ハリケンジャー 巻之十八『父と兄弟の絆』

(2002/6/23)

父に裏切られ、兄にまで裏切られた一鍬は、兄を斬る決意を固める。だが鷹介は、それが一甲の望みだと、一鍬が生き残ることが望みだと看破する。そして、一甲を助けるべく、両者は手を握り合った!
4人の前に現れたギリギリガイ師は、景気の良い露払いにしかならなかった。それにより、黒雲は晴れ、地上に太陽が戻った。安堵したのも束の間、今度はカブトライジャーが襲い掛かってきた。激しい組合の末、一鍬が迅雷丸を一甲に振り降ろそうとしたその時!
「やめて!」「お兄ちゃんを殺さないで!」
あの姉弟の叫びが、二人を救った。正気を取り戻し、倒れる兄を、しっかと抱きかかえる弟。
チュウズーボも黙ってみていたわけではない。ギリギリガイ師を巨大化するが、旋風神と轟雷神の見事なコンビネーションアタックの前に瞬殺される。崩れ去っていく孤島を尻目に、旋風神と轟雷神は、悠然と海原を渡り歩いて凱旋する。
計画全て失敗したことの責を負い、チュウズーボが一身にタウ・ザントの怒りを受ける。だがその身体は身じろぎもしない。同じ頃、マンマルバは狭い部屋で繭になりつつあった。


■煩悩

■ハリケンブルーと一緒

今回、ブルー単独が全くないので面白くない。
トリプルガジェットで、赤トップの場合はブルーが左に腰を下ろすが、やはりこの時の腰や足の具合はイイ。
でもって歓喜は、漸くおぼろさんと連絡が通じた喜び。ここは本当に動画にしたい。あの微妙な弛み具合は静止画では・・・とほほ。
最後に、カブトライジャー参上に緊張する4人の絵では、ブルーの女らしい脚運びが吉。
うーん、あんま「これ」って言うのがなかったよな、それでも。ガックリ。

■姉様とフラびぃ

出番無しやんか。そんな中から選ぶ身にもなってくれ。楽でええなあ(楽なんやないかコラ)
取り敢えず、お怒りのタウ・ザント様によって床に倒れた姉様とフラびぃ。・・・くらいだな。
折角倒れ込むなんてシチュエーションなんだから、姉様はもっと乳を床にギュッと押し付ける感じが欲しい。それが今のところ全存在理由なんだし。一方のフラびぃが、妙に色っぽく床に投げ出されているのがイイね。もちっと生脚っぽけりゃ、でもってホットパンツとかならなおよし。・・・キャラ違ってくるな(死)

■ハムちゃん館長

それ、もそもそ。前回とあんま変わってない気がする(笑)。ハムちゃんは終わりかも。

■その他

今回も主役はゴウライジャー。ということで、この抱きしめ合う兄弟を残そう。アレはちょっと・・・絵だけ見ると、キーボードに鼻血をこぼしそうな奴が喜ぶだけだからやめた。先々週の次回予告の段階から、騒ぎっぱなしだったんじゃないか?ヤレヤレ。
そして、一鍬とハリケン三人の初めて共闘で見せたシノビチェンジ。カッコイイな、文句無しに。一番気合いの入ってる吼太が微笑ましいシーンでもあった。
共闘といえば、旋風神と轟雷神のツーショットもなかなか。でも・・・「なんでやねん!(ビシ)」「むう、ナイスツッコミ!」に見える(笑)。
今回もストーリーがメインだったので、煩悩三昧とはいかなかったが、十分楽しませてもらったと感じている。次回からは、また煩悩タップリに戻って欲しいとこだが・・・(笑)


■感想

■霞兄弟の父・秀樹

るぅをぉら〜!(ぺくっ)
はいはい、霞 一鬼ね。
いずれにせよ、一鬼はその力ゆえに迅雷流の中でも畏怖されていた、と。そして、アレの情報を手に入れた一鬼は、アレ情報を畏れた迅雷流トップにさりげなく抹殺された。
というより、文句も言わずに危険な任務を遂行した一鬼は、立派な忍者のように思えるが。
・・・それにしても、「憎め!怒れ!」で名前がイッキとは、狙ってるんじゃないか?そんなベタを好む奴がいるとも思えんが(←自分の事棚上げ)

■兄弟の絆

そうか、一甲は、一鍬の迷いを断ちきる為にわざと狂気に身を委ねたのか。そこまで思い至らなかった俺は、病んでいるのかもしれないな。なんか人として大事なものが足りない気がする(何を今更)
それにしてもこの二人の戦いは、わかってはいたが壮絶だった。単に絶叫していただけといえばそれまでかもしれないが(笑)、引き込む力は十分あった。ちょっと朝っぱらからうるさかったけど、いや、良かったよ、マジ。
そして、一甲を狂気から救ったのは、やはりあの姉弟。まあ、予想通りの役割だったよな。そりゃ、あれだけしつこく登場してれば、子供でもなんとなく察するだろう(笑)。・・・だから、しつこく登場させたのか。妙に納得してしまった。
考えてみれば、俺みたいな奴を対称に作ってるわけじゃないもんな(笑)。いや失礼した、制作者ども。

■旋風神・轟雷神タッグマッチ

・・・ギリギリガイ師一体に、なんとご無体なことをなさるのでしょうか。それでも正義の味方ですか!
と、戦隊シリーズ開始以来言われつづけたことを今更いってどうするか、的発言をするあたりがベタ好きの証。
仲間になったとたんにコンビネーションアタックを決めるあたり、さすが戦隊だよな。なかなか楽しませてもらった。やはりハリアーは見ているだけでも楽しめる。あの軽快なステップは、人の目を惹きつけてやまないね。いい意味で。

■暗黒七本槍

全然面白味が無いなー。姉様とフラビぃは。唯一、倒れこんだその姿がちこっとだけセクシー♪かな?あんま面白味が無かった。
あ、思い通りに事が運ばないからってんで電撃ツーカイなタウ・ザント様はいいかも。前のバカ笑いといい、いいよねタウ・ザント様。やっぱこーゆーキャラじゃないとジャカンジャ頭領は勤まらんね。
チュウズーボも頑張ってたんだけど、やはりしょっちゅう登場している分、インパクト無いね。でも、最後のタウ・ザント様の怒りの電撃を感受して受けている姿は、何かありそうな雰囲気を漂わせて、次回の楽しみを残した。
同じ意味でマンマルバも、「眠い」とか言ってるから冬眠するんだろうけど、あれはどうみても「繭」だ。君が男だったらこの艦に乗れ。って、マユが違うわボケ。
一人ボケツッコミも出たところで、サイナラ♪サイナラ♪サイナラ♪と、またマユなあたりが痴れ者。


■■■ 次 回 ■■■

さて、あのままゴウライジャーが素直に仲間になるとは到底思えないが・・・いずれにしてもハリケンジャーの前に立ちふさがるはチュウズーボ!多分。
想像を超えるその猛攻ぶりに、窮地に立たされるハリケンジャー。ゴウライジャー助けに来るのかな?多分来るだろうけど、それでもチュウズーボの強さ爆発!
その時轟くおぼろさんの声!
「合体や!」
合体って・・・旋風神も轟雷神も既に・・・って、ええーっ!?
というわけで次回を待て!違っても知らんぞ。

【 ハリケンジャー 巻之十九『大箱と風雷巨人』 】