アバレンジャー第15話『アバレ世間は鬼ばかり』

(2003/5/25)

実は前後編の前編という、意外な展開でちょっとビックリ。
内容は、どうやら『ヒーローたちの弱点克服』といったところですが、メインは幸人で進んでいきます。凌駕はちょっと特殊な位置づけになるようです。

また、新たな爆竜も誕生する予感ですが、これがまだどちらのものになるか不明のままです。この卵と意思を通わせることが出来る少年・次郎が実は新戦士という噂もちらほら(出てません)
ではいざ。


■シーン追跡

■冒頭

冒頭、登校中の少年達。その内の一人・次郎の脳裏に呼びかける謎の声。気になった次郎がたどってみれば、そこには爆竜の卵が。

さて、恐竜やの朝の風景を覗いてみますと、アスカが説明台詞を吐いてます。
残りの(爆竜の)卵は『3つ』。
・・・そういえば、あの『光の玉』の内訳はどうなってるんだろう?6つだった筈だけど・・・。

それはともかく、エミポンのお迎えで舞ちゃんもお出かけ。この時の凌駕の父親っぽさが元で『』の話になりますが、幸人は「俺に父親は居ない!」と妙に激しい反応を示してぷいっとなります。
なるほど、となると幸人は「ママン♪」タイプということか(何故に)

この時の『ぺたっと』加減が割りと良いです。何の話って、らんるでんがな。ジャンヌだと駄目なのはこういうとこよん♪

■今回のエヴォリアン

そういえば、爆竜の卵を2度までもアスカにせしめられたジャンヌは、リジェ@デズモゾーリャ様におしおき。
ヴォッファもお仕置きを受けますが、その時の台詞が振るってます。
役に立たないギガノイドばかり作りおって!
アンタ上長承認したやんか(笑)。

ミケラはかろうじて、新たなトリノイドを準備していた為か、おしおきを免れます。そのトリノイドは、『シャークルマーガレット』。『サメ』『クルマ』『マーガレット』の合成獣。通称サメ吉
気をよくしたデズモゾーリャ様が帰った後、リジェはマーガレット一輪を貰い受けこれまたゴキゲン。サメ吉はリジェのキスに顔を赤らめて出陣。照れる歳か(生まれたばかりだから0歳では)

■シャークルマーガレット

サメ吉早速の大暴れ。排ガスキャノンで人々を襲うサメ吉の前に、颯爽と凌駕達が参上、初の4人名乗りです。うわ、見栄え悪(笑)。

戦いが進む中、サメ吉は突然恋占いを始めます。これ、予めサメ吉が『攻撃』と宣言しているのに、4人とも突っ立ったまま何もしないのが笑えますねえ。
占いの結果は「キライ」。よって「キライビーム」で攻撃です。というか、「スキビーム」はなさそうです。

この攻撃をマトモに食らったのがらんる。殺傷目的のビームだったら即死ですなあ・・・大丈夫かアバレンジャー(笑)
そう、このビームは殺傷が目的ではありませんでした。

らんるは、とあるダンススタジオに。そこに突然、鏡の中から現われた筋肉ダルマな振付師が、何故か両手に納豆束を持って登場します。言葉遣いは「オネエ語」。いやん♪
ダンスレッスンが始まると、振付師は同じところで同じミスを連発するらんるに激昂。らんるはどうやら、嫌いな『納豆』に集中力を乱されているようです。

■アスカも

で、傍目に見ると、らんるは一人で踊りまわっているようにしか見えないのです。そう、キライビームは『嫌いなものの幻影を見せる』ビームだったのです。

続いてアスカが撃たれます。
アスカの前に現われたのはジャンヌ。マホロの最期が無様だったこととか、『伝説の鎧』を装着する為に仕方なくこの肉体を使ってやってることとか、アスカの潜在意識にしては妙に理由がしっかりしてます。以前、ジャンヌに抱かれて(誤解を招く書き方すんな)、アスカ側にも記憶やらがフィードバックしたのかも。

■幸人の幻影・凌駕の激昂

凌駕幸人の二人でサメ吉と戦いますが、当然の如く苦戦を強いられます。そんな時、幸人の視界に一人の少年の姿が。実は次郎で、爆竜の卵の「仲間の元へ」との訴えを受け、ここまでやってきたのです。
危ないから逃げるように言いに次郎の元に駆け寄る幸人ですが、これが悲劇を生みます。
サメ吉のキライビームがそこに放たれ、幸人は次郎を庇ってそれをまともに受けてしまいます。ここまではまだ悲劇ではありません。
幸人の嫌いなもの・・・それは般若の面待てコラ(笑)。らんるとアスカはまだ分かるが、般若の面て何やのん。萩○流行が嫌いという意味か?(こらこら)
その幻影のせいで幸人は正気を失い、暴れ始め、それが次郎を襲ったのです。更にそこにサメ吉の排ガスキャノンが火を吹き、次郎まで負傷してしまう羽目に。

それを見た凌駕、さすがに激昂します。「よくもやったなあっ!」とアバレモードにチェンジ、サメ吉に挑みかかります。
サメ吉、すかさずキライビームを凌駕にお見舞いしますが、アバレモードになっている為か、凌駕にはまったく効果がありません。そのままたたみかけられたサメ吉は、ほうほうの体で退却していきます。
っちゅーか連発できるんやんサメ吉(笑)

■幸人の行く先

恐竜やに戻った凌駕達は、状況を整理します。
らんるは筋肉ダルマの振付師With納豆、アスカはジャンヌ。ここで、何故凌駕は影響を受けなかったのかが問題になりますが、当の本人にも分かりません。天然さんめ。
そして、幸人は『鬼』でした。鬼?すると幸人は短パンの茶髪で番傘もってチムチムニー?(何それ)

で、幸人はそれ以上詮索されるのを嫌い、出ていってしまいます。行き先はとある企業。
あの怪しげな格好でドカドカ進入してくる幸人を、当然受付嬢が止めようとしますが、幸人から驚きの台詞が飛び出します。
「社長に会いに来た。息子が会いに来たと伝えろ。
息子ですか!・・・ところでそのケースは?

■トリケラ大活躍(?)

残された凌駕達は、幸人の言う『鬼』が何かに悩んでました。

そこで爆竜会談の様子がモニタ越しに映し出されます。
バキケロが「トリケラ兄ぃ」に、何か知らないか問うと、トリケラは「父親のことかもしれないケラ」とビックリ発言。
すると、幸人が最も嫌いなものとは、実の父親ということに・・・。息ピッタリな爆竜達が微笑ましい。

■父と息子・・・?

社長室なんだかどうだか分かりませんが、幸人の入った部屋には般若の面が壁にかけられています。周りの調度品から言えば、趣味がいいとはあまり言い難いですねえ(笑)。
そこに父親である社長・三条総一郎が現われます。
幸人はそこで、自ら絶縁状を叩き付けたのです。手にしていた、ぎっしりの札束が入ったケースを、総一郎に突き出して。

この総一郎という男、全ての事を金で解決しようというタイプの御仁らしく、幸人もそれを承知でこんな行動に出たのでしょう。金額は、幸人が自立するまでの間であろう、中学生まで総一郎が『幸人に投資』した額。
幸人はこれできれいさっぱり、父親との縁を切ったわけです。少なくとも、この時の本人はそう思っていました。

そこに、トリノイド出現の報せが飛び込み、幸人は出撃します。

■幻影は消えず

サメ吉と対峙する凌駕達の元に、幸人がまるで新戦士みたいに姿を現します(笑)。そりゃもう、今回は幸人メインですからね。別格扱い。

その猛攻の前に、サメ吉もタジタジ。堪らずキライビームで幸人を撃つサメ吉ですが、幸人はもう嫌いなものを克服したとして、身じろぎもせずにそれを受け止めます。
しかし、実際には克服なんか出来てませんでして(笑)、幸人は前よりも酷い幻影に悩まされる結果に。いつ『ひとぉーつ』と言い出すか楽しみにしてたのになあ。ケチ(ケチとかいう問題ちゃう)

暴れまわる幸人は、止めようとした凌駕にまで襲い掛かります。その攻撃を受け、凌駕は負傷してしまいますが、なんとかそのまま幸人を抑え付けます。

■尤もな疑問

今回のトリノイドは随分頑張る、ということでリジェミケラもゴキゲンです。でも、リジェの何気ない一言でちょっと作戦変更に。
それは、「サメってどこで活躍するの?
・・・確かに、サメ部分は今のところ何も活躍してませんなあ(笑)。

というわけで、ミケラはサメ吉を一旦呼び戻します。既に勝者の余裕。去り際、サメ吉も気になることを言いますし。

■容体急変

恐竜やで手当てを受ける凌駕。こんな時まで、幸人の方を心配しています。
幸人は、克服したつもりだった『嫌いなもの』を、全く克服できていなかったことに大いにショックを受けているようです。

その時、テレビのニュースが流れます。サメ吉に襲われた人々が突然容体を急変させて苦しみ始めたそうです。慌てて幸人は病院に向かいます。
向かった先の病院には、あの次郎が入院しています。そして、次郎もやはり、容体が急変してしまっていたのです。このことで、幸人は更に自分を追い込んでしまうことになります。
というところで幕。続くとは思わなかった・・・。


■ブラキオ閣下のお言葉

今回は閣下自体登場しませんでしたなあ。あっはっは。ってふざけんなメーン!
(只今大アバレ中)

【間】

ところで前回分の閣下の金言ですが、その週の内に公開したページにも書いた通りです。詳しくはそっちをご覧ください。わざわざのご指摘も頂きました。ありがとうございますねん♪

■おまけ

■『爆竜の卵』おさらい

第1話の冒頭、ズタ袋から飛び出した球体は『6つ』。バキケロディメノコで2つ、残り4つとなる筈なんですが・・・。
ブラキオ閣下は途中でカプセルが割れて独自に行動できたらしいので、この内の1つと計算してもよさそうですが、そうなるとティラノ達って一体どういう状況だったんでしょうね?

当初は「ティラノ達3体」と「アスカの爆竜」で計4体。残りは2体と考えていたんですが、まるっきりでしたねえ(笑)。

■三条総一郎

幸人の回想では、随分非道なキャラです。この世は金が全てであり、人の感情も金で買えると豪語する総一郎。ちょっと、いただけない父親像・・・というか人間像ですねえ。
そりゃまあ確かに、今の世の中、金がありゃ大概なんでもオッケーですが、戦隊主要メンバーの父親が何の理由も無くそう思っているのは問題です。ここら辺、次回辺りでそれ相応の理由が聞けそうなので、今から楽しみです。


■■■ 次 回 ■■■

さて次回はいよいよサメ吉決着。勿論サメ吉大敗北。ほら、アバレンオーの下になんかいましたよ?名づけて『ドダイYS(やめれグフ吉)

そりゃともかく、お約束気味に『弱点克服』の回になりそうで、ちょっと楽しみ。サメ吉のニューパワーも気になるし。

【 アバレンジャー第16話『乗ってけ!アバレサーフィン』 】