アバレンジャー第42話『アバレキッドに潜みしもの』

(2003/12/14)

今回はアバレキラー・仲代壬琴が七転八倒、挙げ句の果てには囚われの姫君に昇格という、なんともステキック展開。微妙に違うことぐらいは先刻ご承知ですね(誰が&微妙?)
というわけで、今回はその僅か1ミリ秒のプロセスをご覧にいれましょう。1ミリ秒自体が嘘の代名詞ですけどね。


■ざっくり追跡

■暗躍する者達

冒頭、どっかの田舎町で仲代壬琴のことを調べている、から○り外語学院の面々。いや、あれセ○ンだって(激烈に違う&局違い)

その壬琴は、ミケラの用意した食事で気持ち悪くなり、愛人ワニの待つ邸へ戻ります。フムン、料理もロクにできないに違いないリジュエルから男が離れるのは当然か(妙な事言うな)
で、突然のミケラの日和見ですが、これには理由がありまして。
前回エンディングでミケラは、壬琴こそが、二つに分かれたデズモゾーリャ因子のアナザアース側を受け継いだ人間であると確信していたのです。でも、壬琴がデズモゾーリャになるわけじゃないのよね。
そう、壬琴は因子を包む殻の様なもの。だからデズモゾーリャ復活には、それを砕く必要があるんだなぁ〜。

壬琴という殻が砕かれれば、それにより活性化した因子に共鳴し、リジュエルという殻も・・・。このまま放っておくわけにはいきませんよマホロ。さあ、どうする?

■壬琴を心配するステゴとゲイラー

さて、戻った壬琴はワニにダーツの的を持たせてストレス解消(笑)。本気でやって当たりません。そんな壬琴にゲイラーがまた茶々を入れてきます。それに受け答えする余裕すら、今の壬琴にはないのです。

そんな壬琴をみて居たたまれないステゴ。壬琴自身が選んだ道だから仕方がないというゲイラーを
それで平気なのかテゴ!?
とステゴが厳しく追及。おお、なんかキャラクター違ってるなあ。ゲイラーも、なんかバツが悪そうにしてますし。いよいよ爆竜超絶合体の時期ですか?(何それ)

■ステゴのお願い

さて恐竜や。舞ちゃんがお料理の練習してます。可愛いですねえ。でも、ちょっと余所見をした隙に、フライパンで卵を焦がしてしまいます。どうやったらあんな風に焦げるのか教えてくだたい。
ともあれ、何度か失敗してるらしくて落ち込んじゃう舞ちゃんを、エミポンがお姉さんらしく励まします。実は今回の話に微妙に繋がるシーンなんですが、微妙すぎてそうは見えないんですね(笑)。

そこに、なんとステゴが幸人に連絡を取ってきました。いえ、恐竜やに乗り込んできたわけじゃありませんよ。
幸人のダイノブレスを通してステゴがお願いしてきたのは、壬琴と戦わないで欲しい、と言うもの。でも、そう言われて納得できるような関係では、最早なくなってますからねえ。

■壬琴登場

でも無下にも出来ず、凌駕達はステゴと会うべく海岸に。そのステゴの必死の嘆願に、なんとか方法を考えることにした幸人達ですが、そこに壬琴を乗せてゲイラーが飛来。
勿論これは罠ではありません。アスカ、君ひどいよ(笑)。

ステゴを連れ戻しに来たついでに、壬琴は凌駕達と戦う為に変身しようとします。ダイノマインダーが限界に達していることや、壬琴自身の身体も戦いに耐えられなくなっていることを指摘しても、
「言った筈だ。俺は死ぬことなど怖れない。最高のゲームがしたいだけだ!
と、まるで聞かずに爆竜チェンジ。全身を襲う激痛はどんどん酷くなっているようですが、最初を乗り越えたら随分平気そう(笑)。

■この竜王、容赦せん!

仕方なく変身した凌駕達を前に、壬琴は『伝説の爆竜』で戦うよう要求。キラーオーで決着をつけようというお話。
それに対して凌駕達は、凌駕のアバレマックス化からスティラコ召喚マックスオージャ合体だけでなく、爆竜超合体マックスリュウオーまでサービスする容赦の無さ。お前ら・・・実は悪人?(笑)
壬琴の方も、壬琴の身体を思って合体を拒否するステゴを、無理矢理合体させて準備完了。

両者の戦いは、そりゃもうマックスリュウオーの圧倒的な勝利で終わります。何故なら、ステゴが拒否反応を示している上、キラーオーの力の源である壬琴がヘロヘロで、能力を発揮できないからです。
お陰で合体解除までしちゃう有り様。いや、爆竜必殺を凌いで攻撃まで繰り出した時点で、今のキラーオーも十分強いよな(笑)。


■孤独な壬琴

へたり込む壬琴に、ダイノマインダー返還を求める凌駕。しかし、爆竜達が弱かっただけで自分は負けてないと強情を張る壬琴はそれを拒絶。
俺はお前達と戦う運命にあるのかもな。今はそう思える。
そう言って爆竜達と引き上げようとする壬琴ですが、ステゴは黙秘、ゲイラーに至っては一声いなないて飛び去ってしまいました。
・・・勝手にしろ!
壬琴は一人寂しく去っていきます。

声もなくたたずむステゴに、ブラキオ閣下がその頭を一突き「目が覚めたブラか」と一喝。「ブラキオの、おやっさん・・・」と涙ぐむステゴ。どうやらもう大丈夫のようです。っちゅーかおやっさん!?似合いすぎます閣下!しまったその手があったか(どの手だ)

その時、幸人に声をかけて駆け寄ってくるグラサン黒服三人衆。これ、冒頭で何か調べてた連中ですね。どうやら幸人は、彼等のことを知ってるようですが・・・一体?

■策略

侵略の園に戻ってきた壬琴はゴキゲン斜め。爆竜達がふがいないから、と語気も荒い。そこにヴォッファが、なんと壬琴専用のギガノイドを創ったから見てくれ、と持ち掛けます。
やけにサービスが良いな。
と、何かありそうに感じながらも渡りに船の壬琴はその誘いに乗ります。

自分達の策略に壬琴がまんまと引っ掛かったことにほくそ笑む二人をみながら、ジャンヌはこの計画を密かに阻止しようと暗躍をはじめます。さて、その策とは・・・?

■ジャンヌの秘策

場所は壬琴邸。例の、らんるに捧げる歌の新作を披露しながら随分楽しそうなワニが映し出されます。サイコーです。
ひとしきり歌い終わったところに、ジャンヌから連絡。壬琴がもうすぐ死ぬからそれを間近で見届けよ、という指令。元々壬琴に忠誠を誓っているわけではないワニは、そのおいしい話にヨダレダラダラで歓喜の様相。

因みに電話に出た時のワニの名乗りは「愛こそ全てのヤツデンワニです♪」。サイコーです。

■仲代壬琴調査報告

さて幸人に接近してきた、行儀よく正座して恐竜カレーに舌鼓を打っている出来損ないのエージ△ントス○スどもは、実は幸人の依頼で仲代壬琴について調査していたのです。以前、幸人が壬琴の潜伏先を発見した時も、実は彼等の働きがあったそうです。

で、調査結果。幼い頃から壬琴は天才児で、全てが超人的だったとか。しかしそれが故に壬琴は、「何かやらかすのではないか」と両親に猜疑心を抱かれ、東京に転校させられます。いわば、親に追い出されたのです。
そして、何をやっても天才の壬琴は、それ故に熱中できるものがなく、何かを成し遂げたという充足感を得ることが出来なかった。
だから壬琴は、トキメキを探しているのだ、と凌駕の推測。

そんな時、次元の扉反応が発生、ギガノイドが出現します。

■ギガノイド『不滅』

駆けつけた凌駕達の前には、やはり壬琴の姿が。壬琴は「新たなゲームを始める。そいつを止めたければ、俺を殺せ。」と不敵に笑み、新たなギガノイド『不滅』を召喚。確かに、今までのギガノイドとは全くスタイルが異なります。

『不滅』のゴッドゴーガン炸裂でゲーム開始。凌駕達はアバレンオースライドンで対抗しますが、『不滅』がフリーの状態で隙だらけの必殺技を放った為、容易く返り討ち。バカの集団ですな、アバレンジャーって。知ってたけど。
そんな連中にトドメをさせ、と命じる壬琴でしたが、その時ヴォッファの指示を受けた『不滅』はなんと壬琴をその体内に取り込んで姿を消してしまいます。何が起きたのかと不審がる凌駕達を余所に、ディメノコは既に気の早いバックでアイキャッチ(笑)。


■伝書ワニ

その様子を見届けて大はしゃぎするワニ。ところがそこに電話が鳴り、凌駕達に見つかってしまいます。何が起きているのか知っている筈のワニを、凌駕達は恐竜やに連行。らんるに見つけられたことが妙に嬉しそうなワニが愉快。
その頃エヴォリアンは、ミケラとヴォッファの万歳にリジュエルが・・・思ったほど怒ってませんね?リジュエルも、二人が何を企んでいるのかは、あまりわかってないみたい。
で、電話はマホロが掛けた空電話。そう、マホロは、ワニを通じてこの企みをアスカ達に知らせようとしたのです。

そのワニ、らんるのこそばゆい愛撫(笑)では全く口を割りません。ので、幸人に交代。すると途端に態度を変え、すっかりミケラ作戦を話しちゃいます。
それによると、デズモゾーリャは仲代壬琴の肉体を使って復活する、ということです。そして、この作戦が成就する時、アナザアースが滅びる時だと。ベルベル♪
といって、『不滅』に捕えられて気絶している壬琴(蔦で緊縛中)を映して幕。


■ブラキオ閣下のお言葉

爆竜だけど愛がある、爆竜だけど夢があるブラ。」

愛がある、夢がある・・・ってフレーズはどこにでもありそうですねえ(笑)。で、某情報の巣窟(?)を漁ると、どうも人造人間キカイダーの挿入歌『キカイダー子守り歌』の3番の歌詞とか。凄いね、さすがです。
・・・というか、何それ。戦隊ネタは?こんなんやったら、最初から戦隊限定ネタで無理を押し通すべきだったね。ま、所詮東映の戦隊愛なんてこの程度よ。


■追記

まあ、アレです。そろそろ劇場版で初登場して以来シカトされっぱなしのアバレンオーのアレも出さなきゃね。この頃にはゲームも出てるだろうし、販売促進しなくちゃ・・・って『555』は見たけど『アバレン』見てないな。今回は出さないの?ま、さすがに『クソゲーにすら値しない』と酷評され続けりゃヘコみもするか(笑)。

さて色々あって漸くステゴが戻ってきたわけですが、ゲイラーは壬琴を捨ててどっかに行っちゃいましたねえ?次回には一体どういう登場をするのか気になります。セオリーは『ピンチに登場する』ですが・・・。
それにしても、戻ってきたステゴを叱り付けるブラキオ閣下が『おやっさん』かあ・・・ちょっとやられたって感じです。
厳しい口調に優しさが見て取れる閣下を『おやっさん』と呼ぶステゴの気持ち、わかるなあ。ああ、本家にはいつ『おやっさん』が復活するやら(絶対無理)。

で、ヤツデンワニがらんると久々の絡みですよ!ぷはっ!これだよアンタ。ワニ使うんならこういう使い方をしなきゃ駄目だよ。必要以上にでしゃばっても許される、それがワニの魅力よ。いやあ、たまんねえなあワニ。ワニがいるだけでアバレンジャーは戦隊の名目を保ってるな(無茶苦茶な理論)
というか、舞ちゃんをして「カワイイ♪」と言わしめたこのワニ・・・さすが舞ちゃんはお目が高い。ひょっとしたらこのワニ、最期を迎えることなく終わったりして(笑)。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回は壬琴救出、というよりデズモゾーリャ復活阻止に動く凌駕達。当の壬琴は、その力を使って最強の存在になるだとか全く懲りてない様子を見せてます。なんだ、全然元気じゃん(笑)。
その戦いにおいて、遂に全爆竜が力を合わせることになります!楽しみですねえ。

【 アバレンジャー第43話『アバレキラーは不滅!?』 】