ハリケンジャー 巻之十九『大箱と風雷巨人』

(2002/6/30)

ゴウライジャーは、またハリケンジャーと袂を分かつ。その足で、ジャカンジャと決着をつけるつもりでいたのだ。
だが、それをチュウズーボが急襲し、怪しげな術で背の箱にゴウライジャーを封じ込めてしまった!その中は幻惑空間となっており、ゴウライジャーの力も半減してしまうのだ。

だがその為にチュウズーボは精神集中が必要であり、そこを狙ったハリケンジャーによってゴウライジャーを取り逃がしてしまう。5対1ではさしものチュウズーボも手も出せないかと思われたが、ハリケンジャーを操り形勢逆転をはかる。
凄まじい力に縛られながらも、ハリケンジャーは徐々に徐々に呪縛を解いていった。狼狽するチュウズーボの隙を突いてゴウライジャーのガジェットが火を噴き、ハリケンジャーのガジェットも火を噴く!

しかしチュウズーボには奥の手があった。「闇魔人魂召喚の術」で巨大化したチュウズーボを相手にする旋風神と轟雷神だったが、あまりの力の差に完全に圧倒されていた。その時、おぼろの声が響く。「合体や!」
旋風神と轟雷神から放たれたニューカラクリボールが合体し、風雷丸となり、合体を促す。

風吹き荒れて嵐を呼び、雲引き裂いて雷走る!
風と雷一つになりて、天下御免の三日月頭!
轟雷旋風神、推・参!!

これで一気に形勢逆転、チュウズーボを一撃の下に屠った轟雷旋風神。

だが、それを余所に、マンマルバの繭は不気味に胎動を続けていた・・・


■感想

■チュウズーボ

どうも登場頻度が高いと思ったら、やはり先陣を切ったか。惜しいキャラなんだがなあ。
ともあれ、敬愛の念を込めて、ちこっとだけ張り付け。
呪文詠唱シーンは、正面顔で彫りの深い顔の特徴が活かせてないが、妙にカッコイイ。
あとは全身イメージとちょっとアオリ寄り。
以上。うわぞんざい(死)
いずれにせよ、最期の最期まで、アンタらしかったよ。大事なことだよな、うん。

■風雷丸

参った!
なんなんだ、こいつは。出てくるなり二体合体したかと思えば喋り出すんだもん(笑)。でもって「轟雷神殿、旋風神殿、合体で御座る!」ってよ。うっわこいつたまんねーぜ!
というわけで、顔のアップと「合体で御座る」
で、ただ合体を指示するだけじゃなく、轟雷旋風神のパーツになるんだけど、その時の口上が上の通り。無敵超人と思わせておいて、実は直参旗本だったとは。お父さん方・・・というかおじいさん方だな、これに食指が動くのは(笑)。うーんジジイ(自滅)

それから、こちらが合体した直後の轟雷旋風神。雷と風を背にたたずむ姿と、頭部アップ。アップにすると、顔のスケールがすげぇミスマッチ(笑)。でも、さすがにかっちょえぇなあ。

■ハリケンブルー

殆ど誰かと一緒なのは、ハリケンジャーゆえ仕方が無いのか。ブルーだけアップで欲しいんだが。いや主に大腿部。上は「ああ、あるんだ」程度だから面白味ゼロ。
最初の登場はチュウズーボ見つけてハリケンウインガーから降り立ったハリケン三人の背中。この立ち上がる時にちょっと突き出した臀部とそこから伸びる脚のライン接続の妙!女の子は華があるよな、うん。ついでにそこから詰め寄る三人。斜に構えたブルーの腰の入り方がグーだ。
後は、カブトライジャーとの共同戦線に、チュウズーボに地面を引き回されるハリケン。ちょっとムリヤリだが、やはり脚のラインは見てて嬉しい。
ブルー最後は、しぶといチュウズーボにたじろぐハリケンとゴウライ。ブルーがアップ気味なんだが、端っこで欠けすぎ。くそ。でもいいね、大腿は。
こうしてみると、取り上げポイントが話と全然関係ないところもミソだよな(笑)。

■他のジャカンジャの面々

チュウズーボは上においてあるので、他の連中を。
マンマルバの繭を前に談義中の三人。ここの姉様が凄くツボ。
「そーそゴウライジャー!」
「そーそチュウズーボ!」
「そーそタウ様!」
オバンか姉様(笑)。
そんなうつけたシーンから飛んで、闇魔人魂召喚の術を差し出すサーガインと、それを受け取る姉様のシーン。両者とも真剣なのがグーだ。特にサーガインは、チュウズーボの覚悟の程を直接窺い知っているだけに、熱の入れ様が違う。

だが、奮闘むなしくチュウズーボは敗れ去ってしまう。
そこで淡白なフラびぃ。
「あーあ。チュウズーボ、死んじゃった。」
しかし、最期にチュウズーボに花丸をつけて、文字どおり餞(はなむけ)としたその心意気は、今回ちょっと良いと思ったシーンだ。捨てるんだけどね(笑)。
そして、熱く燃えるサーガインと、サーガインに付き合わされてる風情の姉様。なんだか姉様、無理に付き合わされてるって感じだよ(笑)。

最後にタウ様。チュウズーボの最期にも全く何の反応もお示しにならない。ああ見えて実は感慨にふけっていたりして。
・・・しかし「タウ様」って、どっかのテレビみたいだなあ(死)。

■ハムちゃん館長とおぼろさん

久々にヒット!おぼろさんの肩口からひょこっと参上。かっ、かわいい〜♪
・・・いや、それだけやねんけどな(笑)

そんでもっておぼろさんも久々に大ヒット!
轟雷旋風神登場に「カッチョエェ〜♪」
うっわ、もうこのシーン最高だよな、おぼろさん(笑)。この分だと、このシーンも録画していて、何度も再生して楽しんだりしそうだ。事実、やりそうな気がするし。だからおぼろさんって良いんだよな。


■■■ 次 回 ■■■

こんなことがあったわけだけど、やっぱりゴウライジャーはハリケンジャーと距離を置くんだろうな。
でも、次回はなんか、レッドとカブトがメインのお話になりそう。こうやって仲間意識が育まれていくんだな、うん。とすると、更にその次回は、クワガと・・・ブルー?いや、なんか今回目と目が合うシーンあったし(「もう足手纏いなんて言わせないからね」に微笑を返したアレな)。
というかジャカンジャ報仇雪恨?サーガイン、姉様、フラびぃが出撃か!?だったらいーなー。でも、そんなんだったら勝てない気がする(笑)。とすると、サーガイン?ともかくまた次週!

【 ハリケンジャー 巻之二十『パンチと好敵手』 】