アバレンジャー第41話『メリーアバレマス!ジャメジャメ』

(2003/12/7)

ちょっと気が早いけど、アスカを元気付ける意味も込めてクリスマスパーティの準備。しかし、エヴォリアンも気の早いサンタを送り込んで人々に恐怖を振りまいていました。
そしてその魔の手は、なんと舞ちゃんにまで・・・!


■ざっくり追跡

■マホロ暗躍中

冒頭は黄昏のアスカと、独白になるのを避ける為に配置されたおまけの凌駕。うむ、男は黙ってダイノハープか(限定し過ぎ)
アスカは、マホロが戻ってこない事を、エヴォリアンを倒そうとしているからだと確信しています。そして事実、マホロは暗躍を始めていました。

マホロ・ジャンヌは、密かにリジュエルの頬の爪に触れようと寝込みを襲いますが(誤解を招く物言い)、リジュエルが気付いて未遂に終わります。この時僅かにリジュエルの手がジャンヌの頬の爪に触れた為、ジャンヌはリジュエルの中の『邪悪な力』を感じ取ります。この光景、以前どこかで・・・?
なるほど、リジェ→リジュエルが惹かれたのは、そのせいでもあるのですね。

■気の早いクリスマスパーティ準備

ゲイラーの腰が抜けるサブタイコール(笑)から、舞台は早くもクリスマスの飾りつけ中の恐竜やに。
ところでアスカはクリスマスを知りません。日がな一日テレビ三昧らしいプテラは知ってるみたいテラ。トリケラの、ハンパに古い知識も可愛い。隆ちゃ〜ん♪(関係ない)

サンタの事を聞いたアスカは、自分にはどんなプレゼントをくれるのか、と子供みたいなことを言って奥様方のツボを微妙に刺激。潜在能力って凄いよな(何のだ)
ここでらんるが、クリスマスまでにマホロを取り戻して、アスカへのプレゼントにする、と仲間って良いな的発言でアスカを感激させます。アスカの泣きを誘発する凌駕が、割と愉快です。

■暗躍のサンタ

この微妙に時期外れのクリスマス準備に便乗し、気の早いサンタが活動開始。しかし、このサンタからのプレゼントを開いた者は、箱から飛び出した『バーミア兵変身エアロバー(仮名)に絡み取られ、見る間にバーミア兵に変身してしまいます。

被害は拡大し、凌駕達もこの異変に気付きます。バーミア兵大量発生現場は、舞ちゃんが友達と遊びに行った辺り!
凌駕の心配通り、サンタの魔の手は舞ちゃんにも。しかし舞ちゃん、「知らない人に物を貰っちゃいけないの。」と素晴らしい優良児っぷりを披露。
しかしサンタも引き下がりません。すると、困る舞ちゃんの目の前で、既にプレゼントを貰った友達がバーミア兵に!そして舞ちゃんにも、サンタが自ら開けた箱から飛び出した『バーミア兵(略)』が絡み付いてしまいます!

■アバレンジャー、戦闘不能!?

そこに、奥歯をかみ締めてスイッチオン、赤いマフラーをなびかせて赤いギターを背負って凌駕が駆けつけ、それを引き剥がします(一部嘘)

サンタの正体はトリノイド・レインディアサンタでした。凌駕は、目の前のバーミア兵に身構えますが、そこで謎の少女が「それは舞ちゃんの友達です!」とその正体を告げたことで構えを解きます。
その隙にトナカイ男は逃走、凌駕はバーミア兵を飛び越えてそれを追跡。

逃げるトナカイ男の前に幸人達が到着。トナカイ男はバーミア兵を呼び、盾とします。幸人達は構わず突っ込もうとしますが、駆けつけた凌駕によってバーミア兵の正体が人間であることを教えられると、身動きが取れなくなります。
更に謎の少女は、舞ちゃんの中にも何かがいる、と告げます。凌駕達は一時撤退。

■邪命因子

恐竜やで舞ちゃんの身体を隅から隅まで調べたアスカ(誤解を招く表現)は、その体内に、生命を邪命体に作り替えてしまう『邪命因子』が潜伏していることを発見。そしてそれは、見る間に舞ちゃんの手をバーミア兵のそれに・・・。
取り乱した凌駕は、トリノイドを倒すべく飛び出し、その後をらんるが追います。

トリノイドを倒しても邪命因子が消えるかどうかわからない。
悲観的なアスカに幸人、「お前なら(邪命因子を消す方法を)見つけられる。」と調査続行を頼み、凌駕達を追います。ポイント荒稼ぎ。

■ミケラの真意

こうやって人類を全てバーミア兵に替えるのがミケラの今回の作戦。リジュエルは「なーんか地味ー」とイマイチな感想ですが、壬琴は、元が人間であるバーミア兵を相手に凌駕達が苦しむ有り様を想像してなかなか楽しいようです。
ということで二人は見物に向かいます。

しかしミケラの真の目的は、アナザアースにいる『デズモゾーリャ因子を持つ人間』を見つけ出すことだったのです。
太古の昔、地球を2つの次元に分かった隕石には、デズモゾーリャ因子が付着しており、その衝突で2つの地球に因子が飛び散ったそうです。
そして、ダイノアースではリジュエルに宿っているように、アナザアースにも何者かに宿っているとすれば、両者の共鳴作用で因子が活性化、デズモゾーリャが復活して壬琴をけちょんけちょんのぱぁにしてくれる(古)、というのがミケラの目算。
そういうわけで、三使徒が一致団結して事に当たることに。

■舞ちゃんの奇跡

トナカイ男を追う凌駕達は、やはりバーミア兵の盾に阻まれ、襲いかかるバーミア兵によってなすがまま。更にトナカイ男のジングルベル音波攻撃を受け、窮地に追い込まれてしまいます。

その様子を見た舞ちゃんは、苦しい息の下から健気なまでの声援を送ります。すると突然舞ちゃんが光に包まれ、途端に元気に起き上がるではありませんか。
アスカが調べると、邪命因子が消え去っていることが判明。「あの光・・・もしや!」とアスカは一路、凌駕達の元へ。


■この世に悪は栄えない

やられ放題の凌駕達の元に駆けつけたアスカは、邪命因子の弱点がダイノガッツであることを告げ、バーミア兵達に自らのダイノガッツを注ぎ込みます。
凌駕達もそれにならいますが、どうやら、本人のダイノガッツでなければ効果がないようです。

そこに壬琴とリジュエルが姿を現します。この有様を壬琴は、人々が「暴れたい、破壊したいという欲望を持っている」から操られる、と揶揄。
違うか?アバレブラック。
伝説の鎧に操られていたアスカを名指しする壬琴に、アスカが反論。
「だが、あの鎧は消滅した!
 永遠に続く悪など存在しない!残るのは、正義の心だ!

■湧き上がるダイノガッツ

それに合せて、バーミア兵にされた人々の家族や関係者が登場。声を限りにバーミア兵にされた人々に「頑張れ!」と訴えかけます。
バーミア兵が悶絶するのを見て慌てて壬琴、その家族達を銃撃しますが、アスカと凌駕がそれを食い止めます。そして、更に続く声援に、遂にバーミア兵にされた人々はダイノガッツを沸き上がらせ、元の姿に戻ります。

見たかアバレキラー!これがダイノガッツの力だ!
誇らしげに叫ぶアスカ。興醒めした壬琴はリジュエルと共に撤退。リジュエル、「責任取れよ」とトナカイ男にキツい一言を残していきます。

■きらめくダイノガッツ

しかし、このトナカイ男の『自慢の赤ハナビーム』はかなり強烈な攻撃で、凌駕達を弾き飛ばしてしまいます。
4人に分散して尚この威力です。凌駕一人が「負けて堪るかーッ!」と突進してそれを一身に受けては、生半可なダメージでは済みません。

しかしそんな凌駕に、人々の声援が、ダイノガッツが注ぎ込まれます。そして凌駕は、その溢れんばかりのダイノガッツでアバレマックスに変身し、トナカイ男を大気爆裂マックスフィールドに放り込み、滅多くそに斬り刻み、撃ち倒し、レーザー○レード貫徹で一気に撃破してしまいます。いっそ哀れにすらなります。
勿論凌駕、声援を送ってくれた人々にガッツポーズで返礼するのを忘れません。

■全員参加のロボ戦闘

巨大化したトナカイ男に、今回は三人塔乗版マックスオージャで対抗。自慢の赤ハナビームが通用しないと見るや、トナカイ男は今度は『サンタの秘技・袋詰め』を披露。袋から伸びる麻紐に絡み取られたマックスオージャは、そのまま袋の中に吸い込まれてしまい、商品パッケージ化されてしまいます(笑)。

「いいプレゼントが出来た」とはしゃぐトナカイ男に対し、アスカはブラキオ閣下の頭の上に飛び乗り、クレッセントムーンで袋を切り裂いてマックスオージャを解放。
ここでマックスリュウオーに爆竜大合体、『リュウオーバスター』でトナカイ男を完全撃破。うわ早。

凌駕達は、誰の中にもダイノガッツがあることを改めて知り、必勝の気概を更に強めます。
でも、まずは帰ってクリスマスパーティ(笑)。

■壬琴の正体

さてエヴォリアンでは、壬琴の椅子にあのプレゼントが・・・。ゲイラーのアイキャッチの背後には、ミケラ達が予想した『バーミアキラー』とでも言うべき壬琴の末路が(笑)。

それがジャンヌからの物であると知ったリジュエルが、壬琴の手からその箱を叩き落としてしまいます。しかしその衝撃で箱が開き、『バー(略)』が壬琴に!
しかしそれは、すぐに壬琴の身体から剥がれ落ちてしまいます。目論見がご破算になったミケラ達ですが、このことでジャンヌは確信します。
壬琴こそ、アナザアースのデズモゾーリャ因子を宿した人間であることを。


■ブラキオ閣下のお言葉

燃えろ、いつまでも!灼熱のダイノガッツ、ブラ!

妖術武芸帳とかいう東映古典作品のOP『誠之介武芸帳』の2番歌い出し、だそうです。因みに『灼熱の熱き血を』が本来の歌詞。
この作品、なんでも佐々木功氏が俳優業メインだった頃の主演作品とか。
・・・っちゅーか、誰も知らない作品使ってないで戦隊ネタ使いなさい。だからお前等アホなのよ(ロケ地:ギアナ高地)


■追記

ちょっと早いけど、クリスマスネタです。大概、最も近い週の放送でネタにするものだと思っていましたが・・・今年は何か事情でもあるんでしょうか。

クリスマスといえばサンタ。今回はトナカイ(レインディア)・麻・サンタの合成によるトリノイド・レインディアサンタでした。語尾は「トナ」で、スイッチぽん♪的ネタを期待したのですが、駄目でした(ドタ靴鼻)

バーミア兵にされた人々を、その家族やら友達やら恋人やらが励まして助けるという話だったお陰で、妙に人が多い。その中でも小学生を描いたシーンはよかったなあ。
「男子はそんなもの学校に持ってきてもいいと思ってるんですか。」
『男子』ですよあーた(笑)。問いかけじゃなくて非難だし、必要以上に丁寧な口調。それに対する『男子達』がまたいかにもな態度。よくある光景ですねえ。
というか、子供がバーミア兵になってもサイズは大人なのね・・・。舞ちゃんサイズのバーミア兵って可愛いだろうなあ、とこの一週間期待していた私はバカだと言いたいのですか?(今更聞くな)

それで、その人々のダイノガッツで凌駕がパワーアップしてアバレマックス大アバレってことですよ。いかにもよくある系統のネタです。でも、あまりしつこくなくサラリと描いていた為か、それなりに楽しめました。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回はいよいよ壬琴の謎に迫る模様です。遅。
ダイノマインダーももう限界・・・久々登場のステゴが何かやらかすようですが・・・。
そして、幸人と謎の外人3人衆も久々の復活!更にヤツデンワニもOh,ダンスダンス♪ィヤホーゥ♪アドレナリン駆け巡るほどのものを頼むぜ!(絶対無理)
そして壬琴専用ギガノイド。ヴォッファ、転向か?いやいや、何か企みがありそうです。
ということで、また来週〜♪

【 アバレンジャー第42話『アバレキッドに潜みしもの』 】