アバレンジャー第32話『アバレ爆竜フルスロットル』

(2003/10/5)

今回は新たな爆竜・スティラコサウルスの登場と、少しだけ活躍が描かれます。
そして、アスカとジャンヌの宿命の対決にも遂に終止符が・・・。
そいでは早速。


■ざっくり追跡

■いきなり巨大ロボ戦

要塞生命体アノマロガリス2世と、暴走連結生命体バルギゲニアを、アバレンオーで迎え撃つアバレンジャー。ジャイアントスイングでバルギゲニアを都心から離れた場所に放り投げ、戦いを挑むのですが・・・。
バルギゲニア、地中に隠れての不意打ちで先制したものの、また地中に潜ってそのまま撤退。一体何?

実は、バルギゲニアを竜人の鎧の力で操っていたジャンヌに異変が起きたからです。
この戦いにアスカ必殺を期していたジャンヌの前に、またも謎の少女が現れ邪魔立て。斬って捨てたはいいものの、ジャンヌは記憶の奔流に襲われ、倒れこんでしまいます。竜人の鎧の力も消え、必然的にバルギゲニアが遁走したということだそうです。

謎の少女は続いてアスカの元に現れ、アノマロガリス2世にジャンヌが乗っていることを教えて消えます。これにより、アスカもジャンヌ必殺を期することに。

■壬琴の慧眼

大言壮語の割に不甲斐ないジャンヌに憤慨するヴォッファ。あの・・・リジェがいつの間にか帰ってきたことついて何かコメントは・・・?(笑)あと壬琴がいることにも(笑)。

しかし壬琴は、ジャンヌの様子を、何者かの呪縛が解けたような、とか・・・。そんなあからさまに言わんでもええやんねん旦はん。

■アスカ、覚悟完了

一旦恐竜やに戻った凌駕達。体力回復を期して食事中のところに、アスカが物々しい格好で登場。アノマロガリス2世の居場所がわかったとして、作戦行動に移るようです。
アスカがアノマロガリス2世に乗り込み、ジャンヌと対峙する間、凌駕達はバルギゲニアと戦う、という二方面作戦・・・作戦じゃないな(笑)。ま、こうでもしないと、巨大ロボ戦の間、アスカが活躍できないからでしょう。

しかし、出撃に際して「皆さんのダイノガッツを分けてください。」と一人一人の手を握ったり(舞ちゃん除外←笑)、何かいつも以上に意気込んでいるアスカの様子には、何かを感じさせずにはいられません。
ブラキオ閣下にも「後のことは任せた。」なんて言ってるし。

そんなアスカの様子にらんる、「ひょっとして・・・」と幸人に切り出しますが、「何も言うな。」と幸人がそれ以上言うことを止めます。こういうシーンは幸人の方が絵になります。普段のノリが軽妙で軽薄な印象を受ける凌駕だと、しまりが無いんですよね。

■ブラキオ閣下、撃沈

決戦の地に到着した凌駕達は、いきなりバルギゲニアの砲撃の洗礼を受けてしまいます。アスカは、戦地から離脱していくアノマロガリス2世を追っていきます。

残された凌駕達にはブラキオ閣下が合流しますが、なんとバルギゲニアが節で分離してブラキオ閣下を攻撃します。さながら、グラマン編隊に襲われる戦艦大和の様相。
こういう戦い方をするブラか!
とブラキオ閣下も意表をつかれ、猛攻の中、格納爆竜1体たりとも出撃させられずに倒れこんでしまいます。役立たず(笑)。

■マホロ、『裏切り者』の真相

さてこちらはアノマロガリス2世のジャンヌは、侵入してきたアスカと凄絶な戦いを繰り広げます。こういう表現を使った方が良さそうなので、そうしておきます。
この戦いの中、ジャンヌがマホロの姿をしている理由が判明します。ってそのまんまやけど(笑)。

あの夜の翌日、ミズホと敵要塞に乗り込んだマホロは、デズモゾーリャ様につかまってしまいます。あら、当時からあの姿なのね(笑)。
ともあれ、マホロはお約束の触手拘束を受けます。基本中の基本ですが、緊縛技術が下の下レベルのデズモゾーリャ様にガッカリ。
因みにこの頃は喋れます。ありがちな男の声でこれまたガッカリ。

それはともかく、デズモゾーリャ様はマホロとミズホの洗脳作戦に移行。洗脳といっても、何故か救援に駆けつけてくれないアスカが今どうしているのかを映し出し、『自分達が裏切られた』と思い込ませるというとお約束的陳腐な手法。意外と姑息なデズモゾーリャ様がカワイイ。
そのアスカ、マホロはもう死んだと泣き寝入りし、慰めてくれる女・ナユタとイチャつく始末。そりゃもう、目の前であんなことやこんなことまでするアスカを見せられたら、マホロも女の子だから・・・ねえ(不適切な表現含む)

■まほろばのマホロ

そういうわけで、ジャンヌはアスカを「裏切り者」と呼ぶわけです。しかしこれをアスカは真っ向否定。フッ、男ってこういうところで往生際が悪い上に見苦しいわよね(アンタ誰)
アスカは、いつも肌身離さずにいた、あの夜の翌日(「あの夜」から離れろ)にマホロから渡されたロケットを見せて潔白を証明。そこでジャンヌがまた記憶の奔流に呑まれ、苦悶するという寸法。そしてその腕には、確かにあの夜、アスカが渡したリングが・・・。
つまるところ、ジャンヌはそのまんまマホロというわけで。

気を失ったジャンヌに「マホロ!」と呼びかけるアスカ。「アスカ・・・私、一体今まで何を・・・?」と都合のいい展開にアスカはマホロを抱きしめます。
幸せを取り戻したかのような二人でしたが、額のアレはお約束の証。電流ビリビリ大作戦でジャンヌ復活、アスカを突き放します。

■デズモゾーリャの策略

ここで更に、デズモゾーリャ様がマホロを洗脳したその深淵深遠なるお考えが判明します。
僅かに生じたマホロの心の間隙をついて、デズモゾーリャ様がなんと種付け。繁殖期だったのですねえ(こらこら)。かいつまんでいうなら、発情期だったというわけです。

それで産まれたのがリジェというわけ。その頃にはマホロもミズホもエヴォリアンに属していましたが、元の名前を呼ばれるのを嫌った二人にデズモゾーリャ様からリジェ誕生祝い。自らが名付け親となり、ジャンヌとガイルトンが誕生したという寸法。因みにジャンヌの装束はデズモゾーリャ様の趣味。チッ、役立たずめ(こらこら)

因みに、アスカが暴れまわる原因となった『竜人の鎧』は、ミズホがアスカを倒したことで奪ったようですが・・・そのプロセスは不明。真っ向勝負で勝てるほどの人材とは思えませんが(笑)。

■登場、伝説の爆竜・スティラコサウルス

その頃の凌駕達は、アテにならない爆竜達に見切りをつけ、アバレマックスでバルギゲニアに挑もうという暴挙に出ます。ちゃんと最強の盾になったにも関わらず、アバレマックスになるには3人のダイノガッツが必要だそうです。まあ、金ピカパーツがついたと言うことで『輝』を定冠詞にされなくてよかったな、アバレッド。輝××アバレッドなんていう話になったら、そりゃもう大騒ぎでんがな(ならんわ阿呆)

しかしいくら強くたってスケールが違いすぎました。一体どうすれば・・・。
とその時、都合よくぱぱらぱあと新爆竜が登場、解説のティラノさん(推定36歳)によれば、『伝説の爆竜・スティラコサウルス』だそうです。あの、ここ、アナザアースなんですが・・・。
ともあれ、そやつとシンクロした凌駕、暴走モードのバルギゲニアと並走し、バルギゲニアの車輪を片っ端から破壊します。最近は、このテの攻撃を正義の味方がやっても平気なんですね。分離せずに正々堂々とレースに挑むバルギゲニアの姿勢こそ賞賛すべきでしょう(レースちゃう)

■アスカ、空中散華

戦いを終え、変身も解いて笑顔の三人。アスカのこと忘れてますか、もしか。
その頃アスカは、アノマロガリス2世の中でジャンヌと最期の決戦中。竜人の鎧を装着したものの、既に精神的疲弊甚だしいジャンヌはヘロヘロ状態。そこに、意を決したアスカの情け容赦ない一閃が炸裂してジャンヌはゆっくりと・・・
そして自爆!(アスカ)
イカスーッ!?(ジャンヌ)
結末を待たずにアノマロガリス2世は大爆発。アスカもジャンヌも脱出した様子はありません。アスカの名を叫ぶ凌駕達で今回は幕。


■ブラキオ閣下のお言葉

寂しさは愛を強くしてくれる!笑って会える日を信じているブラ!

えーっと・・・宇宙刑事ギャバンED『星空のメッセージ』で、2番の歌詞らしいです。って知るわけないじゃんテレビサイズだと聞けないのに。
時に。
アスカが覚悟を決めたとはいえ、戦う前からアスカが帰ってこないようなことをぬかすというのは、仲間としてどうかと思いますがどうですかブラキオ閣下。


■追記

ジャンヌ、そしてマホロの秘密が遂に明らかになりました。
アスカに裏切られた、というマホロの一瞬の間隙をついたデズモゾーリャ様の作戦勝ち。デズモゾーリャ様も、僅かな隙を生み出したいが為に姑息な手を使った、というのが真相でしょう。あれを見る限り、デズモゾーリャ様はかなり早い様なので(笑)。
早いといえば、リジェの誕生もあっという間だったようで。おそらく数日レベルです。デズモゾーリャ様が早いのも、それが原因かも知れません(笑)。
そして、リジェ誕生を契機に、マホロはジャンヌという名と専用装束を与えられます。これにて洗脳完了。ミッションコンプリート(指パッチン)

今回、初登場となる『伝説の爆竜』スティラコサウルス。アスカが見た夢にもチラとシルエットは登場していましたが、戦車だったとは・・・。
戦車部分は別パーツで『ギャリー』というとか。因みにあの盾は『聖なる楯・スティライザー』と命名されています。スティラコサウルスを呼び出すから、なんでしょうけど・・・『聖なる』って・・・笑わせるよね、あーんな悪逆非道な攻撃をする爆竜を呼ぶ道具の属性が『神聖』だなんて。

そのスティラコ、次回は巨大ロボモードを披露してくれるようですが・・・じゃあ、凌駕がアバレンオーから抜けるってこと?それだとアバレンオー弱体化著しいんじゃないでしょうか?大丈夫?


■■■ 次 回 ■■■

さて!
アスカを失った凌駕達。しかし、いつまでも消沈しているわけにはいかない。エヴォリアンはここぞとばかりに戦いを仕掛けてくる。ターゲットは、なんとバーブ佐竹!(誰)
一流格闘家を狙うエヴォリアンの狙いとは?そして、新たな巨大ロボの登場に、キラーオーは無様な敗北を見せるのか!?次回、一体どうなる?

というか実名での登場でしょうか?リングネーム:怪獣王子で登場してください。

【 アバレンジャー第33話『アバレ戦士を忘れない』 】