アバレンジャー第27話『アバレッドはアバレブルー』

トリノイド・ツタコタツにより、凌駕と幸人の精神が入れ替わってしまった！このままでは爆竜チェンジもできない！どうする？
・・・とまあ、定番の中身入れ替わりネタ。アンパイ。
因みにヤツデンワニは欠場してますので、お笑い度数は30%減（あいつで３割かい）。

今回はいきなりトリノイド16号・ツタコタツが暴れています。そこにアバレンジャーが登場しますが、隙を突かれて『タコタコチェンジ』を凌駕と幸人が食らい、中身が入れ替わってしまいます。

見た目で識別できるようにジャケットを交換した二人は、ツタコタツを追ったアスカ達と合流しますが、そこでアバレキラーが高みから登場。壬琴はツタコタツに手を貸そうかと申し出ますが、当然ツタコタツは拒絶。

爆竜チェンジしようとする凌駕と幸人ですが、できません。精神と肉体が一致してないからダイノブレスが反応できないとかいうお約束。その割にはさっき何かが会話してたぞ？
それを見た壬琴、ツタコタツを撃退。勿論、凌駕達を助けたわけではなく、「お前達が苦しむ様を観戦させてもらう」という意図から。そしてふてぶてしく退場。

らんるが早速治療メカを発明、幸人で実験。外で待つアスカと凌駕の元にはその悲鳴が届くばかり（笑）。お約束。
そこにスケさんが買い出しから戻りますが、ギックリ腰になった様子。『幸人』に助けを求めるスケさんですが、それが凌駕だとは知らぬが仏。仏・・・いかん、スケさんだと洒落にならん。

幸人が戻ってきます。勿論治ってなんかいません（笑）。そこにスケさんの悲鳴が。悲鳴の繰り返しギャグ（笑）。
それは、凌駕が幸人を真似てスケさんを治そうとした結果。幸人、「素人が見よう見まねで出来ることじゃないぞ！」と一喝、交代して見事スケさんを治します。この辺り、さすがカリスマ整体士。
どうして『凌駕』が治せたのか、スケさんは不思議でなりません。それをらんるとアスカがごまかしてうやむやに。って、なんでスケさんにまで事実を隠すんでしょう？信用されてないんですかね、スケさんて。ひどい正義の味方がいたもんだ（笑）。

さて、タコ足を壬琴に切られたツタコタツは、ミケラの治療を受けておりました。それに対して憎まれ口を叩いたヴォッファが、ミケラと取っ組み合いの喧嘩に。ああ、こういうエヴォリアンこそ観たいんだよなあ。満足。

しかし、そんな阿呆連中ばかりではしまりがない。てっきりまたデズモゾーリャ様が電撃ビリビリとばかり思ってたら、ジャンヌが制止するんですね。意外な展開。
ジャンヌは、ツタコタツの能力でアナザアース人の中身を入れ替え、混乱に陥れようと策を練ります。なるほど、そこに颯爽と登場し、万能薬『モトニモドール』なり売りつけて財を成そうと、こういう作戦か（違うよ馬鹿）。

治療を終えたツタコタツ、意気揚々と出撃準備。アナザアースへといざなうべく、リジェのキスが炸裂（炸裂？）。

恐竜やでは、舞ちゃんのお迎えを『凌駕』である幸人にお願いする凌駕の姿が。『幸人』が行けば、舞ちゃんも「何かあったの？」と心配するでしょうしね。

渋々、保育園の前までやってきた幸人ですが、中に入る踏ん切りがつきません。そこを舞ちゃんに見つかり、園児達と遊ぶ羽目に。園児達も『凌駕』と遊ぶのが楽しみとか。奥の方にいる奥様方も楽しみのようですが（笑）。

幸人は、園児達が作った爆竜達のダンボール工作を見せられますが、小さい上に角が少ないトリケラを見て動揺、ついうっかりティラノとプテラを蹴倒してしまいます。それを見た園児達が一斉ガン泣き。すげぇ、まるで誰かが指示を出しているような泣き方だ（笑）。
それをなだめる為、幸人は「ベンベロベラベロ」を披露、その場をしのぎます。これが今回の締めネタになるのは自明の理。

帰路。「ベンベロベラベロ」は舞ちゃんにも好評だったようです。
ところで舞ちゃんは、もう少し遊んでから帰りたい様子。そこで『凌駕』を公園に誘いますが、疲れてるパパさん状態（笑）の幸人はそれを拒否し、あろうことか舞ちゃん一人で遊ぶように言います。
なっ、なんてことを！
トリノイド以上に性質の悪いクズ連中が徘徊する町中に舞ちゃんみたいなかわいい子を一人で遊ばせるなんて・・・（出撃準備中）
【謎の倫理委員会の刺客と交戦中】

一人で戻った幸人に舞ちゃんのことを聞かされた凌駕、さすがに動揺は隠せません。
その時、都合よく臨時ニュース。
犬と猫、警官と泥棒、母親と赤ちゃん・・・中身が入れ替わって大変だという報道ですが、なんとそこに、ツタコタツに襲われそうな舞ちゃんが！レポーターの女性が助けようとしますが、舞ちゃんと一緒にツタに絡まれてしまいます。
むう、緊縛が甘い、甘すぎるッ！甘いは砂糖、佐藤は私、苦くてナンボのコーヒー豆ェ〜♪（っつーか緊縛て）

悔恨の念を抱いた幸人、現場に真っ先に駆けつけ、バーミア兵を後続の凌駕達に任せ、逃げるツタコタツを追跡。

この幸人、いつもクールな幸人と違い、やたらと熱血漢。そのことをツタコタツが口にしたことで、幸人ははたとひらめきます。
幸人は、オーバーに凌駕の真似をし始めます。合流してきた凌駕達も、幸人の意図を察し、芝居を始めます。アスカとらんるがそれぞれを真似るシーンも描かれており、とりわけアスカの『らんる』は、今回でも１・２を争うほどの見所です（笑）。

凌駕と幸人が元に戻った、と思い込んだツタコタツは、わざとゆっくり爆竜チェンジしようとする二人を再び『タコタコチェンジ』で襲います。
カンの鈍い人ももうおわかりでしょうが、これが幸人の作戦です。これで二人は本当に元どおりになり、早速爆竜チェンジ。
「正義の味方の癖に嘘つきやがって！」とのツタコタツのツッコミもなんのその、舞ちゃんとテレビリポーターを助け出し、スーパーダイノダイナマイトでこれをあっさり倒しちゃいます。「いきなりそれかよ！」とツタコタツもツッコミくれてますが、ホントにあっさりです。
最後はカメラ前で決めポーズ。

「へい、大タコ一丁！」
と巨大化したツタコタツ。爆竜達が駆けつけますが、そこを『タコタコチェンジ』で襲われ、ティラノとトリケラが入れ替わってしまいます！おお、ティラノが丁寧な言葉、トリケラがべらんめぇ語調だ（笑）。
でも実は合体できちゃったりするんですよね。
このまま一気に終わるか？と思ったら、うまく動かせないようです。これはいけませんねえ。

しかしそこに、なんとキラーオーが登場してツタコタツを撃退しちゃいます。
壬琴の意図は、まともに動かない今の内に爆竜達を自分のものにしよう、というもの。動きを封じておいて好き放題し放題・・・ある意味で緊縛ネタ繋がりだの（繋がってへん）。
でも、ツタコタツを倒しちゃったらアバレンオー元に戻っちゃうんだよね（笑）。仕方ないので実力行使、というところでダイノマインダーがまた暴走。
「人間、やはりお前・・・」
トップゲイラーも壬琴を見限りそうな雰囲気。壬琴、この場はやむなく撤退。

恐竜やは大団円風味です。エミポンも登場。なんや、アンタここだけかい。
ここで舞ちゃん、凌駕に「ベンベロベラベロ」をおねだりします。それを聞いた幸人、凌駕を奥へ連れ込んで特訓です（笑）。さあ、一体どんな一発芸なんでしょう？トリケラも興味津々。

笑いを堪えて凌駕が戻ってきます。そして遂にその「ベンベロベラベロ」が披露されますが・・・やはり子供じゃないと分からない世界です。舞ちゃんも、幸人の方が上手と言いますが、上手下手がどこで決まるやら（笑）。
こうなると本家を拝みたいところですが、からかい半分の凌駕のおねだりに幸人は照れ隠しで抵抗。残念、本家はおあずけ。
といったほのぼの恐竜やで今回は締め。

「コタツに入らずんばタコを得ず、ブラ。」

勿論、故事成語『虎穴に入らずんば虎子を得ず』をもじったもの。因みに出展は『後漢書・班超伝』。俗に言う「はんちょうさんの命令」（船長さんなど派生あり）は、この人物の伝記が元となっており、中国発祥の歴史のある遊びです。
うむ、やはり無理矢理戦隊ネタに繋ぐより、こういった当意即妙ネタの方が素直にウケるなあ。嬉しいやら寂しいやら。

念の為に断りますが、信じないようにね。＜はんちょうさんの命令

誰かと誰かの中身が入れ替わる・・・というのはジャンルを問わずに使われる定番ネタなので、対して新鮮味はありませんが、それだけに安心できるネタでもあります。
幸人メインの理由は、いつもクール（？）な幸人はいくらでもつっつけるけど、凌駕は平気な顔して日常を送りそうだからつっつき甲斐がないからだと思われます（笑）。

らんるのメカフェチ具合がそれなりに披露されていますが、今回はそれにマッドサイエンティストのテイストが混ざった印象です（笑）。おそらく二人の治療より、自作メカの挙動に関心があったと思われます。
ふむ、いずれ「世界征服はまず練馬から」とか言い出すのを期待しましょう（言わへんわ）。

アバレキラーこと仲代壬琴ですが・・・前述のとおり、どうにも行動理念が壬琴らしくありません。
ははあ、さてはもうじき断末魔ですか？ゲイラーの去就も気になりますし、そろそろ次のステップの時期ですねえ。うひひ。

さて！
次回は花嫁さんネタ（？）。ナレーションのブラキオ閣下とアスカのやりとりがすんげー楽しかったので、きっと次回はお話的にはつまんないんだろうなあ。
それにしても、みんな婚期が延びちゃって・・・かわいそうに。今時そんな迷信信じてる奴もいないだろうけど（笑）。
次回は、戦闘パート前以外でのブラキオ閣下の台詞を期待。