アバレンジャー第28話『花嫁はアバレチャン(はぁと)』

(2003/9/7)

今回のお話では、リジェがらみの設定がちらほらとちりばめられております。

デズモゾーリャ様の為の邪命体を産み出させるため、挙式中の新婦をさらって種付けしようとするトリノイド・ショホウセンカメレオン。こんな書き方すると倫理協会がグダグダぬかしそうだ(笑)。
それを阻止するべく一人気を吐くアスカ。そのアバレっぷりはさすが真の主人公です。必見。


■ざっくり追跡

■新婦をさらうトリノイド・ショホウセンカメレオン

結婚式場にバイクで通りかかったアスカ。その幸せそうな姿に、自分とマホロが重なる。
ところがその時、新婦がトリノイド・ショホウセンカメレオン(略名:処カメ)にさらわれてしまう。しかしその姿は見えない。アスカはストームインフェルノで正体を暴くが、奴の体内に新婦が取り込まれている今、攻撃はできない。処カメは悠々と撤退。

恐竜や。処カメは次々と花嫁をさらっていく。それなら、こちらも結婚式を挙げて処カメをおびきだそう、とエミポン作戦立案。
で、花嫁は誰?というところで一同が何故か幸人に視線を集めます。なんせ、ユキポンですし(笑)。
って、普通はらんるかエミポンだろうが。さすがに舞ちゃんはムリだけど。

ところでアスカ、免許は持ってるんだろうな貴様(笑)。

■今回のエヴォリアン

侵略の園。苦しそうなリジェを余所に、ミケラとヴォッファは楽しそうに何かやってます。
リジェは、デズモゾーリャ様が「究極の肉体を生み出せ」とうるさい、なんて愚痴をこぼします。う、うるさいってアンタ(笑)。
究極の肉体・・・そこでジャンヌが思索をめぐらします。デズモゾーリャの肉体が朽ち果てようとしているのか、と。その視線の先にあるものって・・・もしかしてデズモゾーリャ様・・・?(笑)
ともあれ、ジャンヌはデズモゾーリャ様に忠誠を誓っているわけではなさそう。では、ジャンヌの目的は?

とか言ってる間にリジェ、なんとデズモゾーリャ様の通訳に『飽きた』と、「なんかトキメクようなことがしたーい♪」とアナザアースに行っちゃいます。ええんかそれで(笑)。
っつーかお前も『トキメキ』か。同じようなことを言ってた奴が居たなあ、そういえば。

で、ミケラとヴォッファは、リジェ一歳の誕生日を祝う準備をしていたんですね。ほんわかしてていいなあ。って一歳!?
手伝わないジャンヌに「娘の誕生日に冷たいな」と言う二人。娘!?ジャンヌがリジェのママさん!?
しかしジャンヌはそれを認めてない様子。ははあ、親権拒否という奴か、世相を切ってるな(盛大に違うわボケ)

■リジェ、トキメキ探しの旅

新郎・アスカと新婦・らんるが、神父・凌駕の元に、シスター・幸人(笑)の演奏とともにバージンロードを闊歩(闊歩?)。どうあっても幸人に女装させたいみたいですねえ(笑)。
しかし、別の場所に次元の扉が開き、凌駕達は移動します。

遊園地・・・かなあ?そこで網を張っていると、登場したのはなんとリジェ。しかも作戦を看破されてます。溢れるダイノガッツでバレバレだそうです。そりゃそうか(笑)。
ここでリジェ自己紹介。そういえば初対面でした。これで、リジェが次元の扉を開く『黎明の使徒』だと判明。
アスカは、以前現れた謎の少女とリジェがそっくりなのに戸惑います。そこに「ちゃうわボケ」とその幻が登場(そんな台詞ちゃうわボケ)。しかし、同じ顔をしたその存在に不快を覚えたリジェに攻撃され、消え去ります。

そんでもってリジェも撤退。アスカ達と一緒にいてもときめかないんだそうで。

■小津テイスト

恐竜や。作戦失敗を反省し、今度はエミポンとスケさんでいくことに。歳の差カップル?かと思えば、父娘だって。そう、嫁入り前のご挨拶って奴です。
芝居に興じる二人に、「なんだこの場違いな雰囲気はー!」と処カメがナイスツッコミを入れつつ、エミポンをさらっていきます。アスカ達は、エミポンが持つ発信機の信号を頼りに追跡を開始。
ここでアイキャッチ。初登場・アスカとブラキオ閣下。

というか、『生誕百周年・小津テイスト』ってなんやねん。繰り返しギャグの帝王か?(誰がギャグの帝王か)


■リジェ、トキメキ探しの旅・終着駅(早)

壬琴邸。ダイノマインダーの暴走による痛みを感じなくする為に、自らに電撃を流して耐性を得ようとする壬琴。心配そうなステゴと違い、ゲイラーは「そうでなくてはな。」とニヤリ風。いいねえ。

そこにリジェがやってきますが、壬琴は眠りにおちた後。つまらなそうなリジェですが、
でも寝顔も結構いいじゃん♪
とそれなりに満足そう。うひひ、さすがに壬琴は手広いのう(何が)

■誘拐した女どもを片っ端から手篭めに

なんやねん、間違っちゃおらへんやろが!(以下謎の倫理団体の襲撃で途絶)

廃ビル。処カメの目的は、デズモゾーリャ様の為に『邪命体』を産み出す事。何故かダイノガッツに満ち溢れているらしい新婦を狙ったのは、そういうことです。わけわかりません(笑)。
そして、ホウセンカの種を彼女達にぶちまける処カメ。後は『邪命体』誕生を待つばかり。

なんてうまくいくわけねーじゃん。ギリギリのところで凌駕達が間に合い(出を狙っていたとも言う←笑)、種を全て手づかみでキャッチ。そんなんありか(笑)。
形勢不利と姿を消し撤退をはかる処カメですが、そこにらんるが新兵器ペイントビームを放ち、処カメに色をつけます。定番の『透明化対策』で微笑ましい。
でも、ミサイルを打ち込まれて吹っ飛んで、その隙に逃げられてりゃ大した意味は無いよな(笑)。

■アスカ奮闘

一人で処カメを追う「凄い気迫」のアスカ。しかし猛攻むなしく処カメにやられちゃいます。
そこで、今回メインのアスカの見せ場がやってくるわけです。
幸せの目の前で、それを引き裂かれる辛さを、私は誰よりも知っている!
 もうこれ以上、そんな悲しみを生み出させはしない!

そしてアバレモードを発動し、処カメをこの上なく叩き伏せます。えらい強さです。しかも正拳突きでトドメまでさしちゃう。さすが真の主人公、凌駕みたいなカラバカには主役は任せられない、とこうおっしゃるわけね、荒川の。

それにしても、アスカ専用BGSが絡んでくると、なんてことはないアクションもカッコよく見えます。最初に見たときは、力は入るわ鳥肌立つわで、俺って結構お安い奴だったんだなあ、と再認識したものです。

後からのこのこやってくる凌駕達。サムズアップでキメ。やめれ荒川(笑)。

■巨大化戦

勿論、処カメは巨大化し、ブラキオ閣下出撃。
でもアバレンオーいきなりピンチ。今回のお助け爆竜はアンキロ
泣いちゃうといけないから、やってやるキロ。
って、アスカのことですか(笑)。
で、錠剤爆弾をベイルブロッカーでブロック、爆竜必殺ダブルトルネードであっけなく始末。時間切れ。

■子離れ不可能なバカ親一名

誰かさんの結婚式の末席にいる一同。ここで凌駕、舞ちゃんもいつかは・・・なんてことを思って泣きそうな顔に。それに対しての舞ちゃんの台詞が凌駕を喜ばせます。
舞ちゃん行かないよ。凌ちゃん独りになっちゃうもん。
どっちが保護者だバカモン(笑)。幸人も「お前、子離れできるのか?」と呆れ顔。

そんな様子に微笑みながらも、アスカはリジェのことに頭を悩ませていました。
頬の爪・・・1歳なのにあの成長の速さ・・・リジェに似たあの少女・・・。
と、アスカだけが悩んで今回のアイキャッチ。
無気味な光る目は一体・・・?ブラキオ閣下のコメントは「後悔するブラ」。ええ、今回の面白さ50%はコレですもん。


■壬琴とリジェ、コンビ結成

登場したのは勿論ヤツデンワニ(笑)。リジェに閉じ込められてたらしいのですが、どうにか脱出。

目覚めた壬琴、何故か居るリジェに素っ気無い態度。しかし、リジェが次元の扉を操っていると聞くと、一転してリジェを受け入れます。リジェ、「コンビで面白いことしたい!」と嬉しそう。

そんな様子に勿論我等がヤツデンワニが黙っているわけがないのですが、完全に締め出しを食らっている為(笑)、どうにもなりそうにありません。このヤツデンワニの有り様といったらもう・・・(笑)。
なんと今回、ヤツデンワニで締め。ブラベスト!


■ブラキオ閣下のお言葉

ハートに火がつくブラ、燃え上がるブラ。

電撃戦隊チェンジマンOP『電撃戦隊チェンジマン』の歌い出し。勿論、アスカの鬼神の如き戦いっぷりにブラキオ閣下も燃え上がっておられるという意味でもあります。
それにしても、漸くワンステップ進みました。さて、これ以降の戦隊ファンの溜飲が下がることはあるのでしょうか?

■追記

今回はアスカ大アバレ。アスカ専用BGS『Fight for the Earth』が流れるシーンって、割とツボをついたカッコ良いシーンばかりです。『爆竜戦隊アバレンジャー』でシーン単位で見るべきポイントを挙げるならば、このBGSが流れるシーンとワニ登場シーン全部とだけ答えれば間違いありません。
・・・は?凌駕だの幸人だのですか?いや、ムラがあるしねえ。らんるも。
・・・は?ジャンヌですか?露出なしボリュームなしのこの女の何を薦めろと?
時に。
個人的にこのBGS、『無敵の竜人魂』と表記したいところです。なので、そういう記述を見て「曲名違いますよ」とツッコミくれても変えません。シカトしてるわけじゃないよ♪

今回のアバレっぷりは、かつてないほどツボをついていました。勿論BGSを流すタイミングも絶妙でしたし、アスカの台詞も境遇とピタリ一致でバッチリ決まってましたし。大体、いくらアバレモードとはいえ、トリノイドを正拳突き一発で倒しちゃうんですよ?サイコーじゃないですか。

それにつけてもリジェ・・・もう少しするとナイスバディのおねーさんになるのか。ジャンヌがそれ系で全く頼りにならないから、リジェがテコ入れ食らうってことか。
大体、あの衣装が敗因なんだよな。『ちちふる』ひとつ披露できない女幹部に未練はないけど、さりとて今のリジェが見られなくなるのも困る(何故に)
どうなるんだろう、ホント。

あ、スケさんの小ネタのこと忘れてた。
生誕百周年・小津テイスト』っていうのは、今年でなんと100歳になられた映画監督・小津安次郎氏を記念してのことです。素晴らしい、この調子でどんどん最長寿監督記録更新でゴーですよ小津ちゃん♪
は?現役引退してもう数十年?おまけに故人!?
何それー。全く関係ない戦隊にまで名前を持ち出して販売戦略ぶちまけるほどのビッグネームなわけー?っちゅーかドチラ様?いやマジで。だってーこの人がー監督ーやってた時期ってェー、私ィー、まだー何もー出来てませんでしたしィー(笑)。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回はリジェと同盟関係を結んだ壬琴がメインかな?傍目には兄妹ですが実に羨(以下削除)
ベタネタはともかく。
次回は遂に登場するアバレキラーのアバレモード。黒棘ですねえ。
そしてアバレンジャーの方は、コピータイプのトリノイドと戦う羽目に。ダイノボンバー同士の叩きあいは果たして・・・?

【 アバレンジャー第29話『わがまま使徒、アバレ争奪戦』 】