アバレンジャー第44話『サラリーマンはアバレ仕掛けの夢を見るか?』

(2003/12/28)

今回は年末息抜き特集。イコール、次回は年始息抜き特集。戦隊ってこれだから好き。どこぞの仮面ラ○ダーなんて、年末年始にダークな気分になるからいやになるよなー。特撮ヒーローの分際でバッカみたい。
さ、井○のクソヤロウは放っておいて、レッツラゴー!


■ざっくり追跡

■今回のシチュエーション解説

舞台は『現実世界』。ジュラシック商事に勤めるボンクラ社員・伯亜凌介、営業三課のアイドル・樹らん子、エリート社員・三条幸夫、やる気爆発新入社員・大野明日矢。漢字テキトー。
何の変哲もないこの社員、実はちょっとだけ違うところがあったのです。
そう、実は彼等は、(夢の中では)魔女だったのです。・・・微妙に違うな(ドラマ化記念)

■夢その1

どうやらこの凌介、夢の中で毎週、らん子や幸夫、明日矢と一緒にアバレンジャーとして戦っているんだそうです。
それはいいけど、仕事中に書類に落書きしてちゃ、明日矢に鼻で笑われ、『幼稚園に戻りたい症候群』と幸夫に酷評されても文句は言えないなあ。部長の杉下さんは、雑談の輪が広がりそうなのを追い散らして制止しますが、厳格一点張りというわけでもなさそうです。というかアンタその歳で現役か(笑)。
凌介の夢回想では、アバレンジャーとしての戦い、そしてアバレキラー・仲代壬琴が解説されます。

そんな凌介に呆れ顔の幸夫、『今外整体クリニック』の記念すべき患者第一号となり、敢え無く気絶。勿論、先生はエミポン。中じゃなくて外なのね(笑)。
ここで幸夫も、凌介と同じ夢を見ていることが判明。この夢では、エヴォリアンについて解説されます。

■夢その2

そうなると、らん子も実は・・・という話。ここでは、爆竜達について解説されます。パラサのピアノ演奏が妙に懐かしい。
そんな回想に浸ってるところに、ミホロさんが声をかけてきます。勿論マホロさん。多分名字。
このらん子、実は新入社員の明日矢と婚約してたりします。手の早い小僧め。男として称賛すべき逸材です(妙な賞賛すな)。そして、その明日矢がやってきて(ミホロは気を利かせて退散)、夢の中で浮気をしたと告白。バカ正直さは『夢』の中でも『現実』でも同じか(笑)。
その浮気相手が実はミホロそっくりのマホロなんですわ。だから、見た瞬間明日矢が驚いてたんですね。つまり、ここではアスカとマホロの物語が解説されます。
因みにらん子とミホロの会話の中で、蕎麦屋・えぼり庵の名前が出ます。月を見る度注文しましょう。狂〜ッ!(古&間違い)

さてこの4人、ひとしきり解説が済んだところで何者かの声を聞きます。
そして、彼等の『夢』の世界の4人は、ずっと昏睡状態で、このままでは衰弱死してしまうほど危険。説明台詞が終わったところでティラノの雄叫びが入ってCM。


■看破

ティラノの声に凌介は、爆竜達の合体形態の解説を始めます。アバレンオー、そしてライバルであるキラーオー、そしてスティラコ参戦までで『現実』に引き戻されます。
えぼり庵の出前に起こされた凌介の前に、幸夫・らん子・明日矢が現われ、夢の話を始めます。それにより、4人が全く同じ夢を見ていることが判明するのです。というか、蕎麦屋でかつ丼ですか(笑)。何が「お釣り、200万円♪」だ壬琴(笑)。

夢で見ている『侵略されている世界』が実は本当の世界・・・つまり、この『平和な世界』が実は夢だと気付いた4人。それぞれの真の名を思い出し、アスカの頬には竜人の爪も復活します。
4人が夢の世界から抜け出そうとするのを、夢の世界の住人が引きとめようとします。杉下部長、今外整体士、ミホロ、えぼり庵の岡持。しかし、あっさり『夢』と断言されてしおしおのぱあ。凌介、いや凌駕達は、手に現われたダイノブレスで本当の世界に戻っていきます。

■犯人特定

しかし一体どうしてこんなことに・・・?
ここでらんるが、「ヤツデンワニ!なんもかんもアイツの仕業タイ!」と怒り出します。はい回想。

受話器の辺りがかゆいらしいワニは、らんるに掻いてくれるように頼むんですが、らんるはそれを拒絶。なおもやかましいワニに「らんる、黙らせろ。」と幸人がピシャリ。仕方なく掻いてやろうとしたらんるが受話器を取った途端、ヤツデの蔦が4人に絡まり、4人は倒れ込んでしまいます。
そしてワニはその隙にトンズラ。

とまあ、こういうわけです。だから、逃げたワニを追って4人が出撃です。

■犯人成敗

さてそのワニですが、『パパ』に誇大報告の最中です。気分が良いのか、凌駕達が肩を叩いたりしても、誰かも確かめずに取り合いません。
しかし、そこはそれお約束。最後には振り返って仰天、慌てて逃げ出す始末。逃走時の効果が小気味良いです。

必死に逃げるワニですが、逃げた先は見晴らしの良い砂浜。
嫌な予感ー。
と振り向けばそこにはダイノダイナマイト発射体制を整えた凌駕達の姿が(笑)。ワニの狼狽ぶりが小気味良いですねえ。ワニをよく理解していらっしゃる。
そして、トドメのダイノダイナマイトが火を噴いて・・・ここでティラノのアイキャッチ。ああっ、ワニ昇天の図!?って天国行きなのかよ(笑)。

■オチ

ダイノダイナマイトがワニに炸裂!ワニは壮絶な爆死を遂げました。あれ?巨大化しないの?

というところでワニが起きます。ここは恐竜や。日もとっぷり暮れてもう真夜中です。誰も居ません。
ここでワニは気付きます。「なんだ、夢か。」
そしてワニは、大あくびしてまた寝入ります。
来年もよろしく!
 アバレンジャー一同

(ごーん♪)
そう、今日は年内最後の放送です。皆様よいお年を〜♪ってこんなオチでええんかい(笑)


■ブラキオ閣下のお言葉

目立った物はなし。東映ももうやる気なし。やる気がないのは昔から。知ってるけど。


■追記

今時ここまでベタな夢オチも珍しいです(笑)。夢オチを更に夢オチでフォロー(?)しているのがワニだというのが実に素晴らしいですねえ。こんなネタも、年末だからよし!
・・・仮面ライ○ーでは、もう駄目だろうけどね。ちぇっ。

最後、ワニがやられちゃったシーンで「まさか、夢オチなんてことは・・・」と思って、どうなるんだろうと色々考えちゃったけど、結局夢オチでした。かなり脱力。
ま、ワニの最期がこんなつまらないものの筈が無いのは分かりきってますけど。
というか、寝息も「ベルベルベルベル」なのがツボでした。ワニはどこまでもワニですねえ。もうワニ無しではアバレンは語れないですねえ。凌駕達がエヴォリアンに勝つプロセス(勝つのは最初から確定済)以上に、ワニがどうなるのかが気になるんですから。
次が壬琴とリジュエル。目一杯下がって次がアスカとマホロ。他はどうでもいいやマジに。

明日矢の夢回想シーンでは、『無敵の竜人魂』がバッチリ流れてます。今までインストだったり、いきなりサビだったりしたので、珍しいですね。それにしても、最初は演技が硬かったね、アスカ(笑)。なんかカワイイ。

・・・と、いう具合に今回は総集編を交えた、本編進行停滞シリーズでした。なので簡単に終わり。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回は次回でお正月特集。っかー、これだよこれ。このノリを忘れちゃいけませんよ。忘れたら某仮面○イダーになっちゃいますからね。そうなったら、30周年を迎える前にシリーズ終了間違いなし!
羽子板になるわ鏡餅になるわ七草粥食うわティラノ獅子舞だわで、まるで誰が本書くかバレバレ。そうか、正月早々お笑いに走るのか。頼むぞ浦沢の、これがバカだというのをガツーンと仮面ライ○ーにみせつけたれ!
てなわけで正月でゴー!

【 アバレンジャー第45話『あけましてアバレルンバ』 】