ハリケンジャー 巻之二十八『ハリアーと逆襲』

(2002/9/1)

サーガインが、メガタガメマーク2で旋風神に挑んできた。迎え撃つ旋風神だが、メガタガメマーク2の「時間無制限ハリーアップ」の前に完敗、鷹介達も手傷を追ってしまう。
轟雷旋風神なら勝てたかもしれない。だが、一甲達は姿を現さなかったのだ。

一甲は、弟の一鍬にも隠れて何かをやっているようだった。兄の行動を訝る一鍬は、そのあとをつけ、真意を知るに至る。一甲は、迅雷流師範・羅門勇作の元で、宇宙サソリの卵の孵化を遅らせようとしていたのだ。
だが、遅らせることは出来ても、取り除くことは出来ない。それでも一甲は、このことを鷹介達に知らせるなと釘をさす。そこに、マンマルバが姿を現す。

サーガインもメガタガメマーク2を駆り、続いて轟雷神・天空神を屠ろうと意気込む。傷もまだ癒えない鷹介達は、修復したばかりの旋風神で挑むが、やはり勝ち目が見えない。
一方の一甲も、マンマルバに襲われるが、シュリケンジャー扮する羅門勇作がこれを退ける。だが、一甲の体内の宇宙サソリは、マンマルバにより成長を遅らせることも、取り出すことも不可能となってしまう。

メガタガメマーク2に苦戦する旋風神に、轟雷神が合流。合体しようとするが、サーガインは風雷丸のカラクリボールを奪いそれを阻止する。しかし更にそれを天空神が奪い返し、鷹介達は轟雷旋風神に合体を果たす。
轟雷旋風神の前には、さすがのメガタガメマーク2も手も足も出ず、ローリングサンダーハリケーンの一撃で撃破される。

センティピード内では、マンマルバの未来予知に、次の満月にカブトライジャーの死が映し出された。だが、その映像が変化しかける。マンマルバは一瞬目を疑うが・・・


■煩悩

■何だ今回のは(度数10)

えーっと・・・投げ槍気味に選べば、ブルーとフラびぃと姉様で1ショットずつ。
あと、ぬぎぬぎ一甲もとろうかと思ったが、あまり良いカットが無かったので断念。
は?「こんだけか?」だって?
俺に文句言うなよ。今回みたいな煩悩度数ゼロに限りなく近い話で、これだけ引っこ抜くだけでもめっけもんだろーがアホボケカスー。東映に言え東映に。前々回のサービスは、その後のサービスが悪くなるって意味だったんだから。クソ。


■一甲の選んだ道

今回は一甲がメインを担ってたわけだが、闇の道を選び、確実な死をも受け入れて尚、地球の為に戦おうというその覚悟は潔し。やはり、別チームはこういう影を持っていなきゃな。
でもって、羅門先生の術を受ける為に上半身裸になる必要がある、っていうのはまあ、なんとなくわかるとして・・・本当はそれだけが理由ではあるまい!白状しろ!上半身脱ぎ脱ぎの反響が結構あったから味をしめたってなあ!
・・・俺は別に構わんがな(死)

■拘りの職人・サーガイン

いや・・・どうして「メガタガメ」なんだろうな、ってのが職人の拘りだな、って。
『メガタガメ』っていうのは、一度敗北した、いわば「縁起の悪い」ヤツだ。そうなると、ついつい新しい名前に変えたくなることがある。心機一転、ってところだろう。だがサーガインは、敢えてその名と姿を継承することで、己を乗り越えようとしている。ここら辺り、職人の心意気を持つサーガインのいぶし銀たる所以があるように思える。

・・・ただ、やられた時、ホントにやられてるのが気に入らん。サーガインといえば
「精進してで直してやるー!(でゅわっ)」
じゃないのか。貴様もジャカンジャの一員なら、俺を笑わせる芸を見せんか、芸を!(いや、芸人ちゃうし)

■何故変装したシュリケンジャー

今回、重要なキーパーソンとして登場していたシュリケンジャー。風雷丸用カラクリボールを奪い返したのは今回最大の功労賞。

・・・なのはいいんだけど、変装して一甲の前に現われたことに何の意味が?あそこは別に、シュリケンジャーがマンマルバを退けて、そこに羅門が一甲の前に立つってだけでもいいんじゃない?無理矢理変装して数稼ごうとするなよなー。

で、今回の変装は迅雷流師範・羅門勇作。演じるのは1990年度戦隊『地球戦隊ファイブマン』でファイブレッド・星川学役だった藤 敏也。結構古いのから持ってきたな。今、高校生かそこらの子が見てた戦隊ってとこだな。というか全く覚えてないなこの辺りは。

■大きくなった

ハムちゃん館長・・・最近クグツで気に入らん。どうせこれをメインにするんだったら、徹頭徹尾、ハムスターを使わないでやって欲しいね。それが職人の心意気だろーが。貴様らはサーガインにすら及ばぬ腰抜けよ。カスどもが。

揶揄はともかく。
館長が、傷ついた身体のままでも、戦いに出ようとする鷹介達の意志を見て取り、「いつの間にか大きくなった」とつぶやく。確かに、最初の戦いでメガタガメマーク2を完全に侮り、シュリケンジャーの忠告も聞かずに多大な被害を被ったボンクラチームと考えると、信じられないほど短期間で成長したといえる。
ちゃんちゃらおかCってカンジ。
大体、敵を侮ってかかった点を全く叱責しないなんて、館長らしくないじゃん。ま、それは本人達が一番分かってるからしなかったってことだろうけど。

■「一時はどうなることかと」

ほっ、他にも台詞が喋れたのかッ!?というか独立した意志があるの!?そんなら自分から出ろ世迷い者め!
・・・というか、風雷合体飽きちゃったーっと。そりゃインパクトあったけど、それだけじゃん。気の抜けるビーム兵器だしさー。なんとかしてよー東映。つまんねーぞ。

■戦うときは等身大

今回、山の中で巨大メカ戦やってたけど・・・等身大ヒーローの戦いにしか見えなかった。大自然が相手だと、さすがにつらいものがあるようだな。

■今回の中忍(?)・メガタガメマーク2

いや・・・中忍って・・・巨大メカだろ、あれ。ま、便宜上仕方ないか。

宇宙忍者ファイルの
「時間無制限ハリーアップ、特許出願中」
に笑った。
一体どこに出願中なんだろう(笑)
次は風雷合体ってとこかな、サーガイン。っつーか宇宙一のクグツ王がパクリばっかじゃねーかコラ。


■ 次回はリーダー争奪戦? ■

ほんでもって次回は・・・なんか進展があるのかと思ったら小休止っぽい、リーダー争いのお話。定番だな。というか、リーダーなんていたのか?コイツ等の中に。
いずれにせよ、これで名実ともにリーダーがハッキリする・・・って、3人組のリーダーなんて、あって無きが如しの様な気がする。これでイエローになったら、それはそれで面白いんだが。

【 ハリケンジャー 巻之二十九『残暑とスタンプ』 】