アバレンジャー第26話『釣りバカアバレ日誌、どもども』

(2003/8/24)

人間を食材に換えて食そうと企むエヴォリアン。次々に人々を釣り上げていくトリノイド・ツリバカツオリーブは、人気番組『釣りバカ日誌』の浜崎伝助の息子・鯉太郎まで釣り上げてしまう。
凌駕達に助けを求める浜崎伝助は、アバレンジャーと共にツリバカオリーブを撃退する、というお話。

因みに、ここでいう『釣りバカ』はアニメ版なので、西田敏行は出ません(断ることか)


■ざっくり追跡

■釣りバカ

今回は釣りに興じていた凌駕と舞ちゃんからスタート。
恐竜やに戻ると早速『釣りバカ』を見始める二人。うまい具合に時間になるな。っつーか今昼間では・・・?

この主人公・浜崎伝助の釣り技術に、凌駕は匹敵するとか。なるほど、サーモンハンターはこの伏線だったか(違うわ)
てなとこで、釣りバカのタイトルコールがキラリーン、『スーパー戦隊』タイトルコールに変化。おお、やるやないけ。


■エヴォリアンの愉快な仲間

前回調子が良さそうだったヴォッファですが、まだ創れないみたいです。ミケラの方もイマイチでしたが、図鑑で『オリーブ』を見つけるや、またたく間にツリバカツオリーブを創造してしまいます。
何故にオリーブに反応したのか。
実は、ミケラもリジェもヴォッファも好物というダイノアースのマンカバ(?)の実にオリーブが似ていたからなんですね。今回は、人間を釣り上げてオリーブに換えて食べてしまおうという企画。征服なんかそれ(笑)。

で、リジェの期待のこもったキスでツリバカオリーブ出撃。

■ツリバカ大暴れ

ツリバカツオリーブは人々をジャンジャン釣り上げて、オリーブの実に換えていってしまいます。最初に釣り上げられたのが女子高生という段階で、こいつの支持率100%(それでええんか)

次元の扉反応を感知し、『釣りバカ』視聴中の一同でしたが、出撃する凌駕達。
チッ、いいところだったのに
幸人の台詞が印象的です(笑)。これでエミポンに録画を頼むのも幸人だったらなおよかったのにね。
みんなが出撃した後、舞ちゃんが観てる中で、なんと『釣りバカ』の浜崎鯉太郎が釣り上げられてしまいます!

釣られていく人を追跡して、遂にツリバカツオリーブと対峙したアバレンジャー。カツオミサイルとアバレイザーでの攻防の後、ツリバカツオリーブは得意の一本釣りでらんるを釣り上げようとします。
それを幸人が、凌駕が、アスカが数珠繋ぎに食い止めますが、釣りのプロたるツリバカツオリーブが一枚上手。一度引いて体勢を崩させ、一気に釣り上げようとしますが、これもかろうじて食い止められます。このありさまが割と笑えます。特に2度目で、アスカが「無敵の竜人〜!」と気合いを入れて踏ん張るところがかなりツボ。

この踏ん張りで釣竿が折れてしまったツリバカツオリーブは一時撤退。
取り敢えず撃退に成功した凌駕達ですが、らんるが幸人に食ってかかってます。そりゃまあ、あれだけ下心ありげに抱きついた上に、必要以上に頭を胸に押し付けていれば当然でしょう(笑)。

■助けを請う浜崎伝助

恐竜やに戻った凌駕達は、舞ちゃんに『鯉太郎』が釣られたことを聴かされて驚きます。特に幸人はその不条理さに疑問符を外せません。このスタンスは最後まで貫かれます。そう、幸人が最も常識的な反応をしています。

その時、ただのアニメキャラに過ぎない二次元人・浜崎伝助が凌駕達に助けを求めてきます。テレビの中から(笑)。浜崎伝助は凌駕達アバレンジャーのことをよく知っているそうです。
というのはさておき、凌駕達は鯉太郎救出に協力します。まあ、他に沢山の人が釣られているんだから、「言われるまでもないわ!」って感じですがね。


■日本一のアバレ者

意気込んだものの、ツリバカツオリーブがどこにいるやら・・・。一同はそれぞれ捜索中。このシーン、一般人に尋ねようとして説明するのに言葉に詰まるアスカが割りと良いです。
凌駕はテレビをサイドカーに乗せて捜索中。勿論そこには浜崎伝助がいます。非科学的とか云々の問題は度外視しときましょう。

その時、釣られた人の悲鳴が聞こえます。それを追った凌駕はツリバカツオリーブを発見、報せを受けた幸人達も合流し、爆竜チェンジ!
ここで浜崎伝助、「いよっ、日本一!」と扇子を広げてみせます。むう、それは某乳揺れ女にのみ許された芸であることを知らんのか(そんな事実ないわ)。全く・・・これだからテレ朝は困るよな(関係ないやん)

■ツリバカツオリーブの最期

ツリバカツオリーブも健闘し、秘打・カツオのタタキなどで四人を苦しめますが、形勢逆転されてアバレイザーの集中砲火を受けてしまいます。
この時の『秘打・カツオのタタキ』、カツオを切り身にしていくシーンがしつこく挿入されています。この映像演出は、個人的にはゲンナリします。

しかしツリバカツオリーブも馬鹿ではなく、釣り上げた人々で作ったオリーブの実を人質にとって凌駕達を牽制します。手も足も出ずなすがままの凌駕達。
というところで、テレビから怒り心頭の浜崎伝助が飛び出し、「お前なんか釣りバカの風上にも置けないッス!」と息巻き、そのままオリーブが詰まったビンを釣り上げ、アバレンジャーをアシストします。お、役に立つとは意外な展開。

切り札を失ったツリバカツオリーブは逃走。その背中めがけて容赦なくスーパーダイノダイナマイトを放つ凌駕達。その行為が卑劣かどうかは、戦隊だから不問。

■活け造りフィニッシュ

巨大化したツリバカツオリーブと対峙するアバレンオーですが、例によって苦戦。
そこで、パラサとアンキロを出撃させ、アバレンオーロッキルベイルスに爆竜コンバイン。長いよアンタ。
あ、左腕、収納型なんだ・・・

まずアンキロのフックアンカーを使って『カツオの一本釣り』、ツリバカツオリーブを空中に放り上げます。
空中にいるところを、パラサの『チョキチョキシザース』で活け造りに仕立て上げます。やはりパラサ必殺技はお笑い系です。パラサには、もう少しラテン系のノリを期待したいところです。
で、折角の活け造りもその瞬間爆発四散。あーあ。

■当然の疑問

さて、元に戻った鯉太郎を連れ、浜崎伝助は凌駕とがっちり握手してテレビの世界に戻っていきます。
ここで幸人の疑問。
何故浜崎伝助はテレビの中から出てこれたのか?
アイキャッチはアンキロ

今回のエンディングは『釣りバカ』との合体技。でもこれってひょっとして・・・こっちが出張した時の『釣りバカ』のセルなんじゃないかなあ、とか思ったけど、考えてみりゃこんな企画で特別に書き下ろす時間なんかかけられるわきゃねーよなー。


■卑怯な回答

凌駕と舞ちゃんには答えがわかっているようです。それは・・・
浜ちゃんのダイノガッツ
チャンチャン♪ええい、終わりだ終わりィ。


■追記:アバレキラーVSジャンヌ

どちらかというと、こっちが見所だった気がします。
っちゅーか、ジャンヌはそろそろ足元からのアオリとか見せて欲しいな。遠間ばかりで面白くない。夏なのに夏装束に衣更えもしないし。ふざけんなメーン!

それはともかく。
今回の壬琴はどこかアンニュイ。「何故行かない?」とのゲイラーの問いにも「今日はそんな気分じゃない」とさ。しかしそこにジャンヌが登場。うううむ、仁王立ちすると太腿の網目が強調されてセクシー♪
「ふん、いい女に好かれて、光栄です。
ジャンヌに対し、わざとらしい仕草。壬琴らしさが出ています。

ジャンヌの要求は勿論ダイノマインダー。壬琴はこれもゲームのように扱い、「俺が勝ったらお前を貰う」などと朝っぱらからとんでもないことを言い出します。・・・は?とんでもないのは私の頭?じゃかっしぃわアホボケカスー。

ジャンヌは例によって鎧姿で戦うという許せない展開ですが、今回はそれを差し引いてもあまりあるアクションシーンが展開されます。一騎討ちっていうのは大概、見栄えのいいものに仕上るものですけどね。
いやはや、袋叩きにしなけりゃ気が済まない連中とは雲泥の差ですな(戦隊を敵に回す気かコラ)

戦いの最中、ダイノマインダーが暴走し、壬琴を襲います。「貴様にも扱えん様だな」とのジャンヌの揶揄に、「何言っちゃってんの?」と強がる壬琴。むう、ジャンヌは壬琴のキャラクターを掴みつつあるようです(笑)。

結局この戦いはアバレキラーの勝利で幕。倒れたジャンヌがまたそそります(またかい)
ここでも壬琴はジャンヌの頬の爪に手を触れます。壬琴が何者であるか、という疑問を視聴者にも植え付けようとしてますね。
でも当人「俺は俺さ」とサバサバ。多分、真実は知らないんだろうけど・・・っちゅーかマジで何者?

ジャンヌ逃走後、再びダイノマインダーに反抗される壬琴。ここぞとばかりにゲイラーも冷たい台詞。
「お前はその程度の男ゲラか。
 もしブレスを使いこなせないなら、私にも考えがあるゲラ。
そんなことを言われた壬琴、「うるせぇ、だから今日は、気分じゃねぇって、言ったんだ!」と悔し紛れのいいわけ。プッ、カワイイとこあるじゃんお前(笑)。

というわけで、今回は壬琴のお話でした。

■らんるの台詞

浜崎伝助の救援依頼のシーンでのもの。
まかせんしゃい!
お聞きになりましたかおとっつぁん。黄色い戦士+カレー(恐竜やのメインメニュー)という黄金律は不滅ですよ。女の子だけど(笑)。
こうして考えると、あの男は九州男児だったんですかね?「新明どん」とかいかにも薩摩っぽらしい(博多ちゃうんか)

■アスカ学習ファイル:キュッと一杯

今回のアナザアース学習の成果。刺し身を肴におちょこでキュッ♪
発端はらんる。スケさんの領分の様な気がするけどなあ(笑)。


■ブラキオ閣下のお言葉

スーさんも怒ってるブラ。」

聞いたまんま。これでブラキオ閣下にスーさんが乗ってたりしたら笑えただろうなあ(ないわボケ)。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
断末魔の釣りバカなんざ見殺しにしてさっさと次行くぞ次!
次回はまたもありがちに、精神入れ替わりネタ。ターゲットは凌駕と幸人。明るい幸人なんか嫌だというトリケラ、結構ヒドイ奴ですねえ。
因みに変身も出来ません。王道。ではまた来週。

【 アバレンジャー第27話『アバレッドはアバレブルー』 】