ハリケンジャー 巻之三十三『マンモスと6人』

(2002/10/6)

巨獣ファンゲラスの前に、轟雷旋風神の必殺奥義が通じない!
その絶体絶命の状況で、ファンゲラスは突然姿を消す。元の大きさに戻ったファングール達は、好き勝手に野を駆け回る。これは、サタラクラが制御笛を壊してしまったからだが、この機会に一時退却するハリケンジャー達。

必殺奥義すら効かなかった相手に、どう戦えばいいのか。
失意の鷹介達の前に、シュリケンジャーが現われる。そして、ファンゲラスに対抗する力があると告げ、その為に6つのシノビメダルを自分に預けて欲しいと言う。
その間、鷹介達は変身できない。しかし、それでも鷹介達はシュリケンジャーに賭けるしかなかった。

被害拡大を防ぐ為、町に繰り出す鷹介達。そこに再びファンゲラスが姿を現す。鷹介達は各個のシノビマシンで戦いを挑む。変身してない状態での合体は死に繋がるのだ。
しかし、形勢はどんどん悪くなるばかり。シュリケンジャーはまだ戻ってこないのか?

そこに現われたシュリケンジャー、新たなカラクリメカ・リボルバーマンモスを引き連れ、鷹介達をサポート。シノビメダルが戻った鷹介達は変身、一気に合体。リボルバーマンモスと共同攻撃でファンゲラスを倒す。

戦いを終えた鷹介達は、一甲の姿が見当たらないことに気付く。
一甲は、マンマルバと一騎討ちに臨んでいた。
戦いはあっけない幕切れとなった。兜雷撃破をまともに食らったマンマルバは、そのまま倒れる。だが・・・


■煩悩

■無難に姉様あたり(度数40)

今回の酷さは筆舌に尽くし難いものがある。
その中でも、やはり姉様の乳というのは良い。ホントはもっとスッゲー娘は大量にいるんだが、特撮作品に限定すると、こういうのってそうそう出てこないからなあ・・・。

ま、次回の期待も含めて。

■それ以外(度数1)

あとは・・・取り敢えずテキトーにお茶にごし。
【フラびぃの「出た〜・・・よ?」】

【シュリケンジャー The Live】(笑)

今回ほど数が出なかった話は、これまでに類を見ない。劣悪と言うしかない。救いは、一連の『まじめシリーズ』が一旦終わることだな。


■感想

■戦士の覚悟

というには、あまりに俗物な鷹介。どうも緊張感が無い連中だと思ったら、鷹介がこんな感じでリラックスさせる形になっていたわけだな。うむ、リーダー兼三枚目。鷹介もいろいろだな。

シュリケンジャーにシノビメダルを渡す時、鷹介が真っ先に差し出す。ここら辺、何も深く考えない鷹介らしさと言うことも出来るが、実際問題、『それに賭けるしかない』わけで、鷹介はそれを小気味いいほど即決している。リーダーらしいといえよう。これが吼太だったら「いや、ここは慎重に・・・」とかなるんだろうか(笑)

しかし、『覚悟』というにはちょっと違ったかな?シュリケンジャーが戻ってくるまでの辛抱、というだけだから、死地に赴くのとは覚悟の度合いがそもそも違う。どうも軽く見えたのは、その辺が要因か。

■シュリケンジャーさん?

今回、リボルバーマンモスを手に入れたわけだが・・・その道中、ファンゲラスに天空ヘリを叩き落とされる。ヘロヘロになったシュリケンジャーは、怒っても無いのに怒りの封印を解く。ええんか、それ。
ともかく、リボルバーマンモスの封印を解く為の洞窟らしき施設(?)に潜入。6つのメダルを対応するパネルにセットすると、リボルバーマンモスのコントロールキーとなる『ニンジャミセン』が現われる。

このニンジャミセン、音色・奏法どれをとっても語呂になってる三味線ではない。当時はこれを形容するのに『三味線』以外に妥当な楽器が無かったんだろう。そう考えると、意外と時代考証とかしてるんだな(そこまで考えてるわけあるかバカタレ)

いずれにせよ、ファイヤーモードが実は自在にチェンジできるものだとわかっただけでも収穫。
次回はご無沙汰の変装も披露。知ってる奴は次回予告を見ただけでわかるんだろうが、俺は知らない。名前が分かれば調べはつくしな。

■マンマルバ、預言に死す・・・が?

ゴウライビートルと一緒に元気に駆け回るカブトライジャーを見て狼狽したのはちょっとだけ。預言者は、自分の預言が的中しなくても、意外と簡単に立ち直るんだよな。
結局、あの『預言の映像』が一甲の死ではなかったと位置づけて、新たな預言を見ることにするんだが・・・今度は明確に『兜雷撃破』を食らって倒れるマンマルバが描かれる。自らの預言に自信があるだけに、これを受け入れるのは耐え難い。

結局、なぜか最後にカブトと一騎討ち。結果は良いとこなしで速攻やられて爆死。ただ、最期の台詞が意味深。
「やはり・・・預言に逆らうことは叶わぬラか・・・だが・・・」
最後の宇宙忍者ファイルでも、締めが「が?」だったし。何かあるな、こいつ。もしかすると、また幼体に戻るとか。うっわ、それってご英断!

■「ラーメン食いてー!」が伏線とは・・・

よもや前回の鷹介復活の雄叫びが、今回にまで引っ張られるものだとは思いもしなかった。

戦い終わって最後のシーン。冒頭で鷹介が一甲と約束した屋台ラーメンに集合なんだが、一甲はマンマルバとの決着でまだ姿を見せない。黙っていく辺り、まだ影だよな。
でも鷹介はそれを律義に待ってやる。あれ、一甲が20〜30分でも遅れたらデンデロレンで大変だろうになあ。
遅れてやってきた一甲は、詫びも入れずに真っ先にラーメンを食い出す。すげーなこいつ(笑)、みんなは一言くらい詫びいれとけよ?

これで屋台のおっさんがナルト占いでもやったら最高点だったんだがな(時期と作品が違うわ)

■なんで直っとんねん、あれで(笑)

サタラクラの、ファングールどもを操る為の笛だが、いとも簡単に壊れた上に、赤いビニールテープみたいなもので奇怪な形にくっついたそれがちゃんと直ってたりするんだよな(笑)
こーゆーいい加減さがジャカンジャらしいけど・・・今回はこんくらいだな。

あと、やられてお怒りのタウ様を背に、平気な顔して点数付けしてるフラびぃが笑えた。

■リボルバーマンモスと必殺技

ぶひゃははは!
なんだよあれー、激カッチョワルー。
ひょっとしてあれって、児童誌か何かの付録じゃねーか?

それはおいとくとして。
このマンモス、ビル街のど真ん中に突如として出現、進路上のビル群が地下に引っ込んで進路オールクリア、発進!ってなカンジで動くんだけど・・・妙に笑える。初登場がこんなにコミカルなのは久しぶりな気がする。
そして、こいつの能力っていうのが、カラクリボール連射機能。
轟雷旋風神に合体したところで3発のカラクリボール連射。一気に複数の武装が整う算段だが、今までだってやろうと思えばきっと出来た。だってみんな、あんな隙だらけの状態を攻撃しないし。別に特典でも何でもないよな。
あと、カラクリボールは、レーンに見立てた長い鼻から滑り出される形で射出される。ベッタベタ。

特筆すべきはその大きさ。轟雷旋風神を乗せても、まるで巨象にまたがる人間みたいな印象だ。壊滅的にでかいぞ。歩き回れば都市の一つや二つ、一気に壊滅するくらいの破壊的なデカさ。
その必殺技がまた光線系。もうビームは飽きたよ・・・。言っちゃナンだが、ビーム系必殺技って「ぽひゅー」ってカンジでバリかっちょ悪いんだよね。最後の締めが無ければ、もっと印象は良かったのに・・・。


■ 次回、遂に姉様出陣! ■

遂に姉様が作戦指揮をお執りにおなりあそばされるお運びとなったのは目出度い。ここ三話、つまんねー思いをしながらソレ系画像漁りの旅を余儀なくされていたところだけに(なにしとんねんボケ)、次回予告だけでもかなり満足。
しかも巨大化「いや〜ん♪」だ!某爆乳大元帥みたいにはいかんが、期待しとりまっせ。
・・・しかしアレだ、大幹部クラスが巨大化するということは・・・マルちゃんに続くのか?嫌すぎ。

【 ハリケンジャー 巻之三十四『キノコと100点』 】