アバレンジャー第29話『わがまま使徒、アバレ争奪戦』

(2003/9/14)

今回は、アスカの予知夢とアバレキラーのアバレモード覚醒。そして、リジェのご褒美が次回へと繋がります。
っちゅーか、ヤツデンワニの登場が嬉しい。こいつが居るのと居ないのとではお話の面白さが天地ほどに違います。さすが浦沢、この作品を誰よりも深く理解しています。この作品にク○ガを投影して満足していると専ら噂の荒川とかいう駆け出しの本書きよ、少しは見習い給え。プロとは奴のことを言うのだよ(言わん)


■ざっくり追跡

■極めて浅い導入部

冒頭は恐竜や新メニューお披露目。マスターはおらぬ。
トッピングのホタテとピーマンは、実はそれぞれ幸人とらんるの嫌いな食材。しかし、これがただの食わず嫌いで、食べると一転して好きな食材に早変わり。

すると突然、アスカが大いびきをかいて寝てしまいます。前回の戦いで疲れている様子なので、そっとしておくことになりますが、残ったアスカの分のカレーをめぐる争奪戦が展開されます。
そこに偶然登場した横田のおっさんが、『横ちゃんスプーン』で勝者となります。
・・・えーっと、今回のお話、何?

■トリノイド・ラッコピーマン

リジェを連れ戻すべく、トリノイド・ラッコピーマンを創造したミケラ。しかし、リジェが居ない今、アナザアースへ送り込めません。さて、どうするつもりでしょう?

壬琴邸で掃除に精を出すヤツデンワニに、ミケラから電話が入ります。
ミケラを『パパ』呼ばわりするヤツデンワニと、「そういうことになるんだなぁ。」とそれを容認するミケラのノリの良さ、これこそ『戦隊の悪の組織』に必要不可欠なエッセンス。さすが、解っている奴は違いますねえ(何を解っとんねん)

ミケラのお目当てはリジェ。真の目的を隠し、リジェの転送キスを獲得し、ラッコピーマンを無事アナザアースに転送します。あれでも転送できるんかい(笑)。

ところで、このシーンで壬琴は、リジェの絵のモデルを務めております。『うまこわ』な絵です(笑)。

■コピーは三田

宣伝料寄越せ(いつの時代のCMだ)
っつーか三田とかいうとこのコピー機なんて見たことないぞ。三田だけに(極寒級)。

ラッコピーマンの前に、寝ているアスカを除いた3人体制のアバレンジャーが登場。ピーマンやホタテの爆弾をかますラッコピーマンですが、苦手意識を克服したらんるや幸人に歯が立ちません。って食わず嫌いとは関係ないんちゃうか?

それでは、とラッコピーマン、トリケラバンカーをコピーして幸人を打ち倒し、更にプテラダガー、ティラノロッドまでコピーしてアバレンジャーを窮地に追い込みます。
しかし、真の目的を思い出したラッコピーマンは、ヘタレどもの相手を切り上げ、姿を消します。不可解な行動に凌駕達は戸惑いますが、取り敢えず放っておくわけにはいかないので追跡に移ります。

■リジェと壬琴

主の留守に邸の掃除をするヤツデンワニ。すっかり家政婦さんだなあ。いいなあヤツデンワニ。
そこに、ミケラと友達という女子高生の携帯電話(代価・ピーマンとホタテの串焼き←笑)を借りたラッコピーマンから、ヤツデンワニに電話が入ります。勿論リジェ宛です。
ヤツデンワニによると、リジェは壬琴と外出中とか。どこにいったのかと思えば、ドライブのようです。デート・・・といいたいところですが、画を見ると、兄と妹にしか見えないなあ(笑)。

一方、ラッコピーマンを追っていたらんるは、そのデート現場を目撃。凌駕達にこのことを連絡し、現場に呼び出します。
揃ってみれば、壬琴とリジェはデートの真っ最中。この辺の画だと、兄妹では済まなさそうな領域に突入しつつありますね。
それにしても、こういう事に苛立ちそうな壬琴が随分大人しくしていますねえ・・・割と楽しんでいるのかも?

■アスカの夢

寝ているアスカは、悪夢にうなされておりました。
その夢とは、強化アイテムの『』と、それにより誕生する新戦士の影。何でこんな夢でうなされるのかわかりませんが、うなされるようなことなんでしょう、きっと。

そこでアスカ、がばと起きます。そう、これを『新展開の予感』というのですよ。別名『スポンサーの悪巧み』。今年は大人しいですねえ。どうせ土壇場でドカンと稼ぎに来るに違いありません。

■凌駕の浅知恵

二人の様子を怪訝な表情で見つめる凌駕達の前に、ラッコピーマンが現われ、戦いに突入します。

武器はコピーされてしまうので、ダイノボンバーもコピーされるでしょう。しかしそこは知恵者凌駕、発射口であるティラノの口を閉じたものをコピーさせ、撃たせて自爆させようという作戦を立てます。
いざ実践!
事は凌駕の思うままに運びました。途中までですが(笑)。ラッコピーマンが一枚上手で、閉じた発射口を開いてから、スーパーダイノダイナマイト発射体制を整えます。フッ、凌駕の知恵なんてその程度よ。

■アバレキラーのアバレモード

危機一髪の凌駕達を、復活したアスカが助けに入りますが、ダイノスラスターもコピーされて一緒に窮地に。何しに来たんだ(笑)。

そこに、リジェを伴って壬琴が登場。ラッコピーマンは真の目的を明かし、リジェを招きますが、リジェはあっさり拒否。そして、壬琴が変身してラッコピーマンと対峙します。
が、ラッコピーマンのコピー能力は、アバレキラーすらも圧倒。あわやこのまま・・・?というところで、壬琴が本気を出します。そう、遂にアバレキラーのアバレモードが発動するのです。
・・・っつーか、トゲトゲが鬱陶しいだけの気が(笑)。

ともかく、これでアバレキラー一気に形勢逆転。ラッコピーマンを容易く屠り、後事を凌駕達に一任してさっさと退散。

■巨大化戦闘

後事というのは、勿論巨大化戦闘。アバレンオーは意外と苦戦を強いられますが、またまたアンキロベイルスの助勢に助けられます。お笑い芸人パラサじゃ駄目かね。そろそろバキノココンビを返して欲しいところ。

さすがのラッコピーマンも、爆竜達の武器をコピーすることは出来ないらしく、敢え無く『爆竜必殺ダブルトルネード』で始末されます。あっけない。

■特訓前夜祭

戦い終わった凌駕達ですが、その表情は沈んでいます。ただでさえ勝てないアバレキラーにアバレモードを発動されては、爆竜戦隊は全滅必死。
アスカは、自分達もより強くならなければ、と語りますが・・・強化アイテムに頼るだけじゃなく、自分達を鍛えたまえ。お、とすると、お約束の特訓ですか?
そして、新たな戦士の影・・・って、幼年誌のCMでバラしてりゃ世話ねーよな(笑)。


■リジェのご褒美

楽しい一日を過ごしたリジェは、ご褒美として壬琴をダイノアースにご招待。むう、リジェはパプアニューギニアの精霊使いでもあったのか(全然違う)
そして、それこそが壬琴の願ったり叶ったり。アナザアースにいても退屈だろう壬琴にとって、こんなトキメキがあるでしょうか。ということで今回は幕。


■ブラキオ閣下のお言葉

古人曰く、七転び八起きブラ。

さいでっか。
・・・と聞き流すところだったけど、「古人曰く」といえば『有言実行三姉妹シュシュトリアン』の名乗り・・・だそうです。さすが玄人の巣窟。
っつーか、もう戦隊ネタはやらないのかな。期待させた分、罪だね。昔からだけど(笑)。


■追記

やはりヤツデンワニが絡んでくるだけで、バカ度数が高まって朝から上機嫌。もう、ヤツデンワニを見ておびえる子供もいないでしょう・・・無理か(笑)。
あとはこのヤツデンワニがどうなるか・・・うひひ、想像するだけで笑ってしまいますなあ。不可欠要素と認定(勝手なことすな)

アスカが見た夢は、新戦士と新武器の登場を示唆します。が、上述のとおり、CMで先に公開してりゃ世話ないですね。誰がどう見たって、あれは新武器装備で発動するアバレッド最強モード『アバレマックス』といったところ。
そして、展開としては、アスカが捜索の旅に出ている間、凌駕達がこれまでにないほどに苦戦するといったところ。
ここまでベタだとホントに落ち着きますね。

そして、凌駕達が苦戦する相手というのが、リジェによりダイノアースに向かった壬琴でしょう。壬琴は王様気取りなので、派兵っぽいですが。
なにしろ、アスカの新武器が到着したら一発大逆転しちゃうので、壬琴が直接手を下したらそこでポックリってことになっちゃいますからねえ。さて、どんな駒を動かすんでしょうね?そこが注目です。

ところで、リジェとジャンヌの関係が、母娘らしい上、パパさんがアスカらしい(前回のアスカ・アバレモード発動辺りの回想シーン参照)のはわかりましたが、リジェと謎の少女との関係はまだ不鮮明。というか、謎の少女は存在自体が謎のまま。
謎といえばデズモゾーリャ様もいい加減出てきません。リジェが愛想をつかしたのがいい契機になるのか、それともただのラスボス専用ユニットなのか・・・。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回は何と、侵略の園をアバレキラーが占拠?!これはデズモゾーリャ様のアレとか関係あるのか?っちゅーか再生怪人っぽい連中がいたけど、あれは何?
・・・というか、凌駕達ほったらかし?

【 アバレンジャー第30話『最凶!アバレヴォリアン結成』 】