特捜戦隊デカレンジャー Episode.05『バディ・マーフィー』

(2004/3/14)

アリエナイザー・ベイルドンに狙われる、という男からの通報を受けて出動したデカレンジャーだが、ベイルドンはこれを蹴散らして男から赤い液体の入った容器を奪って逃走した。
男は異星人の科学者で、やりたい研究をする為の資金を得る為に、地球人を液体燃料に変えてしまう薬品を売ろうとしていたのだ。しかし、ある物質だけ抽出していた為、ベイルドンは目的が果たせずにいた。

ベイルドンの居場所を突き止める為、警察犬ロボ・マーフィーがウメコに任された。しかしマーフィーは性格に問題があり、捜査は一向にはかどらなかった。
そこにバン達が合流する。男が抽出した物質を探し出すことになったウメコとマーフィーだが、見つけ出した場所を掘っても現物は出てこない。自信喪失のマーフィーはすごすごとデカベースに戻ってしまう。

だがウメコは諦めなかった。そして遂にその薬品を見つけ出したが、それをベイルドンは待っていたのだ。
持ち前の装甲を武器にウメコを攻めるベイルドン。ウメコは、仲間を呼ぶ為のSPライセンスも弾き飛ばされ絶体絶命の窮地に陥る。
そこに駆けつけたのはマーフィーだった。それを追ってバン達も合流し、ディーバズーカでベイルドンを撃破する。

この事件で、ウメコとマーフィーの間には絆の様なものが芽生えた。


文字通り、ウメコのナイスバディが炸裂でした。バディって、『相棒』のことだったのね。私はてっきり『肉体』の方かと思って期待してましたが、よくよく考えればそれだと『マーフィーの肉体』という意味に・・・(悶死)
・・・というか考える前に気づくようなもんだけど。

今回のウメコを見るにつけ、やはりウメコはホットパンツの方が良いという確信を得るにいたりました。この辺、ジャスミンとの差別化でより広範囲にアピールすべきでしょう(何のアピールだ)
入浴シーンはあれが精一杯。本家も大して違いませんし(本家?)


■設定系

マーフィーK9。今回登場したメカ警察犬の正式名称。何がKで何が9だか、どこぞのデコッパチと同様サッパリ不明。
犬小屋のような専用格納庫には、尻尾がひょっこり出る穴が空いてたりしてます。
このマーフィー、ほねっこ型アイテム『キーボーン』をくわえることで、デカレンジャー最強の必殺武器『ディーバズーカ』に変形。その威力は最強と呼ぶのに相応しいもの。今のところ(笑)。

今回、ベイルドンはメカ兵士を『アーマロイド』と呼んだようです。前回のコウモリ男は『バーツロイド』と呼んだ様な気がしたんですが・・・どっちがどうなんでしょう?というか何が正解?


■シーン追跡:ウメコ&マーフィー

最初はマーフィーに振り回されていたウメコも、岩木の挑発でマーフィーと一致団結、最後にはお互いにナイスバディになってめでたしめでたしです。

冒頭のウメコは休暇を満喫。付き合わされてるバンはちっとも満喫してませんけどね(笑)。
そんな時、出動するホージー達を見掛けて合流。聞けば、岩木という人物をアリエナイザーの手から保護する任務だとか。
この岩木、ウメコがリーダーと聞いて露骨に侮蔑の色を見せる、いわば「ふざけんなメーン」的クソヤロウ。それでも保護するのが宇宙警察の勤め。
そこに、岩木を狙ってやってきたベイルドンがアーマロイドを率いて現れ、戦いに。しかしウメコはSPライセンスをどっかに落っことした模様(笑)。
5つ!一体全体ライセンスはどこー?
決めセリフの流れに合せて即興で繋げるウメコが愉快。

その事でボスにこっぴどく怒られますが、お風呂にもぐってあっというまに復活。カモ三兄弟(仮名)も祝福。いいSEをありがとう東映。
というのより、泡のくっつきかたがどえらく不自然なので前言撤回。ふざけんな東映、やはり貴様らは阿呆の集団ということでジャッジ明太。ターボターイ♪もう支離滅裂(そりゃ昔から)

ベイルドン探索の任務を、最新鋭AI搭載のロボ警察犬・マーフィーと一緒にやれといわれたウメコは、マーフィーに小馬鹿にされながらもこれを尻に敷くことに成功(笑)。
うまい具合にそこに、バン達に連れてこられた岩木が挑発を与え、二人の団結力が高まります。しかし、マーフィーが探し出した場所を掘っても現物が出てきません。
おい、本当にここなんだろうな。
とのバンの言葉に抗議しかけたマーフィーですが、あんなに必死で探すウメコに申し訳なくなり、尻尾をたれてベースに戻っていってしまいます。

それでもウメコはマーフィーを信じ、ひとり黙々と地面を掘り続けます。これは、先にマーフィーがカー用品店に乱入した時、数あるオイルの中から最高級のものを選び出したことでその能力を認めたことに起因しているようです。因みに1缶6万。おそらくボスに請求がいくものと思われます(笑)。
そしてウメコは遂に現物を発見しますが、それはベイルドンが待ちかねていたことでした。
折角見つけたマーフィーのお手柄を守ろうとするウメコですが、ベイルドンの重装甲には歯が立たずに劣勢に。仲間を呼ぶにもSPライセンスが弾き飛ばされてしまい、ここは一人で何とかするしか。
って、なんとかなれば5人も要らないんですが。

ところがそこに、ウメコの悲鳴を聞きつけて駆けつけたマーフィーが颯爽と登場。でもキメポーズがちょっと・・・(笑)。この辺はやっぱりアニメ系の動きの方がかっこ良いですねえ。
警察犬らしい「犯人に食らいついたら意地でも離れない攻撃」でベイルドンを怯ませ、ウメコに逆転の糸口を与えます。どうやらその巨大な角が弱点でもあったみたいです。その割にはボンボン飛ばしてたような・・・(笑)。
そこにマーフィーを追って駆けつけたバン達が合流、キーボーンをマーフィーに与えてディーバズーカに変形させ、ベイルドンを一撃でデリート。あの重装甲をいとも簡単に破るその威力は最強の名に相応しいものです。その割には小型軽量で、バン一人で持ち上げられるみたいですが(笑)。

さて。
危険薬物精製(推測)岩木は中央に護送されることに。まあ、見逃せるようなことでは到底ないですからね。
それでも口の減らない岩木が、ウメコとマーフィーの連携プレイでがっくりと首を垂れてしまいます。確かに精神的ダメージが大きそうな連携プレイでしたねえ。
こうしてウメコとマーフィーの名コンビが誕生したというわけです。・・・一応、マーフィーもレギュラーなんだよね?


■似たもの刑事・バンとホージー

岩木の取り調べでの態度がそっくりなこの二人。それでもホージーは比較的自制が効く方です。ただ、センちゃんの冷静さが際立つようにという演出に使われているだけのような気もしますね(笑)。

しかし、血の気の多い彼等も、自分達が警察官であることはしっかり自覚しています。感情を昂ぶらせながらも、岩木に対してはギリギリのセンで踏みとどまってみせています。一昔前の刑事ものだったら、躊躇なくブン殴っているところです(笑)。
・・・。
とまあ、あんまりこと細かく書くことも対してないんですよね実際(笑)。

バンについては、冒頭で折角の休暇をウメコに付き合わされて荷物持ちをさせられてる、よく見る光景に使われてます。女の子の長い買い物に付き合うには、バンはまだまだ修行が足らないようです。修行する気もありませんが(笑)。

■センちゃんジャスミン

あんまり出番はなかったんですが、それでもちゃんとそれぞれの個性を描いています。

ジャスミンは相変わらず、落ち着いた物腰とぽつりと呟く一言が魅力的。ミステリーというならいっそこっちなんですが・・・センちゃんもある意味ではミステリーなのかなあ。
そのセンちゃんは、バンやホージーとは違って常に平静を保って黙々と作業をこなすタイプ。でもだからって孤高というわけでもない。自分のキャラクターを崩さずにいられる適度な距離を保つ術を熟知した、ある意味では最も計算高い男です。

というか、今回はホントに無理矢理書きました(笑)。

■その他の皆様

ウメコがSPライセンスを一時的に紛失したことに対するボスの「バカヤロォ!」が妙に歯切れがよくて良いカンジです。また、ウメコにマーフィーを預けたのも「俺の直感だ」なんてサラリと言ってのけちゃう辺り、バンを招聘した理由がちょっと分かった気がします。
何気に隊員の性格とかを理解し把握している辺りがボスたる所以。さすがですよボス。EDのウメコとの掛け合いもスんばらCです(何がCだ)。

スワンさんがなでると、呼んでも出てこないマーフィーが甘い声を出したりします。さすが狼をこわがらない(もーえー)
しかしアレですね。スワンさんは何気に慰め役になってますが・・・効果のほどはイマイチ(笑)。

今回はもうお一方。ウメコがSPライセンスを探して入ったブティックの試着室に居た女性。
・・・と、いきたかったんですが、ウメコ相手に過剰なまでの拒絶反応とガッチリガードという、まるで話しにならないふざけた登場で語るべきものもありゃしません。
その埋め合わせに東映がサービスしたのが『ウメコの尻餅』という寸法です。東映にとっては出血大サービスのつもりなんです。ね、東映って根性ないでしょ(どんな根性だ)


■今回のアリエナイザー

アンリ星人ベイルドン。持ち前の重装甲を武器に、いくつもの星で殺人を犯していた凶悪犯。そんなベイルドンが、どうして液体燃料を必要としていたのかはよくわかりません。おまけに、かなり非効率なやり方ですし。
それにしても、『重装甲』というイメージでどうしていつも『サイ』ばかり出てくるんでしょう(笑)。いや、確かにサイには『重戦車』という印象がありますけども。

今回は、例のコウモリ男はお休み。一応、メカ兵士はベイルドンがお買い上げでしたが。

また、アリエナイザーとはちょっと違いますが、岩木ことドルトック星人マノ・マークは明らかに犯罪者です。
異星人の科学者だそうですが、マーフィーなど足元に及ばないほど性格に大問題あり。
こういう科学者をよく『マッドサイエンティスト』と呼称する愚か者がいますが、彼等はマッドサイエンティストのなんたるかを全く理解していない大馬鹿者どもなので、まるで話になりません。
私に言わせれば、こんな奴は『実験オタ』です。
私に『マッドサイエンティスト』と呼ばれたければ、せめてナースに乗って登場するくらいのことはやってもらわねば話になりません。二週連続このネタはさすがに無理があるなあ(笑)。


■■■ 次 回 ■■■

次回はセンちゃんの出番。なんか、バンはセンちゃんが刑事であるってことに納得がいかないみたい。一体何があったというんでしょう?少なくとも、今回の取り調べ室のシーンでの冷静な対応ぶりは、バンよりも遥かに優れていますが(笑)。
いずれにせよ、未だにそのキャラクターが未知数なセンちゃんの秘密に迫る次回は奥様方悩殺必死?なるか二代目マダムキラー!(何それ)

【 特捜戦隊デカレンジャー Episode.06『グリーン・ミステリー』 】