アバレンジャー第39話『がんばれ!アバレファーザー』

(2003/11/23)

ルージュラフレシアによって花にされてしまったエミポン。凌駕達は、エミポンを元に戻すことが出来るのか?
そして、記憶を取り戻したマホロは、アスカを元に戻すことが出来るのか?
ということで、リカバリーシリーズ中編。そう、エミポンは所詮前座。真打はマホロとアスカの『愛の力』!


■ざっくり追跡

■ブラキオ閣下かく語りき

冒頭はティラノによる前回のあらすじ紹介。

恐竜やでは、エミポン花に泣きながら水をやるパパさんと、あまりの悲しさに号泣するママさんの姿が。それを尻目に、凌駕達は鎧のことをブラキオ閣下から教えられてます。
それによると、『伝説の鎧』は、自分を倒した強い奴に憑依するとか。何故そんな鎧がアスカに・・・?という疑問には、記憶を取り戻したマホロが答えてくれます。

■リジュエルの力、増大

その前にチラッとエヴォリアン。
キスひとつで、紅花の傷を治して更にパワーアップさせるほど、リジュエルの能力は増していることをアピールしてます。

ここでリジュエルは壬琴に話し掛けますが、壬琴は心ここにあらず、って風情。うふふ、浮気だわ浮気♪さすがは壬琴。嫉妬に狂ったリジュエルの相手をするのも、なかなかトキメクぜ(貴様がトキメイてどうする)

■やり場のない怒り

マホロによると、アノマロガリス2世での戦いで、アスカは鎧に取り憑かれる覚悟でジャンヌ(マホロ)を斬り、鎧に乗っ取られる前に、呪縛から解かれたマホロを抱えて脱出した、と。鎧がアスカに取り付いたのはこの時、というわけです。

重い空気が漂うところにエミポンパパが乱入し、わめくだけわめいて「お前みたいな若僧に親の気持ちがわかって堪るか!」とエミポン花に泣きすがる醜態を曝します。
反論しようとするらんるを、凌駕が黙って制します。舞ちゃんも不満気ですが、黙ってます。大人です。

その時、次元の扉反応が発生。凌駕達はエミポンパパに、エミポンを必ず元に戻すと約束して出撃しますが、エミポンパパは不て寝。この時、パパさんがなんといったか、誰かヒアノイズしてください(成功率10%)

■リジュエル、猛攻

紅花を連れ、壬琴とアナザアースに戻ってきたリジュエル。紅花は、『女性ラフレシア化ビーム』とでもいうべきものを、打ち上げ花火のように散布、周辺の女性達を次々とラフレシアに変えてしまいます。因みに紅花のビーム、男には無臭、女には臭いらしいです。原理不明。
満足げなリジュエルが振り向くと、そこにいる筈の壬琴の姿がありません。

そこに凌駕達が登場します。凌駕達も紅花も気合十分。しかしその紅花をリジュエルキックが襲います(笑)。
壬琴がいなくなったじゃんかよ!お前らが出てくッからいけないんだよ!
と、まるで関係ない相手に当たり散らすヒス女みたいに『ガーッ!』と気を吐くリジュエルの前に、凌駕達はなすすべなく吹っ飛ばされます。

■壬琴の目的

その頃、原因の壬琴は、車を飛ばしてました。どうやら、あの鎧の力に魅せられたようで、自分の物にしようということらしいです。そんな壬琴をゲイラーが例の如く冷やかしますが、壬琴も例の如く軽くかわします。
この二人のやり取りって、この作品の中で一番安心して聞ける上に一番そそるんだよねー。

■「オーゥ、ミスターブレイン!」

さて恐竜やでは、リジュエルにいいようにやられてる凌駕達を見て、エミポンパパが愚痴をこぼします。
いい加減なことばかり言いやがって・・・情けねぇ。
それを聞いた舞ちゃん、奥に引っ込んで言いたいことを我慢。大人だねえ。

それとは別に、何故かここにいる謎の少女がマホロに接触し、「アスカを救えるものは他になし。」と『オゥオオー♪』と高らかに歌い始めます(大間違い)
ま、ホントの台詞は「あの人が泣いている。あなたならきっと・・・」といった月並みなものなので退屈のお殿様。パッ♪

で、そのアスカは今日も元気にアバレ放題。そこに壬琴が現れます。
その鎧、俺が貰う。
・・・って、よくアスカの居場所がわかったなアンタ(笑)。

■無敵のアバレファーザー

ちゃーらーらーちゃーらーらーらーちゃーらーらーらーらー♪(何これ)

紅花の拡散ビームは日本全土に広がり、ニュースにもなる有り様。それを見たエミポンパパがまた文句。
口先だけの奴等なら、ヒーローなんかやめちまえ!
さすがの舞ちゃんも今回は「凌ちゃんの悪口いうな!」と激怒。それをキッカケに、爆竜達も正論攻勢に。
凌駕は舞ちゃんの親代わり、いや、血は繋がってなくても凌駕は舞ちゃんの父親だ、と。正義のヒーローである前に、凌駕は一人の父親として、恐竜やの金庫を守る為、いや、大事なものを守る為、大事なものを踏みにじるものを倒す為に戦っている、と。
それを聞かされて、エミポンパパも漸く冷静になります。

しかし現実問題、凌駕達はリジュエルになす術もなくやられ放題。終いには車と車に挟まれて気絶。リジュエルはワインでも飲もうと余裕の帰還。

気絶した凌駕に必死に呼びかけるスケさん、舞ちゃん。その声に凌駕が意識を取り戻し、なんと軽トラを側面から押し動かします!1m程度ですが、凄いですよこれは。これが『愛の力』って奴ですねえ。
そして凌駕達は、満身創痍のまま紅花の元へ。
そんな姿にエミポンパパも声援を送ります。変なポーズで(笑)。そして、改めてエミポンがこんな人達と一緒に戦っていたことに感激してママさんと一緒に泣き出します。
その様子にティラノも貰い泣き。プテラによれば、亡くなった子供のことを思い出しているんだろう、とのこと。

■鎧の力に導かれた戦士達

じゃーらん、っじゃらじゃー、んじゃー、じゃーーーん♪(何これ)

その頃、アバレキラーと暗黒の戦士は荒野の決闘・・・なんですが、全く精彩を欠く暗黒の戦士は翻弄されっぱなし。
フン、鎧の力を持て余しているようだな。
と壬琴。
っちゅーか、タンザニアの伝承では、黒と白の鎧は夫婦鎧といって、装着者はやがて結ばれる運命に・・・(ノーペザーヤ!)

そこに、マホロが近づいていきます。ああっ、そんなことをしたらアスカに斬られた後で奇跡の復活・・・(イージズーリー)

■紅花散華

一仕事終えた自分を誉めて一休みの紅花の前に、凌駕達が姿を現し事態は急変。

戦いは壮絶なもので、アバレモードの3人とも結構五分に戦う紅花は意外と強い模様。
そこで凌駕、アバレマックスとなって紅花をマックスフィールドに閉じ込め、一気に勝負を決めちゃいます。必殺のフィニッシュブロウは初公開もの。略して初もの(下劣)
あ、そういえばアバレマックスのテーマも今回初公開?串田さんか。ベタで吉。
ともあれ、この勝利に恐竜やも歓喜。『ゲッチュー!』と、妙にズレてるエミポン両親(主にパパ)が笑えます。

紅花が死んだことを察知したリジュエル、「駄目じゃ〜ん・・・」とがっかり。ちゃんとワインを飲んでますが、こちらのワインとは何か違うんでしょうか?

■無敵の竜王

ははあ、では羽生ではなさそうだ。<見出し
いや、だって全勝じゃないし(無理)

例によって巨大化した紅花の相手は、またも登場のマックスリュウオー。今回は凌駕のみモードで、最初からおまけ爆竜4体合体版です。やけに張り切ってるアンキロと、それについて話してるディメバキパラサが妙に愉快です。

このマックスリュウオー、紅花のキックや銃撃にも微動だにせず、リュウオーバスターを決めてあっけなく勝利。
あ、よく見れば、斧と斧を繋いでますね。なるほど、頭頂部がスパイクで角がタロウ風の頭だったら激ヤバだわ。「リュウオー・ゴー!」とかブラキオ閣下辺りから飛んで出てきたら壊滅的(笑)。

リジュエルの方は、ミケラとヴォッファに電撃ビリビリやつあたり。壬琴もいないので、後は不て寝。うーん、かわいいじゃねーか。

■アスカ、戦いの果て

その壬琴は、暗黒の戦士となったアスカをいいようにいたぶってました。しかし、そこにマホロが現われ「アスカ!」と叫んだことで、アスカに未知のパワーが注入され、元気玉勝負で痛み分け。

「愛の力、とか言うんじゃねーだろうな。歯が浮くぜ。
かなりのダメージを受けた壬琴は、そういって立ち去ります。
その後、マホロはアスカに近づきますが、アスカは警戒しています。その時、アスカはマホロの左腕のリングを見て動揺、その隙にマホロはアスカに手を伸ばします。

しかしアスカは、一瞬マホロに手を伸ばしますが、すぐに逃げ出してしまいます。後を追ったマホロは、メットを転送したアスカと対峙、その一撃を受けてしまいます。振り下ろされた剣は、あのリングを両断してしまいます。
そしてマホロが顔を上げると、アスカの姿は既になく・・・。アスカの名を叫ぶマホロ。いつの間にか白いギターとテンガロンハット装備済み(嘘)
勿論マシンはマホロッカー。変形して猫型ロボ『マホロッカーロ(以下削除)

■めでたしと謎の少女

さて恐竜やでは、元に戻ったエミポンを、パパママが凌駕達に預けることに。しかし、引越しの人手が足りないので、今日は連れて帰ったり(笑)。

騒動が終わったところでふと店内を見れば、マホロの姿がありません。するとその時、舞ちゃんが「あのお姉ちゃんが知ってるよ♪」と座敷を指差します。見るとそこには、あの謎の少女が・・・!これは一体・・・?というとこで幕。


■ブラキオ閣下のお言葉

声は出たけどそれで終わり。最近、扱いが酷いわ・・・。


■追記

サブタイトルのアバレファーザーって、エミポンパパじゃなくって凌駕だったのね・・・。ちょっとガッカリちょっと安堵。

今回のお話は2つ。1つは、花にされたエミポンを救出する凌駕達の姿を見て、初めは悪口雑言飛ばしてたエミポンパパが応援するようになる、どこか説教くさいお話。
もう1つは、竜人の鎧をめぐるお話。記憶の戻ったマホロが必死にアスカを説得しますが・・・。もう一人、鎧の力にトキメキを感じた壬琴が、アスカに挑んだりします。こちらは都合3話を消費して描かれる様です。

上述していますが、凌駕達のみならず、舞ちゃんがすごく大人の対応してましたね。いい加減にせんかい!と終いにはツッコミくれてましたけど。
エミポンパパの気持ちもわかります。「情けない・・・」っていうのも、表向きは凌駕達の不甲斐なさを言っていながら、実は自分が何もできないことに対する苛立ちを・・・表してないだろうなあ(笑)。
全般的に、エミポンパパは身勝手でいい加減な印象しか残らず、ちょっと『エミポンパパがまさかの活躍!』ってのを期待していただけにイマイチ感が残りました。尤も、あのキャラクターでどんな活躍をしても、笑い話にしかならないんだけどね(笑)。
これでいーのだ。

普段は何かと文句を言いながらコンバインするアンキロですが、相手がスティラコだと話が違うようです。ははあ、アンキロも花の乙女なんですねえ(盛大に違う)
しかし・・・何故アバレンオーだと不服なんでしょうね?年頃の女の子は難しい。(はた)そうか、ティラノがオヤジだからか(笑)。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
やはりマホロと出会った程度ではアスカは戻ってきませんでした。マホロは涙ながらに決意を固めます。私は一度だけ悪夢を見ましょう。ジュノンボーイ、コーラックを飲みなさい(何の話や)
細脚フェチにはたまらんわいという話はともかく(してへん)。
次回はジャンヌが衝撃の復活など、かなり衝撃的な幕切れになりそう。私、最近の戦隊を『どうせ死なないからなあ』とタカをくくって見てますが、久々にそういう展開になるのか?とドキドキ反面ハラハラです。ハラハラドッキー♪ってオカエリマンか(誰)

【 アバレンジャー第40話『アバレ鎧を斬れ!』 】