ハリケンジャー 巻之三十『アイドルと友情』

(2002/9/15)

失敗続きの暗黒七本槍、今回はフラビージョが指揮をとる。サーガインに作らせたクグツ・フラビジェンヌは、フラビージョを全てにおいて300%上回るという驚異的な設計。その力の前にゴウライジャーもシュリケンジャーも全く歯が立たない。
だがフラビジェンヌは、その驚異的パワーを維持する為に膨大なエネルギーを必要とする。そして、その充電には二週間もかかる。文句を言うフラビージョに怒りをあらわにするサーガイン。それを仲裁し、サーガインにご奉仕すると言い出すフラビジェンヌのあまりのいい娘ぶりに、増長したフラビージョに怒りを覚えていた他の面々は、多数決でフラビージョを追い出してしまう。

追い出されたフラビージョは七海に接触、ジャカンジャをやめてきたと敵意の無いことを伝える。俄かには信じられず、困惑する七海に、突然二人を組ませてアイドルユニットとして売り出すとマネージャーが言い出す。乗り気のフラビージョと更に困惑する七海。

しかし、アイドルとしての特訓の日々が続く中、七海はフラビージョを信用するようになっていった。同じ落ちこぼれだったというフラビージョに同情したと言うこともある。七海の中でその同情は、やがて友情になろうとしていた。
その時、フラビージョは七海にお願いをする。もうすぐフラビジェンヌが充電を終えるので、フラビジェンヌをコントロールする装置を作って欲しい、と。七海はフラビージョを連れて疾風の里に向かう。おぼろはともかくも、装置を作ることに同意する。

そしてフラビジェンヌが現れる。その前に立ちはだかるフラビージョ。その様子を陰で見ていた鷹介と吼太。フラビージョはフラビジェンヌを圧倒し、コントロール装置を取り付けることに成功する。
だがその途端、
「あの二人をやっちゃいな、フラビジェンヌ」
と鷹介と吼太を襲わせようとするフラビージョ。フラビージョは、最初からこの装置を作らせる為に七海を騙していたのだ。事の真相を知った七海は、鷹介と吼太が束になって掛かっても勝てなかったフラビジェンヌを、その怒りの一撃で粉砕してしまう。
ウェンディーヌに泣き付いてフラビジェンヌを巨大化させたフラビージョだが、旋風神のニューカラクリボールの前に一撃粉砕。フラビージョは逃げ帰る。

センティピードに戻ったフラビージョは、タウ・ザントに-300点をつけられてしまう。名誉挽回に、疾風の里にミサイル攻撃を仕掛けようとするフラビージョだったが、天性の方向音痴が災いしてセンティピードにミサイルを落としてしまう。


■煩悩

■美女ッ娘7(度数80)

フラびぃと七海のアイドルユニット名・・・は、いいんだけどね・・・なんつーか、あまりに方向性が限定されるユニットだなー、と(笑)
というわけで、煩悩としてはプロモ映像がメイン。トレパン姿なんかシカトじゃボケ。汗でシャツが濡れそぼってるなら話は別で、更にそれが揺れてはずめば尊敬もしてやるが(黙れハゲ)

こうしてみると、長澤奈央って脚太いなー。というより山本梓、脚細ー!脚だけでなく全体的に細ー!横合いから見ると、思いの他つるぺったんなのもわかる。元が細いから、乳房曲線がかえってくっきり見えてしまうタイプ。得してるな、この娘(何が)
うむー・・・まあ、可愛いのは可愛いし、スタイルも悪くないけど・・・改めて考えると、結構そこらで見かけたりするよな、この程度の可愛さとスタイルの娘って。あとカッコも。
でも、特撮番組で、と限定しちゃうと、やっぱりこーゆーのは滅多に見られないからなー♪女の子はやっぱ華があるよな、七海含めて。

長澤奈央は、単体で見ると細いって印象があったんだけど、山本梓と一緒に映ると肉付きが良く見える。というか・・・やっぱ少し太くなったんじゃなかろうか、太腿周り。うむー。個人的には、折れそうな梓より、ちょっとふにっとしそうな奈央の脚の方が好みなんだがな。というかブルーの方がもっと好み。あまり柔らかくはないと思うけど(笑)

ふむー、見れば見るほど、女の子は華があるな。いや、なかなかに堪能した。歌のメロディがなかなか離れん(死)

■ウェンディーヌ姉様(度数50)

おおおお、なんというか、基本的に七海とフラびぃ一辺倒とタカをくくってたので、油断していた。その、無理に寄せてあげているようなたわわな乳が織り成す曲線、さすがでございます。

というわけで、まずフラびぃを追いつめてるシーン、そのフラびぃに泣き付かれてるシーン、そしてコピージャイアント発進シーン。いずれも乳が見事。特にフラびぃと七海を見せられた後だけに(後じゃないのもあるけど)、そのボリューム感がいつにも増してたわわに思えて妙にお得なカンジだ。今度は是非に姉様の人間体を見せてもらいたいものだ。衣装はグッと大人系になるだろうけど、この際構わん。やれ東映。

■フラびぃ(度数40)

今回のフラびぃ・・・というのは実は人間体を除外したもので計算してる。人間体は上記『美女ッ娘7』で評価。

といっても、フラびぃ単体での煩悩というのはあまりない。追い出されそうになって泣きそうな顔と、多数決で追い出された時の泣きそうな顔。両方とも妙に可愛い。
ホントはセーラー服もあったんだけど、あまりに小さくてね。ほらそこ、何を勘違いしてるのかね。

■暗黒七本槍の「はーい」(度数30)

今回笑ってしまったのが、やはりジャカンジャの面々。特にこのシーンだったな。
他にも、フラびぃとフラビジェンヌの「ねー♪」シンクロにつられる姉様とサタラクラとか、タウ・ザント様がガンツ先生だったり、愉快さ満点。

■マネージャー(度数10)

毎度愉快な奴だが、今回はフラびぃとの絡みもあって初採用。
「ど?」
「はい、頑張ります♪」
「ええ〜!?」
以上(笑)
こうしてみると、山本梓って確かにコギャル系統だ。でもコギャルと呼ぶにはちょっと可愛いなあ。うむ、コギャルじゃちょっと可哀相だ。いや、コギャルが、じゃなくて。
・・・というか、今時『コギャル』もクソも無い気がするんだが。


■落ちこぼれ同志の友情の筈が・・・

今回の話は、同じ落ちこぼれということでフラビージョに奇妙な友情を感じた七海が、見事に騙されて道化にされるが、その怒りのパワーで敵を倒してしまうというもの。

落ちこぼれだったというフラビージョに、同情する七海。それがいつしか友情に変わっていくなんて、フラビージョは余程の鉄面皮なんだろう。七海が単純というなら別だが。
ただ、それだけに裏切られたという思いは強烈で、鷹介に言わせると「七海の怒りは500%なんだ」そうだ。そりゃ強い。その勢いなら一人で暗黒七本槍を壊滅させることが出来るぞ。・・・というと、今までの戦いでは怒ってなかったのか。怠慢じゃねーかコノヤロウ。それで地球を守ってるつもりか。

ラストシーンのせつなげな七海。七海にそこまで友情を抱かせたフラビージョは、ホントに何も感じることが無かったんだろうか。今後が気がかり。

■必殺!

七海の独り舞台・・・というか、あれから着替えてきたのか?ま、忍者だから瞬間衣装替えくらいできるんだろう。実際、ハリケンジャイロもまわさんと勝手にシノビチェンジしやがったしな。あ、幻術って手もあるか。うぬー、忍者は逃げ道が多くて卑怯だな。なにをやっても「忍者ですから」で済んでしまう。

マゲラッパをなぎ倒す七海の立ち回り、なかなか見栄えが良かったな。小太刀での立ち回りが、割と自然な流れだったし。結構練習したかな?フラビジェンヌへの斬撃も割と良かったし。

それになにより、演歌バックに活躍するってシチュエーション、いいなあ。インスト版じゃない『必殺!』って感じ。尤も、必殺はあんなに堂々と真正面から相対したりしないけどね。そんなあーた、山田朝右衛門じゃあるまいし(笑)

■かませ犬ども

ゴウライジャーとシュリケンジャーな。
フラビジェンヌの強さを見せ付ける為の『かませ犬』に成り下がるとは・・・ちょっと早いんでないかい?あ、変装してねーぞシュリケンジャー。全く良いとこなしで終わり。
シュリケンジャーは比較的マシだったか。300%増量『どかん!』を食らったんだからな。その割に元祖より貧相な気がしたが、気のせいか?

あと、シュリケンジャーは「宇宙一のHappiest Man」とかぬかしてた。要するに『宇宙一のお気楽極楽男』ってことか?それで正義の味方気取りか。おめでたいな(あなた番組違います)

■フラびぃのキャラ

追い出されたフラビージョは、疾風流の技術を利用してフラビジェンヌのコントロール装置を作らせる為に七海に近づいた。意外と考えて行動しているフラビージョにちょっとビックリさせられた。
ま、自分を追い出した七本槍を頼るわけには行かない以上、他にすべはないだろうけどな(笑)

この娘のことなので、あの『落ちこぼれ』については嘘ではないだろう。制服含めて(死)。落ちこぼれだったから、0点に拘っている、というのも妙にうなずける。それに、落第させるのが楽しそうな気配もあるし。
というか・・・落ちこぼれだからコギャルになるとはどういう意味だろう(笑)
それ以上に、タザやん自らがスカウトに行ってたってのがビックリだ。

「あたしは人が苦しむのがいっちばーん楽しいんだもん♪」
ってとこがフラビージョの怖さなんだろうな。こんなん、素で言われたらホンマ怖いぞ。いやー、女ってのは怖いなあ。

ところで、微妙な話だが・・・最初、センティピードを追い出されるところで「うぇ〜ん」って泣いてたけど、この時、手を頭の方の『虫の目』に当ててたな・・・ひょっとして・・・チカちゃん?(死)
・・・妙なところでマニアックに転んじまったな(お前がな)

■今回の中忍?:フラビジェンヌ

実はクグツで、フラびぃがサーガインに作らせたもの。全てにおいてフラびぃの300%増というから、とてつもない強さを誇る。ゴウライジャーなんかへのカッパ(死語)。シュリケンジャーだっておちゃのこさいさい(死語)。
でも、電撃エネルギーは消費が酷く、2週間の充電期間が必要。そんなにかかるなんて・・・設計ミスじゃねーのか、サーガイン(笑)

そんでもって、その持ち前の愛敬を他のメンバーに気に入られ、フラびぃの後釜に座っちゃったフラビジェンヌ。実は野心も300%増で、タウ・ザントの『首領の座』を狙う、とんでもなくダークな奴。というと、フラびぃもそういう野心があるわけか。

最後はフラびぃによって制御された為か、激烈に弱くなって七海たった一人に完敗、斬撃三発でいとも簡単に爆発。
フラびぃが姉様に泣きを入れて、コピージャイアントで巨大化したが、速攻でしばかれる。

しかし、フラびぃの300%増という割には、そのフラびぃにやられてるじゃん。やっぱサーガインの設計ミスだな(笑)。というより、本物を超えることは出来ない、ってことか。

■だからジャカンジャって好きさ

「多数決をとりましょ。フラビージョがいなくてもいいと思う人」
「はーい」
「バイバーイ♪」
愉快すぎだ、お前ら(笑)

そして、フラビジェンヌのご奉仕を受ける面々。ご奉仕という言葉の響きがすんげー妖しい。
何をやらせるのかと思えば、サーガインはクグツ体の兜を浴槽に見立てて目玉のおやじ状態(笑)。サタラクラはギャグに受けてもらい、ウェンディーヌはマッサージをしてもらっている。さすがにサタラクラのが一番苦しかったっぽいな。それにしても・・・あれ、開発するほどのギャグか?っつーかギャグじゃねーし(貴様が言うか)
マンマルバは満月の儀式がどうとかでシカト。付き合いの悪い奴だ。

で、作戦失敗して戻ってきたフラびぃを、タウ・ザント様直々に採点。なんと-300点!キビシー!でもいいなあ。ガンツ先生みたいなタウ・ザント様・・・なんか妙に愉快なジャカンジャは、ちょっと憎めないね。
しかしフラびぃは、疾風の里の位置が分かるから攻撃して点数稼ぎしようとする。そんなフラびぃに、姉様がミサイルのコントローラーを手渡す。あっ・・・それは止めた方が・・・
でもって案の定、フラびぃの放ったミサイルはセンティピードに命中(笑)

この最後のミサイル爆撃シーン、あの後、煙にまみれた一同を映して、タウ・ザント様がおもむろに「フラビージョ、-1000点」とか言って採点して、フラびぃが泣き出したらサイコーに笑えたんだがなあ。
・・・そこまでお笑いに走らなくてもいいか(自滅)

■作戦

地球を腐らせる究極にして宇宙最大最高の決定的な作戦・・・って何?
というのを宇宙忍者ファイルで思い出させられた(笑)


■ 次回は深刻 ■

なんか、一甲がヤバイ状態。後事託しての死か?しかも鷹介?正気かあんた。
次回が満月の日になるのかな?とすると、遂にあのジャカンジャの分際でノリの悪い奴が・・・?おお、いいかも。タザやん、次はもーっとジャカンジャらしい奴連れてこいよな。あんな語尾の「ラー」しか面白味の無い奴なんか、とっととお蔵入りじゃーん?是非。

【 ハリケンジャー 巻之三十一『流星と三匹の狼』 】