物語はいよいよ佳境に突入し、遂に優衣の誕生日まで3日となった。
1日1話、3日で3話。三歩進んで松雪泰子(古い上にベタ)
真司は優衣を士郎の元から取り戻すべくオーディンと戦う。そして蓮は、そんな真司を放っておけずに共にオーディンに挑む。北岡は病院のベッドの上でくすぶって、浅倉はレイドラグーン叩き落とし大会の真っ最中。
そして優衣は、失われていた記憶を取り戻し始める。その驚きの記憶とは・・・
といったところで追跡。
前回のクライマックス・ダイジェスト。そして神崎士郎のこの台詞。
「消させない。優衣、お前は必ず・・・」
ガラスパリーン効果が連続するのは、ちょっとどうかと思うが・・・
神崎邸へ踏み込む優衣ちゃん。今度は兄・士郎に、戦いを止めるように言いに来たのだが、士郎の姿はない。
「お兄ちゃん・・・」
優衣ちゃんの身体は、常に消える危険と背中合わせの様相を呈してきた。もう時間が無いというわけだ。
あと3日のテロップが出て、花鶏。二階で香川の資料に目を通している真司君を、「お前に理解できるわけが無いだろう」と蓮が軽く揶揄。
真司君は、他に何も出来ないからやっているという。戦っても、自分は結局ライダーを倒せない。それが真司君が到達した、戦士として致命の現実。
『勝利』による解決が出来ない以上、もう打つ手は無いというわけだ。
ここで真司君は蓮を、本気で戦えていないんじゃないか、と問い詰める。
「イエスでもノーでも、俺の分が悪すぎる。どっちにしろ、戦いは続ける。」と応える蓮。
戦うしか能の無い蓮らしい台詞だ。
店先では、ババアがボーッとしている。そこに優衣ちゃんが降りてきて「どうしたの?」と聞くが、ババアは咄嗟に『誕生日プレゼント』をどうするか悩んでたと切り返す。
久々に「私の勘に・・・」が聞けるが、心労の為か、トーンダウン。らしくない。
その時、真司君と蓮の前に神崎士郎が現われ、いつになく力強い口調で「こい!ライダーの戦いに決着をつける」と二人を連れ出す。
「タイムリミット?なんだそれは」
廃虚と化した教会っぽい場所で、浅倉の問い掛けが聞こえる。そこには士郎を始め、三人のライダーが集まっている。だが北岡の姿はない。そして士郎は、北岡を『脱落』とみなしてしまう。あ、じゃあ生きてはいるんだね。
それにしても・・・
「三人居れば十分だろう」なんてわざと浅倉っぽい台詞を使う辺り、士郎ってニクイねぇ(笑)
そして、戦いの口火を切ったのは勿論浅倉。その時の口上が実に浅倉らしい。
「戦いが終わるのはつまらんが、
勝ち残って戦いが続く様に、願うのも良い・・・」
ムホッ♪
これだよ。『龍騎』にはこいつがいなきゃやっぱ話にならないね。
しかし・・・およそ浅倉威からは程遠い見出しだな(自滅)
しかし、三人がそれぞれカードデッキを手にした時、「やめてーッ!」と優衣ちゃん参上。戦いを止めるように士郎に訴えるが、「帰るんだ。」と士郎は全く聞かない。
兄の不動の決意を見て取った優衣ちゃんは、自らも決意を固める。
「お兄ちゃんが終わらせないなら、私が終わらせる!」
そういって駆け去る優衣ちゃんを追う真司君と蓮。
・・・このシーン、お前ら優衣につけられるなよ、という士郎のうめきが聞こえたような(笑)
残された士郎と浅倉。このカップリング、ほんっと多いよな(笑)
この茶番劇を「下らん」と吐き捨てた後の浅倉の言動が、実にイカス的高ポイントで無敵。
「北岡、脱落だと?・・・させるかよ。」
ガフッ!
こりゃもう喀血モンだぜダンナ方。なあ?(お前は周公瑾 AS 速水奨か)
シーンは、今にもビルの屋上から飛び降りようとしている優衣ちゃんに。やはりそういう『終わり』に向かうのか。
そこに真司君と蓮、そして士郎が駆けつけて説得するが、優衣ちゃんの決意は固い。
「そうやって手に入れた命なら、私は要らない。」
優衣ちゃんの本気を見た士郎は慌てて、「わかった、お前の言う通りにしよう」と譲歩。
しかし、神崎士郎がそんなに甘いわけが無い。
優衣ちゃんがそれを聞いて振り向いたその瞬間、ガルドストームが優衣ちゃんを抱きかかえていずこかに連行。詰めが甘いぞ優衣ちゃん。
「優衣は俺が預かる。戦いが終わるまで、二度とこんな真似はさせない。」
姿を消した神崎士郎の声が響く。優衣ちゃんをどこへやった、とわめく真司君を蓮が制止する。
「優衣は、この方が良い。これ以上優衣を苦しませない為にな。」
確かに一理あるが、真司君は納得するかな?
雰囲気はガラリ変わって、入院中の北岡に。
めぐちゃんと奈々子ちゃんのお見舞いを、吾郎ちゃんが受けて北岡に渡す。・・・なんで入っちゃイカンのだ(笑)
北岡は疲労で倒れたことになっているらしい。ということは、本当は疲労じゃないのね?
そして、そのことは令子にも言わない様にと釘をさしているらしい。
「令子さんは同情で落としたくないからね」
とは北岡・談だが・・・令子が同情で落ちるタマじゃないのは重々承知してんだろーがマヌケ。
場面は復活のOREジャーナル編集室。しかし復活したとはいえ、「15年ローンの金利1.5%」(笑)
それはともかく、令子がいよいよ事の真相に近づいてきた。
令子が興味を抱いた点は次の通り。
『神崎士郎の目的』『資料に頻出する【仮面ライダー】』
そして、神崎の親戚の家に下宿し、神崎士郎を調べてもいた真司君にも・・・
というか令子、アンタ邪魔。
さて蓮と真司君にカメラが戻る。ここが今回の見せ場の一つ。
優衣ちゃんを助け出そうという真司君と、よせと止める蓮。真司君は、優衣ちゃんが出した答えを尊重したいというが・・・
「連れ戻して、自由に飛び降りろとでも言うつもりか。」
蓮の反論は至極尤も。真司君は「そうじゃない!」と言うけど・・・チミの言ってる事は、そういうことだよ?
真司君も色々悩んだだけあって反論。
「無理矢理黙らせて、新しい命を与えればそれでいいのかよ!」
しかし蓮が上。
「無理矢理でも生きている方が良い!
生きてさえいれば、新しい道もある。」
真司君完敗。でも、「やっぱり決めるのは自分だって!優衣ちゃん見てそう思った。」と言って優衣ちゃん助けにいくんだよね。蓮はそれを止めない。
真司君は、蓮の言う事にも理解を示す。その上で、優衣ちゃんを助けにいこうとする。
「お前はそうやって!・・・なんでも呑み込もうとするから迷うんだ。」
そんな真司君に対する蓮の言葉。すげぇ納得しちまった。
閉じ込められた優衣ちゃん。必死の訴えにも士郎は「お前はた黙っていれば良い。誕生日には何もかも終わっている。」と冷たく突き放す。
「どうしてわかってくれないの・・・!?」
殆ど半狂乱でわめく優衣ちゃん。
「優衣、そこに居るんだ。・・・居てくれ。」
士郎の、強く言い聞かせながらも、妹を思う兄の顔がうかがえる、そんな微妙なシーン。
力なく椅子に座り込む優衣ちゃん。その時、ふと記憶が蘇る。
「優衣!駄目だ、いっちゃ駄目だ!俺を一人にしないで!」
幼い日の士郎の姿だが、これは別れの日のそれではない・・・一体?
誰も居ない北岡の事務所。そこに姿を見せたのは浅倉。北岡を引きずり出す意気込みでやってきたが、このザマ。歯噛みする浅倉が堪らなくセクシー♪(腐)
イライラを拳に込め、鏡にぶつける浅倉。その時、レイドラグーンの大群の気配を感じ取った浅倉は・・・
勿論、答えは決まっている。
陣中見舞いと書いて「ひやかし」と読む(笑)
さてその頃北岡は、蓮の訪問を受けていた。って、だからなんで蓮が居場所を知っとんねん。
お前ら一体どういう関係やねん?(笑)
士郎が北岡を『脱落』とみなしたことも連絡がてら、冷やかしに来た蓮。いい性格だ(笑)
そして、用件が済んだらとっとと帰る。ここら辺、蓮って合理的。
しかしそれを北岡が呼び止める。真司君がどうなったか気になるらしい。
「ま、元どおりと、言ったところか。」
「へぇ〜、やっぱり馬鹿は立ち直り早いね〜。」
「確かに奴は馬鹿だが・・・」
「俺やお前よりマシな人間、でしょ?」
ま、ちょっとは認めてやっても良いけどさ。
奴がライダーだったのは俺達にとって良かったのか悪かったのか・・・。」
「・・・さあな。」
最後は、どことはなく二人とも真司君に親しみを感じているようにも取れるやり取り。割と見せ場。
蓮が去った後、しみじみと『脱落』を噛み締める北岡。さあ、ホントにそれで終わっても良いのか?
突然ですがここで、死ぬほど元気でイライラしてる浅倉威をお送りします(またか)
レイドラグーンの大群を相手に文字通り大暴れの王蛇。
「足りねぇんだよこれじゃあ!もっと戦え!北岡ーッ!」
んー♪たまんねーなー浅倉は。茶柱立ちまくり(何の茶だ)
王蛇の強さを、レイドラグーンの死屍(?)の数々が如実に訴えている。
さて、蓮と別れた真司君は、神崎邸で優衣ちゃん探しに没頭。しかし士郎がそれを邪魔する。
「優衣に構うな。・・・構うなと言っている!」
卑怯気味にオーディンが鏡の中から羽根アタック。
そうやって邸の外に追い出された真司君、漸く変身。
「どうしても優衣ちゃんを返してもらうからな!」
しかしその姿を、偶然居合わせた令子が物陰から見てしまう。
「何、今の・・・?」
と、ベッタベタな反応(笑)
変身した真司君はオーディンとの対決。サバイブ体で決戦に。
一方優衣ちゃんは、記憶が次第に蘇ってくる。
幼い日の自分と兄。この部屋に閉じ込められ、そしてここで『ミラーワールド』と『モンスター』を想像する・・・
「ミラーワールドも、モンスターも、全部、私とお兄ちゃんが・・・」
・・・あら?かなり前の回想の時、優衣ちゃんがそれでいじめられてたのって、ひょっとしてこの後の話?なる、それなら話が合う。合うけど・・・
じゃあ、『20回目の誕生日』ってのは?
それを意味しそうなのは、床に倒れている優衣ちゃんと、必死に呼びかける士郎の幼い日の1シーン。
しかし、具体的な回答は次回辺りか。
さて真司君の方だが、オーディンの瞬間移動にもある程度対応している。すげぇ、真司君すげぇぞ!やられてるけど(笑)
そして久々披露の『STRANGE VENT』。今回はゴルドシールドを奪う『STEEL VENT』に変わる。しかしそれをオーディンが『STEEL VENT』で奪い返す!ナイス卑劣(笑)
瞬間移動で間を詰め、龍騎に一発食らわそうとしたオーディンだが、そこにナイトサバイブのショットが炸裂。
「勘違いするな。俺は戦いに来ただけだ。」
なら勘違いされるようなことするなよ(笑)。ったく素直じゃねーなオメーはよ。
そして、『FINAL VENT』二重奏。それぞれのマシンでオーディンに突進するというシーンで今回は幕。
あ、そうそう。
「まさか・・・これが、仮面ライダー・・・城戸君が・・・」
って呆然とする令子もいたっけ。
さあ、残り3話は一気に収束する為、話が加速装置付猛ダッシュだ!割とそう見えない気もするが気にするな!
物語の全ての核である『ミラーワールド』と『モンスター』、実は優衣ちゃんと士郎が作り出したものだった・・・?
今はまだ、時間の流れがブツ切りで収拾がついていないが、整理して説明される事だろう。・・・無理だな(笑)
優衣ちゃんは最期が近づいた為か、はたまた何かの力のせいか、失われていた記憶が次第に蘇り始めている。まあ、思い出の詰まった場所に長くいれば、自然と記憶が紡がれるものだが・・・
自分の為に誰かが犠牲になるのは嫌、と自ら命を絶つ覚悟を決めた優衣ちゃんだが・・・さすがに士郎の方が上だったな。その士郎は、結局『死因』はまだ明らかにされていない。気になるが、大して意味はなかろう。
また、契約モンスターとして登場したモンスター達の原画も多く見られたことはホクホク。
真司君と蓮は・・・ある意味で腐れ縁だな。
真司君は相変わらず『人の為に』行動している。蓮も一応、『恵里の為』だが、真司君の場合は出会った人間全てなので、誰よりも悩んでいたわけだ。単に行き当たりばったりと言った方がいいんだが、そういうとミもフタもないから言わない(遅い遅い)
蓮は・・・真司君のママさんですか?みたいに過保護(笑)。お前、恵里の為に真司君を倒す気が、今でもあるのか?
浅倉・・・浅倉はなあ、元気な上に素敵♪(腐)
もうそれだけで満足。このまま、『物語に必要ではないが、作品に不可欠な存在』として君臨し続け、見事な最期を遂げてもらいたいものだ。
とかいってたら最後は営倉入りってだけなんだよな(笑)
北岡は・・・このまま終わったらマジでやべぇッスよ。一応、最後に残った4人ってことで文庫サイズ写真集にもなったんだから(関係ない)
困ったのは令子。
あんなにベッタベタな展開になるとは・・・というかそれよりも、アンタに構ってる暇は視聴者には全くない。
めぐちゃんがハイソックスで可愛かったなー、と構ってやる暇があっても、アンタにはない。
邪魔なのよ。
はっきりいって、めっちゃ中途半端に絡んできてる。これなら途中降板の方が伝説度数も高くて良かったのにな。所詮、写真集を売り出す為だけに出て来た奴よ。いや事実だし(こらこら)
そういえば、龍騎のお年玉は『龍騎コンプリートCD』。5枚組の様だが・・・誰か欲しいのか?邪魔。
蓮の持ってた『ドラグレッダー獅子舞』の方がいいぞ。唐草模様のマントをかぶせてるだけだけど(笑)
さて!
幼い優衣の身に起きた事とは一体?そして優衣の「私、最初から居なかった!」とはどういう事か?全ての謎は解決に・・・
フッ、全ての謎が解決した試しがある訳がない。タイムオーバーでジ・エンドだ。
というわけで次回!『マスク・ジ・エンドでマスク狩り』てコラ待てネタ切れにも程が(略)