特捜戦隊デカレンジャー Episode.07『サイレント・テレパシー』

(2004/3/28)

お待たせのジャスミン話。エスパーの能力に苦しむ少年・氷狩(ひかる)に、幼い頃の自分を投影するジャスミン、というありがちな「君は孤独じゃない」的お話の模様。
でも実は、1話で決着がつかないのです。おお、別格扱いですね。さすが写真集を出すだけはあります(何の話だ)。放送期間中にウメコも出してくれること希望。あ、スワンさんはご遠慮くださいね(お前の口が遠慮しろ)


■謎の少年と謎のクマさん

人気のない寂れた場所にある廃棄されたっぽいフォークリフトに一人の少年の姿が。そこに「手伝ってくれるよね。願いを叶えてあげるから」と近づいてくるクマさん人形。口調が激ムカ。特に笑い方。プロです。
少年は、いじめられてるようなイメージを思い出して駆け出しちゃいます。何か事情がありそうな。


■イエローの血脈は不滅

デカベースでは、ジャスミンがエスパーカード百発百中の妙技を実演。「スゲー!」と騒ぐバンに「やってみそ?」とジャスミン。そんなバンにホージーは「単細胞には向いてない」と例の如く悪態をついてます。いい雰囲気だなあ。
ならばとジャスミン、ホージーに一枚のカードを提示。
さて、なんじゃらほい♪
大ちゃん見てる〜?

4人一様に記号を当てにきますが、カードは『ウメコ入浴の図』。そんなんわかるかっ(笑)。
そんなジャスミンの様子に「オチャメになったな」とボス。こんな死語を平気で使う娘を今更おちゃめなんていうのは、ちょっとどうかと思います(笑)。
マンガもいけるな
誤魔化すな犬(笑)。

そんな和やかなムードのところにエマージェンシーコール。相手は怪重機らしく、デカマシンで出撃。

■怪重機エンバーンズと謎の少年

怪重機エンバーンズはパラボラアンテナをつけたニクい奴。このパラボラアンテナからの怪電波を浴びたビルが忽然と姿を消してしまいます。
それを見たバン達が一斉攻撃。捕縛テープで動きを封じたところでバンが剣装備で特攻。ここでエンバーンズ、何者かに合図。するとこいつもビルのように忽然と消えてしまいます。バンは空振り。

この時、ジャスミンはエンバーンズが合図を送った相手が少年であることに気付きます。そしてその少年を見た時、ジャスミンは何かを感じ取ったようです。一人寂しくたたずんでいるこの少女は・・・ジャスミン?
マシンを降りて少年の元へ向かうジャスミンですが、そこには既に誰もいません。

■長野県の遺跡

消えたビルを捜索するバン達の元にボスからビル発見の連絡。場所は何と長野県苦労ヶ岳。いや九朗ヶ岳。おおお恐ろしい、古代戦士が身を呈して封印した遺跡を暴こうというのか!?
・・・『八朗ヶ岳』か。いえ変更はありませんよ。ちゃんと消せよ。
長野県って、もしかして『一朗ヶ岳』から順にあるの?(ねーよ)

しかしビルには2体の人形以外には誰もいません。しかし、ジャスミンがその人形から『記憶』を読み取ります。実はこの人形、アリエナイザーに襲われた人の成れの果て。そう、今回のアリエナイザーの能力は『人間フィギュア化』。
・・・あれ?
じゃあ、この二人以外の人達はどこに?というか、なんでこの2体だけ?

■「違うと思う」

デカベースに戻ったジャスミン達。捜査の視点は「何故この2人だけフィギュアになったか」で、難航が予想されます。行方不明の人達には共通点が全く無いし。

一人思案げなジャスミンの様子を気にしたボスに、ジャスミンは怪重機が少年に合図を送っていたことを報告。これにはバンが「なんで黙ってたんだ!アリエナイザーかもしれないじゃん!」と食いつきますが、
違うと思う。
とジャスミンは少年を擁護。しかし、理由が「違うと思うから」ではバンも納得しません。
そこにエンバーンズ出現の報せ。取り敢えず、デカレンジャー再出動。

■エンバーンズ再登場

どこかの高校を狙っていたエンバーンズは、使い回し映像でデカレンジャーロボに追いつめられますが、ジャイロワッパーをテレポート能力でロボにかけて形勢逆転。
その時、またも少年の姿が。なるほど、あのパラボラは少年の能力を受信する為の物だったのですね。
それを見たジャスミンは少年の元へ急行。少年は逃げ出し、ジャスミンが追う形に。

ロボの方はワッパを外し、剣振り回して「悪い子はいねがー」攻撃。それは嫌だとエンバーンズは潜って遁走。ドリルもない癖に生意気な。死刑(それだけでか)


■閉ざされた心の扉

少年が逃げた先は河岸。コンタクトを取っていたクマさんを、追いついたジャスミンが撃ち落とし、少年の下へ。
少年はジャスミンに背を向けたまま。ならばとジャスミン、手摺を通して少年の心を読みます。しかし、少年の心の扉は堅く閉ざされています。ってビジュアル的まんまやん(笑)。

でも、「孤独なのね」という言葉で僅かにその扉が開きます。
少年・氷狩(ひかる)は、人間が嫌いで、どこか別の星に行きたいと願っていた。そこにクマさんが、力を貸してくれたら願いを叶えてあげる、と優しい言葉でつけこんだのです。
全てを言い当てられて驚く氷狩に、ジャスミンは「自分も同じエスパーよ」と告白。氷狩は、自分と同じで孤独なジャスミンに心を開きかけますが、そこに悪いことにバン達が合流。
何が悪いって、ジャスミンが孤独じゃないとわかったからです。
氷狩は激しい嫉妬を燃やし、再び心を再び閉ざして逃げ去ってしまいます。ドラム缶はボーナスステージなんだけどなあ(何の話か)

■捜査の進行

バンとジャスミンが聞き込み捜査の間、他の3人はデカベースで捜査。ここでセンちゃんが、何気に買ってきたカプセルトイから犯人の行動を推理。
センちゃんは、犯人はまずビルの全員をフィギュア化して、「ダブッた」二体のフィギュア以外をコレクションした、と。コレクターにとって重複したものは邪魔でしかないのです。
それを裏付けるデータとして、残された二体のフィギュアはいずれも双子の兄弟がいたのです。はっちゃけ名推理絶好調。

その頃ジャスミンは、少年の残留思念からその居場所を探ろうとしていました。しかしエスパー能力は体力を著しく消費し、ジャスミンはもう限界寸前。
なんとか氷狩の居場所を突き止めたジャスミンは、既にヘロヘロなのも構わず駆け出します。

■犯人の正体

割り出された犯人は、クウォーター星人ダゴネール。10,708歳(笑)。「子供のような言葉で喋るが立派な大人」だとか。どこが立派だ(笑)。
というか、今時マニアでもそんな天然記念物レベルの奴は存在しないと思うけど・・・だから『アリエナイザー』?
そこにスワンさんが、フィギュア化された人達はあと5時間もすれば元に戻らなくなると報告。タイムリミットありの事件か。遂に機動刑事が出動?(ないよハゲ)

そのダゴネール、アブレラに「最強の助っ人」を要求。値が張るぞ、というアブレラに、お金はいくらでもあるからデカレンジャーをやっつけちゃって、と鼻息も荒い。ああ、確かにマニアってこういう感じかもなあ(笑)。ああはならないように注意しとこうっと(注意が必要なんかコラ貴様)

■強敵!イーガロイド

氷狩の元にジャスミンとバンが到着。しかし氷狩は、仲間がいるような奴に自分の気持ちがわかるもんか、と拒絶。氷狩は、その能力ゆえにいじめられ、避けられ、誰も信用できずにいるのです。
そんな氷狩に、ジャスミンはまず話を聞いて欲しいと近づいていきます。

そこに「助っ人」が登場。鼻で笑うほどの余裕を見せるのはイーガロイド。確かに他とは違うようです。
氷狩はイーガロイドの元へ逃げ、「こいつは僕を迎えに来たんだ!」と、もう完全に話を聞く態度じゃありません。それでもジャスミンは氷狩を助けようとします。
ところがこのイーガロイドが激強。天地人が呼ぶ戦士にのみ許された電撃技(?)まで使いこなし、更にバンの攻撃もジャスミンを盾にして封じたりする卑怯な奴。こいつはハンパじゃねぇぜ。

■負けられない戦い

バンは、ジャスミンに少年を任せ、イーガロイドと単騎決戦に。
しかし氷狩は「ほっといてよ!」とジャスミンを拒絶。その間にバンも吹っ飛ばされて危険な状態。緊急コールでホージー達の助けを要請しますが、それまでもつかどうか・・・。

駄目押しにイーガロイドは、ヒーロー的必殺技『クロスバースト』を繰り出して二人を追いつめます。
それでもジャスミンの闘志は鈍りません。
負けない・・・絶対に!
というところで引き。


■全般・追記

おお、おお!ジャスミン話は前後編か。尤も、ジャスミンについては過去の話も混ざりそうだから、一話では収まりきらなかったというのが正解かもね。

エスパー能力を持つが故の少年・氷狩(ひかる)の孤独。堅く閉ざされた心を開くことが出来るのは、おそらく同じ傷を持っていたであろうジャスミンただ一人。しかし、仲間をもつジャスミンに少年は激しい嫉妬を燃やしてこれを拒絶してしまう、と。
むふーん、年上の女に心を開きかけた少年が、その彼女が男友達と一緒にいるのを見て嫉妬に狂う、という寸法ですねえ(お前腐りすぎ)。そんな少年の嫉妬を年上の彼女は「カワイイ」とか言っちゃうもんだから、ますます少年が怒っちゃうのよねー(ええ加減にせんか)
いえ、少年を導くのは古来より年上の女と相場は決まっております。ジャスミンも黄色と黒ですから、きっと色んな少年を導いてきたに違いありません。次の停車駅は(よせ透明人間的削除)

人間をフィギュアにしてコレクションしようという発想。フィギュアコレクターはジェニーの昔からいる珍しくもない種族ですが、さすがに今回の奴は・・・一万年も生きた奴の考えることはわかりませんねえ。ねえ正宗さん(同類じゃねーか)
それにしても、なんか東映さんか脚本さんは、フィギュアコレクターに特別な悪意か害意か敵意か殺意を持っているんじゃないかしら?スポンサーさんの中にはそんなマニアを食い物にして左団扇な方もいるんだし、もうちょっと考えた方が良いんじゃない?(自己保身に走るなコラ)

村上隆のコンビニ版で、巨乳ではなくメイドが欲しかったと悔しがる奴の詭弁はさておき。
こうまで頑なにジャスミンを拒絶するこの少年・氷狩の心は、どのように開かれるのでしょうか?
できれば、ジャスミンが氷狩を抱きしめて欲しいなあ。少年として、年上の女性に抱きしめられるのは至上の夢ですから。特に顔の辺り(私情じゃねーかクソヤロウ)

今回のEDはバンによるパトストライカー紹介。スピードスター(飛ばし屋)向けのマシンだとか。また、ストライカーアームは色んな物を掴めるので用途は様々だそうです。
ところでバン、一刀両断するのはお前のマシンじゃなくてセンちゃんマシンのジャッジメントソードだが。


■今回のアリエナイザー

怪重機エンバーンズを駆るのはクマさん・・・じゃなく、クウォーター星人ダゴネール。喋り方や考え方、更に豊富な資金という点でムカつく存在。
人々を人形にしてしまう能力と、相当な資金に物を言わせて人間フィギュアをコレクションする腐れマニア。
腹立たしいことに、こいつが二週も生き長らえるんです。

アブレラが今回投入したイーガロイドは、バンとジャスミンを相手に余裕の戦いぶり。確かに実力は相当なものです。しかも喋る。完全に今までのとは別格です。
でも次回やられちゃうんだろうけどね(笑)。まあ、大して魅力も感じないし、問題なし。


■■■ 次 回 ■■■

次回はおそらく解決編。5人揃ってもイーガロイドにやられ放題だわ、氷狩は心を閉ざしたままだわ、なんで制服コスプレになるやらで展開は様々。
そして、セーラー服姿のジャスミン。どうやら、ジャスミンの過去も描かれるみたいです。制服というからには、宇宙警察に入る前・・・?というと、宇宙警察になるいきさつも・・・?
期待しましょう。いえ期待してますあゆ美ちゃん。特に写真集とか(ふざけんなクソヤロウ)

【 特捜戦隊デカレンジャー Episode.08『レインボー・ビジョン』 】