ハリケンジャー 巻之二十四『タイコと稲妻』

(2002/8/4)

シュリケンジャーの正体を御前様と推測する館長だが、果たして、本当に御前様なのか?そして、御前様とは一体・・・?

立て続けに作戦を失敗させたサタラクラは、評価を下げて今回の作戦任務を除外されてしまう。代わってサーガインが太鼓クグツ、ウナダイゴを駆ってハリケンジャー達と戦わせる。
ウナダイゴの雷攻撃に圧されるハリケンジャーにゴウライジャーが合流しようとしたその時、マンマルバがまたしても立ちふさがる。そして突然苦しみ出すカブトライジャーを尻目に、「お前の肩に死神が微笑んでいる」と嘲笑い去っていく。
分が悪いと判断したハリケンジャーはゴウライジャーと一時退却するが、途中でゴウライジャーは別れてしまう。

一甲は、自らの体内に宇宙サソリの卵が産みつけられていることを知る。

同じ頃、ハリケンジャーの前には太鼓打ちが現れ、不甲斐なさを叱責し、自分が変わりにウナダイゴを倒してやると豪語。ところがそこにシュリケンジャーが現れ、太鼓打ちを気絶させ、そっくりの姿に変装する。変装したシュリケンジャーは、ウナダイゴに弟子入りすると見せかけ、密かに弱点を探ろうとしていたのだ。
その甲斐あって、ウナダイゴの弱点が頭部のアンテナ(?)と知るや、シュリケンジャーは変装を解き襲い掛かる。だが、ウナダイゴのパワーは凄まじく、シュリケンジャーも苦戦してしまう。

ハリケンジャーが加勢するが、ウナダイゴは余裕すら見せる。その時、一甲と一鍬が迅雷太鼓を引っさげて勝負を挑んでくる。太鼓合戦が続く中、両者が気合一閃、渾身の攻撃を仕掛ける。両者の雷がぶつかり合い、そして、ウナダイゴのアンテナ(?)を直撃!たじろぐウナダイゴに一気呵成、変身して止めを刺すゴウライジャー。

巨大化するウナダイゴに、旋風神と轟雷神で挑むハリケンジャーとゴウライジャーだが、カブトライジャーは襲い来る激痛に耐えるので精一杯。そこにシュリケンジャーが天空ヘリからカラクリボール11号を転送、その力で巨大ウナダイゴを撃破する。

戦いが終わり、一甲達を心配する鷹介達だが、一甲はそれを邪険にして去っていく。一鍬の支えが無ければ危なっかしい足取りで。


■煩悩

■ブルー

出場頻度の高さで言えば煩悩指数はこいつがトップなんだが、いかんせん露出がな・・・。

今回はやけに中央に居た気がするな。画面も手前側に常に出てくるし。その割にはどうでもいい役柄だったけど。あ、だからか。
で、まずはウナダイコの雷撃にやられて倒れるシーン。ヒップラインが高得点。

場面は飛んで、ウナダイゴとゴウライジャーの戦いに介入しようとするマゲラッパ軍団を切り捨てるブルー。背中からヒップライン、僅かに大腿部のラインも見える。
そしてゴウライジャー決着で喜ぶ一同。ブルーのはしゃぎ方が可愛いシーン。やっぱり邪魔が入るな(笑)←シュリケンジャーな

■姉様とフラびぃ

久々のフラびぃ採点をサタやん丸めてポイ。食ったほうが絵的に面白いんだがなあ。で、それで泣きそうなフラびぃと驚き顔の姉様
で、ウナダイゴ大活躍を見て喜ぶフラびぃと姉様。フラびぃってこういうシーンが可愛いよな。姉様はありがち。ただ、ああやるとそれだけで寄るから効果テキメン(何の)

・・・でも、これくらいかな。なんというか、段々煩悩指数が落ちてないか?というか俺がしんどいだけじゃないか(死)

■その他はまとめて

駆けながら変身するハリケンジャー。ブルーと七海で、腰から下の構造が違うのが分かる。個人的にはブルーが好み。七海もいいんだけどね。

今回もまたもろ肌脱ぎのゴウライジャー。一甲と並ぶと、一鍬はちょっと肉体的に見劣りしてしまうな。勿体無い(?)
で、太鼓打ちバージョンの『迅雷、シノビチェンジ!フン!
それにしても一鍬・・・アングルによっては坊主に見えたよな。予告の時なんか特に。ちょっとビビッたよな。


■ゴウライジャーのスタンス確定

戦隊はベタを外してくれないから素直に楽しめるよな。
問題なのは、『ベタ』の裾野が広がりすぎてどれを『ベタ』と定義するのかわからないことだな。誰がって、俺だけか(死)

戦いの中、やはり胸の痛みを覚えた一甲は、『カブト移し』でカブト虫ぺろり。うぉっぷ(死)。いや、あれはあれとして・・・これにより一甲は、自らの体内をくまなく調べることが出来る。おかげで宇宙サソリの卵が産みつけられているのを発見。発見しても何も手が下せないのは『ベタ』。
そして、それが孵化してしまうまでの命と見限り、敢えて闇から光を支えるスタンスを確定させてしまう一甲。除去方法がない、というのは以前おぼろさんがそんなことを言っていたからかな。シュリケンジャーにお願い、っていうのは選択肢にはないだろうなあ(笑)

でもって、巨大化戦も終えてヘロヘロ状態の一甲を、鷹介達が心配して寄ってくる。放っておくわけにもいかないしな。だが、既にスタンスを決めた一甲は、露骨に悪態をつく。人が心配しているのになんて言い草だ、と憤慨する鷹介達を尻目に、一鍬に支えられて去っていく一甲。ここで一鍬の回想で、「その為には、敢えてハリケンジャーにも憎まれよう」と語る一甲が描かれる。
・・・。
今まで憎まれていなかったとでも思っているのか(笑)

こういう『ベタ』の場合・・・
戦いの日々が進むにつれ、鷹介は一甲の身体の秘密を知るに至る。大体それは孵化が近づいたところで、一甲は戦いの中、起き上がることも出来なくなるほど消耗してしまう。なすすべもなく一甲を気遣う鷹介達に、『御前様』が姿を現す・・・
という展開が11月頃にでもあったら『超ベタ』だな。そしてそれが「風見志郎」だったら大笑い(これもベタな釘刺し)

■第二の変装・太鼓打ち

威勢がいいんだか悪いんだかどうも微妙で、おそらく修行中の身分なんだろうという太鼓打ちを演じたのは、西岡竜一朗。調べてみると、1999年度戦隊『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のゴーレッド・巽マトイとかいう奴を演じている。
前回登場した探偵・柿生も戦隊シリーズに出演している大柴邦彦。1997年度戦隊『電磁戦隊メガレンジャー』のメガレッド・伊達健太とか。
・・・。
レッドだけなのか?許せん。女戦士にも変身できる柔軟さを見せて欲しい。そして正体が「新明どん」じゃないように祈るばかり(またベタな釘刺し)

■サーガインとマンマルバ

サーガインは久々に作戦担当なんだけど、ロクに出てこなかったな。残念。
その代わりといっては何だが、マンマルバがやっぱりゴウライジャーいびりに登場。火の玉のとき、子供体(?)みたいになったのが良かったなあ。
あと去り際の台詞もわかってる。でもあんまり好きじゃないな、今のマンマルバ。語尾の『ラ』はいいんだけどね。

■今回の中忍、ウナダイゴ

順調にシュリケンジャーが弱体化して見えるということは、それだけ中忍が強くなっているということか。特に今回は弱点まで見切っていながらあの体たらくだ。このウナダイゴは相当強いに違いない。

でもゴウライジャーの『迅雷乱れ打ち』に敗れて弱点を突かれてハイそれまで。なるほど、弱点を突くというのは大事なことだな、うん。

変装シュリケンジャーの弟子入りを許したり、結構教え込んでたから、ああ見えて意外と嬉しかったんだろうな。やっぱ伝統芸能は後を継ぐものがいるってことが華だよな。
ところで、海老一師匠の弟子はまだ出てこんか。次の正月を楽しみにしておるぞよ。

■カラクリボール11号

前から思ってたんだけど、なんで連番がちゃんと振られているんだろう?おぼろさんが密かに10号11号と製造していたらどうするんだ。
・・・。
御前様、ひょっとして・・・ハッカー?(笑)

■ハムちゃん館長と御前様

最近パペットしか出てこない。ま、それならそれでいいけどね。劇場版CMで、元の身体が出ていたから期待してしまうな。ハムスターはハムスターでいいけど。

どうも御前様のイメージがわからないな。館長が間違えるぐらい戦闘能力と判断能力がある筈だけど・・・
あと、シュリケンジャーが戦っている中、わざわざ御前様から連絡があるなんておかしいんじゃない?館長。何かあるぞこれ。ベタに。


■ 次回は女子高生? ■

『次回は今、天下無敵の女子高生』
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・・・そういえばVSはどうしたんだVSは。あ?

次回は最も専用エピソードの少ない吼太。またしても女の子がらみ。なんか、話数が少ないくせに女の子に恵まれた奴だな(笑)
・・・ところでどんなお話だったっけ?ま、いっか。戦隊ものは気楽で良いなあ。
登場するのはおそらく「バンパちゃん」。また「あいよサタ様」希望。キラ・コローネよかったからちょっと期待しちゃうけど・・・あまり期待するとスカるからなあ。

【 ハリケンジャー 巻之二十五『オバケと女学生』 】