特捜戦隊デカレンジャー Episode.01『ファイアボール・ニューカマー』

(2004/2/15)

ここ地球では、異星人系の不可解な犯罪が多発していた。それに対しては随時、宇宙警察地球署の『特捜戦隊デカレンジャー』が対処し、犯人を逮捕しているのだが・・・。
逮捕された犯人から押収された謎の物体、そして犯人を「運び屋」として雇っていたと思われる謎の男・・・署長、ドギー・クルーガーは、一連の事件の背後に何か巨大な影を感じていた。

捜査中、謎の物体について何か知っている人物とコンタクトが取れたデカレンジャーだったが、その人物はその場で殺されてしまう。逃げる犯人を追うデカレンジャーは、犯人が機械であることを知る。
大量に出現する機械兵士の処理に追われ、犯人の逃走を許しかけたその時、5人目となる男・赤座伴番が颯爽と参上、並み居る兵士を次々と叩き伏せ、見事犯人を破壊する。
しかし、折角の手掛かりを失った事になる。呆れ怒る隊員達。

その頃、デカベースが謎のシステムダウンを起こし、地球を守る防護バリアが一時的に解除され、謎の物体が投下された。この物体は一体?そして、一体誰が?


■感想

さあ、とうとう始まってしまいました『特捜戦隊デカレンジャー』。通称『太陽にデカれ』『西部デカレン』。一部嘘(一部?)

第一話で最も印象深いのは、やはりレッドの登場・活躍でしょう。冒頭から派手なカーチェイスを展開しただけではあきたらず、転属で地球にやってきたときにはバリアに阻まれ(笑)、何かドタバタやってる現場に颯爽と登場して大活躍、バラしちゃいけない犯人を躊躇なくバラして着任早々殴り合いの喧嘩騒動を起こす・・・。
なんとも、どこか懐かしいテイストのレッドです。

で、第一話のサブタイトルから既にレッド主体で描かれていますので、他は突出したものがないんですよね。
そんな中でもキャラクターの属性はちゃんと描いてたりするのがプロの仕事。でも、ウメコの『入浴シーン』はプロではありませんねえ。泡のお風呂から脚を出さないなんて、入浴シーンをなめきってます。帰れ。いや帰るなもっと見せろ(本音そこか俗物)
いきなりこういうキャラクター属性で描かれた以上、夏が楽しみです(今からか)
というか、よくあんなにギリギリいっぱいに魅せることができるなあ。いやこれはスカート姿の話ですが。スカートといえば、属性づけの意味でもピンクはプリーツだったろうになあ。って宇宙警察の制服だから無理か(笑)。
でも、制服という事は・・・この宇宙警察の上層部もエロオヤジに違いない。大いなる共感を持ちました(持つな)。そういえば、戦闘用スーツでは男女差別がないですね。この辺を考えると、拘りの生脚派と見た(よせ)

そうそう、忘れちゃいけないお方がいましたよ。
謎のコート男
天秤野郎を騙して何かを運び込ませたり、夜中に怪しいものを手にニヤリ笑って警官達に追われてトラックにはねられてあっという間に死んだかと思えば生き返るし、それで発した台詞がこれというのは・・・。
コートは俺一人で良い
・・・はい違いますね。ああ、また変身するのかなあワクワク。楽しみー。
というか、某筋肉バカ州知事主演映画のアレにどこか似てる気がするのは、ホントに気のせいか?(笑)


■設定

宇宙規模で、様々な犯罪を取り締まる『宇宙警察』。その地球署に所属するのが『特捜戦隊デカレンジャー』。S.P.Dという略称を持つのですが、これが『Special Police Dekaranger』というから、ある意味でビックリ(笑)。
ただこの地球署なるもの、第一話で判明したメンバーが、責任者1人+専属メカニック1人+実動隊5人の7人だけで、これで一体地球の何を守るというのか不思議といわざるを得ません。また東京特定区専属戦隊ということでしょう(笑)。
それもこれも、不正侵入を妨げる『防護バリア』で地球を覆っているから、出動自体がそれほど頻繁ではないのでしょう。・・・それなら、あの天秤野郎はどうやって侵入したんだか(笑)。

この作品では、異星人は人間の姿で普通の生活を営んでます。人々もデカレンジャーの存在は知っていて、巨大特殊車両『デカトレーラー』の出動にもパニックになったり、特別驚いたりはしません。
ただ・・・デカトレーラーがどこから乗り上げたのかが気にはなりますね(笑)。
因みにデカマシン(?)、まだ合体ロボにはなれません。これも次回持ち越し。OPでは既に登場してますけどね(笑)。


■登場人物

これから始まるわけですから、登場人物の紹介とか色々書いとかないとね。

■デカブルー/戸増 宝児(とます ほうじ):ホージー

ブルー属性「クールガイ」は不滅ですねえ(笑)。
やたらと仕切りたがるウメコに、イライラというかライバル視してるというか・・・どうやら「自分がリーダーとしてまとめていかなければ」という責任感を感じている印象です。
メンバー追加の話にも、表向きは「4人のチームワークは完璧」とかいって不要論を唱えてますが、ひょっとしたら「得体の知れない奴に今の関係を乱されるのが嫌」と思っているのかも・・・?割と保守派?

演じるは、林 剛史(はやし つよし)

■デカグリーン/江成 仙一(えなり せんいち):センちゃん

一番のおっとり屋、という印象。見た目と名字も良い意味でも悪い意味でも「えなり」。個人的に、あまり良い印象がない方と同じ名字の読みなので嫌。朝起きると。
むしろ、名前が「仙一」というところが妙な迫力を醸し出していて、そこが期待(笑)。

またラストシーンでも、周囲の状況に左右されずに冷静な判断・分析を行なっています。そういう属性なのでしょう。

演じるは、伊藤 陽佑(いとう ようすけ)

■デカイエロー/礼紋 茉莉花(れいもん まりか):ジャスミン

キビキビした娘、という印象。ああ見えて実は大食漢でカレーを(削除)
今回の話では、どうもバイリンガル系の能力を持っているような印象ですが、真相は不明。どうも何かありそうな娘です。
・・・というくらいしか印象がないな(笑)。
因みに、「ジャスミン」なのは、「茉莉花茶」と書いて「ジャスミンティー」だからだそうです。

演じるは、木下 あゆ美(きのした あゆみ)。実はウメコ役の美香より年下。なんか笑える(笑)。

■デカピンク/胡堂 小梅(こどう こうめ):ウメコ

明朗快活な上、お風呂好きといういかにもな「女の子」属性を付与されていて、更に現場ではブルーを差し置いて仕切りたがるという、妙に目立つ娘です。一番背が低い娘が一番元気で活発なのも、お約束というヤツです(笑)。
因みに、お風呂のお供・ひよこ3匹衆には、それぞれ「梅男」「梅之介」「梅五郎」という名前がついてます。漢字はテキトー。

演じるは、菊池 美香(きくち みか)

■デカレッド/赤座 伴番(あかざ ばんばん):バン

冒頭からいきなり「熱血の問題児・猪突猛進バカ之介」っぷりが懐かしいテイストです。ここまでいくと気持ちいいですね。
感情の起伏が激しく、調子に乗らせると手がつけられなさそうだし、落ち込んでも手がつけられなさそう。手に負えん(笑)。

戦闘能力の高さは十分アピールされています。とりわけ、二丁拳銃を使ってのファイティングスタイル「ジュウクンドー」を駆使しての戦いは目を引きました。
因みに、ブルース・リーを開祖とする格闘術「ジークンドー」をパクッたネーミングなのは疑い様がありません(笑)。

演じるは、載寧 龍二(さいねい りゅうじ)。残念ながらこのバンは広島弁キャラではありません。

■その他(笑)

宇宙警察地球署の署長『ドギー・クルーガー』。デカベースといいなんといい、文字通り『国家権力の犬』ですなあ(笑)。
今からその自慢の鼻がクンスカいったり、犬らしい『喜びの表現』のシーンを期待してます。ぱたぱた♪

メカニック担当『白鳥スワン』。署長を「ドギー」呼ばわりする辺り、間違いなく愛人関係です(待て待て)
放送前からご存知だった方も多いでしょうが、演じるは石野 真子(いしの まこ)。泣く子も黙る極上アイドル『だった』お方です。一部表現に問題あり。
それにしても・・・なんでまたこの人が戦隊ものに?
因みにお色気系は絶対期待できません。

■忘れちゃいけません

謎のコートの男・・・その名は(もーえー的削除)
彼が一体何者で、何を目的に行動を起こしているのかは全く不明。その不死身ぶりにも注目です。おそらく敵対組織の幹部クラスの存在なんでしょうけど・・・。
未だそのキャラクターが不明すぎて、何も書けないのが実状。

そして、日本警察として登場したあの男。あの「静かな熱血」を誰が忘れるもんですか。
そう、彼こそあの伝説の『本部長』!お懐かしゅうございます。ビシ。
・・・今回だけだったりして(笑)。
役名繋がりで、伝説の『参謀長』にも顔出ししてもらえないかなあ。そういえばあのオッサン、今なにやってんだろ?

そういえば、何気にナレーションが古川「サッカー、好きか?」登志夫さんだったり、EDテーマがささき「宇宙戦艦ヤマト」いさおさんだったり、微妙なツボを突っついてきてます。ささきさん・・・ささきさんって、何気にかなり久しぶり?
それよかあのED、字幕だけ見たらバー○ア兵が踊りそうなフレーズが(笑)。


■■■ 次 回 ■■■

次回は専用ロボの誕生ですが・・・スワンが無理だというのにバンが強引に合体させちゃうみたい。某シンメトリカルドッキング的『勇者の奇蹟』を描くようです。
それより、次回は敵対組織について描いて欲しいなあ、木野さん(まだ言うか)

【 特捜戦隊デカレンジャー Episode.02『ロボ・インパクト』 】