのか、東條(笑)

復活のオーディン、というか、本体が居ないんだから復活も何も・・・(笑)
気の毒なのは運転手。優衣ちゃんが逃げたりしなけりゃ・・・優衣ちゃんが逃げ出すのも無理はないけど。哀れな奴だ。というかオーディン、背中に『』の一字を忘れてるぞ(違)


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回は意外と素直に人の言う事を聞く東條、というのが見られるが・・・どうもかなり危うい状況に追い込まれているみたい。王蛇と戦ってたぞ?やべぇってマジ。
というか、ゾルダ白熊トラさんに引き摺られてたぞ(笑)。大丈夫かアンタ。良い事言うのに。
そして、また新たな答えを見つけ出した真司君。今度はどの程度もつ『答え』なのかね。ったくブツブツ。
まあいい、次回!『英雄、生きるべきか死(以下削除)』・・・というか段々見境無くなってるのは想像に難くない(死)

【 龍騎第46話『タイガは英雄』 】

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