ハリケンジャー 巻之二十九『残暑とスタンプ』

(2002/9/8)

日増しに強くなっていくジャカンジャ・・・館長は、ハリケンジャーの組織強化の為に、吼太をリーダーに指名する。張り切る吼太と裏腹に、自分がリーダーだと思い込んでいた鷹介は落ち込んでしまう。
そこにジャカンジャ中忍、ベロ・タンが現れる。だが、ハリケンジャーの呼吸はバラバラで、鷹介と吼太はベロ・タンの前ということすら忘れて言い争う。そんなハリケンジャーを軽くあしらい、ベロ・タンは次の作戦行動の為に退却する。

そこにゴウライジャーが姿を現す。ゴウライジャーはマンマルバと戦っていたが、そこでマンマルバは一甲の命が次の満月で尽きると宣告していた。その目の前で無様に言い争う鷹介と吼太を見た一鍬は二人を突き放し、一甲を抱えて去っていく。それでもいがみ合う二人を、シュリケンジャーが陰で見つめていた。

リーダーに相応しくなるべく、鍛練に励む二人。お互いが、秘伝の巻き物の切れ端を相手に突きつけ、更に発憤する。そんな状態の時、再びベロ・タンが姿を現す。それぞれの奥義を身に付け、ベロ・タンに一矢報いた鷹介と吼太だが、またも言い争っている隙に七海を人質に取られてしまう。なすすべもない二人。
そこにシュリケンジャーが姿を現し、この状況を望んだのは鷹介と吼太だと叱責し姿を消す。その言葉に、鷹介と吼太は協力してベロ・タンを撃破する。
シュリケンジャーが再び姿を現し、二人の巻き物を一つにする。それぞれに巻き物を突きつけたのは、鷹介と吼太に変装したシュリケンジャーだったのだ。
巨大化したベロ・タンも、チームワークを取り戻したハリケンジャーの敵ではなく、天空旋風神の前に一撃のもとに葬られる。

こうしてハリケンジャーは、鷹介をリーダーとしてこれから戦っていくことになる。


■煩悩

■七海とブルー(度数30)

期待はしてなかったから落胆度合いは少ないが、ホントに何にも無いな・・・

ま、取り敢えず・・・七海変身アオリ、そしてブルーやられ。
これでは寂しいので、ウチとこでブルーの上半身アップが取り上げられない理由を挙げさせてもらおう。
まずは今回の登場シーンを思い出してもらいたい。かなり形がいびつ。というか中身すら怪しい。いつもは腕もパッツンパッツンなのにダボダボ。ひょっとして七海本人か?こりゃ駄目じゃん。
そして捕まってるシーン。ベロ・タンの手がさりげなく右乳方面に向かっているところが良いんだが・・・ホンットーに胡散臭いよな。ホントにちゃんとあるんだろうな?
とまあ、そういうこと。多少動いても大丈夫なようにガードくれてるからだろうけど、そんなことは煩悩が許しません。

■宛名書きするジャカンジャ(度数20)

いいね、学園!サタラクラ先生か!良すぎるぞジャカンジャ!
とりわけノリノリなのが当然フラびぃ。「せんせー、できましたー♪」ってのが可愛いよな。素じゃないか素(笑)。姉様はまあそこそこだけど、サーガインは文句を言いながらもしっかり宛名書きしてるとこが好きなんだよなー。
相変わらず付き合いの悪いマンマルバはシ・カ・ト♪無論、タザやんも論外。これ、タザやんもやってたらサイッコーなんだけど・・・威厳ってものがあるからな(笑)

・・・とは言うものの、結局煩悩度数はゲンナリ数値。惜しいなあ。次回が次回だから我慢するか。


■リーダー争いは定番の帰結に

鷹介のリーダー理論は良かったな。確かに、いつも真ん中で、赤い奴がリーダーなのは定番だからなあ。でも、見上げた信号は黄色が真ん中。駄目じゃん(笑)
吼太は吼太で、どこから、いつの間に集めてきたのかリーダーシップ関連書籍を山積み。同じ日だろうか。

しかし、張り切る吼太はいきなりトリプルがジェットでケリつけようとするポカをやる。コンボが大事だってのバカチン。ま、鷹介も血気に逸ってポカしてイーブン。
ほんでもってどっちか強いほうがリーダー、ってことになって修行する。
そして都合よくベロ・タン登場。それぞれ修行の成果を見せつけるも、全く譲らずまた窮地。そこで叱責一喝する奴が現れ、目を覚ました二人が力を合わせてベロ・タン撃破。ここまでベッタベタでいいんだろうか。戦隊だからいいんです。

そういや、最初の名乗り口上も笑えたよな。なにをくだんねーことに拘ってんだ、って感じ。ガキかお前ら・・・ってスマン、考えてみりゃガキか。フハハハこりゃ失敬!

■シュリケンジャーの調停

巻き物の切れ端を鷹介と吼太に投げつけて挑発したのはシュリケンジャーだった。本来なら館長の役割だが、館長はあの様だから代理で・・・ってちょっと待て。鷹介も吼太もツッコミ入れてるけど、お前がなんで疾風流奥義書を?というか何を勝手に真っ二つ!?ざけんじゃねー!(館長の叫び←笑)

しかしアレだな、巻き物の秘密に気付いてくれたかと思ったら、実は単なる偶然で真の奥義開眼とは(笑)。シュリケンジャーでなくってもコケちまうだろうなあ。
今回は館長代理。おお、なんか響きが対ショック対閃光防御(?)

あ・・・今回のってー、20の顔にカウント?うわーい、詐欺じゃーん(笑)

■死の宣告・一甲、満月に死す!?

というか、今回はゴウライジャーまともに活躍してないんだよね。
出てきたと思えば、マンマルバが出てきて死の宣告。それが目的か。あんたも暇だな。そんな暇があるんならサタラクラの残暑見舞いの宛名書きを手伝ってやれラー。

しかし、それと知っても一甲は、くだんねーメンツでいさかいを起こすガキの為に命を投げ出すという。ま、あれを見たら、一鍬でなくても怒りたくもなるよな。さすがの一甲も今回ばかりは一喝入れてるし。
でも、そんな一甲の姿すら目に入らないガキどもにゃあ、馬耳東風だったようだなあ?こんな奴が地球を守るのかよ・・・やめてくれよなー。

■疾風流奥義!

ぶわははははは!イエロー最強だな!これが奥義とは笑わせるが、大空大地斬の破壊力は馬鹿に出来ない。一撃でベロ・タンを撃破する威力はさすが奥義だが・・・イエローの一体どこからキャタピラー音が。やはり擦(以下削除)

■今回の中忍:ベロ・タン

なんでベロなのかと思ったら、なるほど切手をベロンとなめるのか。って阿呆かお前らは(笑)
ったくサタラクラ配下ときたら絶妙にジャカンジャを体現してるよなあ。ホントにこいつらって好きさ。

能力は、そのベロで舐めた人間を特製切手にしてしまうこと。ちゃんと切手シートに保存する辺り芸が細かいな。

ジャカンジャらしいのは、折角取った人質を、全く有効活用しないとこなんだが・・・鷹介も吼太も、人質のことを全く考えてないからどっこいどっこいだな。良い子のみんな、レッドとイエローが助けに来た時は死を覚悟するんだな。

ニューカラクリボールのお披露目もされたけど、ベロ・タン以外には全く効果がなさそうな気がするなあ。最後の文字が微妙な箇所だったのは、イエローの大地斬を意識しているのか(ないない)

■雨降って 地 固まる

というか館長、アンタの思惑は本当に吼太をリーダーに据えることだったんだろ?結果オーライじゃねーぞこのハムスター野郎(笑)
おまけにまた古臭いたとえで諭そうとしたが、今時のヒョロ矢三本程度、容易くへし折れるぞ。役に立たん奴め。

だがまあ、確かにカレーの時は見事な統率力を見せたんだよな、吼太・・・カレーの時だけ、な。

■カレー

そのカレーだが・・・不思議に思うのだが、どうしてあんなところでわざわざ調理してたんだろう?もしかして、台所無いのか?あそこって。

まあそれはさておき、鷹介と七海の隠し味っていうのがバカだな。まあ、それぞれ素材1つなら隠しで使えなくもない・・・無理なのもあるが(笑)
奴等は到底、自分自身でそれを食った試しがないに違いない。吼太のカレーを美味いと感じる舌がある以上、まともな味覚は持っている筈だし、あれを美味いと感じる筈はない。

それを吼太は「美味い」レベルまで引き上げるんだが・・・はっきり言ってあの程度じゃ不可能。今回俺は、忍者って基本的に味覚がおかしいに違いないと、そう確信した。こいつらはおかしい。間違い無い。


■ 次回は久々だ! ■

やったぜフラびぃ!久々に脚だ!七海もいつも以上に脚だ!
念願のアイドルデビューかあ。アイドルのデビューといえば写真集とかグラビア撮影だよな(妙な偏見)。もー期待しちまうぜ!絶対そういうショットないけど。
ま、なんだ。
期待せんと待っとこう。やっと#26がお蔵入りになるかもしれん。

【 ハリケンジャー 巻之三十『アイドルと友情』 】