アバレンジャー第7話『アバレ赤ちゃん爆竜』

(2003/3/30)

伝説の鎧に拒絶されるジャンヌは、前の装着者であるアスカの元に向かう。アスカは、その姿が自分のよく知る人物であることに驚く。
僅かな隙を突いたジャンヌは、頬の爪を合せることで、目的を達成して去っていく。

トリノイド・ジシャクナゲンゴロウがその磁力で暴れる中、凌駕達も遥かとおくに飛ばされてしまう。比較的近くに飛ばされた凌駕と、変身できるようになったアスカが立ちはだかるが、何故かアスカの力は戻っていず、足手まといに。
プテラが連れ戻した幸人とらんるが合流し、ジシャクナゲンゴロウは撃破される。
しかし、力が戻らないアスカの苦悩は続く。

その頃、既に孵っていたバキケロナグルスの赤ちゃん爆竜は、飛び跳ねるまでに成長を遂げていた。


■感想

■アスカの苦悩

遂にアバレブラックとして復活したアスカですが、力は全く戻っていません。おまけに敵の女幹部ジャンヌは、昔の恋人のマホロの姿を『乗っ取った』・・・かどうかは胡散臭いけど、ともかくアスカはそう思ってます。
そんなごく近しい人の姿を取っているジャンヌに、アスカが動揺しない筈がありません。頭で分かってても、きっと剣を振り下ろしたり出来ないだろうなあ・・・。
マホロ・・・アフロヘアじゃないことを祈ろう(?)

一人で卵を暖めるアスカに、「どうしてみんなに協力を求めないのか」とブラ丞相が問い掛けます。爆竜の卵を孵すには、ダイノガッツが必要だとかで、アスカはこれ以上みんなに負担をかけたくないから、と自分で抱え込んでしまってます。
この水くさいところも、アバレブラック復活を契機に少しは変わるかな・・・?

アスカが変身できないのは、アクセルチェン(削除)・・・もとい、ダイノハープの鍵が壊れてるからだそうです。ダイノハープがなんであるかはともかく、鍵を修復するには、爆竜の卵の内側に付着している『ヒダマ』という勾玉が必要だったのです。
だから、というのもありますが、アスカの場合はまず『爆竜の卵の孵化ありき』というタイプの奴です。
でも、どうも鍵が再生しただけでは変身できないし、能力を発揮するには何かが足りない様子。

変身してもジャンヌはおろかトリノイドにさえ刃が立たなかったアスカは、ジャンヌの姿を知ったこともあいまって苦悩します。とかいってたら、次回はもう復活祭。さすがに展開が早い。楽しみですねえ。

■ブラ丞相の金言

どこかに平和があるならば、いつかは花も咲くブラ。
これを聞いた瞬間に顔をほころばせたおとーさん方は、おそらく私と同じか、も少し上の年齢。さすがはブラ丞相、粋な計らい。・・・というと、今までのもそうなのか?と思ってみましたが、微妙にそうでもない様子。ちょっと残念。

4戦士結集記念というベタなオチは却下(笑)

■バキケロ

あーっ!
カワイイーっ!
たまらーんっ!

いやー、可愛いなー。寝息と共に上下する胸から腹のラインなんか『ぷにっ』とつっついてやりたくなるほどキュートじゃん♪(伝染)
おまけに鳴き声が「みゅー♪」ときたもんだ。クレジットされてるのに本編に出てこなかった舞ちゃんも見れたし、いやー満足だなあ、うぇっへへへ(その笑い方やめれ変態)

でも、あっという間に成長して、「みゅー♪」とはすぐにお別れなのさー。ひるるー(←木枯らし)

凌駕によれば、頭の硬さに定評のある恐竜・バキケファロナグルスがご先祖様にあたり、その辺がこの子の能力になりそうだけど、アバレンオーの腕ハンマーみたいなのかなあ・・・
ドリルハンマー・・・っくー!イカスー!(何故)

■ジャンヌの網目

あーっ!
ブーツの網目ーっ!
たまらーんっ!

とまあ、ある程度予測できたであろう煩悩は放っておくとして。
ジャンヌとアスカの関係・・・OP映像で大体の雰囲気はわかってたから、確認程度でしかないですなあ。
それより予測できなかったのが、ジャンヌアスカ抱き寄せたことですね。予告シーンではてっきりその逆だと思っていたので、軽い衝撃がありました。

しかしまあ、ジャンヌについてはチマチマと明かされたり明かされなかったりが繰り返され、中盤辺りに大転機が、って感じでしょうか。

■今回のエヴォリアン

あーっ!
腕の網目ーっ!
たまらーんっ!

(なんでもええんか貴様)

とまあ、くり返しギャグは置いておくとして(ギャグ?)
リジェの「死んだ」「生き帰った」は、もう・・・ね、カワイイから許す(ええんかそれで)
ゴロちん評は「あは♪キュートじゃん♪」。「じゃん」てアンタ(笑)。

ミケラとヴォッファは抑え目。今回はジャンヌ中心だからねえ。
良き(?)ライバル』な二人の今後の活躍に期待。

■トリノイド・ジシャクナゲンゴロウ

今回はミケラの番。というか、ミケラばっかり(笑)。
長いので、略して『ゴロちん』と命名。トリノイドって名前が長くて嫌い。

ゴロちんことジシャクナゲンゴロウは、磁石の力、シャクナゲ風の頭部、動きはゲンゴロウの「すーいすいっ」(笑)と、実に見事に描ききられています。まあ、ゲンゴロウが地下に潜るかどうかは識者に委ねるとして(笑)。
その磁力は恐ろしく強力。アバレンジャー達を殆ど大気圏突入レベルの高度まで飛ばすその磁力はNASAも注目(してへん)
しかし、磁石モチーフの割には凌駕よりも磁石に関する知識がなく、丸っきりバカ。

活躍の方は、持ち前の磁力で車を飛ばしまくるわ人を飛ばしまくるわ、アバレンジャーも飛ばすわで随分な大暴れ。
終いには東京ビルを筆頭に高層ビルに標的を定めますが、そこを戻ってきたアバレンジャーに襲われてオシャカ。
巨大化した時の方がマシな活躍をしており、地下に潜っては突然襲い掛かり、アバレンオーを翻弄しますが、ここは凌駕とティラノの新必殺技『サーモンハンター』により敢え無い最後を遂げます。
・・・大体、地下を水中の様に移動できるわけがないんだけど(笑)。

■凌駕・意外な知性

今回、バキケロのご先祖様の解説や、磁石の性質講義など、ただの脳天気終生仲裁野郎とは違うところを見せ付けた凌駕ですが・・・どうもキャラが違うような印象です(笑)。

また、一番に東京に戻ってきた為、アバレブラック復活を目撃した凌駕ですが、このアバレブラックがまた弱い。自信回復の意味もあったのか、ゴロちんへのトドメも譲るんですが、これがまた弱い。終いには凌駕もさじを投げちゃいます。

とはいえ、アスカを傷つけない様に配慮するこの凌駕、この姿勢こそリーダーに望まれる本来の姿なんでしょう。いままでにない、まっとうな『リーダー像』を見せ付ける奴で、これからも期待大。

■その他の面々

幸人らんるは今回、ゴロちんに吹っ飛ばされてしまいます。
らんるはオーストラリアはゴールドコースト、幸人はロシアのモスクワに。因みに凌駕は名古屋。凌駕の出身地らしいです。
しかし、ゴールドコーストはともかく、モスクワの描写って随分酷いですね(笑)。あと名古屋も割と。まあ、「エビフリャー」って言わなかっただけマシですが(笑)。

また、幸人は相変わらず歯に絹着せぬというかストレートに辛辣なことを言ってのける性格。らんるは料理運んだ時の太腿とか、再登場時の下半身大腿部含むアオリがたまらんですなあ(何を見とるか)

エミポン舞ちゃんも顔見せ程度に登場してます。特に舞ちゃんは、クレジットされていたのにエンディングの後にしか出番がなく、ちょっと残念。でもカワイイから許す(ええんかそれで)


■■■ 次 回 ■■■

次回は苦悩の日々を送るアスカが遂に復活を遂げるお話。アバレブラック五臓六腑の大活躍に、みんな期待してくれッテラ!(五臓六腑?)
それはさておき、掟破りの「子供達のヒーロー」登場!その名も・・・えーっと・・・イングラム?インゴット?イングリッシュマン・イン・ニューヨーク?(『イ』しか合うてへんやん)
ともかく、みてくれは若干ヒーローに見えないこいつですが・・・大丈夫か東映。
まあ、次回はアスカに注目。あとジャンヌの網目と胸元とへその下な。うひひひひひ!(チャーリー浜かお前は)

【 アバレンジャー第8話『アバレブラックこの一発!』 】