アバレンジャー第19話『よろしくアバレアミーゴ』

(2003/6/29)

アバレキラーの相棒は、史上最凶と呼ばれた伝説の爆竜・トップゲイラーだった!
なんとかその復活を阻止しようとするアスカ達ですが、果たして卵を奪うことが出来るのか!?

そんなアスカ達の元に、新たな爆竜・パラサロッキルが地球の反対側から泳いで到着!すっかりラテンに染まったパラサの活躍はいかに!?


■シーン追跡

■今回のエヴォリアン

冒頭は、揺れる乙女のジャンヌ様。頬に手を当て、気に食わないアイツ(笑)のことを思い出しているそんな自分に気付いて頬を染める・・・と。
(背後に謎の赤レザー女王が仁王立ち)

えーっと・・・ジャンヌも壬琴の正体を勘ぐったようです。デズモゾーリャ様はそんなジャンヌに出撃を指令。卵を奪い返せ、と。

本日のミケラは絶不調。「リンゴ・ゴリラ・ラッパ」なんて初歩的なネタしか浮かばず頭を抱えてます(笑)。対するヴォッファは久々の絶好調。新たなギガノイド誕生のヨ・カ・ン♪

■腹ペコリン

さて壬琴は、まだ卵へダイノガッツをチャージしています。しかし、なかなか満腹になってくれません。さすがの壬琴も「贅沢な奴だ」とちょこっと愚痴。

■史上最凶の爆竜

強くなってきた爆竜の気配。正確な位置を割り出すべく、スケさんが活躍。え?スケさん?(笑)

新たな爆竜の気配・・・アスカは、アバレキラーの相棒が『史上最凶の爆竜』であることを危惧します。
アスカが怖れるその爆竜の名は『トップゲイラー』。あまりの凶悪さに封印された爆竜・・・

アバレンジャーは当初、たった独りで戦うという思想の元に創り出された。それが零号だった。それゆえに凄まじいパワーを与えられたのだが、そのパートナーに相応しい爆竜がいなかった。
悩みに悩んだ長老は、あろうことかそのパートナーとして、封印された爆竜・トップゲイラーを選び、復活させてしまったのだ。かつて繁栄を極めた大都市を、一夜にして滅ぼした、最凶の爆竜を・・・。

しかしまだ復活には至っていない。必ず阻止するんだ!ということで覚悟完了したところで、スケさんサーチも完了。ついでにエマージェンシーも入電。
海上保安庁が、東京湾に迫る謎の潜水物体をキャッチ。ギガノイドか!?
凌駕達は二手に分かれて作戦行動をとることに。凌駕とらんるは卵を、幸人とアスカはギガノイドを・・・。

■ギガノイド第5番『狩』

爆竜の気配を追う凌駕らんるが現場に到着。地下から気配を感じた二人が降りてみれば、そこには壬琴が待ち構えていた。
やめてください!その卵が孵ると、めちゃめちゃ危険な爆竜が生まれるんです!」
おお、壬琴の望みは正にそれよ。
フン、ますます面白いじゃない。
ほらみろ。
やむなく凌駕とらんるは変身して挑みますが、囁き系爆竜チェンジを極めた壬琴に敵うわけがありません(関係ない)

そんな折り、新たな次元の扉反応が!なんと、凌駕達のいるすぐ近くにギガノイドが現われたのです!その名は『』。8時丁度のあずさ2号で旅立つのです(『人』はどうした)
その報せを受けた幸人アスカは既に東京湾に到着。東京湾から瞬間移動でもしたのか?と一瞬訝る幸人でしたが、逃げ惑う人々の姿を見ると、どうもそうではなさそうです。とすると、調子に乗ったヴォッファがギガノイドを一気に二体も仕立て上げたか?

■壬琴高笑い

その間、凌駕とらんるは壬琴にいい様にやられていました。すると・・・
「なにしてんだお前ら。早く言って倒してこいよ。
 この辺、小学校も病院もあるんだぜ?
そう言われて凌駕達が黙っていられるわけがありません。壬琴と卵は後回しにし、子供達を守りに向かう二人。
せいぜい俺と相棒を守れ。フッフッフッハハハ・・・。
壬琴は勿論、その間に卵へのパワーチャージを続けられるのです。

■爆竜パラサロッキル登場!

急ぐ幸人アスカ。その間にも、ギガノイド『狩』の攻撃から子供達を守って苦戦している凌駕達の窮状は伝えられます。

とその時、幸人とアスカの目の前に巨大生物が立ちはだかります!そしてその首がアスカへ真っ直ぐ・・・!
しかしその瞬間、アスカのダイノブレスが変化!そして、巨大生物の正体を見たアスカは喜びの叫びを上げます。
パラサロッキル!
そう、東京湾に出現した巨大生物は、爆竜パラサロッキルだったのです。

地球の反対側・ファンフェルナンデス諸島近海に落ちたパラサロッキルは、ほんの僅かに感じるアスカ達の気配を頼りに、泳いでここまでやってきたのです。
その心意気に感激するアスカですが、ギガノイドでないとわかった以上のんびりしていられません。ブラキオもハッチを開いて爆竜達を急がせます。
というかパラサロッキル・・・なんて緊張感を削ぐ奴なんだろう(笑)。

■パラサ〜ぃ♪

子供達を避難させる凌駕達を、ギガノイド『』が容赦なく襲います。というか、凌駕達が呼び水になって子供達が危険にさらされたように見えましたが・・・。

『狩』の攻撃でピアノの巨大看板が落下、あわや子供達の上に・・・!
というところで登場したのが新星・パラサロッキル尻尾のハサミを駆使して看板のピアノ部分を切り抜き、ぎりぎりの見切りで子供達を助けます。というか普通に助けろよお前、あぶねーじゃねーか。ほらピアノ弾いてんじゃねーっつの(笑)。
そこにティラノ達も合流し、『狩』とアバレンオーの対決に。

■誕生!アバレンオーロッキル!

前半は『』を圧倒していたのですが、すぐに『狩』が形勢逆転、アバレンオーを窮地に。
そして、電撃ドリルスピンをパクッたような技を繰り出す『狩』を、爆竜ファイヤーで吹っ飛ばしたアバレンオーは、早速パラサロッキルと爆竜コンバイン。左腕が換装されます。・・・トリケラの場合はまだわかるんですが、左腕といえばティラノの尻尾。どこに?

さてこの『アバレンオーロッキル』のニューブロウですが、敵をそのハサミでチョッキンチョッキン、丸裸にして爆発させるというなんともわけのわからないもの(笑)。カッコイイとはいえませんが、愉快ではあります。
というわけで、やはり初陣は完全勝利。

■アスカ獅子奮迅

アバレンオーが戦っている間、アスカは壬琴を阻止すべく行動していましたが、それを阻止しに現れたのはなんとジャンヌ
ジャンヌは、トップゲイラーを壬琴に復活させ、それを奪おうとしているのですが・・・そないにうまくいくかいバカモン。
っちゅーか、折角の登場なのに『伝説の鎧』を装備しちゃったよ・・・。

しかし今回のアスカは、ジャンヌを完全に圧倒。新技、ダイノスラスター・サークルムーンも披露。イカス的高ポイントですが・・・あんた出展バレバレでんがな(笑)。
そのアスカ、容赦なくジャンヌを葬り去ろうとしますが、その前に立ちふさがったのはあのリジェ似の謎の少女
いいの?
少女がアスカの中を通り抜けたかと思ったその瞬間、アスカの脳裏に奇妙なビジョンが・・・。恐怖のまなざしで視点の主を見つめる長老、仲間達・・・そして、ミズホとマホロ・・・。
アスカ!お前は悪魔となってしまったのか!?
長老の叫び。これは、アスカの視点・・・?一体アスカは何をしたのか・・・?

というビジョンから我に戻ったアスカ。しかし既に少女の姿も、ジャンヌの姿も掻き消えてました。

■復活のトップゲイラー

急いで壬琴を阻止しに地下へ潜るアスカでしたが、時既に遅し。トップゲイラーの卵は孵化を始めていたのです。しかし、そのパワーの奔流は、すぐ近くに居た壬琴をも巻き込み、やがて建物自体を崩壊させてしまいます。
辛うじて脱出したアスカと、『狩』を倒した凌駕達は、そこに現れた爆竜の姿を認めます。
トップゲイラー!(アスカ)
阻止できなかった・・・(凌駕)

落胆する一同。そういえば、キラーの姿がありません。やはり、瓦礫の山に埋もれてしまったか・・・?
んなわけねーだろ。
見れば、トップゲイラーの頭の上にキラーが姿を現すではありませんか。壬琴は、すんでのところで爆竜チェンジし、難を逃れていたのです。
スリルがあって楽しかったぜ、トップゲイラー。
さすが私の相棒・・・生きていたゲラか。
おほう!トップゲイラーはその魅惑の声でブラキオ閣下とはまた違った奥様キラー!(またかいアンタ)

さてキラーは早速、目の前のアバレンオーを相手に楽しもうとトップゲイラーに持ちかけますが、これがまた振るってます。
「まずは何秒でアイツを倒せるか・・・賭けるか?」
「フッ人間、そんな簡単じゃつまらんゲラ。」
「そうだな・・・こいつらは軽い練習程度だな。」
まーまー、巨大生物が意思を明示するだけで某百獣とかなり違ってくるもんですねえ!シビレますわ任務了解!(?)
というわけで、両雄対峙の図で今回は幕。


■ブラキオ閣下のお言葉

太陽を隠す雲を吹きはらうブラ。
ギガノイド出現か?という時に出撃したブラキオ閣下のお言葉。
太陽はいつでも眩しい笑顔の象徴。それを曇らせるものは何であろうと吹き払う。愛と勇気で。

宇宙刑事三部作のトリ、宇宙刑事シャイダーのOP『宇宙刑事シャイダー』の1フレーズ。フレーズの最初の「眩しい」が抜けただけで随分わかりにくさが増しますねえ。というか、私はホントにわかりませんでした。ので、検索したらイチコロリ。便利な世の中。
これで宇宙刑事シリーズは始祖を残すのみ。さあ、いつ出てくるでしょうか?


■感想

二体の爆竜が出現した今回、一匹はアバレキラーの相棒・トップゲイラー。声の出演を知って腰を抜かした人も多かったのでは、と思わせるキャラ。何とも違和感無く溶け込んでます。さすがプロ。
トップゲイラーのキャラ付けは『ゲラ』。文字で書くとギャップが(笑)。しかしそのキャラクターはあくまでクール&ヒール。直線的で好感もてちゃうね。

もう一匹は、ラテンのノリを極めたダンサブル爆竜・パラサロッキル。尻尾がハサミで「この世に斬れぬもの無し」を看板にしている二号生筆頭(誰)
キャラ付けは『パーラサーィ♪』。ノリが命。オゥイヤー♪ラテンのリズムでゴーゴゴーゥ♪ぃやぉーぅ♪
見てるだけで楽しくなるこのパラサロッキル、アバレンオーとの合体による必殺技も独特のノリ(嘘)。ここまでやってくれると嬉しくなっちゃうね、ホント。

さて。
ジャンヌにトドメを刺そうとしたアスカが、あの謎の少女に見せられたビジョンは一体・・・?いよいよ、本人さえ気付いていないっぽい『裏切り者・アスカ』の真相が明らかに・・・?
というか、なるほどこうくるかー、という模範解答。お約束に忠実で大変好感が持てます。


■■■ 次 回 ■■■

次回はなんと、ステゴスライドン離反!何故か幸人が必死ですが、あの時一番活躍してたの幸人だっけ(笑)。

離反したステゴはあろうことかトップゲイラーと合体、『キラーオー』を誕生させてしまいます!お楽しみはこれからですか壬琴!
凌駕と壬琴の直接対決もありーので、次回は見逃せませんぞよ♪

【 アバレンジャー第20話『キラーオー・アバレ初め』 】