アバレンジャー第34話『ゲームをやろう!突撃アバレ星』

(2003/10/19)

トキメキを求め、地球破壊ゲームに躊躇無く手を出す壬琴に、さすがの凌駕もさじを投げちゃいました。だから壬琴は鶴に乗って飛び去っていった、というわけ。つまり、近い内に凌駕は病に倒れる予定。(サジが違うわ阿呆)

そして、アスカの恋人・マホロが記憶を失った状態で恐竜やに。さて、ジャンヌ復活はあり得るのか、それとも・・・?


■ざっくり追跡

■記憶喪失の女

冒頭は、壬琴に追われる元ジャンヌと、そこに茶々を入れに登場した凌駕達という図式。本気で自分におびえる元ジャンヌに、壬琴は興味を失ってさっさと退散。その後、凌駕達は彼女がジャンヌそっくりなことに気づきますが、様子がおかしいので取り敢えず恐竜やに連れて行くことに。

■エヴォリアンの支配者

侵略の園に戻ってきた壬琴は、リジェ達にジャンヌのことを教えます。どうやって戻ったかというツッコミはごく少数。

壬琴はヒマ潰しに、ヴォッファにギガノイドを作れと命令。勿論そんな命令を聞くヴォッファではありません。更に、リジェに憑依したデズモゾーリャ様が壬琴に脅しをかけますが、能力をロクに発揮できないデズモゾーリャ様は無様に敗北。ってリジェちゃんに何さらすねん貴様!傷物になったら値が(以下削除)
それはさておき。
これで壬琴は、力関係ではデズモゾーリャ様の上に君臨したわけで、ヴォッファも仕方なくギガノイドの創造を始めます。

■その正体はマホロ

記憶を失っているらしい彼女に、エミポンはアスカのダイノハープを見せます。すると、僅かに記憶の扉が開いたか、彼女は自分が誰かに「マホロ」と呼ばれていたことを思い出します。
ただ、マホロ=ジャンヌという図式が凌駕達の中に成立しているのかどうかはイマイチ記憶が定かでないです。

ここでスケさんが年長者らしいところを見せ、マホロは恐竜やでじっくり静養することに。こんな風にスケさんがピンポイントで『らしさ』を見せてくれると、より喜ばしい作品なんだけどなあ・・・。

■壬琴の新たなゲーム

そんな時にギガノイド出現!久々に基地モードへの変形(?)を見せてもらいました。

今回のギガノイド・ジュピターは、文字通り『木星』をモチーフにしたもの。それはいいけど、腕のロケットは何・・・?
ともかく。
ジュピターが出現した研究施設にやってきた凌駕達ですが、ティラノ達を呼び出す前にジュピターは姿を消してしまいます。まるで、施設と一体化するように。事実一体化したんですが。

一体何が起きたのか?凌駕達が疑問に思っているところに、颯爽とアバレキラーが登場し、今度のゲームのルールを説明します。
なんでも、ジュピターは木星を呼び寄せ、地球に衝突させようとしているとか。そうなりゃ地球なんか粉微塵。それ以前に木星が軌道を外れただけで悪影響が出ます。
幸人とらんるが討ってかかりますが、容易く蹴散らされ、またしても壬琴・凌駕の対峙に。お?進展がありそうな雰囲気。

■爆竜観測所

その木星の異変に、ブラキオ所長が率いる観測所のメンバーがいち早く気づきます。ジュピターが木星に干渉し、木星に影響が出始めているとか。そんなすぐに影響が出たり、観測できたりできるものなんだろうか。できるんだろうなあ、多分。

このままだと、木星が軌道を外れてしまう。何がどうなったらそんなことがわかるのか不明ですが、そうなるんだろうなあ、多分。というか、何気にバキちゃん所員。
他の所員も・・・?と期待したんですが、そうはいきませんでした。ワニ希望だったんですが(笑)。

で、凌駕達が戦っている間にも、木星は軌道を外れ始めてしまいます。軌道計算の結果、確実に地球に衝突することが判明。このことを公表して地球規模で打開策を練ろう、という所員に対し、ブラキオ閣下が冷静な判断を下します。
なんでも、94年に探査衛星が木星に衝突したそうで、その衝撃というのが原爆の数十億倍だとか。それでも木星はビクともしなかったのに、一体何ができるのか、と。
所長は、滅ぶのならば最後の瞬間まで、幸せな日々を人々に送らせようではないか、と公表しないことを決断。所員たちにも帰宅を進めます。
うむーん、さすが閣下、人間態でもヒゲオヤジ(関係ない)。後は酒でもキュッといけば万丈さんらしいんだけどなあ。東映はその辺の機微が、昔っから分からんと見えます。

■アバレキラー始末記

さて壬琴と凌駕の戦いですが、相変わらず凌駕は壬琴を説得しようと無駄な努力をしております。バカとはこういう奴だ、という東映のメッセージですね(惜しい)

そんな凌駕も、全世界64億の人々の運命が自分の手で弄ばれていることにトキメキを覚える壬琴に怒り頂点。画面下の怒りゲージも急激に伸びてます。勿論、MAXになったところでアバレマックスになるのは周知の事実(大嘘)
アバレモード全開で壬琴を徹底的に痛めつける凌駕。そんな凌駕の猛攻にも壬琴の口は減りません。むしろ、憎悪むき出しで襲い掛かってくる凌駕にトキメキすら感じている有様。さすが壬琴です。

そこに、今までどこで寝ていたのか、という幸人とらんるが姿を現し、凌駕をアバレマックスにコスプレさせます。付属品の付け替えだけで済むから楽なものです。
そして大気爆裂・マックスフィールドに壬琴を引きずり込み、決着に臨みます。勿論壬琴もアバレモード発動で抵抗しますが、まるで話にならずに敢え無く爆死。おお、そういえばライダーも何かと爆死してたなあ。死んでないんだけど(笑)。子供心に「あれ、なんで?」と思ったものです。いや、別にライダーに死んでもらいたかったわけではなく(笑)。

■ジュピター始末記

さて、凌駕がマックスフィールドでアバレてる間に、幸人とらんるはジュピターの心臓部を探し出してこれを撃破します。対象が動かない上に抵抗しない上、アバレイザー斉射で破壊できるという脆さが幸いしてます。

壬琴を始末して戻ってきた凌駕の元に、幸人とらんるが合流。見ればジュピター全然元気。どうやら新たな心臓ができつつあるようで、凌駕はスティラコ呼んでその始末に臨みます。勿論、ザコ相手に苦戦する道理も無く、マックスオージャはいとも簡単にジュピターを撃破しちゃいます。

ということで、木星は元の軌道に戻り、ブラキオ所長が歓喜して今回は幕。

■生きていた壬琴

・・・なんてわけがありません。ゲイラーが飛んできて何をするかと思えば、倒れている壬琴の回収。さすがの壬琴も今回ばかりはダメージが酷く、まともに歩くこともままなりません。

飛び去っていくゲイラーを見つめ、凌駕は複雑な心境を語ります。自分の中のどこかに、まだ壬琴に対する甘さが残っていたと悔しがる一方、壬琴が生きていて安堵する凌駕。うむーん、歴代レッドっぽい展開ですねえ今回は。

■恐竜やのマスコットガール誕生

恐竜やに戻ってきた一同は、舞ちゃんと夕食の支度をしているマホロの姿を見つけます。取り敢えず、住み込みで働くことになったそうです。はいご挨拶。
よろしくお願いします(ごん)
・・・ごん?
うわ、ぺこりんして机に額をぶつけてるぞこの娘!なんつーベタな天然さんだ。俺のねんごろにしてぇ(声:若本規夫)

そんなほんわかな様子にも、幸人は何かがつかえているような雰囲気。それを即座に察したのは、さすがのスケさん。ああ、今回はいい役回りだなあ。スケさんはこうでないとな。毎回こうなのも困るかもしれないけど。
因みに今回の夕食はすきやき。鍋に生卵をかけるマホロがいい感じです。いいなあ、俺のね(削除)
という『ほんわか系』で今回は幕。ああ落ち着く。


■ブラキオ閣下のお言葉

ブラキオ閣下がでない代わりに、所長さんで登場なのね。よく見れば所員の方にも・・・。
声で稼ぐお方は、本体をさらしての演技もさすがの技量。ヘタをすれば主人公の演技力なんかカスんで見えるかも・・・おっと、微妙なカナ表記を使ったところで撤収〜♪


■追記

どうやらマホロの洗脳は解けたようですが、ありがちに記憶喪失になっちゃってます。ラストの、机で額を打った瞬間、「私はジャンヌ!」とか覚醒したら面白かったのになあ(ありえへん)
取り敢えず、マホロのエプロン姿にはまるっきり煩悩を刺激されませんでしたが、あのいかにも『作ってます』的天然ぶりは・・・俺のね(削除)
今後、記憶が戻るのか、どうせ復活するだろうアスカとの関係はどうなるのか、気になるところですねえ。日立(?)

壬琴に対する凌駕の気持ちが漸く固まったような雰囲気でしたが、どうやら悪鬼に徹しきれないようです。今回の凌駕は、壬琴に対する意識改革が一気に進んだということでファイナルベント(古)
ところで、アバレマックスになったらキャラクターが変わるのは何でなんでしょう?

木星の軌道を狂わせるほど、木星への干渉力を持つジュピター。ただ、対木星用能力ばかり高めた為か、それ以外の能力は極めて低かった模様。アバレイザーの一撃で破壊される心臓てのはさすがに脆すぎる・・・。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
強力なライバル出現に身の危険を感じたらんるが次回は身体を張ります。エミポンはいつ身体を張ってくれるんだろうなあ。劇場版で張ってたけど。1シーンだけ(笑)。それを言うなら舞ちゃんは(以下削除)
ともあれ、戦隊でも近頃めずらしい七変化ネタ。タイホするなら銃乱射してくれなきゃヤだ(そっちか)

【 アバレンジャー第35話『アバレナデシコ七変化たい!』 】